【感想・ネタバレ】今日は心のおそうじ日和 素直じゃない小説家と自信がない私のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

表紙絵が#井田千秋 さんだったので読んでみたこちら。
とても面白かったです。
専業主婦の家事は立派な仕事。
でも、主人公のこなす家事は私には無理ー(^_^;)。
しっかり者の娘さんと
優しい周りの人たち、
主人公が幸せになってよかった。
最低な元旦那さん、こんな人いるんだろうか…。

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2020年12月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

家政婦と小説家の話ということから、レーベル的に未婚の家政婦さんと青年の小説家の不器用な恋愛的な話かななんて勝手に想像していたら、全く違っていて驚きました。
10歳の女の子がいる離婚したてほやほやのシングルマザーさんと、50代だと思われる男鰥の小説家さんの物語でした。
しかも、この2人が中心かと思いきや、10歳の娘さんも、小説家さんの大ファンでもある編集者さんもメインキャラクター。
この4人で、自分に自身がなかった家政婦さんと、家族を失って小説を書けなくなっていた小説家さんの新たな一歩を皆で踏み出していく。
そんな家族と絆の物語だったように思います。
想像以上に大人な物語でした。
これは少なくとも家政婦さんと同年代以上じゃないと、感覚的にぴんとこない部分もあるかもしれません。
でも、だからこそ若い世代に読んで欲しい気がします。
今は珍しくなった専業主婦だった家政婦さん。
家事くらいしか取り柄がなく、実際そのせいで離婚する羽目になったものだから、自分自身に価値を見いだせずにいた。
彼女と同じように「働いていない主婦なんて」とか「家事しかしていない癖に」と言われて自信が持てずにいる方が他にもいるのではないかなと。
専業主婦に限らず、自分の取り柄が分からず、苦しんでいる人はきっといる。
そう言う人にこそ、この本を読んで、少しでも自信に繋げてくれたらなと、そう願わずにはいられません。
そのヒントがきっとこの物語の中にあるから。
少なくとも「家事」に対する考え方は変わると思います。
丁寧に、本当に丁寧に描かれた物語でした。
だから、最後の最後でちょっと一足飛びで話が進んだ気はしました。
まあ彼女にしてみればご褒美ということで。
自信がなかった彼女が見つけたものとは。
是非読んで、読んだ本人がご自身で答えを見つけて欲しいです。

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2019年10月16日

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