【感想・ネタバレ】硝子の塔の殺人のレビュー

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面白かった

一気に読めた。
読者への挑戦がなんかうれしい、自分は直感でこいつが犯人と決めてしまうタイプなので、あまり考えないのだけど…(でも当たってしまった)

一見、話の本筋とは関わりなさそうなミステリ談義が隙あらば出現するというミステリオタクならニヤニヤがとまらない作品なのではないかと。
(しかしそれこそが伏線だったとは!)
あまり国内ものを読んでいなかったので、「本格」とか「新本格」ミステリってなんのことか?だったが、ホームズやエラリー・クイーンとかが「本格」なのか…
ミステリはホームズから入り、海外ものをあちこちちょっとずつ、エラリー・クイーンを多分全部読んだ。
申し訳ないがクリスティは湿り気が多く感じて苦手だった。
そういう自分には、この作品はある意味とてもなじみ深く読みやすかった。
沢山のミステリの作品が紹介されているが、参考文献として一覧も付けてほしかった、と思った。

#ドキドキハラハラ #切ない

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2021年08月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白くなるまでの時間が長かった。本当に面白くなるの?と不安になった。最初のどんでん返しは誰でも予想できそうな内容で、まさかこれで終わり…?と思ったけど最後の最後で巻き返した感じ。でも読み終わって、面白いと感じた。

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2024年05月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

もっとミステリー上級者になってから読みたかった。
ミステリー史に残る名著が所々で出てくるのだが、もしそれらを読んでいたら、「そうだったよねー」とか「わかるー」とか共感できる楽しさもあっただろうなぁ。
とは言えそれがなくてもめちゃめちゃ面白かった。

以下ネタバレ含みます。

ガラスの塔に集められその中に閉じ込められて、連絡手段を断たれて、登場人物は個性がありすぎる人たちばかりで、人は死ぬわ密室だわで、もう本当に如何にもと言った感じ。
最初はその感じに、なんだこのコテコテな感じ、この小説大丈夫かなぁ…と不安を覚えていたけど、それが途中からいい意味で違和感に変わっていき、最後で、そう言うことかー!となった。
想像していた結末からそんなにズレてなくてちょっと誇らしくなった(笑)

ただし、その結末から更にもう一展開あり、語彙力なくて恥ずかしいけど、スゲーってなった。

中盤まではコテコテな展開で、登場人物も如何にもって感じではあったものの、みんないい味を出しているし、ストーリー展開も次々と色んなことが起こって全く飽きさせない作りになっていて、最初から最後まで通してページを捲る手が止まらない現象が起こった。

ミステリーオタクにとっては本当に神小説だろうなぁと思うし、そうでなくても本当に面白い。素晴らしい作品とはこう言う作品のことを言うんだろうなと思えるほどの作品。
ただ、オタク度が高いのが売りなのだろうけど、自分の熟練度からすると度数が少し高すぎたかもしれない。

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2024年05月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

501ページ
1800円
7月11日〜7月15日

硝子の塔の主人、神津島に集められた9人。妖しい宴を開き、重大な発表をするために。ミステリー好きの面々と執事、メイド、料理人。医者の一条遊馬はこの機会に神津島を殺害しようともくろむ。第一の殺人に続き、第二、第三の犠牲者が出る中、名探偵の碧月夜は情報を集め、謎を解いていく。

なかなか進まない知念実希人。月夜の探偵談が始まると、ちょっとうざいよという気持ちになる。その場にいるような感覚を味わった。犯人が誰かわからず、それでも二転三転あり、探偵が犯人という私の苦手なパターンの話であった。

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2024年04月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まさにミステリー小説にありがちなストーリーと思いながら読み進めていたが、こんな結末?!
クライマックスにはホームズとワトソンのコンビ愛で少しほっこり。
でも被害者と名犯人による未来の被害者が気の毒。

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2024年03月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初に犯人バレのタイプねー…と思いきや、どんでん返しの連続で頭がパンクしました。
知念さんのミステリ愛と作家の方々へのリスペクトが、どっさりと詰め込まれていました。
最近ミステリーにハマりだした私にとっては、ページをめくる度、読みたい作品のリストアップ更新状態でした(笑)

しかし…真犯人の動機がなかなかのサイコパスぶりで、推理力もない平凡な自分的には恐怖心しかありません。
ゲストの方々、特に料理人にとっては一生もののトラウマ…一生の傷が残っただろうな…と思うと心が痛いです。
一条兄妹はどうかお幸せに…!

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2024年03月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おもろ〜〜!!所々のおかしいぞ?っていう伏線があることには気がついたけど、それが最終的にどんな形になるのかが読んでいても全く想像つかなかった。自らの美学を最も大切にするという動機は名探偵モノとして納得できたから、そこは無理な繋げ方とは思わなかった。途中までは完全に神津島の殺人ストーリーにのせられてたけど、そこからのひっくり返しが気持ちよすぎる。最終的に凄惨な殺人を行った名犯人ではあったけど、相棒としての気持ちの方が勝って相手を思い合う関係になったのがちょっとファンタジーな心情だけど、相棒とライバルという2つの関係性の絡まりのおもしろさだったかなと。

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2024年03月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初の挑戦状の答え合わせで、「はあ、こんなものか。なんかしっくりこないな」と思ったけど、それにも理由があったと。
地下とか隠し扉が出てくるのはテンション上がる。
最後、遊馬自惚れてるなぁと思った。あんなにヒントもらっておきながら。たしかにそれじゃ気持ちよく死にきれないよね。
月夜の去り際、名犯人が名探偵を探すとかいう新たなジャンルがここで生まれるのかとワクワクした。
ミステリ、特に本格・新本格が好きな人ほど面白く読めると思います。
巻末コメントでも言われてたけど、新本格の締めくくりという感じ。

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2024年03月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

映画でもアニメでも小説でもそうなのだが、何か作品を評価する際、「登場人物を愛せるか?」という項目が自分の中で必要不可欠なのだが、"碧月夜"は間違いなく魅力的なキャラクターだし、トリック,物語自体の完成度は勿論、リーダビリティも含め最高の出来だったと思う。

もう一度記憶を消して読みたい作品。

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2024年05月14日

ネタバレ

ガラスの塔の殺人

物語の始めから特定のキャラが強くて怪しくて
ずうっと引っかかってたので結末は
あまり激震とはならなかった。
古今東西のミステリー作品の引用はマニアの方には堪らないかもしれないが、素人にはピンと来ない。でもこの作品で紹介されたミステリー作品を読んでみたいと思った。特に綾辻さんね。

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2022年12月10日

ネタバレ 購入済み

普通に楽しめましたが、若干期待しすぎたかもしれないと言う印象です。トリックも思ったほどのどんでん返しがあるわけではないのに、すごく勿体ぶって過去の名作の名前を借りて蘊蓄を語っている様子がなんだか恥ずかしく…。キャラクターに魅力をあまり感じませんでした。

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2022年08月03日

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