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  • 文藝春秋2024年7月号
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    【波乱の円安時代を生き抜く】 ◎臆病者のための新NISA活用術 橘玲 ◎GW為替介入の裏に策士あり 岩本さゆみ ◎ノルマンディー上陸作戦に学ぶ経営戦略 山下裕貴 【目耳口のアンチエイジング】 ◎目の老化 学会が太鼓判のサプリあり 小沢洋子 ◎耳の老化 イヤホン難聴は認知症への道 小川郁 ◎口の老化 戦略的な抜歯のすすめ 角田愛美 ◎父・小澤征爾の娘として 小澤征良 【「日本の危機の本質」第2弾】 ◎開業医の既得権を打破せよ 憂国グループ2040 ◎石破不出馬という岸田の皮算用 赤坂太郎 ◎『竜馬がゆく』を読んで 塩野七生 ◎米中軍事競争の大接戦 布施哲 ◎二階俊博のすごい人心掌握術 垂秀夫 ◎直筆の藤原定家に仰天した 冷泉為人 ◎石原慎太郎の遺品は語る 石原延啓 【没後30年】 ◎アイルトン・セナよ、永遠に 中嶋悟×木内健雄×古舘伊知郎 ◎黄昏世代の恋バナをしよう 北方謙三×村山由佳 ◎たかがテレビじゃないか 久米宏×西川美和 ◎日本の顔 野沢雅子インタビュー ◎吉永小百合 聞き手 川本三郎 ◎伊勢ヶ濱親方 名伯楽のひみつ 取材・構成 佐藤祥子 ◎第55回 大宅壮一ノンフィクション賞発表&選評 【連載】 ◎新連載 いざ100歳まで日記2 柳田邦男 ◎新連載 地図を持たない旅人3 大栗博司 ◎秋元康ロングインタビュー7 ◎お笑い社長繁盛記6 太田光代 ◎有働由美子対談66 夏井いつき ……ほか

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  • こころの散歩(新潮文庫)
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    こんな窮屈な時代だからこそ、たまには、心に深呼吸させてみませんか? 目に見えるモノではない「心の相続」をすることの重さ、生きるためのエネルギーとなる「ノスタルジーの力」、そして「後ろ向きに前へ進むこと」の大切さ。自由闊達、融通無碍。九十歳をこえた作家が自らの豊富な経験をもとに綴る、「週刊新潮」連載のエッセイから選りすぐった、人生を楽しむためのヒント満載の四十三編。(解説・南陀楼綾繁)
  • 一生自由に豊かに生きる! 100歳時代の勝間式人生戦略ハック100
    3.8
    1巻1,705円 (税込)
    多くの人が100年生きるのが普通の時代になりつつある今、後半生をどう生きるか?お金に困らず、自由に、楽しく、自分らしく、健康に生きる方法を勝間さんが教えます!100歳時代を楽しむライフハック100!
  • ラクして おいしく、太らない! 勝間式 超ロジカル料理
    4.0
    「忙しくて料理をする時間がない!」 ↓ 大丈夫、手を動かすのは最長でも15分。 スイッチ一つで放ったらかしでできあがり。 「料理が苦手で、外食やお総菜ばかり……」 ↓ 大丈夫、絶対おいしくなる法則を一度頭に入れれば、 二度と味を外すことはなくなります。 「食べる量は変わらないのにどんどん太る!」 ↓ 大丈夫、いくら食べても太りません。 それどころかどんどん健康になれます。 そんな夢のような食生活を実現するのが 「勝間式超ロジカル料理」。 元マッキンゼーのコンサルタント、 経済と効率化のプロ、勝間和代さんが そのスキルを「料理の最適化」に全力投球! “自宅ご飯を世界一おいしく、健康的にする 最もラクでコスパの良い方法” を構築しました! 初心者でもプロ並みのおいしさに仕上がる 料理の法則のすべてを紹介します。 【アチーブメント出版より】 「現代で多く行われている料理の工程は、 洗濯板で洗濯をしているようなもの。 のんびり料理をするのが好きな人ならいいのですが、 そうではない場合―― 働きながら子育てをしている家庭にとっては ハードルが高すぎなんです」 そうきっぱり話す、勝間和代さん。 わたしたちが当たり前だと疑問にも思わなかった 料理の工程の数々に、 「もっと早く、正確に、最適化する方法は?」 「そもそもこの工程は本当に必要なのか?」 と、次々にメスを入れてくれました。 それは、単純な時短レシピではありません。 料理の仕上がりが格段に上がる。 しかも、化学調味料を使わないから体にもやさしい。 そんな人生の幸福度が飛躍的にアップする、 保存版の料理本です。
  • 小説現代 2024年 5・6月合併号(ライト版)
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    499~1,018円 (税込)
    画面の小さいデバイスでも読みやすい“リフロー型”雑誌です。 <特集> 宮田愛萌 春、出逢い 存続危機の文芸部。部長の吉徳紅乃は、短歌甲子園出場に向けて部員集めに奔走していた。短歌を取り巻く数々の出逢い。三十一文字に思いをかけた、新たな青春小説が開幕 宮田愛萌 ロングインタビュー        ねてもさめても本のなか 創作をめぐる旅 vol.2  対談 三浦 香 ×宮田愛萌 <長編企画> 『マザー』書評 マライ・メントライン 吉田伸子 第18回小説現代長編新人賞受賞者 桜井真城 インタビュー 『雪渡の黒つぐみ』書評 縄田一男 末國善己 <特別企画> 能登半島大地震 応援企画「あえのがたり」特別鼎談 加藤シゲアキ×小川哲×今村翔吾 いつか立ち上がる日のために、今できること。最注目作家たちによる小説企画、始動。 <発表> 吉川英治四賞発表 第58回吉川英治文学賞 黒川博行 第9回吉川英治文庫賞 阿部智里 第45回吉川英治文学新人賞 藤岡陽子 第58回吉川英治文化賞 <シリーズ> 海堂 尊 プラチナハーケン1980 第2部 砂原浩太朗 江戸紫 君嶋彼方 真白のまぼろし 青波杏 無窮花の咲く街で(2) <読み切り> 森バジル 透けてますけど? 成田名璃子 腐海の底からこんにちは <コラム> 〆切めし 村木嵐 武田砂鉄 もう忘れてませんか? <漫画> 意志強ナツ子 るなしい <本> ミステリー 青戸しの 青春・恋愛小説 三宅香帆 時代小説 田口幹人 エッセイ・ノンフィクション 高橋ユキ 読書中毒日記 池澤春菜 今月の平台 第19回小説現代長編新人賞募集 第71回江戸川乱歩賞募集 執筆者紹介 <全編公開>『マザー』(乃南アサ)/『雪渡の黒つぐみ』(桜井真城)本編は、未収録です。 ※電子版では紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページがあります。
  • 人生のレシピ 人生百年時代の歩き方
    4.0
    『生きるヒント』から30年、五木寛之による令和の新シリーズ、刊行開始! 私たちは、誰もが百歳以上生きるかもしれない時代を生きている。そうであるならば、人生を二回生きるイメージを大切に、 それぞれ新しい生き方に切り替えてみてはどうだろうか――。90歳になった作家が、いま一番に伝えたいこととは何か。「私はむしろ、書くことよりも、対話することのほうが、表現者本来の姿ではないかと思います」。”生き方の先輩”五木寛之が、長年出演を続ける「ラジオ深夜便」の語りを再現して贈る、後半生を快活に過ごす極上の道案内。 第1章 人生のギアチェンジとは 第2章 何をもって「幸せ」と感じるか 第3章 話すことの大切さを思う 第4章 生きているだけでも意味がある 第5章 老後の「生き方」と「逝き方」 *電子書籍版本文には写真(全3点)を収録していません。あらかじめご了承ください。
  • 「有名人になる」ということ
    3.9
    勝間がまた嫌われそうな本出してる!?(西原理恵子) 「この本は、わたしのこの数年間の「有名人になる」という不思議な体験について、当事者の視点からまとめたものです。 どうやったら有名人になれるのか、そのとき得られるものは何か、失うものは何か。 わたしの記憶が新しいうちに、正直に、赤裸々に、事実をまとめました。なってみたい方、知りたい方の参考になることを目指しました。」 なぜ、勝間和代は、有名人となることを目指さなければならなかったのか? そして、「有名人になる」と、どういうメリットがあるのか? どういうデメリットがあるのか?そして、実際、有名人になる方法論はあるのか? 有名人はいかにつくられ、いかに利用されているのか? そして、「終わコン」「有名人」としてのブームはどのように終わるのか? なかなか当事者からは語られないリアルな体験を、勝間和代がロジカルに分析。それが、企業のマーケティング戦略と何ら変わらないこと、 そして、組織に頼れないフリーエージェントの時代、誰にとっても開かれたひとつの選択肢でもあることがわかります。

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  • 自分が喜ぶように、働けばいい。―二つの本業のすすめ
    値引きあり
    4.1
    『定年後』のベストセラー作家が 会社を辞めずに働く中高年に聞いてわかった! 人生の後半戦を最高に楽しむ 副業解禁時代の人生バイブル!   *** 会社員のみなさんに話を聞くと、40代以降になると、 「最近、成長している実感が得られない」 「今の仕事が誰の役に立っているのかわからない」 「このまま時間を過ごしていっていいのだろうか」 と、心が揺れ始める人が多いと感じます。 どうすれば、こういう気持ちを乗り越えられるのでしょうか? 本書は、そんな悩みを持つ会社勤めの中高年のみなさんに、会社員人生の後半戦を「自分が喜ぶ」ように働いて、いきいきと過ごすために、「会社を辞めることなく、会社の仕事以外の〝第二の本業〟の準備を今からしておくといいですよ」と勧める本です。 時代の流れは今、第二の本業を後押しもしています。代表的な会社が副業や兼業を認め始めていています。第二の本業を軌道に乗せた人たちを見ていると、75歳までは安泰です。 本書では、第二の本業を見つけて、人生の後半戦を〝いい顔〟をして過ごしている人たち、それをきっかけに新たな人生をスタートさせた会社員を大勢紹介しています。その中に誰か一人くらい、みなさんとかぶる人がいるのではないでしょうか。ぜひ手に取って、ご自身に参考になる人を探してみてください。
  • 孤独のすすめ 人生後半の生き方
    3.5
    著者が2015年に『嫌老社会を超えて』を出版し、世代間闘争や暴走老人に警鐘を鳴らして約1年半。老人による交通事故報道が後を絶たず、2017年には改正道路交通法が施行されました。100歳以上の高齢者が6万人を超え、団塊世代が70歳を迎える今、新たな「老い方」を考えることは日本にとって、私たち一人ひとりにとって最も重要な課題であるといえます。しかし、「高齢になっても元気に前向きに」は誰もができることではありません。老いに抗わず、等身大に受け止め、工夫して楽しむ。「嫌われる、迷惑をかける老人」にならないなど「賢老」という生き方のために日々実践できることを、84歳の著者自らの体験も交えながら綴った1冊。
  • 言葉を離れる
    4.3
    ワールドワイドに活躍する美術家が80歳を超えてなお創作する心の軌跡を、想定外の半生を振り返り綴ったエッセイ集。講談社エッセイ賞受賞作。 【目次】 1 宿命に気づく時 2 肉体が感得するもの 3 鍵の在処 4 観察の技法 5 波乱の始まり 6 想定外の連続 7 買書の心得 8 三島由紀夫の冷静 9 地獄と天国のジェットコースター 10 インドからの呼び声 11 小説と画家宣言 12 「ディオニソス」の饗宴 13 ラウシェンバーグの軽やかな芸術 14 滝のひらめき 15 運命を手なずける 16 映画の手がかり 17  少年文学の生と死 18 言葉を離れる 19 自分の中の革命
  • 勝間式生き方の知見 お金と幸せを同時に手に入れる55の方法
    4.1
    1巻1,650円 (税込)
    「この本は、私が五十二年の人生でトライアンドエラーを繰り返して得た知見をまとめたものです。 自分の可能性を開いて、今とこれからを生き抜くヒントとして役立てていただけたら、とても嬉しく思います。 自慢ではありませんが、私はトライアンドエラーの多さではそう簡単に負けない自信があります。 もともと、四人きょうだいの末っ子で、小さいころは嫌なことや困ったことがあるとすぐ泣き、姉や兄に助けてもらおうとする性格でした。 なんと二十代前半まで、思い通りにいかないことが起きると現状を否定して、イライラしたり凹んだりしていたのです。 そのせいで、初めて就職した企業では超不適応を起こし、自分の部屋に閉じこもって、ひたすら泣いていたという……。 出産を理由に正社員からパートに左遷されたこともあれば、骨を埋めるつもりで入社した会社が合併や倒産をしたこともありました。 プライベートでは、二回離婚しています。 そんな私が五十代になって実感するのは、年を取れば取るほど幸せになれる! ということです。」 ―「はじめに」より 【目次】 第1章 新しい可能性に投資しよう―自己革新の知見 第2章 自分も相手も気持ちよく―コミュニケーションの知見 第3章 メンタルブロックを外そう―コントロール思考の知見 第4章 短時間労働で成果は出せる―仕事の知見 第5章 収入に上限はない―お金の知見 第6章 体力はお金より仕事より大事―人生百年時代の知見 第7章 完璧を目指さない―幸福度アップの知見
  • 捨てない生きかた(マガジンハウス新書)
    4.1
    モノが捨てられない― それもまたいいではないか。 著者自身の「捨てない生活」から、仏教の「捨てる思想/捨てない思想」、「この国が捨ててきたもの」までを語り、モノを捨てることがブームとなっている現代社会に一石を投じます。 人生の後半生は、モノに宿った【記憶】とともに生きる黄金の時代なのです! ●ふえゆくモノたちと、どう暮らしていくか ●シンプルライフにひそむ「空虚さ」 ●モノは「記憶」を呼び覚ます装置である ●「ガラクタ」は孤独な私たちの友 ●生き生きと老いていく ●人づき合いは浅く、そして長く ●法然と親鸞が捨てようとしたもの ●過去を振り返ってこそ、文明は成熟する etc.
  • 戒厳令の夜 上巻 【五木寛之ノベリスク】
    -
    映画雑誌社に勤める江間は、出張時に博多のバーで、「伝説中の幻の絵」といわれるパブロ・ロペスの作品を見かける。なぜここに? 大学で美術史を専攻した江間の血が騒ぐ。江間は福岡の大物国士に相談し、日本への流入経路について探索をはじめる。スペイン内乱にはじまり、ナチスのパリ占領、GHQの日本統治、さらに政界の疑獄事件へとつながっていく手がかり。舞台は筑豊からチリへ。壮大なスケールの歴史ロマン。
  • 養生の実技 ――つよいカラダでなく
    3.9
    私は多忙で不規則な生活の上に検診、治療で病院に行くこともない。自分の養生スタイルを全うしているからだろう。名著『養生訓』をひもときながら、私自身の長年にわたる実践をすべてここに明らかにしようと思う。
  • 退屈のすすめ
    5.0
    本と遊ぶ、アートと遊ぶ、体と遊ぶ――。健康は休日の過ごし方できまる! 疲れたアタマとココロを劇的にリフレッシュさせる、刺戟にみちた遊びのヒント。ベストセラー『知の休日』(集英社新書)が装いも新たに登場!
  • ヒットラーの遺産
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    ヒットラーが最後の夢を託した幻の秘密兵器とは? マスコミ世界の暗部を遊弋(ゆうよく)する二人の男が嗅ぎつけた奇怪な噂、謎の追及と共に浮び上がる現代史の深い亀裂を描く表題作。異国の夜、ファドの調べを背に、長い尾を曳いて消えた二つの星の物語「暗いはしけ」。他に「暑い長い夏」「怨念コマソン館」「双面のヤヌス」。
  • 海を見ていたジョニー 【五木寛之ノベリスク】
    5.0
    こちらは、短編集『海を見ていたジョニー』収録の表題作1編のみとなっております。 ◆◆◆ 少年は姉と二人、海辺の町でピアノのあるバーを経営していた。少年の楽しみは閉店後に、海岸で出会った黒人兵・ジョニーと、ベース弾きの健ちゃんの三人で、ジャズを演奏することだった。が、何ヶ月かして、ジョニーは突然姿を消す。ベトナムへ行ったのだろう。そして、10ヶ月ぶりに現れたジョニーはすっかり人が変わっていた。人を殺した自分にジャズは演奏できないという。ジョニーはピアノを拳銃で撃ち抜き、店を飛び出した。
  • 悪い夏 悪い旅 【五木寛之ノベリスク】
    -
    ヘルマン・ヘッセの『春の嵐』がアメリカのヒッピーの間ではやっていると聞いたぼくは、文庫本を古本屋で入手してバイト先のスナックに向かった。するとその夜、あまりみかけない女が店にやってきた。しばらくしてから女は、指でVサインをしながらぼくに売ってくれと頼んできた。Vサインはマリファナを意味し、カウンターに置いておいたヘッセの本に葉っぱが1枚挟まっていたらしい。まず古本の前の持ち主を探すことになった。
  • 3分でわかる! 青春の門
    無料あり
    4.0
    1巻0円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 初めての読者でも理解しやすいように、12ページの「まんがで読む 青春の門」(漫画:カラスヤサトシ)を収録。第一部から第八部の早わかりガイドとして、各巻のあらすじ、登場人物を紹介。また最新刊・第九部の「試し読み」となるよう、単行本の冒頭を一挙47ページ分掲載しています。

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  • 愛について 人間に関する12章
    4.3
    愛とセックスの幸福とはなにか。自己愛から物への愛、倒錯の愛、仕事への愛、小さき生活への愛、究極の性愛の形まで愛のスタイルを照射した、私たちの愛のバイブル。 ※本書は、小社刊の単行本『愛に関する十二章』(平成十四年十二月刊)を書名変更して文庫化したものが底本です。
  • 蒼ざめた馬を見よ
    3.6
    ソ連の老作家が書いた痛烈な体制批判の小説。原稿の入手を命じられた 外信部記者の鷹野は、新聞社を離れ、身分を偽ってソ連に潜入する。 運よく手に入った小説は全世界でベストセラーとなり、ソ連は窮地に立つ。 ところが、その裏には驚くべき陰謀があった! ――「蒼ざめた馬を見よ」 東京で神経をすり減らした男は、休暇をとり、友人を頼ってモスクワへ飛んだ。 そこで出会ったウクライナ出身の美女の過去とは。――「赤い広場の女」 バカンスのためブルガリアの首都ソフィアを訪れた商社のパリ駐在員は、 妙な雰囲気を漂わせる日本人夫妻と知り合う。その妻に手を出した男が 寝物語で聞いた二人の関係。――「バルカンの星の下に」 愛する妻、良縁の決まった娘、大学進学を控えた息子に囲まれ、幸せな 生活を送る地方大学の助教授、慎吾。教授昇進も目前に控えていた、 ある日、不気味な電話がかかってきた。 「エラブカから何を持って帰ってきた?」 記憶の深部にきざまれた二十年前の約束がよみがえる。――「夜の斧」 Q商業高校山岳部のパーティー6人は北陸二県の県境で墜落事故を 目撃する。その直後、吹雪で立往生したため、顧問の黒木は救助を求めて 一人、近くの集落を目指すが・・・。――「天使の墓場」 直木賞受賞作の表題作をはじめ、いまなお魅力を失わない初期の5編を おさめた代表的作品集。
  • 蒼ざめた馬を見よ 【五木寛之ノベリスク】
    -
    Q新聞外信部記者の鷹野は、主幹から社を辞めてモスクワへ行くことを命じられる。ロシアの老作家・ミハイロフスキが、ユダヤ人家族三代の運命を描いた、未発表の長編小説の原稿を受け取り、世界で出版するために。政府の弾圧は免れ得ない代物だ。鷹野は現地で原稿の回収に成功し、『蒼ざめた馬を見よ』と名づけられた本は、日本や欧米で刊行され世界中の話題になる。ところがその3ヵ月後に著者が逮捕され、思わぬ真相が……。
  • 赤い広場の女 【五木寛之ノベリスク】
    -
    テレビ番組の演出を務めてきた私は、番組の終了と同時に2週間の休暇を取ってモスクワへやってきた。早速、現地駐在の商社員である親友・朝見を訪ね市内を案内してもらう。翌日は朝見が用事があるというので、彼の婚約者・リューバが代わりをしてくれた。一通り観光をしたあと、私は彼女自身のことを訪ねた。するとリューバは、朝見の求婚を受け入れないという。彼女は乗り越えられないソ連とドイツの戦争の過去を引きずっていた。
  • あたまのサプリ みみずくの夜メールIII
    -
    「千所千泊」という目標をたてて、日本列島の知らない町や村を、無謀にも一千カ所訪れることを計画した。一度でも足を運んだ場所はカウントしない。とにかくはじめての所だけをたずねて歩く。自分があまりに日本国のことを知らないことに愕然としたのが、五十代にさしかかってのことだ――(本文より)。全国各地の旅先で、毎週書き綴られた 夜メール 。朝日新聞連載で圧倒的好評を博した名エッセイ。
  • 新しい労働社会 雇用システムの再構築へ
    3.8
    正規労働者であることが要件の、現在の日本型雇用システム。その不合理と綻びはもはや覆うべくもない。正規、非正規の別をこえ、合意形成の礎をいかに築き直すか。問われているのは民主主義の本分だ。独自の労働政策論で注目される著者が、混迷する雇用論議に一石を投じる。

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  • 圧倒的に自由で快適な未来が手に入る! 勝間式ネオ・ライフハック100
    3.8
    1巻1,650円 (税込)
    人生の幸福度を上げて、自由な未来を手に入れよう。 働き方も暮らし方も、コミュニケーションの取り方も、 変化に逆らうのではなく、変化を味方につけるのが最大のポイントです。 Chapter1 問題解決・目標達成ハック!        〈自分一人でがんばるな。環境と仕組みに注力しよう〉 Chapter2 時間管理ハック!        〈快適な自由時間はいくらでも生み出せる〉 Chapter3 インプット・アウトプットハック!        〈情報を正しく取捨選択しよう〉 Chapter4 お金ハック!        〈一歩踏み出すだけで、ラクラク貯まる〉 Chapter5 思考法ハック!        〈考え方を変えれば、どんどん幸せになれる〉 Chapter6 人間関係ハック!        〈良好な人間関係が人生を楽しくする〉 Chapter7 片付け・料理ハック!        〈ロジカル家事で生活を豊かにしよう〉 Chapter8 ヘルスハック!        〈健康管理こそ未来への最大の投資〉   効率化のスペシャリスト・勝間和代が贈る、 一瞬で人生の質が上がる100のネオ・ライフハック。 この1冊で、あなたも圧倒的に自由で快適な未来が手に入る!
  • アホになる修行 横尾忠則言葉集
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 横尾忠則は、生の光も陰もまるごと肯定する。 宗教ではない、それはアートだけに可能な教えだ。 浅田彰(批評家) 魂を解放せよ 自由を獲得するためには、こだわりを捨てること、 遊びの精神を忘れないこと、言葉に縛られないこと、 頭でなく身体の言うことを聞くこと、 すなわち、アホになることである。 アホになることは容易ではない。 横尾忠則のここ20年間の代表的な著作や対話、 Twitterなどから厳選した、自由に生きるための言葉集。
  • 雨の日には車をみがいて
    3.0
    さらば愛しき車たちよ シムカ1000、アロファ・ロメオ ジュリエッタ・スパイダー、ボルボ122S、BMW2000CS…… 9人の女性たちを彩る9台の車…… 時は流れ、ぼくは進む。究極の恋愛小説 「ビートルズが東京へやってきてた1966年。フランスの大衆車シムカを思いがけず手に入れたぼくは、その代償のようにひとりの女ともだちを失った」(第1話「たそがれ色のシムカ」)、「シトローエンの2CVを転がしていたとある春先。雪の中で後輪を空転させている車がいた。中には灰色のコートを着た女と少女。二人の行き先は思いがけない場所だった」(第5話「翼よ! あれがパリの灯だ」)……。 華やかなマスコミ業界にいながらも地道な「ぼく」の人生は、偏愛するクラシック・カーと、強く自由に生きる女性たちとの出会いとともにあった——。9つの青春・恋愛短編集。
  • 雨の日には車をみがいて
    4.0
    ビートルズが東京へやって来た日、放送作家の卵だったぼくは、1台のオンボロ車、シムカ1000を手に入れたが、その代償のように1人の女友達を失う(第1話「たそがれ色のシムカ」)。アルファ・ロメオ、ボルボ122S、BMW2000CS、ポルシェ911S……。それぞれの車に素敵な女性との出逢いと別れをからめて、リリカルに描く青春恋愛小説の名作。
  • 雨の日には車をみがいて アマゾンにもう一度 【五木寛之ノベリスク】
    -
    1960年代が終わるころ、ぼくは新車を買った。アルファ・ロメオをとうとう手放し、貯金をはたいて。コマーシャル・ソングの作詞を手がけているころのことだった。仕事に疲れ、ボルボ122S・アマゾンで湘南へ向かった。海沿いのホテルの駐車場で、赤いアマゾンを駆るとても小柄な女性と出会う。彼女の赤いアマゾンがぼくの白いアマゾンと伴走する。やがてひと気のない浜辺で二人は口付けするが、ぼくはそのまま彼女と別れて。
  • 雨の日には車をみがいて アルファ・ロメオの月 【五木寛之ノベリスク】
    5.0
    20代の終わりにぼくは構成作家という肩書きを得た。作曲家の川西と知り合い、月に何度か打ち合わせのあとに会うようになった。そのうち川西は、所有するアルファ・ロメオを譲ってくれると言いだす。ぼくのシムカは動かなくなり廃車にしていたのだ。譲り受ける前に、二人で箱根へドライブすることになった。アルファ・ロメオに乗って。だが、運転をさせてもらって楽しいひと時を過ごした後に、思いがけない体験が待っていた……。
  • 雨の日には車をみがいて 怪物グロッサーの孫娘 【五木寛之ノベリスク】
    -
    高校時代の友人から、ぼくに会いたがっている女性がいると知らされる。水森由布子という娘で、銀座のホステスらしい。そのころのぼくは、作詞家と放送作家とCMプランナーの3本立ての仕事をしていて、金回りは悪いほうではなかった。車はメルツェデスに乗っていた。その後彼女から電話があり、ぼくが仕事でこもっているホテルにやってくることになった。そしてぼくのメルツェデスと彼女には、浅からぬ因縁があったことを知る。
  • 雨の日には車をみがいて 白樺のエンブレム 【五木寛之ノベリスク】
    -
    ぼくはあまり車に乗らなくなっていた。1987年の夏、20数年ぶりにテレビ番組の取材でストックホルムを訪れた。夏至祭の2日前だった。ぼくは懐かしさに石畳を踏みしめながら、ストックホルムの街を歩いた。当時、夏至祭にはどの車も鼻先に白樺の小枝が付けられていたものだった。ディレクターの石森翔子とカフェに入り、サーブ96Sについて熱く語った。だが、たくさん走っていたはずのサーブはすっかり見かけなくなり……。
  • 雨の日には車をみがいて たそがれ色のシムカ 【五木寛之ノベリスク】
    -
    1966年夏、ぼくは思いがけない車を手に入れ、ひとりの女ともだちを失った──ぼくは音楽番組を構成する放送作家の卵だった。それだけでは食えなくて、他にもいろいろな仕事をやっていた。そんなとき、歌手志望の搖子に夢中になり、彼女を乗せたくて買った車がシムカ1000だった。だが、彼女が求めるのは「成功」。ぼくは彼女に大物プロデューサーを紹介することになった。口の悪いところが返って気に入られた搖子は……。
  • 雨の日には車をみがいて 翼よ! あれがパリの灯だ 【五木寛之ノベリスク】
    -
    仕事が忙しくなったぼくは、BMWからシトローエンに乗り換えていた。思いがけない春先の雪の日、上り坂の手前でもがく国産車に遭遇する。運転手はあきらめて、乗っていた2人の女性を降ろして走り去った。ぼくは女性たちをシトローエンに乗せて、上り坂にトライして上りきる。2人は車を降りずに、そのままドライブをすることになった。映画「翼よ! あれが巴里の灯だ」の逸話などで盛り上がったあと、2人を降ろした先は……。
  • 雨の日には車をみがいて 時をパスするもの 【五木寛之ノベリスク】
    -
    彼女はパリから帰ってきた女性カメラマンだった。ポルシェを買おうという彼女の提案に、彼女に夢中だったぼくは従った。それまで乗っていたメルツェデスを手放し、ポルシェ911Sを購入。それをきっかけに、彼女との同棲をはじめた。しばらくして、それまでポルシェに乗りたがらなかった彼女が、夜のドライブに出かけようといいだした。ポルシェで箱根へ向かうと、雨が降り出し事故を起こしてしまう。怪我をした彼女は……。
  • 雨の日には車をみがいて バイエルンからきた貴婦人 【五木寛之ノベリスク】
    5.0
    1970年の夏、ぼくはドイツ車を所有する。BMW2000CS。先輩の翻訳家から譲り受けたものだ。ある日、停めてあるぼくのBMWに見とれている女性と出会う。28歳独身の朝霞圭子に。その場ですぐにドライブに誘い、箱根のホテルで彼女と寝た。それから週に2回くらい会うようになった。9月に二人で軽井沢に行き、碓氷峠でトヨタ1600GTに煽られ道を譲ろうとしたときだった。彼女が運転を替わろうと言いだしたのは。
  • 雨の日には車をみがいて ビッグ・キャットはしなやかに 【五木寛之ノベリスク】
    -
    シトローエンを手放したぼくは、結婚を前提にして相手を探しはじめた。そんな折、大学のときの先輩にあたるプロデューサーから、高沢麻智子という娘を紹介され付き合うことになる。彼女の卒論の代筆を請け負うことからはじまった。すぐに箱根へドライブに行く話になったが、ぼくにはもう車がない。彼女の父親の車、ジャグヮーXJ6を借りることになった。当日、箱根へ向かう途中で彼女に運転を替わると、思いがけない運転を……。
  • 生かされる命をみつめて<自分を愛する>編 五木寛之講演集
    3.0
    『生かされる命をみつめて』<自分を愛する>編で著者は、絶望も希望も、主に人間のマインド面を語っている。絶望状態のなかでもユーモア感覚を忘れない。老いもがんも許容する。自分にも他人にも寛容の精神を。「頑張れ」と言わずに、人にじっと寄り添う。ボランティアは自分が救われること。一日ひとつ、歓びの出来事をノートに書いてみた。立派に亡くなった人へは、涙でなく拍手を送る。人生には軌跡でなく存在の方を優先しよう。誰もが知る「青い鳥」には謎の結末があった。物語を創る人間になりたいと思った少年時代など、著者が50年近くかけて語った講演は、あなたに何をもたらすか。
  • 生かされる命をみつめて<見えない風>編 五木寛之講演集
    -
    『生かされる命をみつめて』<見えない風>編で著者は、脳、宗教、生命、医学など遍く真理について語っている。語ることが書くことよりも人の心に伝わることがある。自分を支えているのは、大きな目に見えない力だ。溜め息は弱々しい行為ではない。明治は前進だけでなく、悲しみも大事にする時代だった。法然、親鸞が庶民に語った教えの数々。著者が大声で泣いた「蓮如」の「御文章」とは。死が大きく議論される時代になった。毎日、「今日一日の自分の命」と問いかける。脳、宗教、生命、医学も、深刻な話しも軽く語る著者のライブ感覚であなたの心が軽くなる。
  • 生き抜くヒント(新潮新書)
    4.7
    老いと病いを道連れに、こんな時代をどう生きればいいのか。●治すのではなく治める●ピンピンソロリがいい●ため息の効用●うまいものは体に悪い●右へ左へブレながら●うつらぬ用心 うつさぬ気くばり●悲しいときには悲しい歌を●コロナの風に吹かれて……ユーモアとペーソスの陰に処世の知恵が光る。『週刊新潮』人気連載から厳選、35の「生き抜くヒント」!
  • 生きるヒント ―自分の人生を愛するための12章―
    3.7
    「歓ぶ」「惑う」「悲む」「買う」「喋る」「飾る」「知る」「占う」「働く」「歌う」日々の何気ない動作、感情の中にこそ生きる真実がひそんでいる。常に時代の行く先を予感し、「心と体」について深く洞察する、日本を代表する作家からあなたへ――。元気と勇気が出るメッセージ。
  • 愛蔵版 全一巻 生きるヒント
    5.0
    法然の「やさしく」、親鸞の「ふかく」、蓮如の「ひろく」という姿勢を追求し、さらに心の「ふかい」ところにとどけ、読む人に生きる力を与える。今を生きるバイブル「生きるヒント」シリーズ全5巻を一挙に収録。
  • 異端の人間学
    3.7
    野蛮で残酷、時に繊細で芸術に過剰なまでの情熱を傾けるロシア人。日本と近く、欧米に憧れて近代化してきたという似通った過去も持つ。だが私達は、隣国の本性を知っていると言えるのか。欧米中心のヘゲモニーが崩れつつある今、世界はロシアが鍵の一つを再び握った。ロシアを知り理解し得なければ、今後日本は生き残れない。一九六〇年代からソ連・ロシアと深く関わってきた二人の作家が、文学、政治経済、宗教他あらゆる角度からロシアを分析。人間とは、国家とは、歴史とは、そして日本人とは何かを浮き彫りにしたスリリングな知の対論。
  • 一期一会の人びと
    3.5
    「眠れない夜に、次から次へと浮かびあがってくる顔がある。水の流れのように浮かんでは消え、消えては浮かぶ人びとの記憶を文章にするのは至難の業である。しかし、一瞬の出会いだからこそ色褪せぬ記憶もあるのだ。それらの残像を拾い集めて、この一冊ができた」。 森瑤子、フランソワーズ・サガン、川端康成、石岡瑛子、モハメド・アリ、梅原猛、内田裕也、太地喜和子……。五木寛之、レジェンド19人の回想録。
  • 五木寛之自選文庫〈エッセイシリーズ〉 風に吹かれて
    4.2
    「私はやはり基地を失ったジェット機でありたいと思う。港を持たぬヨット、故郷を失った根なし草でありたいと感じる」――時代の風のなかにこそ青春があり、暮らしがあり、夢がある。風に吹かれて漂いつづける日々を、ホロ苦さを隠し味にしたユーモアとペーソスあふれる文章で綴る第一エッセイ。刊行以来四半世紀、世代を越えて読み継がれる永遠のベストセラーが、いま、再び時代を撃つ。
  • 五木寛之自選文庫〈エッセイシリーズ〉 旅人よ!
    4.0
    旅する作家五木寛之があなたに送る楽しくて香り高い27通の手紙。たそがれゆくニューヨークの魅力、葛城古道に立ちこめる霊気を語り、斑鳩の里に眠る弟を思い、故宮博物館の豪壮さに驚くと同時に文化の罪ぶかさに思いをめぐらす。様々な人と旅の風景を経て、作家は「倶会一処」の思想へとたどりついていく。旅を思うすべての人に贈る、ユーモラスで思索にみちた、珠玉の一冊。 ※本書は、1993年10月、旅行読売出版社から刊行された『風の旅人への手紙』を書名変更したものです。
  • 五木寛之自選文庫〈エッセイシリーズ〉 地図のない旅
    -
    「しかし、一体どこに自分の本当の地図を持った人間がいるだろう。私たち人間は、常に地図のない荒野へ旅を続ける単独旅行者のようなものだ」――。日常への旅、異国への旅、過去への旅……それぞれの旅は、時に哀切な痛みを作家の胸に残し、時に甘酸っぱい郷愁を呼び起こし、あるいはまた、生きている現在の相貌を照らし出す。時代と自己に向き合う強靭な意志が紡ぎ出す、生の視点からのエッセイ、第三弾。
  • 五木寛之自選文庫〈エッセイシリーズ〉 ゴキブリの歌
    -
    雑文は、日々の生活の報告書にして、作家の内面を映す鏡。メロンパンを愛し、原稿の締切に追われ、トイレの大改造に取り組み、異邦人だった少年時代を想い……。軽妙な文章で描かれた、原寸大の五木寛之と、時代の素顔。達意のユーモアに頬をゆるめ、三枚目的な作家の言動に笑いながら、気がつけば耳の奥で時代の歌が鳴り響いている――。1970年代初頭の世相と自身を活写した、第2エッセイ。
  • 五木寛之自選文庫〈エッセイシリーズ〉 ふりむかせる女たち
    -
    北欧の美しき「愛国者」アイノ。ムンクが描く、孤独に耐える女。ニューヨークのバーで会った作家志望の初老の女性。パリの小さなステージに現れたマリー・ラフォレ――。それぞれの歴史を背後に、今を鮮やかに生きる女たちの輝きと哀しみ。永遠の旅人五木寛之が、異郷の旅情とともに奏でる女性の生き方24章。 ※本書は、『忘れえぬ女性たち』(一九八九年一〇月、集英社文庫刊)を改題したものが底本です。
  • 五木寛之自選文庫〈小説シリーズ〉 ガウディの夏 THE SUMMER FOR GAUDI
    3.5
    CFプロデューサー峰井透は、オーディションで知り合った新人シンガー水科杏子とともに、他人の気配を強く感じる奇妙な一夜をホテルで過ごした……。その数日後、女優の宮森陽子は峰井を誘い出し、杏子との密会が情報機関にファイルされたことを彼に告げた。そして、宮森自身、また超大物女優原江知子さえも、情報ファイルの刻印をうたれた者たちであった。峰井は陰に、プライベートの情報操作により、人々を不安と絶望に陥れる謎の人物・岸矢吾郎の存在を知り、愛と自由を求め敢然と立ちむかっていった――。激しく加速度を増した情報社会における現代人の恐怖と苦悩を描いた衝撃の現未来小説の誕生。
  • 五木寛之自選文庫〈小説シリーズ〉 野火子の冒険
    -
    全くちがう人間に生まれかわろうと、貧しい過去を捨てて上京した20歳の野火子。偶然知り合ったブティック店主マヤに導かれ、贅沢の極みとその悪魔的喜びを体験。さらなる快楽を求めて、香港、ローマへと旅立っていく。そして、その華やかな冒険旅行の中で、野火子は、栄光に輝く町や人間の営みの奥には、残酷な闇があることを知るのだった――。人生の幸福をさがす、華麗でスリリングな冒険ロマン。
  • 五木寛之自選文庫〈小説シリーズ〉 晴れた日には鏡をわすれて
    4.1
    淋しい冬の海。隠岐の民宿で働く牟田口アカネは、自分の醜い容貌に絶望し生きていた。彼女が待っていたものは、まさに「なしくずしの死」。そんな彼女を絶世の美女に変えようという、神への反抗ともいうべき試みを企てる男が現れる。草影真人――。彼と摩天崖の絶壁に立ったとき、アカネの命は奇妙な軋みを立て震えた。美醜の対立がもたらした鮮烈な愛と冒険の新ホラー・ロマン。
  • 五木寛之自選文庫〈小説シリーズ〉 雨の日には車をみがいて
    3.7
    1966年。街にビートルズが流れるその年の夏、ぼくは1台のおんぼろ外車を手に入れた。シムカ1000――。風変わりな色に塗られたその車に魅せられたぼくは、女ともだちの意外な成功と突然の転落のドラマを乾いた心で見つめていた。ぼくの愛した9台の車と、9人の女たち。ぼくの青春はなにを失くし、なにを得たのだろうか? 恋と車の奇妙な遍歴の季節を描く、青春恋愛小説。
  • 五木寛之自選文庫〈小説シリーズ〉 白夜物語 五木寛之北欧小説集
    4.0
    ムンクの版画「叫び」におののくノルウェーの娘ジュリー(「夏の怖れ」)。体内から湧く激しい「衝動」の正体にとまどい、旅先のオスロで自死するオリエ(「ヴァイキングの祭り」)。明けるとも暮れるともつかない妖しい薄明が、街と森と湖をつつむ北欧の夜。その白夜の中に展げられる愛と孤独と憂愁のドラマ。「霧のカレリア」「白夜のオルフェ」を含む4編を収録。北欧を舞台に青春の彷徨を描いた香り高い五木文学の傑作集。
  • 五木寛之自選文庫〈小説シリーズ〉 奇妙な味の物語
    3.5
    車を愛し、車から愛されすぎた美貌の夫人の悲劇。自著の返本の山にうもれて窒息死するベストセラー作家。SEXを試み、ポルシェを走らせ、大人の快楽を駆け足で味わってしまう9歳の少年――。ユーモラスで残酷でピュアな香り高い17の物語。心の奥底にひそむ悪魔的快感をよびおこす、傑作ホラー短編集。
  • 五木寛之の金沢さんぽ 【五木寛之ノベリスク】
    4.3
    《もう一つの故郷》かつて移り住んだことのある金沢。その伝統の街の陰影を、旅行者の視点と居住者の視点の両方を踏まえて描く。兼六園あり、犀川・浅野川あり、内灘あり。加賀百万石の城下町は、いまも息づいている。/このほかに、街並や名所を語る《古い街、新しい風》、地元の三文豪に触れる《ふりむけば鏡花》、歴史や地名を説く《加賀百万石の面影》、能登や富山の旅にも話しが及ぶ《北陸ひとり旅》など。
  • いまを生きるちから
    4.2
    なぜ、日本にはこれほど自殺者が多いのか。古今の日本人の名言を引きながら、我々はどう生きるべきか、苦しみ悲しみをどう受け止めるべきかを探る。「情」「悲」に生命のちからを見いだした一冊。
  • いまを生きるちから 【五木寛之ノベリスク】
    -
    年間の自殺者が3万人にも及ぶ今日の日本。著者はそれを、命の重さが失われカラカラに乾ききった社会のせいだと捉える。では、その渇きを潤す「水」にあたるものは何か。それは、喜びや希望や生きがいといった前向きのメッセージだけでなく、無言で相手の痛みを感じ深いため息をつく「悲」の感情ではないかと説く。長年抱き続けてきた自然への考え方、神や仏への感受性など、「日本人の持っているちから」に希望を見出した名著。
  • インドへ
    4.1
    ビートルズに触発され、三島由紀夫に決定づけられて訪れたインド。芸術家の過敏な感性をコンパスとして宇宙と自己、自然と芸術を考える異色旅行記。カラー口絵二十三ページ付。 ※この電子書籍は1977年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 海を見ていたジョニー 新装版
    -
    姉・由紀は少年とともに、海辺の基地の町でピアノのあるバーを経営していた。少年の楽しみは閉店後に、海岸で出会った黒人兵・ジョニー、ベース弾きの健ちゃんの3人で、ジャズを演奏することだった。だが、何ヵ月かして、ジョニーは突然姿を消す。ベトナムへ行ったのだろう。そして、10ヵ月ぶりに現れたジョニーはすっかり人が変わっていた。人を殺した自分にジャズは演奏できないという。ジョニーはピアノを拳銃で撃ち抜き、店を飛び出した……。
  • うらやましいボケかた(新潮新書)
    4.0
    「人生百年時代」とはいうけれど、心身の衰えや経済的不安など、長生きするほどに心配のタネもまた尽きないものだ。文筆を通して世の移り変わりを見つめて半世紀余、著者も70代から80代を通り過ぎ、90代へと突入した。ボケる思考、ガタつく体を日々実感しながらも、ひとり軽やかに「老年の荒野」をゆく―人の生き方と考え方、日本も世界も目まぐるしく変わる時代に、ユーモアをまじえて綴った卒寿の本音。
  • 運命の足音
    3.3
    人はおのれの運命を感知することができるのだろうか? はたして天寿というものを知ることは可能なのか? 生まれた場所と時代、あたえられた「運命」によって人が背負ってきたものは何か。「これを言ってしまわなければ死ねない、とずっと感じていた――」。 戦後五十七年、胸に封印して語りえなかった悲痛な記憶の物語。驚愕の真実から、やがて静かな感動と勇気が心を満たす。『大河の一滴』『人生の目的』に続く著者渾身の告白的人間論、衝撃のロングセラー。
  • 運命の足音 【五木寛之ノベリスク】
    -
    人はおのれの運命を感知することができるのだろうか? はたして天寿というものを知ることは可能なのか? 生まれた場所と時代、あたえられた「運命」によって人が背負ってきたものは何か。「これを言ってしまわなければ死ねない、とずっと感じていた──」。戦後五十七年、胸に封印して語りえなかった悲痛な記憶の物語。驚愕の真実から、やがて静かな感動と勇気が心を満たす。『大河の一滴』『人生の目的』に続く著者渾身の告白的人間論、衝撃のロングセラー、待望の電子化!
  • 選ぶ力
    3.6
    日々の営みは「選択」の繰り返しである。悔いなき人生をおくるための秘訣とは何か。 情報が氾濫する現代において、日常の一コマから、将来を左右する大きな決断まで、選択なしに世は渡れない。 それは自己責任とよばれる選択である。 黒か白か、瞬時に判断がつくようなケースは現実には少ない。選んだ道の結果は、時間軸をどこにおくかで分かれる。 この本は、選択の技術やノウハウを簡単に伝授する手引書ではない。 選びながら迷い、迷いながら選びつつ生きる。では悔いなき選択には、何が必要なのか。 それこそが本書で描かれる「選ぶ力」なのだ。 選ぶ覚悟を解き明かす「五木哲学」の集大成!
  • 艶歌 【五木寛之ノベリスク】
    4.3
    CM音楽ディレクターの津上は、元先輩の黒沢に誘われてMレコードに入社、高円寺という男の下に配属になる。彼は戦後の艶歌史を作ったといわれる男だ。しばらくして、制作の合理化を図る黒沢と、それに対抗する高円寺との間で対決が始まる。新人をデビューさせて先に50万枚以上レコードを売ったほうが勝ち、という競争だ。黒沢の合理的宣伝政策が序盤をリードするが、地方から火がついた高円寺側の曲も猛烈に追い上げて……。
  • 怨歌の誕生 【五木寛之ノベリスク】
    -
    直木賞をもらって本格的に小説を書き始めた私が、つい最近勝手なことを書いて物議をかもしたことがあった。いつも執筆に苦しんでいる新聞の日曜版のエッセイで、藤圭子のLPレコードのことに触れたのが発端だった。新聞が出回るや、思いがけない反響があちこちからやってきた。週刊誌などから藤圭子についての意見を求められたのだ。LPをほめたつもりが、彼女のファンだと勘違いされ、彼女との対談まで引き受けることに……。
  • 老いと創造 朦朧人生相談
    4.0
    異次元なのに腑に落ちる、唯一無二の人生相談! 「定年後、居場所がなくなるのが不安です」 「子どもの頃から死ぬのが怖いのですが」 「友だちは必要ですか?」 「絵の見方が分かりません」…… などの質問に、文と絵で回答。 横尾忠則の人生観をあらわす50作品をオールカラーで収録! <本書の内容> ――定年後、居場所がなくなるのが怖いのですが。 生きている限り、今、自分の立っている場所が居場所です。 ――衰えていく親を、どこまでケアすべきでしょうか? 僕は、母が家を売って得たわずかなお金を持ってヨーロッパ旅行をし、有り金全部を使い果たして帰ってきたら、 母はがんで入院していました。この質問に答える資格は僕にはありません。 ――孤独が怖いです。どうすればよいでしょうか? 孤独は創造の原点です。孤独を恐れるもの、避けるべきものと決めつけた人は、孤独の何たるかを知らない人です。 孤独の前には、巨大な光り輝く太陽があるのです。 ――絵やイラストを上手く描くコツを教えてください。 インファンテリズム(幼児性)をいつまでも失わなかったのがピカソです。 ピカソに言わせれば、子どものような下手な絵こそ上手い、ということになります。 ――仏教をどのように学びましたか? 僕は毎週、週刊誌を何冊か読みます。 そこには「因果応報」「自業自得」の実例が、スキャンダル記事となって満載されているからです。
  • お金は銀行に預けるな~金融リテラシーの基本と実践~
    4.1
    私たちは、自分のお金を労働力で稼ぐ、自分で稼いだお金を消費する、というやり方にはとても慣れているのですが、自分のお金が自分以外のところでお金を稼いでくる、あるいは自分で稼いだお金を消費という形ではなく投資をするという考え方には、今一つなじみきれていません。自分のお金は自分でコントロールしよう。年金不安、所得格差が進む中、私たちが身につけなければならない能力とは?第一人者が分かりやすく解説。【光文社新書】
  • 起きていることはすべて正しい
    4.0
    勝間式4つの技術―1、脳内フレーム120%活性化法、2、即断即決法、3、パーソナル資産増強法、4、勝間式人間関係の兵法―で、運を戦略的につかむ。著者初の本格的自己啓発書。
  • 男だけの世界
    -
    自らの鋭敏な嗅覚だけを頼りに生きていく一匹狼のような男たちの姿を描く、傑作短編集。「老兵たちの合唱」「第三演出室」「銃声の夏」「兇音」「梟雄たち」「闇からの声」の6編を収録。
  • 男だけの世界
    -
    勝者敗者を問わず、女とは別の世界で燃えつきてゆく男たちの、女にはうかがい知れぬ情念を鮮烈に描く。「第三演出室」ほか五篇。〈解説〉今野勉

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  • 男だけの世界 梟雄たち 【五木寛之ノベリスク】
    -
    週刊ジャーナルの副編集長の間宮は、自分が企画した座談会の司会を自ら買って出た。外国人タレントを呼ぶ「呼び屋」の大物3人を集めた座談会だ。政治と結んで超大物を呼び寄せる岩森。ビジネスに徹して堅実に興行をこなす冴田。虚業と割り切って野放図な行き方をする円城。企画を試みたのは、35歳のいまが人生を選択する最後の時機と考え、それぞれのどの生き方に自分の将来をゆだねようかと個人的な興味もあったのだ。
  • 男だけの世界 兇音 【五木寛之ノベリスク】
    -
    主として放送番組のエージェント業務を扱う共音プロ。社員十人くらいのその小さな会社で、霧生克己はテレビ番組の企画書作りなどに携わっていた。入社して三年、霧生は新たに独自の企画を思いつき、その研究を進めていた。「CMソング」の次には「CMサウンド」が来ると読み、心理学者に依頼していたのだ。そんな矢先、成沢社長から奇妙な指示を受ける。それは、聞く者に強い不安感を惹起させる音を作れというものだった。
  • 男だけの世界 銃声の夏 【五木寛之ノベリスク】
    -
    外国人のジャズ・ショーを主にプロモートする興行会社、I.Nプロモーションを経営する伊吹のところに、共同経営者・西田の知り合いのヘンリー・中村から突飛な話が持ち込まれた。ビル・キャノンという西部劇スターをアメリカから呼んで興行しようというもの。乗り気な伊吹に、慎重な西田も同意した。「西部の拳銃王」として日本で売り込む企画は進むが、やって来たのは実弾を撃ったことのない、ただの早撃ちチャンピオンだった。
  • 男だけの世界 第三演出室 【五木寛之ノベリスク】
    -
    Q新聞の矢来慎吾はテレビ欄担当記者としてもう三年もRテレビに出入りしていた。矢来には気になることがあった。旧知のディレクターの辰巳が「第三演出室」に異動になるという噂を聞いたのだ。第三演出室とは、磨り減って使い物にならなくなったディレクターたちが集められる「放送界の収容所」のような所。折しもRテレビでは、組合闘争でストが計画され、辰巳たち第三演出室の人間が巻き込まれようとしていた。
  • 男だけの世界 闇からの声 【五木寛之ノベリスク】
    -
    大手の呼び屋が呼ぼうとしてなかなか実現しなかった大物歌手ルイ・グラントンの日本公演が、音連の企画部長・黒崎の才気によってついに開催される運びとなった。ルイ・グラントはただの歌い手ではなく、黒人差別に反対し、戦争の悲惨を歌うことで、平和運動家としても有名だった。だが公演の直前、MCを務め黒崎を支えるはずの篠原令子は不安に陥っていた。前日の深夜に、脅迫めいた謎の電話を受けていたのだ。
  • 男だけの世界 老兵たちの合唱 【五木寛之ノベリスク】
    -
    芸能プロモーターの藤岡慶太は、芸能プロダクション・音連の企画部に勤める知己・星野に、ある大きな企画を勧めていた。それは、平均年齢六十八歳の黒人ジャズ・バンドを本場ニューオリンズから呼び寄せようという企画だった。高齢を危ぶみつつも星野は話に乗り、老兵グループが来日する。勝負と見ていた初回公演は予想外の盛況を博し、喜びを分け合う藤岡と星野。だが直後に、想像を絶する陰謀を知るのだった……。
  • おとな二人の午後
    4.0
    五木さんが旧知の塩野さんをローマにたずね、歴史・おしゃれ・買い物・アート・教育・健康法・日本人の心と行方などなどについて、語り合う。美しく壮麗なローマを背景にしたおとなのためのエッセイ集。
  • 折れない言葉
    3.0
    明日できることは明日やろうと、明日を信じて、私は今日まで生きてきた─ 90歳の作家が贈る人生への励ましにみちた珠玉の名言集。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 折れない言葉Ⅱ
    -
    ロングセラー『折れない言葉』の第2弾。 90歳を迎えた国民的作家が自身を支えてきた言葉を通して、混迷の現代を生きる私たちに語りかけるエッセイ集。 困難な時代への深い洞察が、著者ならではの癒やしの世界へと読者を誘う1冊。
  • 女に生まれたら、コレを読め ~○活必勝法~
    3.4
    人活、美活、就活、恋活、婚活、産活、住活、エコ活、財活、日本活。身のまわりの事象を勝間式10活でくくり、幸せをつかむためのフックを盛り込んだ最強の勝間本!“婚活は合コンじゃない”“自走式の男を選ぼう”“「女は二流市民」を打破!”Plan Do Check ActionのPDCAサイクルで、あなたも人生をスパイラルアップさせよう!

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  • 海峡物語 【五木寛之ノベリスク】
    5.0
    5年前に東京のジャーナリズムの仕事を捨てて北海道へ逃れていた露木は、函館である老人を見つける。老人の名は高円寺竜三。以前Mレコードにいた大物ディレクターだ。彼は、経営合理化のために乗り込んできた黒沢と対立し、その黒沢との「レコード売上げ対決」に敗れて、音楽業界から姿を消したのだった。露木は、黒沢の合理的な歌作りが嫌いだった。高円寺の「時代遅れの艶歌」に賭けてみようと、黒沢との再戦を持ちかける。
  • 会社に人生を預けるな~リスク・リテラシーを磨く~
    3.6
    さまざまなリスクに、これまで以上にさらされている日本の現状――政治の停滞、経済の停滞、労働問題――の解決策を探れば探るほど、その最大の原因は「終身雇用制度」――ここに問題の核心がある。このままでは、袋小路の状況が続くと考えられる日本において、個々人は、企業は、国は、何を考えなければならないのか。将来に向けた新しい意識を得るための、具体的提案の一冊。【光文社新書】
  • 会社に使われる人 会社を使う人
    3.3
    ベストセラー『定年後』の著者が贈る「日本版ライフシフト」。自身も50代でサラリーマンから作家という「もう一人の自分」をつくった著者が、「働き方改革」が叫ばれるいま、真のワークライフバランスを伝授。
  • 回想のすすめ 豊潤な記憶の海へ
    3.0
    不安な時代にあっても変らない資産がある。それは人間の記憶、一人ひとりの頭の中にある無尽蔵の思い出だ。年齢を重ねれば重ねるほど、思い出が増えていく。記憶という資産は減ることはない。齢を重ねた人ほど自分の頭の中に無尽蔵の資産があり、その資産をもとに無限の空想、回想の荒野のなかに身を浸すことができる。これは人生においてとても豊かな時間ではないだろうか。最近しきりに思うのだ。回想ほど贅沢なものはない。
  • 隠れ念仏と隠し念仏 ――隠された日本 九州・東北
    3.0
    五木寛之が日本史の深層に潜むテーマを探訪するシリーズ「隠された日本」の第2弾。九州には、かつて一向宗が禁じられ、300年もの間の強烈な弾圧に耐えて守り続けた信仰、「隠れ念仏」の歴史がある。それに対して東北には、信仰を表に出さず秘密結社のように守り続け、「隠す」ことで結束した信仰「隠し念仏」がある。為政者の歴史ではなく、庶民の「こころの歴史」に焦点を当て、知られざる日本人の熱い信仰をあぶり出す。
  • 家政婦の歴史
    4.0
    「家庭のなかの知られざる労働者」の知られざる歴史が浮かび上がる! 家政婦と女中はどう違う? 家政婦は歴史上、いつから家政婦と呼ばれるようになったのか? 2022年9月、ある家政婦の過労死裁判をめぐって、日本の労働法制の根本に潜む大きな矛盾に気づいた労働政策研究者の著者は、その要因の一端を、市原悦子演じるドラマ『家政婦は見た!』に見出し、家政婦をめぐる歴史をひも解くことを決意した。 戦後80年近くにわたって、労働法学者や労働関係者からまともに議論されることなく放置されてきた彼女たちのねじれた歴史を、戦前に遡って描き出す驚くべき歴史の旅程。
  • 稼ぐ話力 相手を腹落ちさせるプレゼンテーション術
    3.6
    「稼ぐ話力」とは「お金を稼げるレベルの話力」のこと。 営業、販売、企画、接客などあらゆる職種の人に求められるビジネススキルです。 実際、自分が思う以上に「話力がある・ない」は「仕事ができる・できない」にかかわっています。その力を向上させれば、仕事で結果を出し、キャリアアップや年収アップにもつながります。 ところが、多くの人はプレゼンテーションをきちんと学ぶ機会がありません。 本書では、著者が会社員時代から現在まで、セミナー、講演、メディア出演など1万回以上仕事として人前で話をしてきた実践の中から、本当に伝わる話し方、その訓練方法についてお話しします。 もくじ 第1章 あなたの話は20%しか伝わっていない ――コミュニケーションへの誤解 話の下手な人の特徴 伝言ゲームの怖さ 伝わらない原因1 話しすぎ 伝わらない原因2 日本語が論理的な構造ではない 伝わらない原因3 相手の存在を忘れている 久本雅美さんのコミュニケーション能力がすごい 「最近の若者はコミュニケーション能力が低い」の実態 マッキンゼーの面接官がどん引きする言葉 プレゼンテーション力はこれからのビジネスに必須 第2章 なぜ、「ジャパネットたかた」で買ってしまうのか ――プレゼンテーション3つの基本ステップ 「伝わる」=相手が行動する 癖はあっていい 場数を踏む 基本ステップ1 相手に軸を置く 池上彰さんは何がすごいのか 言葉選びとワーキングメモリ 基本ステップ2 全体像から話す 基本ステップ3 情報密度に気をつける 緊張への対処法 第3章 情報密度を上げる ――話力で稼ぐ人になるために プロとアマチュアの違い 1ターゲットを絞る 2話す内容を徹底的に理解する 3余計なものを入れない 4適切な言葉、比喩、体験談を用いる 5得意分野をつくる つかみの効果 ストーリー性を持たせる 質問に的確に答える 時間配分について 第4章 確実に伝える資料作成3ステップ ステップ1全体の長さから枚数を決める ステップ21枚1メッセージ。30秒で理解できるもの ステップ3イラスト、写真、図解を入れる 原稿は読まない 第5章 理解を深める非言語コミュニケーション 4つのポイント ポイント1間は「相手のための時間」 ポイント2アイコンタクト ポイント3笑顔 ポイント4ビジネスの現場における美男美女を目指す プレゼンテーションの正解
  • 風に吹かれて 【五木寛之ノベリスク】
    -
    小説作りの名手である著者が、作家以前のこと、金沢時代のこと、音楽のことなどを巧まざる語り口で綴り、鮮やかに自己の世界を浮彫りにした最初のエッセイ集。
  • 風の王国
    -
    1巻770円 (税込)
    フリーライターの速見卓は、出版社の依頼で奈良の二上山を訪ねる。尾根道で速見は、翔ぶように速く歩く女性を見かける。さらに、仁徳稜の広場で法被を着た「へんろう会」の人々の中に彼女を見出し、強い興味を抱く。へんろう会は山の民の末裔たちの集まりで、翔ぶ女はその流れをくむ天武仁神講の講主・葛城天狼の娘の哀だとわかる。そして、それらの民を国家に組み込もうとした、明治維新後の日本政府の暗部が浮かび上がる……。
  • 風の記憶
    4.0
    髪を洗わない話、許せない歌、締切りの意味論など日常について、埴谷雄高、瀬戸内寂聴ら文学について、旅の日々について――思索とユーモアにみちた粒よりのエッセイを集めた、大人のための一冊。
  • 勝間和代のインディペンデントな生き方実践ガイド
    3.7
    今やTVに雑誌にWebに大活躍の経済評論家、勝間和代氏。 その彼女の原点ともいえる『インディでいこう!』が、手に取りやすい携書版になりました! さまざまなジャンルでベストセラーを連発している勝間氏が、「今読み返すと、笑っちゃうくらい、今売れている本たちの内容が網羅されています」と語る本書。 そこには、勉強法、時間投資、効率化、お金に関することはもちろん、じょうぶな心の作り方、 いいパートナーの選び方まで、著者が実践してきたすべてが惜しげもなく公開されています。 また携書化にあたり、巻末に「勝間和代のお勧め本厳選20冊」のリストを収録。 1ヶ月に50~100冊を読みこなすという著者が、少なくともこれだけは読んでおくべきという「超」お勧め本を紹介しています。 著者が提唱するのは、 1 年収600万円以上を稼ぎ、 2 いいパートナーがいて、 3 年をとるほど、すてきになっていく つまり「精神的にも経済的にも周りに依存しない生き方」。 そのために必要な、簡単だけれどもとても効果のある具体的なノウハウが凝縮されています。 この本を1000円で買って、2時間読んで、その内容をちゃんと実践して習慣化すれば、 きっとあなたも将来、笑って「インディペンデントな生き方」ができるようになるでしょう。

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  • 勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践
    3.5
    タイトルのとおり、勝間和代さんがおくる「ビジネス思考法」の基本と実践の書です。 本書では、ビジネスで一歩先行くための基礎的なものの考え方<フレームワーク>を、 1 論理思考力 2 水平思考力 3 視覚化力 4 数字力5 言語力 6 知的体力 7 偶然力 の7つに分類。それぞれの力を身につけるための3つの基本テクニックと、4つの実践方法について、 豊富な事例、勝間さん自身の経験をおりまぜ、わかりやすく解いています。 特に、「論理思考力」については、外資系コンサル等で多用される基本的なテンプレート21をカラーチャートにして掲載。 それに加えて、それぞれのフレームワークごとに勝間さんがお勧めする書籍もカラーで紹介しています。 まさに、勝間和代の「頭の中」、すなわち、その発想と、仕事の質・量・スピードの秘密をはじめて公開する貴重な1冊です! ビジネス思考法の基本と実践

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  • 勝間和代のビジネス思考力養成セミナー[基礎力養成編] マジビジSpecial
    4.1
    <勝間式・問題解決アタマの作り方、教えます!> ビジネスは問題解決の連続です。 ですから、ビジネス思考力の基礎体力をつけ、問題解決の基本を学べば、何があっても効率的に対応し、安定した実績を出せるようになります。 本書は、「勝間さんにビジネス思考の基礎を学びたい!」という声にお応えして開催されたセミナーを元にした1冊。 勝間さんを家庭教師になったかのように、問題解決のためのロジカルシンキングを学ぶことができるでしょう。 <本書で学べる主な内容> ○ 的確な意思決定をするための、仮説の立て方。正しい問題設定の方法。 ○ ロジカルシンキングの基礎となるMECE、ロジックツリーの作り方。 ○ メディアにのっていない事実の探し方。 ○ 集めたデータの効果的な分析の方法。 ○ ピラミッドストラクチャーによる効果的なプレゼンの作り方・・・e.t.c.

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  • 勝間和代の学び旅 マナベル ~オーストラリア編~
    4.0
    「マナベル」とは、「学び」+「トラベル」、すなわち「学び旅」のこと。本書は、勝間和代さんが初めて書き下ろすビジネス紀行本。 訪れたのは、リーマンショックからいち早く立ち直った国、オーストラリア。 晩夏のメルボルンとウルルの異文化に触れ、 著者自らが、様々な「気付き」を得ながら「学び」を深めていきます。 旅によって自己を高める、“勝間流「学び旅」術”が満載の1冊です。

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  • 勝間式 金持ちになる読書法【電子版特典付き】
    4.1
    ★★電子版特典動画付き★★ 本書巻末に掲載のQRコードより、勝間和代さんによる電子版特典動画をご覧いただくことができます。 ※紙版書籍に付属の袋綴じは電子版には収録されておりません。予めご了承ください。 お金持ちになる方法は読書で学習できる。勝間和代さんの最新刊!この本は読書によって、お金持ちになりたい人のための本です。お金の正しい使い方を知るためには、様々な形で情報の流れを知り、情報の使い方を知り、情報強者になる必要がありますが、今現在の状況でこの情報について最もコスト安く、かつ的確に教えてくれるのがなんといっても「読書」なのです。本書はお金の不自由から解放される読書術を提供します。 (はじめにより) 読書は現代の錬金術である。 私はそう、強く確信しています。このことは、ただ私の「信仰」ではなくて、国内外で読書量が年収と相関関係にあるという分析が多数報告されています。たとえば、アメリカの「Business Management degree」に掲載された研究データによると、富裕層の88パーセントが1日30分以上ビジネス書などの本を読んでいましたが、年収300万円以下の人は、わずか2パーセントしか読んでいません。86パーセントの富裕層は読書家で、また63パーセントの富裕層は、移動時間などの隙間時間にオーディオブックなどを聴いています。    (略) 私は、先祖代々の遺産によって生まれながらの資産家である人でない限り、本を読むこと、つまり読書量の累積が、お金持ちになるための、簡単でいちばん手っ取り早い方法のひとつだと考えています。 なぜ、そのように言えるのでしょうか?  答えは、ごくごく簡単なことです。 つまり、「さまざまな本には、直接的・間接的な、お金持ちになるための方法とそのヒントが含まれているから」ということなのです。 著者プロフィール 経済評論家、株式会社監査と分析 取締役、中央大学ビジネススクール客員教授。1968年生まれ。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。アーサー・アンダーセン、マッキンゼー・アンド・カンパニー、JP モルガンを経て独立。少子化問題、若者の雇用問題、ワークライフバランス、ITを活用した個人の生産性向上など、幅広い分野で発言を行う。『勝間式 食事ハック』『勝間式 ロジカル不老長寿』(ともに宝島社)など著書多数。公式YouTubeチャンネル「勝間和代が徹底的にマニアックな話をするYouTube」を配信中。 ※動画の閲覧期限はございませんが、特典動画は都合により削除する場合があります。
  • 勝間式食事ハック
    4.0
    仕事や人間関係の生産性を最も向上させるのは何か?それは、一番おろそかにしがちな食生活。普通の生活をしているのに太ってしまったというあなた。加齢や仕事の忙しさのせいにしていませんか。本当は加工食品の摂り過ぎが原因なのです。本書では便利で健康によく、手間もかからない、かつコストも抑えられる勝間式の食事ハックの集大成を紹介。この本を通して、ストレスフリーで人生の生産性を上げる理想の食生活を目指しましょう。
  • 勝間式 超コントロール思考
    -
    「コントロール」と聞くと、 なんでもかんでもコントロールしたがるわがままな人、 他人を自分の思い通りに支配したがる人など、 あまり良い印象を持たないかもしれません。 しかし、本書でいうコントロールの対象は、自分自身とその周りの環境です。 つまり、「自分も他人も大事にしつつ、時間やお金を効率的に使いながらイメージ通りに物事を進める方法」というのが、本書で提唱する「超コントロール思考」です。 著者の勝間和代さんは、経済と効率化のスペシャリストであり、稀代の超コントロール思考の持ち主。 「超コントロール思考」を常時フル回転させている勝間さんの毎日は ◎仕事量はマックスより2~3割間引いて余裕率を確保◎余裕率を上げるほど、仕事の成果が上がる◎得意な仕事だけに絞り、日々楽しみながら働いている◎収入の8割で生活し、2割は投資に回す◎おなかいっぱいにするため、プライドを満たすためのお金は使わない◎健康を自分の意志にまかせない◎料理も掃除も洗濯も「超ロジカル家事」で効率化◎「人のために役立ちたい」という人だけに囲まれている◎ブログ、SNSを人間関係のツールとして最大限に利用◎自宅の雑事はすべてAI秘書「スマートスピーカー」におまかせ◎絶対においしくなるうえ、火を使わない超ロジカル料理を実践◎遊びを通して良質な人的ネットワークを広げる◎歩きながら「読書」をする◎自宅を「大人の児童館」化して遊び倒す などなど、ストレスフリーの爽快さであふれています。 無意識に受け入れている不便なこと、いつのまにか惰性で行っている無駄なこと、必要ないのに払っているお金などを徹底的に洗い出し、ITを駆使して情報を集め、選択肢を増やし、もっとも最適な方法を見つけて実行する。それが、超コントロール思考が目指すところです。 本書をヒントに、思い通りに時間、お金、人間関係を動かす気持ちよさ、爽快感、楽しさを体験してください。 【アチーブメント出版より】・ランチタイムのコンビニで長蛇の列に並んでいる・リアルタイムにテレビの情報番組を見ている・クレジットカードや携帯電話など通信費の明細に目を通さない・お酒やタバコがやめられない・10時間以上勤務はざらにある これらに当てはまる人は、無意識にあらゆることにコントロールをされているリスクの高い人――要注意人物です。 「世の中は思っているよりもずっと柔軟で、イメージ通りにコントロールができます。 それを忘れてしまったり、あきらめてしまったりすると、さまざまな環境や都合よく相手を使おうとする仕組みや制度、人に流されてしまいます。それはとても危険なことです。なぜなら、あなたの時間やお金、気持ちを削り取られてしまうから。 ぜひ『最適の方法でコントロールをするぞ』という意志を持ってください。そしてイメージ通りに時間、お金、人間関係を動かす成功体験を重ねて、その素晴らしさを体験してください」 (著者・勝間和代) その気づきと実践については、ぜひ、本書をご覧ください。
  • 勝間式 超ロジカル家事
    4.0
    現代最強の効率化&経済の専門家が教える家事と家計を徹底的にラクにする方法

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