【感想・ネタバレ】風雲児たち 5巻のレビュー

真の完結まであと20年はかかると豪語する著者は、無名の偉人たちを丁寧に取り上げながら、幕末に向かうエネルギーを読者にぶつけてきます。「幕末」と言いながら、原因になった「関ヶ原」まで遡ったため、登場人物が膨大になり、30年以上の連載になってしまったのです。
印象的なエピソードは数えきれませんが、その後、歴史小説として話題になった
・関ヶ原での島津の正面突破による退却
・恐妻家(妻はお江~大河ドラマでは上野樹里!)だった二代将軍・秀忠の浮気で生まれた保科正之が家光への忠誠が認められて会津の藩祖になるが、それが幕末の悲劇につながる
など、私は歴史をこのマンガに学んだと言っても過言ではない!質量ともに文句なしの傑作です!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

いろんな人たちを、それぞれさらっと描くのではなく、とことん詰めて描く歴史の見せ方がとても面白い。ギャグ漫画の形をとりながら、歴史を考えさせてくれる。

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2021年05月26日

購入済み

ついに完成!!

ついに完成しましたね!
前野さん、杉田さんのそれぞれの思い、言ってはならないことを言ってしまったそれぞれの心情、
完成して歓喜する姿、笑いあり、たまに悲しくもなり、感動もあり…次巻が楽しみです。

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2020年05月08日

ネタバレ 購入済み

解体新書、完成

オランダ語の単語を一つ一つ読解し地道な作業を繰り返し、様々な困難に見舞われながら完成した解体新書。主導的な立場であった前野良沢ではなく、杉田玄白の書となってしまいそれぞれの運命が分かれていく切なくも感動的な巻。しかし前野良沢にとっては名声よりもこれで幸せだったのかもしれない。

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2019年12月02日

Posted by ブクログ

鬼才・平賀源内、ベニョヴスキーお手紙事件、解体新書出版と大きな出来事が続く第5巻。前野良沢の取り扱いや、平賀源内の天才性、未熟さに非常に複雑な気分になった。みなもと太郎の大コマ絵の迫力はスゴイな。

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2014年09月06日

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