【感想・ネタバレ】サロメのレビュー

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Posted by ブクログ 2024年03月18日

圧倒的に引き込まれる、19世紀末ロンドンが舞台の画家ビアズリーの物語。

若くして亡くなるビアズリー、あのちょっと怖い絵を描く人!
男色家の作家オスカー・ワイルドって王子さまとつばめの悲しいお話の「幸福な王子」を書いた人よね!?
漠然と持つイメージを覆すストーリー。
目的のためには手段も選ばないビア...続きを読むズリーの姉の嫌な感じ。
そして、衝撃の結末。
本の間に入る真っ黒なページが物語の迫力を増していて、心臓がドキドキしてしまう。

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Posted by ブクログ 2024年03月10日

オスカーワイルドのサロメは 以前 読もうとして断念したけれど、こちらのサロメはノンストップで読んだ。

どの辺りまでが創作でどこまでが事実なのかよく分からないけれど、ものすごくおもしろかった。

私にとって 原田マハさんの作品は それ自体が芸術的だけど、美術への興味だったり ぼんやりとしか知らなかっ...続きを読むた芸術家たちの生い立ちや生き様などに興味を持て、そこからその人たちが生み出した作品に対する思いも深まっていく糸口となっている。

文庫本だと1000円弱で 物語を楽しめて 知識も深まり、ありがたいことだな、と思う。

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Posted by ブクログ 2024年02月29日

これほどまでに、心をかき乱される人に人生で出逢ったことがある⁇って読んだ人同士で話したくなります。
言葉の陳腐さを断って表現するならば、
とても質の高い二次創作の同人誌って感じで書いてる本人が1番楽しんでるんだろうなって思いました笑

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Posted by ブクログ 2024年01月20日

絵画にまつわる本ははじめて読んだ。ノンフィクション?って思うぐらい詳細が書かれていて引き込まれて一気に読んだ。

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Posted by ブクログ 2024年01月20日

主人公や弟のオーブリーが変わっていく様子や、それぞれの人物が本当に囚われている、魅せられているものが何なのか、丁寧に描かれていた。
原田マハの中では珍しい展開の話だった。

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Posted by ブクログ 2023年12月21日

強烈なインパクトでした。読み終えてすぐにまた読み直してしまいました。この世界観。今までの読書では味わえなかったです。ありがとうございます。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年11月23日

原田マハさんの作品は何冊か読んでいるけれど、芸術作品を題材にした小説を読むのは初めてでした。
私は芸術に疎いので、私なんかが感想を書いていいのか?…と言う思いで書いていますが、大きい衝撃、というよりも心臓を少しずつ蝕まれている感覚…ダメだとわかるのにやめられない中毒性のような…何と表現して良いかわか...続きを読むらないほど素晴らしく、好きな作品でした!
芸術や愛、自己承認欲求などがどれも狂気(凶器)に変わっていきます。読めば読むほど恐ろしい、でも読み進めたくなる。ロンドンやパリの美しい情景と狂気のコントラストも良かった。ラストも芸術を題材にした作品らしく読者に想像させるような終わり方が素敵でした。

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Posted by ブクログ 2023年11月18日

美術や演劇などの文化を扱い、史実をもとにしてマハさんらしくシャープに組み上げた、ちょっとおどろおどろしい物語。
はい、優勝です!!
涙を誘うきれいな物語も多いマハさんですが、少し怖いくらいの作品の方が、私は好きです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年09月14日

山田五郎のオトナの教養講座でオーブリー・ビアズリーを取り上げ、原田マハの小説にも言及があったので積読にしてあった本書を読んでみた。まさに19世紀の世紀末の世界、オスカー・ワイルドのサロメの挿絵として発表されたビアズリーのサロメはオスカーを凌駕してしまった、しかしその耽美な世界は当時のキリスト教世界で...続きを読むは認められる事はなかった。著者の作品は事実とかなり逸脱した物が多く、これちょっと歴史的に大丈夫という物も多いが、しかしショウビジネスでは男色なんて当たり前、おまけに近親相姦まで匂わせている、原田マハ流石だね。かつて上岡龍太郎は芸能界はヤクザといっしょと言った、今世間を騒がしているジャニーズ問題だが、今更何を言ってるのこんなのは昔から当たり前じゃないと言いたい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年08月25日

『リボルバー』のように、現代アートの研究者のもとにアーティストにまつわる謎が持ち込まれる。本作は現代パートはほとんどないし、読み応えはちょっと『リボルバー』より少ないけど、ビアズリーの姉メイベルに引き込まれ一気に読んでしまいました。相変わらず原田マハ作品はアーティストの背景などの理解が深まるので嬉し...続きを読むいです。

ジェーンが出した「未発表のサロメ」とは?「事件」とは?
読み進めるにつれて、少しづつ糸が解きほぐれていく爽快感がありましたが、衝撃のラスト...なんか分かったような分からなかったようなモヤモヤな後味。嫌いじゃないけども。
エリック・エリエールって誰だっけ?
メイベルはワイルドの首を切ったの?
元から切るつもりでエリックに相談したの?
ジェーンが言う「本当のサロメ」とは、オーブリーが書いた翻訳のことじゃなくて、メイベルが主人公の話ってこと?
ちょっと話が出来過ぎなところもありましたが、実在した人物の「もしこうだったら?」の想像の話って面白いなぁと思いました。

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Posted by ブクログ 2023年08月02日

メイベルもオスカー・ワイルドもオーブリーも、皆芸術に飲み込まれたのだ。情熱的で尽きることのない欲望を宿す彼らは皆芸術の被害者である。禁じられれば禁じられるほど、つい手を伸ばしてしまいたくなる。そこには理性など存在せず、子どものような無邪気な好奇心に突き動かされるまま、踏み込んでしまった底無し沼のよう...続きを読むな世界。書く者、描く者、表現する者、全てはもう手遅れで、その命の火が消えるまで、芸術家でいなければならない。芸術家でいなければ、この世界になんの意味も見いだすことはできないのだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年07月19日

本当にこの時代に入り込んでしまったかのような世界観。オーブリーが亡くなるラストシーンでの一言がサロメそのもの。弟を支えるメイベルが頁を進める度にとんでもない行動力を発揮していく事に恐ろしささえ感じた。オーブリーがメイベルの行動を事細かに全部知っちゃったら絶縁レベルだろうな・・

オーブリーとワイルド...続きを読むが出会わなければきっとこの原田マハさんのサロメも無かったことと思うと...。

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Posted by ブクログ 2023年06月03日

この度、オペラ「サロメ」を観に行くことなったので再読。

私は原田マハさんの本で、画家を知るのですが今回のオーブリービアズリー はまた異質。一度知ってしまうと目を離すことが出来ない恐怖、禁忌、淫靡そして罪。癒されもしないし心が穏やかにも全くならない芸術。なのに、強烈な中毒性。
そしてビアズリーに深く...続きを読む関わっているオスカーワイルドとの唯ならぬ関係。
当時の世界を旅しながら、サロメの物語とともに進む内容はビアズリーの挿絵同様、仄暗くガスがかかって先が見えない、でも知りたい…そんな毒味の効いたいつもの感じとは少し違う趣向の作品でした。

これを踏まえた上でのシュトラウスの「サロメ」楽しみすぎる!!
私も地獄に堕ちます、オスカー先生!

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Posted by ブクログ 2024年04月15日

男色家オスカー・ワイルドにのめり込み、魂を削って絵を描き続けるオーブリー、そしてその関係性を自分に利用する姉メイベル。
ドロドロした人間の欲望と闇、芸術家のダークな部分にフォーカスして描いた作品。

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Posted by ブクログ 2024年04月13日

累の作中で出てきたのをきっかけに知った戯曲サロメ。メイベルがどんどん壊れていくさまが残酷だったし、抗えない愛に苦しむオーブリーが災難だなあと思った、、罪な男ワイルド

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Posted by ブクログ 2024年02月03日

原田マハさんの美術系小説初めて読んだけどやっぱ背景知識豊富でめちゃ面白かった。
ドラマっぽい書き方も分かりやすくて入りやすい。
美術史の勉強になる。

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Posted by ブクログ 2024年01月07日

平積みされた表紙を見てジャケ買い。R.シュトラウスのオペラ サロメからオスカー・ワイルドを知ったのが中学生の頃で、サロメのストーリーもオスカー・ワイルドの為人も、思春期の乙女にとってはショッキングだった。当時感じた好奇心と背徳感が蘇るような読書感だった。見ちゃいけないものを見てしまったような感じ。原...続きを読む田氏の作品は初めて読んだけれど、フィクションがそれと感じさせないほど史実に溶け込んでいてあまり違和感なく読めてしまった。読書中のBGMはもちろんシュトラウスの7つのベールの踊りでどうぞ。

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Posted by ブクログ 2023年12月09日

印象派の画家を取り上げてきた温かみあるこれまでの作品と異なる、耽美的小説といった印象。オーブリビアズリー、オスカーワイルドという稀代の才能と、サロメに接して変容していくメイベルビアズリー、そこに残ったものは何だったのか。

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Posted by ブクログ 2023年10月29日

物語がオーブリー•ビアズリーの圧倒的な画力と世界観の上に成り立っていたことは言うまでもないが、

①ブルジョワだけが読者でなくなる活字•雑誌の時代=「情報の時代」であったこと。(一瞥で大衆の意識を集める画風がフィットする)
②ヴィクトリア王朝の元道徳を遵守し、生活を律する中で、自堕落で奔放な世界に憧...続きを読むれを募らせていたイギリス市民の存在。
③ homosexualへの社会的罪の意識

と言った要素が、彼の作品をより一層悪魔的なものへと昇華している。

そしてオーブリーの絵は何よりも、誰の心にも潜んでいる罪深きものへの興味、怖いもの見たさと言った人間の原初的な感覚をついていると思う。

欲情する「目」の対象となる蠱惑に取り憑かれ、狡猾に立ち回るメイベルの恐ろしさ。

漆黒ページの不思議な魔力。

正直ビアズリーの絵にそれほどの魅力は感じられなかったが、のめり込んで読んだので⭐︎4。

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Posted by ブクログ 2023年09月17日

オスカーワイルドの話かと思ったらオーブリービアズリーの話でした。オーブリーはサロメの挿絵を描いた人物。この本を読むまで知りませんでした。恐ろしいほとの情熱と才能。それを惹きつけて止まないワイルド魅力。マタイ伝に出てくるサロメの話も知りませんでした。踊りを踊った褒美に預言者の首を持って来させる⁉︎。福...続きを読む音書にそんな恐ろしい話があったのか。こちらも恐ろしい愛憎。勉強にもなったし、人を愛することの怖さも感じました。さすがマハさん!

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Posted by ブクログ 2023年09月08日

おもわず見とれてしまうようなサロメの踊りの描写は、耽美的でいて悪魔的な魅力が存分に描かれていた。
ワイルドはオーブリーにペンで殺され、メイベルと自身のストーリーに殺される。メイベルの悪女感がどストライクすぎた。
終盤は目まぐるしく展開し、まるでドキュメンタリー映画を見ているようなクライマックスでした...続きを読む。最後の暗転でばつっと物語が終わる感じ、とても好きです。

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Posted by ブクログ 2023年09月06日

「サロメ」を元にしたフィクション。
メイベル・ビアズリー(女優)とオーブリー・ビアズリー(画家)の姉弟の物語。

最初の方は弟を献身的に支える姉メイベル、という感じで微笑ましく見ていたのが、いつの間にかに歪んだ関係になっていた。
パリにたつ弟から手渡された英訳原稿を、オスカー・ワイルドではなくアルフ...続きを読むレッド・ダグラスに渡してしまったり、編集者にも英訳は断ったと嘘をついたり…
極め付けは、ダグラスの父をけしかけてオスカーを男色の犯罪者にして投獄しまったりと…そのせいで自分も舞台から降ろされたり弟も不幸にしてしまったりしているけど…?と、メイベルの行動には少し疑問。弟に愛情を抱くあまり独占欲にかられ、更には才能に嫉妬もしていたのかな。

オーブリー・ビアズリーの存在は知らなかったので、実際の挿絵の色々を見てみたいと思った。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年08月29日

中心人物はオスカー・ワイルドとオーブリー・ビアズリーだが、オーブリーの姉であるメイベル視点でストーリーが進んでいく。
メイベルは苦労人という印象が強かったが、後半になるにつれて強さとヤバさが露見していった。
ワイルドもオーブリーも只者ではない。みんな狂っているからこそ読む手が止まらなかった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年08月13日

ワイルドの同名小説に関連した画家オブリー・ビアズリーの伝記小説
19世紀イギリス、ヴィクトリア朝のデカダンス文化をあたかもリアリティがあるように体感させる描写は以前読んだ『楽園のカンヴァス』にも感じた事ではあるものの作者の取材力や情報量に舌を巻く
ここに登場してくるワイルドは気取り屋で嫌味ったらしく...続きを読むもあるが、人を惹きつける才能とカリスマ性もあり同時に魅力的でもある
現実にはどういう人物であったかは当時を知っていた人間の伝記でしか知る由もないが、その立ち振る舞いは現在のロックスターの位置付けに近いものを感じられて後々彼が世界に様々なカルチャーへの影響を与えているのだと思えば非常に感慨深く感じられた
今回その彼が主人公のオーブリーを悪徳と不道徳の世界へと誘おうとしている態度を見ればワイルドがメフィストファレスの存在の様に思えてくる
しかし物語では実際に悪の道を進んだのはオーブリー自身ではなくワイルドに憧れていた姉の方で少しづつサロメとシンクロさせていく様な怪物になっていく様は読んでいて圧倒される事となる
すでに歴史の事実として語られている事ではあるが、それをフィクションと事実を混じり合わせて一つの物語に構築していくだけでも優れた作り手であると思う
その上でさらに物語の展開を予測つかない物にしていくのは本人の才覚もあるからだと思う
この作品は西洋絵画好き以外にも19世紀ヨーロッパ文化を嗜む人、アングラ文化が好きな人にも一緒に楽しめる内容であるので好事家には手元に取っておいた方がいい一冊であると思われる

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年06月24日

いや〜女って怖いっすね。

最初はオーブリービアズリーが主役やと思いこんで読んでましたが姉ちゃんが主役やったとは!

やられました。面白かったです。

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Posted by ブクログ 2024年02月08日

あれ、もう終わり?
っという読後感。面白かったしテンポも良く、興味深かったけど、もうちょっと深いところまで読みたかった。アフターストーリー、スピンオフが見たい、みたいな感覚。
ビアズリーもオスカーワイルドもよく知らなかったので、芸術史としても興味深かった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年11月22日

ノンフィクションかのような『サロメ』をめぐる物語。

弟であるオーブリーを献身的に支えていたメイベルがいつの間にかサロメのように狂っていく。

オスカー・ワイルドに出会った人はみんな狂ってしまうのかとも思いつつ。

物語の前に何年何月って書かれるけど回想しだして時間軸がズレるので分かりにくい。

...続きを読むーブリーの挿絵も今作に入れるのは流石に難しいのかな。どんな絵なのか想像で補うか携帯で調べるしかなくて少し残念。

結構未発表の『サロメ』は本作で語られるメイベル視点の物語なんだけど、それをしまったのはメイベルだからメイベルが書いたってこと?
挿絵もヨカナーンがワイルドになっているそうで理由は顔と包帯だがワイルドが中耳炎となって頭に包帯を巻き始めたのはオーブリーがなくなってからなのでメイベルが加筆したということ?真筆って言ってたけどラストでよく見ると首の部分だけ加筆とも言ってた。
本編よりもそこが気になる。

登場人物メモ
・甲斐祐也
ロンドン大学に留学
東京国立近代美術館の研究員。
新興美術とオーブリー・ビアズリーを専門に研究。

・ジェーン・マクノイア
ロンドン大学大学院近代文学史のジョン・バーキンス研究所所属の研究員。
オスカー・ワイルドを主に研究。

・イライザ・ハイス
V&Aのキュレーター。



・オスカー・ワイルド
19世紀末の作家。代表作として戯曲『サロメ』。
男色家。

・オーブリー・ビアズリー
19世紀末の画家。挿絵を主に手がける。
結核により25歳で死ぬ。

・アルフレッド・ダグラス
ワイルドの恋人。絶世の美男子。
『サロメ』を英語版に翻訳。

・サラ・ベルナール
舞台女優

・メイベル・ビアズリー
オーブリーの1歳上の姉。舞台女優を1年ほどしていた。

・エリック・クリエール
メイベルを誘った男。

・エドワード・バーン=ジョーンズ
有名な画家。

・ジョン・エヴァンス
メイベルに付きまとう劇場主。

・フレデリック・エヴァンズ
書店の店主。オーブリーの絵を飾る。

・ジェニー・リー
イギリス演劇界きっての実力派女優。

・トーマス・アーウィン
パブリック・シアターの劇場主。

・バーネット
演出家。

・ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ
フランスを代表する画家。

・J・M・デント
出版業に携わっている男。

・アンソニー・ウィトキン
「グレイス・パレス」支配人。

・ジョン・ダグラス
アルフレッドの父親。

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Posted by ブクログ 2023年11月21日

面白かったけれど、内容が少しグロテスクだったのと、もっとミステリー寄りかと期待していたので残念な部分もあった。

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Posted by ブクログ 2023年07月15日

戯曲「サロメ」の作家オスカー・ワイルド、その挿絵で有名画家となったビアズリー、そしてその姉メイベル、さらにワイルドの同性の恋人の4人が織りなす物語。
ワイルドもビアズリーもそもそも「サロメ」という物語もその絵も初めて知りました(笑)
Googleでビアズリーの絵を探しながら、読み進めました。

そも...続きを読むそも「サロメ」という物語がぶっ飛び!
預言者のヨカナーンを好きになったサロメ。
妖艶な「7つのヴェイルの踊り」をヘデロ王の前で踊り、ヘデロ王から褒美を取らせるということで、ヨカナーンの首を所望。躊躇するも、結局処刑されたヨカナーン。さらにその生首にサロメの前にもたらされると、その生首にサロメはキスをする。
ひょえーーー
なんという物語。

そして、そんなサロメのような印象を持つビアズリーの姉のメイベルの視点で本書は語られていきます。

メイベルの生き様がサロメ同様恐ろしい!
ドロドロっとした世界観が好きな人にお勧め

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Posted by ブクログ 2023年06月30日

原田マハさんにしては珍しく結構おどろおどろしい感じ。血を吸って味を感じてるシーンはちょっと気持ち悪い感じはした。メイベルがどんどん強く?したたかになっていくのが見ててスカッとした。オーブリーの姿を読んでると、やっぱり芸術家って特殊な人なんだなと思う。個人的に原田マハさんの本は海外が舞台だとより面白い...続きを読む気がする。

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