アルファの獣人とオメガの人間という身分も種族も違う者同士の恋と葛藤を描いた超人気作『ペンデュラム -獣人オメガバース-』（フロンティアワークス）のスピンオフ作品。母親を亡くした孤児として妹とともに教会に保護されているオメガの少年ダートは、兄妹で教会を出ていくための資金を貯めようと、粗悪な抑制剤で発情を抑えながら売春に手を染めていました。「妹と2人、貧しくても平穏に暮らしたい」。そんなダートのささやかな願いは発情期の訪れと、“運命の番”との出会いによって狂い始める――
獣人ものというとやや読み手を選ぶイメージがありますが、本作は良い意味での王道感があり、すべての腐女子に布教して回りたいほどです……！
オメガの孤児としてシビアな環境で育ってきたダートと、貴族出身でアルファの獣人であるジュダ。本来ならば出会うはずのなかった2人が“運命”に強制されるように番となり、生まれや性格の違いから反発し合いながらも、互いの魂の美しさに触れて真の絆を育んでいく。王道感ある舞台設定で読者を作品世界にすっと誘い込んで、キャラクターたちの魅力でずっぽりと沼に引きずり落とす、そんなテクニックとパワーを兼ね備えた魔性の作品です。孤高の野良猫のような気高さと強かさ、そして不意に見せる脆さがぐうかわなダートに、貴族特有の強引さの中からにじみ出る誠実さとダートへの独占欲が尊いジュダ。そして口うるさいながらも一番ダートを思いやるタヌキ……に見えるアライグマのバロンなどなど、どいつもこいつも好きにならずにいられないぜ！
本作以外にも、ジュダとダートの子ども・シャイアとヒューゴの日常と成長をほのぼのと描いた『プチミニョン 1 -獣人おめがばーす-』や、ジュダの両親が結ばれるまでの物語『ガーランド -獣人オメガバース-』（ダリア文庫e）など、スピンオフ作品が豊富なのも、この沼の魔性ポイント。一度読み始めたら、獣人オメガバース沼から抜け出せません！（断言）
感情タグBEST3
はじめは獣人が少し苦手だったけど、試しで読んでみるとおもしろくてついつい購入してしまいました。そして今ではすっかりはまってしまい全巻購入してしまいました。ジュダとダートの話が終わってしまうのは寂しいです。
ふたり
ふたりの世界が、旦那のご両親に出会ってまた広がったなって感じました。
完結してしまいましたがふたりの本番含めた日常をもっとみたいです
もっともっと続編読みたくなる
アルファであり、獣人である者と、オメガであり人である者が結ばれて、紆余曲折を経て、家族になり、子供が産まれて、そしてその後へと続いているおはなし。
可愛くて、かっこよくて、切なくて、ドキドキもして、ほっこりもできる。ぜひ今後も続編が読みたくなるおはなしです。
幸せに!
最終巻ということで寂しくもありますが、二人が幸せになってよかった。
双子が生まれることは初めからわかっていたけど、それまでにこんな苦労があったとは、、、。
最後はみんな幸せそうでよかったです。
ウィルはこれから頑張れ(笑)
新しいシリーズが始まるのを楽しみにしてます。
幸せな気持ちに
ダートとジュダの話が終わってしまってかなしい…。でも心が温まる話がたくさんで幸せな気持ちになりました！ジュダの両親がとてもいい人で、だからジュダなんだな〜と感じました。どこかでまたジュダダートの話が読めますように
終わっちゃった。。。
ジュダのお父さんとお母さん出てきたー。死んでると思ってたから生きてて良かった。めっちゃ良い人達でだからジュダはダートを守り切ったんだね。最高のハッピーエンド。終わるの寂しい。でも素敵に完結して良かった。
完結おめでとうございます
ダートとジュダの奇跡の出会い、とても素敵です。ダートに関しては大河ドラマのように波乱万丈で、ジュダに関しては家柄においての生きていく難しさがあって、本当に奇跡のように出会って愛し合いその愛を貫き通す様がとても美しいと思いました。
さみしくなるけど、きっと二人は幸せでいてくれるよなと信じられるラストでした。
最終巻
終わってしまいました。
プチミニョンの方も終わってしまったので、寂しいです。また彼らに会えることを願っています。一コマだけ出て来た、牛のような獣人さんが格好良かったな 笑。
完結おめでとうございます！
ずっと読み続けていた作品が終わってしまったのは悲しいですが、登場人物の人生背景を辿りながら読んでいました。波乱な展開から幸せな時間を読む事ができて、私も幸せでした！！
匿名
完結
ついに最終巻となり、完結してしまいました。計7巻面白くも、ドキドキハラハラもし、癒されることもあった作品でした。
シリーズ作品レビュー
