感情タグBEST3
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面白すぎた……‼︎
彬が会社を継ぐことを決意したところから面白さが加速した。
難しい言葉はいっぱい出てきたけれど、アキラ達の戦いには迫力があって読む手が止まらなかった。
2人ともカッコ良すぎる、、、
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映像化された話題のドラマは観ていたのですが、池井戸潤さんの作品を「読む」のは今回が初めて。
文庫本を常にカバンに入れて、隙間時間でのちょこちょこ読みだったのですが、毎回、続きが早く読みたくて、本を開くのが楽しみになるぐらい、ストーリーに引き込まれてしまいました。
メガバンクの法人営業部門と同族経営の企業グループを舞台にした経済ドラマ。
企業向け融資の現場で起こる悲喜交々が描かれた硬派で爽やかな物語でした。
個人的な感想としては、緊張感のある会話のシーンが良かったです。表情や仕草を描いている文章表現がとても。読みながら臨場感を感じました。
銀行員になった二人、そして運命を受け入れ事業を継ぐ彬と彬の会社の為に奔走する晃。虚栄心と嫉妬心にまみれた叔父や弟。人間の心と企業のあり方をテンポよく表現するこの作品は本当に飽きがこずあっという間にひきこまれます。
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主人公2人の宿命を受け入れ
それをまっとうしようとする姿が
とてもかっこよかった
彬は社長の息子であるからこそ
その会社を継ぎ、会社、社員またその家族を守らなければならない宿命を負い、
瑛は、自らが倒産による家族の崩壊を経験したからこそ、同じ立場の人を救わなければならないという宿命を負う。
宿命と戦うことは難しい。
ときには敗北を認めなければならないときもある。
どう向き合いどう戦うか
自分の実力を認め、他人の意見に耳を傾け、最後まで諦めないことが大切だと思った。
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上巻を読んで休む間もなく1日で読んでしまうほどのめり込んだ一冊でした。 お金と幸せ。 どちらも大切ですが、どのように掴むかで人生が大きく変わりますね〜
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面白い。
うまくいくことも、うまくいかないことも「血」がキーとなっていて。
叔父さん2人、腹の括り方は、嫌いじゃないです。
映画?が原作を超えることができるか、並ぶことができるか…難しい気がするけど、見てみます!
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映画化がきっかけで読んでみた作品。
池井戸潤の作品は意外と知ってるものが多く、花咲舞がだまってない、半沢直樹などなど。
大企業社長の息子である彬と、小さな工場社長の息子である彰が
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ドラマでは分からなかった細かい描写やラストがあって、さらに良かったです。
一気に読み終わりました。とても良い作品であるこの本に感謝、そしてこれを考えて世に発表してくれた池井戸潤さん!ありがとう!!
金は人のために貸せ。この一言に尽きますね〜〜
バンカーってかっこいい!彬も瑛もそれぞれの運命に向き合って必死に生きていく姿が素敵でした。
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産業中央銀行に入行した瑛と彬は早くも頭角を表し、着実にキャリアを重ねていった。しかし、あることがきっかけで彬は東海郵船の社長業を継ぐことになる。そこには、社の存続を脅かすような問題があった。
瑛はバンカーとして、彬は社長として乗り越えなければならない宿命に対して手を組んで立ち向かっていく。
その姿に、自分もそういう仕事ができたら…という憧れを抱かずにはいられなかった。
この小説の面白さの一因ではあるのだが、少し世間が狭すぎるような気がした。
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面白かった!
二人の少年が成長していく様が丁寧に描かれており、大人になってからの二人に感情移入しやすかった。
ダブル主人公という設定も良かった。
産業中央銀行が出てきて、悪と対峙するあたりは、半沢直樹を彷彿させる。
ハラハラドキドキで上下巻をほぼ一気読みだった。
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結末も面白かったけど、諦めない主人公たちもとてもかっこ良かった。ガシャポンが私の中では変わりすぎてて「えっ!?」って感じだった笑。めっちゃ面白かったけど、崇おじさんが結局勝ち組のように見えて納得いかね〜。
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二人の境遇が違うアキラとあきらが社長と行員という立場は違えど同じ東海郵船を救うために全力を尽くす話。仕事にここまで打ち込めるのも羨ましいし、何より二人とも境遇は違えど、「家族の運命に巻き込まれてしまう」という苦悩は同じでした。しかし二人とも運命に抗うように行員になり、そしてその過去から学ぶことで最終的には経験が無駄ではなかった!っていう感じですかね。階堂家の無能叔父二人が死ぬほどムカつくけど、だからめちゃくちゃ面白かった!有能すぎるわ二人とも。こんなスマートだけど泥臭く仕事ができる人になりたい
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不幸な経験が人生の糧になるとはなんとも皮肉なことだけど、糧に出来る人の人生は違うと思う。後半は瑛が活躍するたびになんだか嬉しくて涙腺が崩壊してしまった。
人生色々あるけど糧にできる人になりたい。
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最近の書籍と思ったが、大分前に書かれた(鉄の骨より前)との事で、時代背景も含めて納得。二人主人公として池井戸潤さんの小説として異例ですが、既に半沢直樹を彷彿させる正義感が貫かれています。
いつも悪者の産業中央銀行が正義側というのも他とも違いますね!
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伏線が張り巡らされていて、
それがすべて回収されるすごさ。
サラリーマン小説なんて枠で語るべき
小説ではないと思う。
それぞれの人物が、宿命をかかえて
いきていて、それに抗うもの、
乗り越えようとするもの。
自分の力を認められるもの、
認められず、騙され、それでも、曲げない者。
人は、いろんな過去や事情を抱えている。
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最初から最後まで面白かった。
読み終わるのがもったいないと思いながら、でも続きが気になって結局一気に読んでしまった。
主人公2人とも働く姿がカッコいい。
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とにかく痛快で、非常に元気が出た。
最悪で成功の見えない「お荷物」にも果敢に向き合う2人のアキラがあまりにも素敵。
自分の宿命を果たす仕事は何か?と考えるきっかけを得られたなぁ。
それにしても良い経営者は良い部下を側に置く(その審美眼がある)、ということには非常に納得した。
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第八章ロザリオで涙。ヤスさん最高です。
その後のまさかの展開の繰り返しにドキドキが止まらず一気に読みました。
池井戸作品一作目でしたが、解説もわかりやすく他の作品も読もうと思える作品でした。
Posted by ブクログ
【短評】
ビジネス小説の面白さを知った。ビジネス小説は長年喰わず嫌いしていた分野だったが、いざ読み始めてみるとこれがなかなか引き込まれる。本作は、町工場の一人息子・山崎「瑛」と老舗海運業者の御曹司・階堂「瑛」という二人の「アキラ」の人生を対比的に描くことで、対極のアプローチから在るべきバンカーの姿を炙り出していく。
少年時代から学生時代を経て、銀行員へと至る「アキラ」の物語の節目節目で彼らは思考する。「経営とは何か?」「銀行員とは何か?」年相応の感性により、時に困惑だったり、失望だったり、羨望と共に描写されるその「問い」が、バンカーとしての彼らを形作っていく。必然、優秀な人材として成熟した二人のアキラが悩み苦しみながらも、理想的なバンカーたらんと鋭意邁進する姿が、熱かった。
決算書を読んだ経験があると、面白さが倍増する。まぁ、雰囲気だけでも多分イケる。
【気に入った点】
●伝説となる「融資一刀両断」が快かった。二人の「アキラ」がその才覚を示す様が小気味好い。私は単純な読者なので、優秀な人間が優秀さを示して周囲に称賛されるシンプルな展開が大層好みである。敢えてヒントを残すのも、看過しつつキチンと報告するのもカッコいいじゃないか
●階堂彬。エリート然とした涼やかな佇まいのなかにも、祖父と父から受け継いだ経営哲学に由来する「熱さ」を持っている。人生の節目節目において、彼が何を見て、何を学んだかが緻密に描かれていたので、その成長と決断に共感出来た
●カバー絵。最高にイメージ通り
【気になった点】
●山崎瑛。冒頭の河津のエピソードは結構好み。経営に纏わる人の心のお話はなかなかに好みだった。他方、紆余曲折を経て大学進学を決め、”ピカイチ”の人材となる過程に疑問符が残った。その辺りの描写がまるまる欠如しているため、その「変貌」が怪物然として、どこか得体の知れない人物という印象が強く残ってしまった
●エピローグが片系だったのが残念。比較的さらりと終わるが、もう少し饒舌に物語を総括しても良いと思った。大河ドラマ的な描き方をしているので、より重厚な締めを期待してしまった
他のビジネス小説にも手を出そうかなと思える一冊。良作。
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上下巻の後編、完結しました。映画を観ていたので結末は知っていましたが、それでもハラハラしました。ラストというかエピローグは映画と違いましたね。面白かったです。
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私は銀行業務に疎いのでクライマックスの稟議の何がどう凄いのか分からないのですが、「なぜそこまでこだわる」という問いに対する山崎瑛の答えには心打たれました。自分もやりがいと誇りを持って仕事に臨めたらいいなと思います。
ラストにはちょっとしたサプライズがありましたが、「そういう事もあるかなぁ」と思います。経緯を詳しく知りたいですが、「それはまた別の話」って事なんでしょうね。
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池井戸潤さん、ドラマのイメージが強過ぎて何となく今まで手に取らずにきてしまってましたが。
結論、早く読めばよかった…。小説の方が、それぞれの登場人物の背景がわかるので、何でそんな酷いことを?と思うような人も理解できてより面白いのかな。
銀行の役割とか、経済や世の中のこと、勉強になりました。大きな会社も小さな会社も、会社を経営するっすごいことだな、と。
2人のあきらがそれぞれ魅力的で、映画も観たい。
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お互いに尊敬しあっている関係がよく分かり、とっても格好よかった!
こんな奴は見捨てたらいいのに、とかも思っちゃうほどの環境で全部背負って立つ彬は凄いな。
とんでもない苦境に立たされて、それでも救いの手は現れる。
懐かしい名前が登場したこと気には思わず声を上げちゃった。
銀行に入った目的を見失わず、頑張り続ける瑛も本当に格好良い。
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映画を観たので流れは大体分かっていたが、原作ではアキラとあきらの背景がより鮮明に描かれていて面白かった。それぞれが問題に立ち向かう姿に元気をもらった。映画と内容は少し違ったが、どちらも存分に楽しめた。
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2人のあきらがカッコいい。経営のことがよくわからない私でさえも夢中で読めた。
自分自身救うために、今この仕事に向かいあっている瑛、私もはっとした。私が精神科で相談員やっているのも、どこか過去の自分を救うためにやっているところがある。患者さん救うことがどこか自分を救っている感覚がある。
伏線回収も見事でした。
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上下巻と長編だが、スピード感があって
読みやすい。なんとなく食わず嫌いで池井戸潤さんの作品は読んでなかったが、長く愛されている理由がわかりました。
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映画の番宣見て、原作を読みたくなりました。
上下分かれてましたが2日ほどで読み終えました。
この作者の作品はどれもスカッとする展開ですが、この作品も登場人物のセリフなどの端々にそれが込められていて、ワクワクしながら読めました。
どちらの主人公もカッコよかったけど、彬に軍配が上がるかなぁ。
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面白かった。
上下巻でふたりのあきらのうち、
上巻では山崎あきら、下巻は階堂あきらがメインな感じだった。
経営者や銀行マンというより、肉親のいがみ合いに終始して終わった感じだった。
もう少し、融資のところに展開を多く割いて欲しかった感じです。
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同期で産業中央銀行に入行した大企業の御曹司・彬と実家が町工場だった瑛。互いにその才能を認め合っている。バンカーとしてしのぎを削ってゆくのかと思われた2人だったが、彬の実家で異変が起こる。弟が後を継いでいた大手海運会社の経営が揺らいでいるのだ。
元はといえば、弟が半ば騙されて、系列会社を仕切る叔父たちが経営するリゾートホテルに巨額の出資をしてしまったのが原因だった。さらにその背景には、叔父たちと亡父との確執があり、兄である彬を見返したいと思う弟の焦りがあった。
そのうち黒字化するだろうという甘い見通しに反し、バブル崩壊後、リゾート関連の景気は冷え込んでいた。ホテルへの出資が足かせとなって二進も三進もいかなくなった会社の舵取りに、若い弟は心身ともにすり減らして倒れてしまう。
敷かれたレールに乗るのを嫌って、家業を離れてバンカーとなっていた彬だったが、やむを得ず、銀行を退職し、家に戻ることにする。
だがさて。
お荷物となったホテルをどうするか。叔父の会社はどうなるか。何より、系列企業の中心である海運会社をどう切り回すか。
問題は山積していた。
彬は、会社のメインバンクでもある自身の古巣の銀行とともに、この難局を乗り切る策を練る。銀行側の担当者は、よきライバルであった瑛だった。
下巻では、このリゾートホテルをどう扱うかが中心となる。
救いの神が現れそうになりながらするりと逃げてしまう展開でやきもきさせられるが、肝がすわって冷静な彬と、優秀で人情味もある瑛は最後まであきらめない。
後半になり、懐かしい人物たちが顔を出す。瑛の若い頃をじっくり描いていたのはこのためだったのか。若干無理を感じないでもないが、なかなか楽しいサプライズである。
実際の大企業の経営戦略はどんなものなのか。少々話が単純すぎないかと思う面もあるが、終盤、上司に「なぜ救済にこだわるのか」と問われた瑛の答えに、作品を貫く姿勢が集約される。
救えるものであれば全力で救いたい。
会社にカネを貸すのではなく、人に貸す
瑛が苦労の末にたどり着いた姿勢。それをバンカーの「矜持」と呼んでいるのかもしれない。
読み応えのある一大ドラマ。最後の風景の美しさも沁みる。
*下巻の表紙では、多分、右が御曹司・彬、左が苦労人・瑛ですね。何がそう思わせるのだろうか。でも、きっとそうw
Posted by ブクログ
身に起きた出来事や家庭環境を運命として捉えると、人は皆逃れられない運命があって、彬も瑛もその運命の中でベストを尽くし人の為になったり周りを感化させていてかっこよかった。
家業を離れていた彬が弟の龍馬に代わって東海郵船の社長になる際、宿命だと受け入れていた。向き不向きって誰にでもあるし、不向きを受け入れる事は辛いけれどそれを認める素直さも必要だと思った。