【感想・ネタバレ】風雲児たち 2巻のレビュー

真の完結まであと20年はかかると豪語する著者は、無名の偉人たちを丁寧に取り上げながら、幕末に向かうエネルギーを読者にぶつけてきます。「幕末」と言いながら、原因になった「関ヶ原」まで遡ったため、登場人物が膨大になり、30年以上の連載になってしまったのです。
印象的なエピソードは数えきれませんが、その後、歴史小説として話題になった
・関ヶ原での島津の正面突破による退却
・恐妻家(妻はお江~大河ドラマでは上野樹里!)だった二代将軍・秀忠の浮気で生まれた保科正之が家光への忠誠が認められて会津の藩祖になるが、それが幕末の悲劇につながる
など、私は歴史をこのマンガに学んだと言っても過言ではない!質量ともに文句なしの傑作です!

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Posted by ブクログ

単なる知識としての歴史ではなく、本当に生きている人たちの思いをコミックとして表現している。それを単なるドラマではなく過去から未来に向けてギャグ漫画を通して描く稀有な作品。

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2020年12月27日

購入済み

土佐藩の…

幕末の時代でしか知らなかった上士、下士、郷士のシステムが関ヶ原合戦後から始まっていたとは…。
それにしても旧長宗我部の家臣たちへの山内一豊の仕打ちはむごすぎると思ったが、
戦国の世では仕方のないことだったのかなぁ。ちょっと悲しくなりました。

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2020年05月03日

ネタバレ 購入済み

秀忠

教科書にもなる素晴らしい歴史マンガ。ギャグあり、シリアスあり、感動ありでおもしろいです。この巻は、あまり評価が高くない秀忠が実は優秀だったとわかるお話がいい。のちの保科正之のストーリーもでてきて、へーそうだっんだとなる。

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2019年11月30日

Posted by ブクログ

大阪冬の陣開幕まで。

これは面白い。
自分が知らなかった知識が多く詰まっている。

駿府城は築城直後から3年間に9度出火。p.223

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2018年10月15日

Posted by ブクログ

2巻のラストで大阪冬の陣ギリギリあたりまで描かれる。2代将軍秀忠のご落胤の行方はどうなる!? 薩摩の琉球侵略、萩の毛利家、土佐の山内家の政治とその後の流れもここにはじまっている。

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2014年09月06日

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