初期スキル = チートスキル
タイトルにある「初期スキル」とは「ゲームなどによくある初級スキルや見向きもされなかったスキル、非戦闘用スキル」ではなく、単純に神様から「最初に貰った(オリジナル)スキル」のことであり例の如く都合の良いチートである。(ここ重要)
また創ったスキルは3つだけという制限なのに対し、うち1つはスキル増殖スキル、というスキルで無効化しているため、何でもありになっている。(しかも増えたスキルも「初期スキル」に入るらしいが、ややタイトル詐欺を疑うポイント)
また、ステータス無双に加え、続巻では血筋無双、王族の仲間による王権無双(ただし、「何か大変そうだった」レベルの記載)と続いていくため、俺tueee系・俺何かやっちゃいました系統の話を既に読み漁っていたら新鮮味がない。
さらに、盛り上がりのある展開が少なく、何かあってもあっと言う間に終わった、というくらいあっさりとしている。(例:①どこか分からない場所に連れ去られた→近くの村に寄ったら転移スキル使える人が居て帰って来れた。この間苦労無し②ざまぁ環境(その期間の記述はほぼなし)→王様「代わりにやっておいた」主人公関わりなく、その詳細は不明)
その上、癖のあるキャラが極僅かで、続巻に連れて癖自体も抜けていくか、登場頻度を極端に減らされて丸くなるかという状態のため、登場キャラが皆モブになっていき、主人公を讃える展開しかない。(例:養父、竜)
また舞台も王族貴族の立場や権力暴力争いの無い諸国となっており、主人公の能力的や周りの人間的にトラブルに巻き込まれても良いはずなのに何も起きない、起きても続かない、という読み応えがないものになっている。
また続巻では主人公があれやこれや手を出しすぎてるせいか忙しさで楽しそうに見えないし、苦労話も無いため達成感もあるようには見えず・・・タイトル詐欺かな?と数回思ってしまうほど。
・・・強いて良い点を挙げれば、扉絵ではネタばれされない・絵が良い・小説投稿サイトなどで読む分にはまだストレスがない、という点かもしれない。