【感想・ネタバレ】三軒茶屋星座館1 冬のオリオンのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

冬から始まって、四季ある。
星好き、星座好き、プラネタリウム好き、ギリシャ神話好きさんにはもちろん、ハートフルなお話しが好きな人にオススメ。
私は星好き、プラネタリウム好き、美術好き(ギリシャ神話)好き。

ココロに残るセリフもたくさん。

いつだって、客観的事実は主観的事実の前に歯が立たない。

大人の男っていうのはさ、自分の人生でいちばん誰が好きだったのかを、決められた奴のことだから

人はそれぞれ、自分ではどうしようもない条件を背負って生きてる。

自分の幸福を壊すのに、必要なのはたったひとつ。幸福を、試せばいいんだ。
すぐに壊れる幸せなんて、そもそも幸せって呼ばないでしょ。
違う。すぐに壊れるから貴重なんだ。幸せが試されるまでの記憶を、僕らは幸せな時間っていうんだ。

足りないものはあっても、必要なものはそろってる。それが、自分の幸せだってね。

自分の愛情の注ぎ方が正しいなんて、いったい誰にわかる?

読んでみたくなりませんか?

0
2022年09月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

プラネタリウムがあるバーを経営する和真。そこに10年ぶりに弟の創馬とその子供月子が外国から居候しにころがりこんできた。そんなところに様々な人々が集まってくる。人々の悩みを聞き解決に奔走する和真。月子に対する愛情もはぐくまれてきてうるっとくるところもあり、なんといっても星座の話が現代風のガサツな言葉で語られていておもしろい。これは続きが読みたい。

0
2017年06月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

店主和真が、悩める客に星座の話をするのだが、そのギリシャ神話の「超現代語訳」がすごい。元々ギリシャ神話自体、人間臭さを感じることもあるが、和真の語るギリシャ神話は比ではない。めちゃくちゃ軽くて、チャラく、ぶっ飛んでる。でもだからこそ、面白い。思わずクスリとしてしまう。 

それでも和真が語るギリシャ神話は、それぞれが前を向く一歩になる。その点がすごく好き。
正直「星」や「ギリシャ神話」というワードから連想される綺麗でロマンティックな雰囲気は皆無で、シリーズを通せばキナ臭い場面も多い。でもだからこそ、この「超現代語訳」が物語と合っていて、面白いのだと思う。

0
2023年09月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

三軒茶屋、太子堂、遊歩道、世田谷通り、茶沢通り……大好きな街が物語になるのはうれしい。
石田衣良、 伊坂幸太郎あたりが好きな人はハマるんじゃないかと。
主人公やその弟とつれ子の月子ちゃん、みんながみんな訳ありで、一生懸命生きている。
特に主人公が実は前科者だったりヤクザ出身だったり、なかなかヘビーな展開に、あらあらあら……という気分。三茶の街とプラネタリウムっていうからもっとほのぼのした物語を期待していたので。
続編あるみたいだけど、多分読まないかなあ。
恋愛話も何話かあったけど、特に心惹かれるようなものじゃなかった。

作者がドラマの脚本家ということを知って、そんな感じだなあと納得。

0
2017年03月05日

「小説」ランキング