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Posted by ブクログ
パートナーの発達障害に苦しむ方向けの、今後の一歩を考えられる本。現実逃避をせず、問題と立ち向かいながら、同居・別居・離婚という3つの大きな選択肢の中でのケーススタディを紹介。本人がどのように法やシステムを活用するべきかをわかりやすく紹介している他、周りはどのように支援を行うべきなのかもわかる気がする。
不満等、伝え方の工夫(p.83)
①具体的に伝える
②伝えることは一つにする
③夫が落ち着ける環境で伝える
④文字で伝える
⑤冷静に伝える
ホッとした
アスペルガー受動型の夫を持つ方の項を見て、すごくホッとしました。
まさに私の夫と同じ人。それに対しての妻の思いもまさに私そのもので、救われました。
さみしさ、嫌悪感、罪悪感。嫌だと思っていいんだ!それだけで救われました。
いろんなパターンの人が紹介されているので、身近な人に当てはまる症状の人がいるんじゃないかな。なかなか周囲に理解してもらえないカサンドラの悲しささみしさを共感できる本だと思います。
Posted by ブクログ
「別居や離婚もあり」というのがしみじみ理解できました。
「発達障害」の診断に囚われることなく、つらい思いをしているならば、自分だけでがんばるのではなく、別の道を歩むのもアリだよ、と本書では伝えられています。
もちろん、双方に歩み寄る気持ちがあり、ともに協力し合うことができるならば夫婦関係の継続も可能であることも示されています。
ひとりでなんとかしようとするのではなく、ふたりでなんとかしようとすることが大切。
ふたりで歩めないならば、それぞれの道に分かれていくことも、選択肢としてあるのだということ。
苦しい思いをしている女性たちの助けになる一冊だと思いながら読みました。