【感想・ネタバレ】風雲児たち 17巻のレビュー

真の完結まであと20年はかかると豪語する著者は、無名の偉人たちを丁寧に取り上げながら、幕末に向かうエネルギーを読者にぶつけてきます。「幕末」と言いながら、原因になった「関ヶ原」まで遡ったため、登場人物が膨大になり、30年以上の連載になってしまったのです。
印象的なエピソードは数えきれませんが、その後、歴史小説として話題になった
・関ヶ原での島津の正面突破による退却
・恐妻家(妻はお江~大河ドラマでは上野樹里!)だった二代将軍・秀忠の浮気で生まれた保科正之が家光への忠誠が認められて会津の藩祖になるが、それが幕末の悲劇につながる
など、私は歴史をこのマンガに学んだと言っても過言ではない!質量ともに文句なしの傑作です!

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Posted by ブクログ

シーボルトイネとジョン万次郎が同い年だなんて。やはり単なる教科書だけ見てもダメと痛感。時代の雰囲気を知りたい。

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2021年10月02日

Posted by ブクログ

シーボルト父娘のその後、ジョン万次郎のアメリカ生活、水野忠邦の失脚に間宮林蔵の臨終までが描かれる17巻。ここ数巻におよんで人をはめ、裏切りを繰り返す鳥居耀蔵の人間としてのクズさは凄まじいキャラ立ちだ。

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2014年09月06日

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