【感想・ネタバレ】チ。―地球の運動について― 6のレビュー

地動説は美しい、命をかけても惜しくないほどに。

皆さんは地動説:太陽を中心として地球など惑星が回っているという学説を当たり前に知っているかと思いますが、それが当たり前ではない時代がありました。

それまでは天動説:地球を中心に太陽などが回っている説が当たり前という認識でした。
天動説は宗教的にも正しいとされ、それ以外の考えは異端思想であり、最悪火炙りの刑に処されてしまうこともありました。

この作品はそんな時代に生まれながらも、地動説の美しさを信じ、時代に抗った人々の物語です。

この作品の一番の魅力は地動説を信じ、己の意志を貫こうとする登場人物たちであり、読んでいて胸にこみ上げてくるものがあります!
歴史や科学好きだけではなく、現在に生きるあなたにきっと刺さる作品です。どうぞお手にとって読んでみて下さい。

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次の時代へ

次から次へと地動説は受け継がれ、この先どうなるのか非常に楽しみです。いつか世に出される時は来るのか?!。

#深い #タメになる

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2023年11月18日

匿名

ネタバレ 購入済み

同じ宗教でも、C教正統派、C教H派、異端、無宗教といろいろなバリエーションが出てきて、価値観の多様性が出てきます。
また、活版印刷は歴史の教科書に書いてあるけれど、ここまで世界を変えるような画期的なものだったのだと初めて知りました。

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2022年12月15日

購入済み

久しぶりに

久しぶりに課金してまで読みたい作品に出会えました。
真理を追い求め続けた人間模様が素晴らしい👏
次巻も期待!

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2022年06月03日

Posted by ブクログ

いつの時代においても、自分の属する団体や地位、利害関係に囚われず、フラットに物事を視る重要性を説いていて、その難しさを謳っていた。その阻害要因は、それこそ自分の属する何かかもしれないし、時代かもしれない。

今作は神について話される場面が多かった。もちろん神をどう捉えてるかは個人に委ねられているが、仮に信仰の共通化されたものであり、社会の当たり前に信じられている対象である世界線から、そこに一石を投じようとする活動には目を見張った。

今作では、この複雑とも言える主人公の行動に指針が与えられていて面白かった。
また後半では言葉についても取り扱われていたが、時が進んだプラスαの要素として、流布の仕方、お金を生み出す方法の模索に関して検討されていた。

それにしても、思想が登場する、言語化され継承される、消失するが幾度となく繰り返されている。かなり命懸けの攻防がどうなっていくのだろうか

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2022年04月14日

Posted by ブクログ

書店で、1集から6集まで、まとめて購入して、拷問シーンなどに、怖がりながらも、アッという間によみ終えてしまった。面白い!!
心に刺さる言葉が、たくさんあるので、最初からゆっくりとまた、読み返して、私には難解なる箇所が、多々あるところは、頭の中を整理して、物語世界を 味わいたい。
とても読み応えのある作品でした!
第7集が、待ち遠しいです。

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2022年02月11日

購入済み

面白い

また新しいキャラクターが登場してストーリーが展開していく
今までもそうだけど、キャラクターのセリフにいちいち感心してしまう
とにかくすごい漫画だと思います!

#感動する #アツい #タメになる

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2022年01月28日

Posted by ブクログ

表紙の2人なかなか良い。当たり前のように死や殺しが存在するが、今回は拷問シーンがなく、比較的読みやすい回だった。
無神論者の登場は、今日の日本人や現代人を彷彿させ、感情を投射しやすい。真理を突き止めるだけでなく、新たな時代の激動を創成しようという強い志が知的好奇心を満たしてくれる。
「考える、その過程に知性は宿る。」

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2022年01月14日

Posted by ブクログ

おお、そっちに話が飛んだか、と最後に思わせてくれる展開。斜め右上に行った感じ。
今後も楽しみ。
時代が変わっていき、カトリックだけではなくなって、人々の考え方も変わっていくだろう。どのような状況なのか、臨場感をもって読んでみたい。

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2022年01月13日

購入済み

地動説じゃない

今回は地動説からちょっとズレて、三種の神器の誕生秘話みたいな感じ。
天体の話は一切出てこない。

しかし相変わらずデッサンが狂ってたりする…。
馬車のサイズに対して、室内空間のサイズが広すぎ!
そんな広い部屋を馬に引かせるの?

ま、それはいいとして、ヨレンタ最後に出てきた~!
ヨレンタなら自分で地動説の本、書けるのでは?

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2022年01月10日

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巻数進むたびに主人公が違う今までの構成を逆手に取られました。
「証明する」ストーリーから
「伝達する」ストーリー、
「伝播させる」ストーリーになっていくのが熱いです。

#アツい

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2022年01月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

地動説を巡る物語、第3章の開始。

今巻はまず、冒頭から登場する、異端解放戦線の「自然主義者」・シュミットのキャラクターが刺さる。
理屈っぽいながら感覚派。知的で論理的だけれど、「何かを理解しようとする人の知性とやらを信用してない」男。本作が(タイトルでも台詞でも示してきたように)「人の知性」を重視する中、味方側にこのような人物を配置するという構成は興味深い。
本章のもう一人の主役・「“神”を信じてない」ドゥラカの潔さも小気味よく、ラストで、ほぼ1巻越し(作中時間では25年越し)に登場するヨレンタの表情もまた感慨深かった。

巻を増すごとに面白くなってきているとしみじみ感じる。次巻の展開が今から楽しみ。

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2022年01月05日

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新章突入。今回はラディカルな反C教組織が登場、活版印刷による情報革命が題材となるようだ。メインとなる二人がC教的異端者であるという点では共通しているが一方は自然崇拝者、もう一方は無神論者でこの両者の対立も面白い。そして、ヨレンタさんが満を持してという感じで再登場。

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2022年01月04日

購入済み

重いのに漫画として面白い

地動説がいかに既存の価値観を揺るがし、それに人々がどのように反応するかというベースは変わらないが、時代が流れ新しい登場人物達が価値観や信念をぶつけ合う様はいつものことだが重いのだが漫画としてちゃんと面白い。最後に見知ったキャラクターが出てきて次の巻が楽しみ。

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2021年12月31日

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2023/5/24
まさかのヨレンタここで復活。
25年経ってるんよな。
信念があればぶれないか。
心の不安をどう埋めるのか、、。
物語が結局大切みたいなことに。
19:46

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2023年05月24日

Posted by ブクログ

拷問シーンがあるって知ってた。
でも、あまりにも話題だから、
どーしても読みたかった。

拷問シーンさえなければ、確かに最高。

人が生きるとはどういうことなのか、
なぜ人は考え続けねばならないのか。
情報過多の現代では、
多くの人が考えることを放棄している。
だからこそ、こういう漫画が読まれるべきなんだ。

ただ、拷問シーンが…
読み返す勇気が出ない

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2022年02月19日

Posted by ブクログ

地動説を成すために身も心も捧げてきた人達の物語。
内容は専門的で難解な部分が多いです。
しかし物語に生きる人々の熱が言葉が生き方が、私の心を鷲掴みにしてきます。
気づけば6巻まで読み終えてしまっている状態です。

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2022年02月15日

Posted by ブクログ

なるほど。「知」の自由の問題でもあった、と。

ドゥラカにせよシュミットにせよ、恐らく彼ら(彼女ら)の考え(思う事)は「今の」私達には理解できるけれど、信仰によって考える事、疑う事が禁じられ、情報が監禁された世界の中では何を言っているのか分からない、いわば宇宙人の言葉のように思えたんでしょうねぇ。

そういう意味で、ドゥラカを導いた叔父さんは凄い人だったんだなぁ…好きにはなれんけど(苦笑

シュミット。
これまたかなり強烈なキャラがきたなぁ、って感じです。
最初の行動がホントに「ドカン」だし、話は長いし。
とはいえ、自分の信念と相容れないものでも尊重するあたり、C教よりはるかにマシなんですよねぇ。…衝突すれば実力行使も辞さない、ですが。

しかし、この作品は章ごとに主人公が変わる群像劇の要素もあるわけですが、ちゃんと「つながり」があるのが良いですね。…これが「歴史」なのでしょう。

それにしても、まさかこの人が。

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2022年01月17日

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おもしろい!一気読み。自分の信じるものを信じ抜くこと、なかなかできないけれど、そういう人がいつでも道を拓くのだろう。

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2022年01月10日

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新展開

第三部に入り、登場人物も舞台もほぼいれかえ。前部までの展開が好きだった人には違和感あるでしょうが、次巻の盛り上がりに期待ですね。

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2022年01月03日

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103冊目『チ。 -地球の運動について- 6』(魚豊 著、2022年1月、小学館)
新章突入。C教のルール外に生きる者たちと、「地動説」との出会いは物語をどう動かすのか?相変わらずセリフが熱い。知性的な内容でありながら、漫画らしい外連味のある展開も楽しい。H派とは多分プロテスタントの原型でもあるフス派がモデルだろう。
「表なら私、 裏なら君が正しい。」

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2021年12月31日

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ネタバレ

C教正統派を打倒するために結成された異端解放戦線は火薬を使って教会を襲撃し、とらえられたメンバーを奪還する。

彼らの目的は地動説を論じた書籍を、活版印刷術を用いて世に広め、そのことでC教の権威を失墜させることにある。

遊牧生活をしている共同体のドゥラカは金儲けをして、その日暮らしの生活から抜け出したいと考えているが、叔父に連れられて行った廃村で偶然、地動説の書籍を読んでしまう。書籍は教会と解放戦線の戦いの途中で燃えてしまうが、ドゥラカは一度読んだら総てを記憶できる能力の持ち主だった。いまや書籍はドゥラカの頭の中にしかない。解放戦線はドゥラカを首領の下へと連れていく。首領はなんとヨレンタだった。

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2023年10月30日

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バトンは手渡された

研究とその発表を、今度は逃げおおせたヨレンタが引き継ぐという。ノヴァクが知ったら卒倒するのではなかろうか。とはいえ異端解放戦線のメンツも濃い奴らが多い。きっとこの先も一筋縄ではいかない展開が待っていることだろう。

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2022年08月25日

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またいきなり25年も飛んだぞ。
あらゆる神を信じない
解放戦線の話から始まって
ドゥラガという移動民族の少女が登場。
学者肌だったこれまでのキャラと違って
なかなかの現実主義です。
金を生み出して力を得ようとしている。

そんな彼女の手元に
バデーニがつないだ地動説の書物が渡り
彼女は解放戦線と行動をともにすることに。

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2022年08月21日

Posted by ブクログ

第3部がスタート!
前巻から25年後…世界が動いてますね。
どんな展開になるのでしょうか、楽しみです。

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2021年12月30日

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