【感想・ネタバレ】いま、子どもの本が売れる理由のレビュー

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Posted by ブクログ

これはなかなかに興味深かった。最初の方、児童書の歴史についてはちょっとかったるかったけど、後半、具体的な作品のいちいちについての論考は、どんどん読まされる求引力があった。ジャンプ、コロコロ、ちゃおについては、なるほどって感じ。以下の各書は、子どもに勧めてみたいと思えたもの。それにしても、確かに言われてみれば、幼少時は児童書コーナーなんて、全然魅力的な場所じゃなかったですわな。

ルルとララ(あんびる)、ほねほねザウルス(アンモナイツ)、グレッグのダメ日記(キニー)、王女さまのお手紙つき(ハリソン)、リリアーネ(シュテーブナー)、まんがでよくわかるひみつ文庫、学校では教えてくれない大切なこと(旺文社)

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2021年12月03日

Posted by ブクログ

書名を聞いて「え?そうなの?」と思う人が
多いと思います。

出版不況、少子化、読書離れ、などと色々言
われている中で、本が売れている状況という
のは想像できないと思います。

ところが実際には14歳以下の人口一人あたり
の書籍購買額が、20年前より倍増していると
いうのです。

言われてみますと、書店には幼児向けや小学
生向けコーナーが多く作られています。

書店が大型化したこともありますが、昔の書
店には見られなかったものです。

なぜ活況なのか。どんな本が売れているのか。
当然昔から読み継がれている作品もあります。

しかし児童書こそ、社会の今を反映している
ことがよく分かる一冊です。

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2021年11月06日

Posted by ブクログ

かいけつゾロリがなぜ子供たちに読まれるのか、おしりたんていが人気な理由、小学校女子に12歳。という本が支持されている理由、が分析されている。ほー。
勉強になりました。

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2021年02月01日

Posted by ブクログ

幅広い文献にあたり、事実を積み重ね、子どもの本の実像に迫っている。古い時代の児童書の歴史は他書で学んでいたが、最近の事情、国外の事情は初めて知ることが多かった。独特の市場であることもよく分かった。

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2020年10月29日

Posted by ブクログ

子供に関する小説や漫画を戦後から振り帰ったり、編集者の戦略を紹介したり、と、楽しくあっという間に読めてしまう本ですが、P353と、かなり分厚い本ではあります。

私自身としては、今の子供たちが、
どんな本を読んでいるのかな?ってのを
知りたいだけの軽い気持ちだったのですが

今までに売れた、漫画、小説、雑誌の紹介から
時代背景、出版社の思惑をすることができます。

その中でも、特に、

P156 ドラゴンボールやスラムダンク終了後

マガジンに逆転され、20万部ほど差がつけられた後の努力による、ワンピースや遊戯王、ルーキーズ、ハンター×2、ナルトなどの新連載に繋げたり、「コロコロ」的なメディアミックスで稼ぐモデルへの変換など、鳥嶋編集長の話

に、深く感銘を受けました。

この本を読んだ本当の目的としては
12歳。、こちらパーティー編集部っ!、
いみちぇん、四年霊組こわいもの係、
マジックツリーハウス、グレッグのダメ日記、
ふしぎ駄菓子屋銭天堂、一期一会、
動物と話せる少女リリアーネ、54字の物語
などを読ませようと思いました。

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2020年08月06日

Posted by ブクログ

子どもに大人気のおしり探偵、サバイバルを知っていますか?
戦後子どもたちはどんな本を読んできたのか。ありそうでなかった本に関する本。

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2020年07月29日

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