異端の人間学

異端の人間学

815円 (税込)

4pt

野蛮で残酷、時に繊細で芸術に過剰なまでの情熱を傾けるロシア人。日本と近く、欧米に憧れて近代化してきたという似通った過去も持つ。だが私達は、隣国の本性を知っていると言えるのか。欧米中心のヘゲモニーが崩れつつある今、世界はロシアが鍵の一つを再び握った。ロシアを知り理解し得なければ、今後日本は生き残れない。一九六〇年代からソ連・ロシアと深く関わってきた二人の作家が、文学、政治経済、宗教他あらゆる角度からロシアを分析。人間とは、国家とは、歴史とは、そして日本人とは何かを浮き彫りにしたスリリングな知の対論。

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異端の人間学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2015年10月07日

    ページめくってまず行間が空きすぎてるのにびっくり。これなら1時間で読めるわいと思ったら思いのほか内容は濃くて、特に最後のほう、哲学的な話になっていったあたりはすっかり引き込まれた。二人の知識人が実に素直に詩や自らの戦争体験への思いを語る貴重な書。異国の地で様々な経験を重ねた両名がここまで敬意を持って...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月19日

    佐藤優と五木寛之の対談本。
    五木寛之さんがロシアに詳しいということはよく知らなかった。ロシア通として有名な佐藤さんが、五木さんの知識や経験に一目置いている感じがして、共に分かり合える部分と、二人それぞれの経験から見たロシアが紹介されていて、薄い本の割に内容が濃い印象だった。 ウクライナ戦争のロシアを...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年12月18日

    2014年クリミア併合後の2015年に出た本。2022年ウクライナ侵攻。今だからあらためて読んでいい本。

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    Posted by ブクログ 2020年04月10日

    作家の五木寛之と元外交官で今は作家の佐藤優の主にロシアについての対談。

    ロシアや周辺諸国について今までより深く知ることができた。

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    Posted by ブクログ 2018年01月07日

    前から、ロシアに縁のあるお二人のコラボがないかなと思っていましたが、夢の対談が実現し、楽しく読ませていただきました。
    五木寛之さんの歴史の瞬間に立ち会う引きの強さや、一時の経験から時代を切るとる感覚の鋭さなどを改めて感じるとともに、佐藤優さんのあらゆる分野への知識の豊富さに驚きました。
    これを読んで...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年04月23日

    日本人のロシアに対する昨今の関心の低さを憂う二人による博覧強記の対話。
    ウクライナ問題を考える上で必要な教養と時代の理解。
    ロシア市民にとって切っても切り離せない存在である詩と文学。
    知られざる異端とされた宗教の歴史。(日本には”隠れ念仏”はあった)
    現代の国際問題・外交問題の背景にある歴史や思想の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月29日

    ロシアという国を正確に理解できる人が世の中にどれほどいるだろうか。勿論私にとってもロシアはよくわからない国の一つだ。プーチン大統領の目つきや喋り方をニュース映像から見ていると、鋭く威圧的な雰囲気が漂ってくる一方で、帯を締めて柔道で技を決めたり、乗馬する姿などは少年の様な純粋さを感じたりする。ウクライ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年09月26日

    ロシアに詳しい作家五木寛之と、元ロシア駐在の外交官佐藤優による、ロシアについての対談集。

    面白かったので、対談の中で触れられている五木寛之の本とか、アウシュビッツに関する本を読んでみることにした。

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    Posted by ブクログ 2017年04月20日

    ロシア好きの二人がロシアについて語る本。歴史が大きく動いた時代に生きていた二人だけあって、生々しい実体験が面白い。

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    Posted by ブクログ 2016年03月20日

    五木寛之の本はあまり読んだことがない。「さらばモスクワ愚連隊」「蒼ざめた馬を見よ」が世に出た頃は当方は小学低学年だったし、その後もこちらのストライクゾーンに打てる球がくることがなかった。近年は「親鸞」など仏教に関連した著作や探訪記を書かれているのは知っていたが、手を出していなかった。

    佐藤氏が博識...続きを読む

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