【感想・ネタバレ】三体II 黒暗森林(上)のレビュー

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Posted by ブクログ

1巻は壮大なプロローグのようなもので、1巻も十分面白かったが、この巻から一気に面白くなった。

序盤の地球人と三体人のコミュニケーション方法の違いから始まり、地球を監視する三体人に対抗するために立てられた4人の面壁者たち、そしてそれぞれが採る対抗案、と設定の上手さ、作者の発想の豊かさにやられた。
普段あまりSFを読まないというのもあるのかもしれない)

内容を全て理解できている訳ではないが、400年後の未来に向けて人類はどう準備を整えていくのか、続きが気になって仕方ない。

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2024年05月14日

Posted by ブクログ

「三体」を読み終えてすぐに読み始めてプロローグだけで放置して三年。Netflix版ドラマが始まったのをきっかけに再開。めちゃめちゃ面白かった。ドラマを見始めたことも相まってこの世界に対する解像度が一気に上がった感じ。下巻が楽しみ。
「三体」の文庫も出たことだし、買って再読しようかな。

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2024年04月04日

Posted by ブクログ

羅輯と大史のコンビネーションが読んでいて楽しい。
大史はすぐ目の前で起こる近い未来の危険予知の能力が半端ない。一方の羅輯ははるか数百年先に宇宙スケールで起こる未来を見据えている。最強コンビ

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2023年12月31日

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ページ数に対しての、疲労感と時間経過を過去一感じた.前編終盤にかけて盛り上がっていき、自分好みの作品となっている.(後編に期待...)
余りに、突拍子もないアイデアは作品に整合性を持たせる為に必要最低限に留められているのが良い.これはないだろとは思わないように脳内にストップをかけて読んでいる.
そこそこ日本にも言及されているのが面白い.ところで、翻訳上手いなぁとかなり思った...

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2023年12月23日

購入済み

SF未経験の人でも問題なし

話題のSF超大作「三体」
まだ読んでない方にとっては、少し敷居の高そうなハードSFと思われるかもしれないが、まずは手にとって欲しい。
確かにページ数も多く、専門的な知識を要する箇所も存在するが、そこは意外とライブ感で読み進めたほうが楽しめるかもしれない。
一作目を楽しめなかった方もいるだろうが、この作品の本当の面白さは、この「黒暗森林」に詰まっている。
是が非でも読むことをお薦めする。

#ダーク #感動する #深い

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2023年12月19日

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一ヶ月放置していたけど再開。群像劇形式で面白い。人の名前の読みが覚えられなくて全部字面でふんわり覚えてる…

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2023年11月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

凄すぎた前作を余裕で超えてくる内容。
ストーリーや構成が上手いのに加え、Ⅱは特に伏線が多く散りばめられる。
この長さで登場人物の行動全てに意味があるのが凄すぎた。

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2023年10月29日

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何冊かでシリーズになってる本ってだんだん内容が薄くなっていくことが多いけど、この本は1に比べて10倍ぐらい面白い!!
もちろん1を読んでないと全く理解できないけど、1を読んでる人は絶対に読んだほうがいい!

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2023年08月13日

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圧倒的に強い敵。唯一の秘密領域。途方もないスケールの中の群像劇。
続きが気になるので感想は手短にする。
おもしろい。

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2023年07月28日

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面白かった。
壮大な物語。
ルオジー、序盤はなんじゃこりゃと思いながら聴いてたが、なぜ、オールフェイサーに選ばれたのか!! なるほど。
そして、呪文って! その後冬眠に!!
気になるやん。

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2023年07月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

宇宙戦争の必要に迫られた人類の技術面はもちろん精神面についても考察されていて、かつその対処法を議論し克服しようとする様に人間讃歌を感じた。
ストーリーの大枠とは外れるが、中共とロシアが国連の中で善玉に描かれ、日本が悪玉に描かれていることに中国の作品だということを強く感じさせた。

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2023年06月27日

購入済み

面白かった。
1巻の終わりからどういう話になるんだろうってワクワクしてたけど、めっちゃよかった。
面壁者計画がこんなに面白い話になるとは。

#タメになる #アガる

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2022年12月30日

購入済み

黒暗森林・上

三体人との決戦に備えて、突拍子もなく思える面壁計画が進行します。
主要登場人物が未来での決戦に向けてコールドスリープするところで上巻は終わります。葉文潔の蒔いた種がどのように息吹くのか楽しみです。

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2022年11月02日

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前作から引き続き「三体Ⅱ上巻」

難しい単語と漢字が飛び交い、また中国人名が多くてひどく混乱しながらの読書になった。
前作同様、調べても理解できないので解らない所は諦めて放置して読み進めた。

ここまで読み進めてきたから下巻も読むかと思っているが、複雑過ぎて未だに真のこの作品の持つ面白さが解っていないのでは?と疑問を持ちつつ読み進めている。

もし今現在地球に向かって宇宙生命体が400年後に来るとしたら?
今の自分達はやはり世界中から特出した「面壁者」を起てて指向と未来を委ねるしかないのか?
自分もそれしかない気がする。
相当のSF作品だが、そう考えるとリアルな世界なのかもしれない。

今回の上巻では地球人の方向性とその下準備がある程度整った所で終わった。
下巻ではきっと時間が推移して残り時間が少なくなっているであろう。
新たな展開もあるかもしれない。

なにしろ舞台が地球と宇宙、地球人と知的宇宙生命体のこの構図、時間と距離と思考が飛び抜けており、ついていくだけで精一杯。
自分の知識力の無さに嫌気がさしている。

ストーリーを追っかけるだけになりそうだが下巻も読み進めてみたい。


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2024年04月25日

Posted by ブクログ

面白い!スケールの大きさから生まれるドラマの数々が新たな視点を投げかけてくれる。現代や人類、自分の心まで辿り直せるSFのど真ん中。
中華の色はあるけれど訳も素晴らしく読みやすかったのも◎

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2024年04月14日

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三体 第2巻の上
下の展開に向けた下準備といった内容でした。
徐々に様々な場所、人のストーリーが深掘りされていき、終末決戦に向けた準備がちゃくちゃくと進行していきます。

史強が羅輯の空想の女性像の似顔絵を作るシーン
自分が本書を読む上で想像していた女性像の特徴と一致して言い当てられてしまい、読みながら「すげぇよ!史強!」って思わず声に出てしましました

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2024年03月03日

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前作があまりにも難し過ぎて続きを読むか悩んでいたが杞憂だった。1作目より難解な単語は圧倒的に少なく、より物語の進行が中心だったのでとても楽しく読み進めることができた。

三体人は高度な技術を持ってはいるが、自身の思考を素直に表現することしか出来ず、人間のように嘘をついたり偽装などによって高度な戦略を立てることが出来ないという設定がめちゃくちゃ面白い。

また、完全ド文系の私には、真空中では空気がないので音が伝わらないこととか、真空中の核爆発は衝撃波を起こさず宇宙戦争において最も効率が悪い兵器であることとか、真空中で銃を発射すると空気抵抗がないため例え5キロ先であっても照準からずれずに命中させることができるとか、全く知らないことだらけで面白かった。

科学的なことばかりでなく、文学的な描写もとても面白く、例えば「物語の登場人物は作家の思考の中で生命を得て作家のコントロールを越えて行動する、作家はただ好奇心にかられて彼らのあとをついて彼らの生活の細部を覗き魔みたいに観察して記録しているだけ、それが名作になる。古典の作家たちは心の中で数百数千の人物を生み出してその時代を描き出してきた」というのは本当に本当にそうだと思う。(プロットだけを追う現代作品の多くは本当に読んでてつまらなく感じる…)

面壁者として覚醒した羅輯が今後どう三体人に立ち向かっていくのか気になる!下巻に期待!

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2024年02月12日

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audibleで聞きました。こんなこと言うと怒られそうだけれど、本って全部読まなくても良いんだなと気付かせてくれた作品です。多分「読んで」いたら途中で断念してたと思います。だってわかんねぇもん、物理とか。難しすぎて冒頭の蟻でもやめてる可能性あります。
ただ、「聞いて」進めることで自分の意思に関係なく進んでいくので分かるところは聞いて分からないところは聞き流すことができました。その上でやっぱり面白い。書いてあることの四割は分からないけれど、残りの六割が面白い。死神永生まで聞きましたが、ゆっくりゆっくり世界観に没入することができます。

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2023年09月18日

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人類の頭で考えていることはすべて見透かされる状況にある中、四世紀後に到達する異星人の侵略に立ち向かうため、選ばれた4人の面壁者たち。

日本のカミカゼの話も出てくるなど、作者の博学ぶりが伺える。

そして、個人的には史強が要所要所で活躍してて好きなキャラ。Ⅰの時と違って、性格も大分落ち着き、頼れる人物に。今後も出てくるといいなぁ。

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2023年09月18日

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「面壁計画」という発想が凄まじい。そういうアイデアを閃く時点で著者の発想力に驚かされるが、その発想を取り入れる=「面壁者が何を計画するのか」まで説得力のある形で具体的に表現しきる責務が生じる訳で、SF書くの大変過ぎだろと根っから文系の私は心底呆れてしまう。

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2023年09月12日

Posted by ブクログ

壮大過ぎるスケールに圧倒される。
1巻から時が経ち、三体人が少しずつ地球へと忍び寄ってくる展開にゾクゾクする。
今回はルオ・ジーを中心に物語が展開する。
当たり前の日常が、宇宙から少しづつ迫り来る敵によって激変してしまう。
ルオ・ジーが地球内での選ばれしもの「面壁者」になり、どんな要望も計画のためといえば叶えてもらえる状況になる。
彼が望んだのは、北欧のような美しいロケーションの一軒家での安息、夢で見た憧れの女性と出会うこと。
夢の憧れの女性そのものの荘顔との出会いがなんともロマンチック。
二人の関係も長くは続かず、ルオ・ジーの面壁者としての宿命が彼らを引き裂く。

とても複雑で、途中で挫折しそうになったがここまで来たらシリーズラストまで付き合おうと決めた。

自分の生きているところとはあまりにも違う、壮大過ぎるとてつもない世界へ旅に出ることができる本です。

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2023年09月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・7月15日に読み始め、20日に読み終えました。

※※※かしこい感想はありません!!!!!!※※※

・おもしろかった!1もそうだったけど最初やっぱむずいな~これと思っても最終的にしっかりおもしろくなるのすごい。相変わらず科学的なことはわかってないけど今回はあんまり科学科学してなかった…… と思う。それもあってか、前回より読みやすかった。

・ただ科学的なことをわかんねわかんねでさらりと流した弊害か、あれ~なんで智子が物理学封じてるんだっけ…… とかいう超根幹なとこもわかんなくなってたので、わからんなりにも努力して読まないとだめだな、と思った。チャハハ

・三対人に人類が唯一隠せることが己の内心ってところから、来る最終決戦のために作戦を練る面壁者という役割が生まれたの、良いな。こういうの好きよ…… それに対抗する人物として壁壊者が生まれたのもちょ~かっこいいじゃん。


・そして羅輯ね。今回の主人公だったけど、かなり馴染んだな。今までの登場人物の中でかなりアニメっぽいというか…… 平凡な生活を送っていた俺がなんでこんな目に~!?って感じの概念を感じます。急に自キャラかわいすぎワロタのオタクになったとこもおもしろくてよかった。あんなの普通できないよ。羅輯にしかない力っていうのは、この辺と関係してくるんだろうか。

・他の面壁者があっちにいったりこっちにいったりで奔走してるなか、理想の彼女とのんびりランデブーしてたの、すごすぎ。作中でも言われてたけど、普通の人はできないよ。大物だよなあ。

・荘顔と娘が冬眠に入ったところからようやっと面壁者らしく(しかも他3人とは全然違ったアプローチで)行動し始めて、その矢先にウイルスに倒れちゃうのもすごい主人公っぽい。大丈夫かな!?


・章北海のキャラクターもかなり好きだな。最後ドキドキした。今後どんなふうに活躍していくのか気になるぞ……

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2023年07月21日

Posted by ブクログ

第1部とは一転、第2部上巻、一気に読んでしまった。第1部で世界観はできているので、簡単に物語に入り込むことができた。
正直ストーリーとしては、冗長と言わざるを得ない部分もあるにはあるが、それでも、多少強引でも、一気に読ませるストーリー性はあると思う。

内容には触れないが、やはり長編小説の醍醐味が味わえる期待感で、下巻を読むのが待ち遠しい。ラッキーなことに明日も休みなので、下巻も一気に読む予定。

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2023年07月02日

Posted by ブクログ

シリーズ2作目。1巻よりだいぶ読みやすかったので、1作目読んで挫折しそうになった人も読んでみて欲しい。

ルオ・ジーを襲った遺伝子改造ウイルスというのが怖すぎる。何かあり得そうでゾッとしてしまった。
彼の命がどうなってしまうのか、無事妻子と再会できるのか心配。

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2023年07月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

難しいけど面白い。面壁者たちのそれぞれのアプローチが興味深い「銀河英雄伝説」が引用されてたの笑ってしまった。読まれたのですね。史強の無事を祈りつつ下巻へ。(人類の無事祈れよと自分で突っ込む)

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2023年06月13日

H

購入済み

三体(Ⅰ)は、その構想力に驚き、グイグイと引き込まれて、もう終わりかと思ったものです。Ⅱの上は、そこまでひきこまれませんでした。でも、思想問題のような面壁者の苦悩は、厳しい。下でⅠのようにグイグイと引き込まれるような展開に期待しています。

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2022年07月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

三体世界の艦隊が地球に到達する前に、迎撃のための長期的な作戦がそれぞれの面壁者によって立案される。
三体人は智子を使って地球人動向を調べ上げようとするが地球人の心の中までは読み取れない。面壁者と呼ばれる作戦を立案し指揮する人たちを4人選び、それぞれの面壁計画を進めることになった。
地球の存亡を掛けた防衛計画の立案という重責を、たった一人(当初は4人いたが)で負わなければいけない「面壁者」というアイデアは面白い。

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2024年05月06日

Posted by ブクログ

山のようにある3年以上放置の積読本消化促進!1発目は単行本発売日に購入後ずっと本棚で眠らせていた本作。文庫化のタイミングでやっと…。ほとんど忘れかけていた第1作の内容を再確認しながらだったので時間がかかった。上巻は嵐の前の静けさ。「面壁者」が冬眠から目覚める(はずの)下巻の展開に期待。

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2024年04月29日

Posted by ブクログ

数年前に難しすぎて挫折したこの作品。
やはり気になりIIを読み始めることにした。
三体星人の地球への侵略攻撃までまだ四百数十年あるという設定はかなりの壮大さ。
わたしがIIに取り掛かるまでの4年くらいはたいしたことありませんよね。へへへ。


I の登場人物と重複するキャラクターはわずかで、
新たな段階に進んだという雰囲気。
攻撃に備え、ある計画が立てられるんだけど、説明は難しいながらも、どうなっていくのかワクワクする気持ちがわいてきた。

無骨なキャラクターと軟弱なキャラクターの対比も良い。

下巻に続く

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2024年04月11日

Posted by ブクログ

以前、あまり好きになれず、Iで辞めていましたが
みなさんのレビューが高評価という事からもう一度Iから読み直して、本作を読み終えました。

宇宙人襲来が400年後という設定は面白みを感じましたが、いかんせん、今回も中身に入り込めませんでした。

この違和感は著者が馴染みのない中国の方だから?

ただ、ようやく、序章?が終わり、これからが本番という事もあるので次も読んでみます。

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2024年03月09日

Posted by ブクログ

ようやくⅡになってSFらしくなってきた。ただⅠと同じく前半は我慢。後半から宇宙、世界、思想の広がりを感じてワクワクする。ただ解説にもあるけどロマンスの書き方がイマイチだった。

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2023年12月31日

Posted by ブクログ

壮大なSFであることはよくわかった。
が、肝心の内容はいまいちよくわからない...
作者の頭の中はどうなっているのか??

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2023年12月15日

Posted by ブクログ

いよいよ三体文明からの攻撃に対して「面壁者」をもって対策を行う地球。
まず智子によって何もかも情報が筒抜けという状態で、唯一人間が対抗できる手段が、「思考」と言う点、なるほど。
そして4人の面壁者が選ばれます。
その中で、今回の主人公ともいえる羅輯。
この人、他の人とはだいぶ雰囲気の違う人で、自分でもなんで選ばれたか全くわからない。
その辺りの背景もなかなか面白く、第一部よりドラマチックな展開になっています。

ただ、羅輯の戦略が、本当にどんな結果になるか、その辺り、下巻が楽しみです。

お馴染みの大史も出てきて、前作よりキャラクターごとのストーリーが面白い。

途中、銀河英雄伝説の引用があったり、日本人が登場したり、そして、軽インフルエンザの正体!
コロナより以前に書かれたのに、何がゾッとした。

今回も、難しい物理学の説明は斜め読みです。
それでも、ある程度理解できれば、大筋はわかります。もちろん、その辺りがもっとわかればもっと面白いんだろうなぁ。

最後にとんでもないことをしでかしている章北海が下巻でさらにどんなことをしでかすか楽しみ。

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2023年08月22日

Posted by ブクログ

これはなかなかの修行だな、と思いながら引き続き三体、暗黒森林を。

近未来の話になって来てSF感が増した。
特に人間の冬眠という、どっかで聞いたことはあるけどリアルでは馴染みのないシステムがなんの説明なく、普通に存在するかのようにぶっ込まれてきていて、…うーん…そうかぁ…ってなった。
これ以外の他、これ必要?って思っちゃうくらいに饒舌な説明や心理描写とかかなりあるのにな。そういうのはちょっと削ってもいいから、このあたりの説明は欲しかった。
まあこれは単にわたしとSFとの相性の問題なのだろう。

とか言いながら、読み進められないということはないのが不思議。
かなり難しくて、登場人物も多くて、名前が入ってこなくて、群像劇の範囲が広がるにつれ内容も入り組んでくるんだけど、…そしてそういう難しいところはがんがん読み飛ばしたけど、意外とすいすい読み進められたし、面白いとさえ思った。

400年後の地球人類の危機に際して、
逃亡主義に陥るもの、敗北主義に陥るもの、この辺りの想像は難しくない。
だいぶ古いけど、ノストラダムスの大予言を思い出した。
滅亡する世界を前にして、ネタもあるだろうけど、好き勝手に振る舞う人の笑えるもの笑えないものそれぞれに、エピソードをいくつか聞いた記憶がある。
なんとなくアレに近い感覚。
振り返って自分がこの場所にいたら…、
たぶん大変な世の中になったなーとか思いながらも、まあ確実に自分はいない地球のことだから、どうしようもないよね、ってあっさり諦めて、好きな本を読んで過ごすんだろうな。
しんどくなる環境に文句さえ言いながら。

…うーん、そう思うとちょっとうんざりするな。

そんなところから、「個」と「種」について考える。
もしくは近い時間軸と、遠い(長い)時間軸。
もしくは今自分の目の前にある見えている具体と、自分ごとを広げた世界に共通する普遍的な抽象。
雪山、草原、湖、星空、宇宙…、
壮大な自然に対する饒舌な描写の中で、
読みながらいろんな考えが浮かんでくるのは、なんだかんだ言っても三体ワールドにしっかり囚われているからなのかもしれない。

と、いうことで続きの下巻を読みましょう。はあ…修行、修行。

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2023年07月02日

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