【感想・ネタバレ】え、社内システム全てワンオペしている私を解雇ですか?【電子版特典付】2のレビュー

SEを題材としたお仕事ラノベ。
だが、追放モノ異世界ファンタジーのノリで肩肘張らずに楽しめる一作。

コスプレ趣味のエンジニア・佐藤愛が社長の交代をきっかけに退職に追い込まれてしまう、「お前はクビだ」からはじまるストーリー。

退職後、ひょんなことから幼馴染と再会したことで決まった次のお仕事「真のプログラマ塾」。
有能だがちょっと変人でもある愛は新しいお仕事に邁進(?)する。(コスプレをしながら。)

お決まりのざまぁな展開もあり。
しかしなんと言っても、人生に行き詰まりを感じている様々な人が、愛と関わることで前向きさを取り戻していく。自分の存在意義を実感することで愛自身の心も満たされていく。
「私TUEEE」よりもそういったほっこりハートフルドラマをメインに据えたのが本作である。

愛ちゃんの突き抜けたオタク女子っぷりも面白い。
お仕事を頑張るのってお金の為なのはもちろんだけど、それだけじゃないよね。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

購入済み

だんだんと…

1巻はざまぁ的にスカッと読めたのでそのまま2巻へと。
こちらの巻はかなりマニアックな要素が強まったと思います。
人間物語としてもおもしろかったですが、なんだろう?1巻程は私のツボに入らなかったかなぁ…
愛ちゃんはすごい!

#深い

0
2024年02月02日

ネタバレ 購入済み

夢への向き合い方2例のお話

このシリーズは、第1巻で「社内システム全てワンオペしている私」が解雇され、全てを奪われた気持ちで落ち込んでいるところに、幼馴染みが前職での実績を知り、起業した会社に誘ってくれ、入社。そこで新たな事業に携わり、みごと解雇した会社に対してリベンジを果たすまでを描く。

全身全霊で打ち込んでいた前職での仕事を奪われ(解雇され)、「自分が打ち込める夢がみつけられない」状態でいる主人公が、夢に対処する姿の異なる、2人の他人に出会う事になり、その出会いが描かれる。一人は、ヴァーチェルリアリティでの触感デバイスでの開発に没入する者であり、もう一人は、怪我で自らの夢を諦めなければならない事態に追い込まれたのに、どうしても諦めきれない者。

前者は、失敗に次ぐ失敗を経験しながらも、なんとか後1歩のところまで来ているのに、なかなか、その一歩が乗り越えられない。そして、競争相手となる者の動向が伝わって来る事で、焦りを感じてもいる状況。この描き方は、なかなかリアリティがあるのだが、主人公が加わる事で完成する、その最後の一歩はさすがライトノベルの軽さ。

後者も、その当事者の気持ちはリアリティを以て描かれるものの、解決法は、やはり安易(アニメと蝕感デバイスを活用した、モチベート。「新たな世界を自らつくる」事への誘い)。

どうしても、解決法の安易さ故に、物語を軽く見てしまいがちになるが、ここで味わうべきなのは、当事者の気持ちの方だろう。

なお、前者のその後は、第3巻で描かれ、そこで更なる、違った形での夢の持ち方をしているもう一人の「夢」をかなえる事になるのだが、後者のその後は、未刊の第4巻以降にしか描かれてはいない(ついまり、第3巻では、後者はほとんど描かれる事は無い)。

#感動する

0
2024年01月09日

Posted by ブクログ

わかりやすい話だけど感情が小さく動きますね。小説の面白さは十分あると思います。楽しめましたので次も出ると良いな。

0
2022年12月01日

Posted by ブクログ

1巻が楽しめたので続刊も。
ただ、1巻で物語として完成していたので、そこから頑張って後日譚を書いている感は否めないかな。
主人公・愛のパワフルで周りにもポジティブなエネルギーを振りまいていく様は引き続き楽しかったです。彼女の夢も見つかって欲しいと素直に思ったり。
個人的には新キャラ・めぐみんの掘り下げ部分がちょっと過剰に感じたというか、設定盛りすぎ感がしんどかったなって。

0
2024年01月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公の佐藤愛が、2人の人を救う話。
1人目は、VR+触覚の研究で思うように成果が出ずに苦しむ人の話。結末がわりと救いがなかった。え?その解決の方向でいいの??という感じ。
2人目は、なんでも出来る天才が不確実性を求めてバスケットボールにのめり込むも、怪我して諦めざるを得なくなって、人生そのものも諦めの境地となっている人の話。途中あんまりIT技術関係なかった謎の話を延々と読まされるのがわりと苦痛な感じでしたが、終わりはわりとスッキリした。
あとがきで筆者が言い訳めいたことを書いてましたが、1巻で完結してしまった話を、どうやって2巻につなげるの?ってところで苦心した模様です。
3巻はどうやって話作るの?ってのがかなり疑問。
あと、トシのせいなのか、ラノベ特有のノリに乗れなくなってきた。厳しい。

0
2022年08月16日

「男性向けライトノベル」ランキング