Reypigさんのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
夢への向き合い方2例のお話
このシリーズは、第1巻で「社内システム全てワンオペしている私」が解雇され、全てを奪われた気持ちで落ち込んでいるところに、幼馴染みが前職での実績を知り、起業した会社に誘ってくれ、入社。そこで新たな事業に携わり、みごと解雇した会社に対してリベンジを果たすまでを描く。
全身全霊で打ち込んでいた前職での仕事を奪われ(解雇され)、「自分が打ち込める夢がみつけられない」状態でいる主人公が、夢に対処する姿の異なる、2人の他人に出会う事になり、その出会いが描かれる。一人は、ヴァーチェルリアリティでの触感デバイスでの開発に没入する者であり、もう一人は、怪我で自らの夢を諦めなければならない事態に追い込まれたのに -
購入済み
前半は、形態偏重で読むのが辛い
冒頭から半分過ぎまで、形態の記述偏重で、結構読むのが辛かった。冒頭から半分過ぎまでの記述も、目に付く桜の木と思われるものを、同定しようとするなら、結構役立つ。「これは桜か否か」「桜としたら、何か?」「同定出来ない(交雑種?)だとしても、何と何の交雑種の可能性が高いか?」を同定しようとするなら、好適な本。が、そんな事まで、私は考えていないので、読むのが辛かった次第。
が、それ(p.124)以降(枝垂れ桜~)は、論理が納得出来るものだったし、類書では、あんまり記述される事の無い部分(樹皮とか、材としての特質とか、根とか)で楽しめた。また、人文的な分野の記述は、薄いものの独自の視点があり、 -
購入済み
作品「嘘つきジェンガ」は未収録
ジェンガの文字は、この作品の本文には出て来ません。「嘘つきジェンガ」なる作品も、この本には収められていません。
「ジェンガ」を検索してみると、積み木で作られたバランスゲーム。具体的な姿は、検索してみれば、直ぐ出て来ます。装丁は、このゲームに由来すると思われます。
、この題名に最も相応しいのは、最後の「あの人のサロン詐欺」でしょう。この短編集所収の作品名が「○○詐欺」の形のものばかりである事から、作者の「もっとひねった題名にしたかった」との不満が、この短編集の名に凝縮されている様に思えます(笑)。
本書は、詐欺を題名に付けた3編から成る短編集。3編は、それぞれ「オール讀物