感情タグBEST3
生まれも育ちも違う二人がそれぞれ自分の人生に向き合い必死に生きていく様に共感を覚えます。これからどのように二人が関わっていくのか、続編も目が離せません。
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アキラとあきらがバンカーになるまでのお話
印象的であったのは瑛の人生
父の会社の倒産による幸せの崩壊
家族と過ごすそんな幸せな日常の消失
優しかった父が怒鳴るようになり
いつも大丈夫と安心を与えてくれてた母が弱音を吐くようになるそんな描写
子どもの頃にお金の心配や
今の生活がなくなるかもしれないという不安は抱いたことがなかった
親は偉大なんだなぁと改めて実感
どれだけの不安があっても
それを子どもに見せないで生きる
そんな子どもにとってヒーローみたいな
偉大な存在
本当に親ってすごいんだな・
今大学に通えているのも当たり前じゃないんだなと実感
池井戸さんの本は
お金によって人生や性格が変わる
そんなお話がメインで自分も変わってしまうのだろうか
そんな社会で生きていけるのだろうか
という不安でいっぱいになる
心に刺さる名言が多くてもっと昔から本読んどけばよかったなと後悔
昔の自分に本を読めと伝えたい
Posted by ブクログ
文句なしの星5つ。
今の自分にピッタシの一冊。
作者の池井戸潤が慶応卒の元バンカーで、半沢直樹のドラマ原作者。
金融関連の書籍も何冊か出版しているというだけあって文章にいい意味でクセがない。
もっというと回りくどい言い回しや、小説特有の粘っこいオノマトペがない。
堅苦しくない社会派小説。
彬周りは特に相続争いとか会社分割みたいな複雑な事象が多いのにスラリとシンプルに書き並べていて、プロだなぁと。
下町ロケットでなんとなく聞き知っていた池井戸潤、ナメてた。
これからもっと読もう。
Posted by ブクログ
生まれも育ちも全く違う2人のアキラ。そんな2人が重なっていく様は、まるで毛色の違う2つの楽器の美しいカルテットを聴いているようでした。池井戸さんの作品は、善悪がはっきりしているので、どんな気分でもサクッと読めるのが魅力的です。
Posted by ブクログ
期待どおりでした。
なぜ自分は銀行員なのか、自問自答しながら臨んだ瑛の最終稟議の発想と論立てに電流が走り、不動部長が最後に瑛にかけた言葉に目頭が熱くなった。
Posted by ブクログ
2022年8月26日に映画が封切りされるので手に取った。
山崎瑛は零細工場の経営者の息子。実家の工場が倒産して夜逃げをし、親戚の家に匿われた。一方、階堂彬は東海郵船という大企業の御曹司。生まれも育ちも違う二人は社会人になりともに産業中央銀行に入行する。
半沢直樹も入行した銀行の名が出てきて、おおとなった。
続きは下巻に書きます。
Posted by ブクログ
久々の池井戸作品。最初、私は瑛の父親は自殺するか失踪するのかと思ってたけど、そうではなかった。会社が倒産してからも道はあるんだな、と当たり前のことだけど思った。
とは別に、御曹司の彬の視点からの物語もあり、一方通行ではない視点で描かれていてとても面白かった。
Posted by ブクログ
最高におもろい!二人の境遇が違うアキラとあきら。その二人が同じ銀行に同期入行するまでの話が上。この話があるからこそ下巻の話に納得がいく。山﨑瑛の方が可哀想で階堂彬の方が恵まれていると思ってしまいがちですが、お互いの苦悩がこっちに伝わるように描かれてて、なるほどこういう苦悩もあるのかと納得しながら読み進められました
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上下巻を通して、瑛と彬、その周辺の人々の抱える宿命に変えられない運命とそれをどう生きるかの大切さを教えてもらえる。
池井戸さんの小説を読んでいると人のために頑張っている人に報われてほしいしそうである世の中であってほしいと強く思う。
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池井戸潤さんの作品。
いやーーー、、、瞬殺だよね。あっという間に引き込まれていく、池井戸ワールド。
懐かしさを感じる原風景、父の逞しさ、母の優しさ、そんなところから徐々に暗転していく舞台。絡み合い始める、もう一人のアキラ。
壮大な組み立てと、緻密なストーリー、絡み合うふたりのアキラの物語。面白すぎ。早く下巻読まなきゃ(笑)。
Posted by ブクログ
初めて池井戸潤さんの本を読んだけど、時間かかったー!
経営とか銀行とかと無縁の生活だから理解するのに時間かかったし理解できてるのかわからないくらいだけど、、、面白い!
下巻の気になるし、経営学とか色々興味が湧いた。
Posted by ブクログ
ただ理想に熱くなるのでなく、自分の信念や哲学をもって冷静な判断を下し続けられる人間は、本当にかっこいい。
1年目から稟議書を書く環境に置かれる人間がいることを自覚し、私も頑張らねばと元気が出た。
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中3の次男坊おすすめの作品。池井戸潤さんの初作品。なんだこのドキドキ感は。と次へ次へと読み進めてしまいました。瑛の話をもっと読みたいので下巻がとても楽しみ。登場人物が皆、魅力的。
瑛と父親、家族への思い、銀行とのやりとり、父親が瑛に大学に行けというシーンにはグッと来た。
なぜか勉強がしたくなる一冊。ちょうど会計の勉強をしていたので言葉も頭に入ってきた。苦手な分野を小説から入るでもあると感じた。
彬は好きになれないがまっすぐでカッコ良いと思う。
Posted by ブクログ
初めての池井戸潤作品。
気づいたら二人のアキラの人生の奔流に飲み込まれて、夢中になって読んでた。
「銀行」というものに対して漠然としたイメージしかなかった分、色々なことが興味深く読めた気がする。全く違う道を歩んできた二人、これからどう交差していくのか、楽しみ
Posted by ブクログ
登場人物の紹介で「町工場の少年」と「海運会社経営者一族の御曹司」とあったので、バチバチやり合うのかと思っていたら…2人のイケてるバンカーに成長して、あ、池井戸さんだった。と思い返しました。下巻に期待。
小島さん、ええ人。
あっけないほど簡単に承認される稟議書、超憧れます!!
Posted by ブクログ
上巻では2人のAKIRAの少年時代から就職までが描かれています。人生が交わりそうで交わらない、もどかしさが面白い。対立したり協力したりするのは下巻のお楽しみなんでしょうね。映画はストーリーを圧縮したような感じになってたけど、小説は2人のエピソードがじっくり読めていいなぁと思いました。
Posted by ブクログ
主人公2人の少年期〜銀行入行までを描いた上巻。2名を取り巻く人間模様が面白く、強烈な嫌悪感を抱く登場人物もいない。その為、読みやすく仕上がっている。彬自身ももっとやな奴だろうなと思いながら読んでたため、そこも良い意味で裏切られた。
Posted by ブクログ
やっぱり面白い池井戸作品。
あきらとアキラがどうやって絡んでいくのか、
前半は生い立ちから丁寧に、
後半はスリリングに描かれていると感じた。
映画の予告で勝手に予想してしまった
あきらとアキラが対立?対抗?する図式ではなく、
もっと色々な角度の人間模様があって、
改めて本で読んで良かったなと思えた。
(ちなみに映画は見ていません…)
Posted by ブクログ
池井戸潤って一体何者なの?と思わされるくらい本当に最高の作品の一つだと思います。
実はドラマを先に見てしまったんですが、金融など詳しくないため原作も気になっていました。
最近映画も公開されましたし、何度も楽しめるストーリーは本当に素晴らしいの一言。
タイトルからは正直想像できないような内容ですが、いい意味で期待を超えてくるところがさすがです。
Posted by ブクログ
前半の幼少期の描写が辛かった、、
子どもにとっての親ってスーパーマンのように絶対的で無敵な存在だから、そんな存在が揺らいでしまった時の途方もない不安が苦しいくらいに伝わってきた。
アキラとあきら、どちらも魅力的で応援したい気持ちになる!
Posted by ブクログ
出自も育ちも違う2人のあきらのお話。2人とも全然違う生き方をしてきたのに、たまたま重なる偶然が面白い。育ちの良い方のあきらの話が中心だった気がするけど、下巻になったら地べたから這い上がったようなもう1人のあきらの話ももう少し読めるのだろうか。スリル感やドキドキ感などはまったく無いけど、銀行の融資の話をベースに人間関係のいざこざがテンポよく進み読みやすい。
Posted by ブクログ
銀行のお仕事が難しくて…休み休み読んでいたので、理解できない部分が多く…映画みたらわかりやすいのかな?
廃業に絡む人間関係やお金の問題、大変すぎて関わりたくないと思ってしまいました。