Tenjinさんのレビュー一覧
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非現実的だからこそおかしい
こんな子が実際にいるかどうかはかなり疑問ですが、物語としてはとても面白い。タイトルにもある「チ×チ×チャンス」という言葉を思いついた時点で勝ちみたいなものですね(作中では「お」がつきます)。
男女逆にしたら「おっ○い」やら「お○んこ」やらに興味津々だけど性欲自体はない男、ということになるので、そんな人間はまずいません。女性であっても「お×ん×ん」だけに興味を持って性欲、というか恋に無関心というのは考えにくいんですよね。でも、そんな変わった性格だからこそシュールでおかしい場面が頻発するわけで、まさに設定の妙だと思います。
性欲って男にとっては時にすごくやっかいで、いっそない方がいいん -
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欲望に忠実な勇者
時間停止の能力で何でも解決する異世界転生の勇者の物語。時間停止したら、何をおいてもまず女の服を脱がして下着やその下の秘部を眺め、さらにはおっぱいを揉むその姿に清々しささえ感じます。まあ、出てくる女性がどれも若く美しく、魅力的な肉体の持ち主というのもすごく理想化された世界だと思いますが、そこは今さら突っ込んでもしょうないですね。
光永康則氏の描く女性はメリハリの付いたボディもさることながら、顔、特に目が程よい高貴さを宿していて、そこがこの作品のスタイルには合っているんじゃないでしょうか。つまり、「脱がし甲斐がある」ということですね。高貴な精神を持っている女性が素っ裸にされて赤面する様子は実 -
ネタバレ 購入済み
主人公が順調に成長している
おとなしそうな顔してナンパ少年のスネを蹴っ飛ばすとか、結構強気な面も見せます。まあ、元々精神的には割とタフなところもあるのは垣間見えていましたが。
スネ蹴っ飛ばしが第一の見せ場としたら、次は修学旅行にバイクで追いつくところですね。先生には怒られたでしょうが、クラスメイトの見る目も少しは変わったかもしれません。若い頃には無茶もするものだと思いますし、それを可能にしたのがカブなわけです。
二人目の友だちになる椎ちゃんとの出会いもまたカブがもたらしたもので、バイクに台車をつないで道具を運ぶシーンは見た目を気にする礼子と実用性重視で見る小熊との対比が面白い。結局、乗り出したら「チャリオットみたいー -
購入済み
割と欲張りな作品
一発ネタのようなタイトルで探偵物というと「ああ探偵事務所」が思い浮かびますが、アニマルの伝統なんでしょうか。まあ、こちらは探偵というよりミステリマニアの話ですが。
ともかく、そのミステリマニアである百合子先輩がかわいいのが作品の8割くらいを占めるというのは言いすぎかもしれませんが、いいキャラだと思います。正統派美人で文武両道という隙のなさ気な人物造形にミステリ好きという要素を入れたら、そのためには何でもするので結果的にコメディリーフになるというギャップがいいですね。タイトルの理由になっている広島弁も最初は見かけとの違和感があるものの、慣れてくると彼女がただの「美人な先輩」というだけでない血の