猫かぶりおじさんさんのレビュー一覧

今巻の共感ポイントは推し活

お世話されまくりの主人公に共感しつつも飼い猫の諭吉ちゃんの存在は誰しも欲しいと共感しかないシリーズ。
今巻は世代関わらず、と言いたいが仕事に疲れた単身者に是非とも読んで欲しい。推し活の楽しさと大切さがぎゅっと詰まってるんでぜひ。そして汚部屋が出てきますが大事なのは部屋の掃除だけではないことを是非とも感じて欲しいと思った汚部屋生産者(駄目だろう)

4コマだからこそのホラー

前から好きな4コマ作家さんで、既存作品の女の子たちがかわいいイメージとは真逆の深く読み込めば読み込むほど背筋が寒くなる。正統派ホラーと言ってもいいのでは……かつ、かなりのブラック。絵柄がリアルよりはかわいい分、どの話も怖くなる不思議。話毎の注釈がありますが、作品を楽しむスパイスとして全然ありです。
後半にある童話モチーフ短編は読者を選ぶかもしれませんが……確かに怖かったので一読の価値はあります

能面女子の花子さん1

成績優秀、スタイル抜群、だが家庭の事情(しきたり)で能面常備な花子さんとその周辺の日常系コメディ。
おそらく表紙を見たときの「何これ！？」というツッコミをクラスメイト(モブ)が常に代弁してくれます。そんな中でマイペースかつ柔軟な鋼の精神を持つ主人公・花子さんの強さと、お嬢様然とした言動とたまにやらかしてくれる奇行とのギャップが面白い。
能楽という伝統文化にも邪魔にならない程度の講釈が散りばめられていて和文化に興味があるなら読んでおいて損はないかと。

働かないふたり　1巻

ほぼ成人の兄妹二人とその周囲ののほほんな日常のお話。ニートと冠するとなかなか厳しい評価をされがちな兄妹達だが、家族や友人共々愉しそうな日々は、読んでいて羨ましくなるほど。兄は正に能ある鷹で曲者っぽいが、その分対人恐怖症な妹の天然加減でバランスがとれてる。
各話も数頁なので、さくさく読めて4コママンガが苦手とか、長い話は嫌、と言う人には良いと思う。絵柄はクセはあるが汚い描写はないので慣れると気にならないかと。