感情タグBEST3
最終巻
終わったのか…という感じの最終回でした。
問題を投げかけて、答えを出したものもあるけれど、答えの出なかったものもあって。それについて考え続けることが答えなのかなあと思いました。
心情の描き方がすごく丁寧な作品だと思ったので、もっと続いて欲しかったような、ここで終わるのが綺麗なような、そういう作品でした。
夏目漱石がキー?
最後の絡みについては
夏目漱石と月で調べれば納得するのでは?
「月が綺麗ですね」ここに込められた意図に気づくか気づかないかで評価が分かれる気がします
漫画よりも小説の方が心情が伝わるのではないかと思うラストでした
乙一先生の小説が好きな人なら、結末も納得できるのではないかな?
結末に納得行かない人は、ぜひ「夏目漱石 月が綺麗ですね」で検索してみてください
きっと見え方が変わると思います
「本当の自分は自分が決める」と
一般的にイケナイとされる恋愛のカタチを中心にしながら、その周りにある生き辛さを描くことで、社会の中での自分を演じることや本当の自分をさらけ出すことの辛さ、危うさ、そして大切さを表した作品、と思いました。
深夜ドラマの原作になりそうな話ですね。
Posted by ブクログ
正しい、普通で、ルール通りの生活を送る人たちにとっては、その平穏を乱す悪書でしょう。ルールを外れた、あるいは本当は外れたいと願ったことがある人たちにとっては、救いとなる作品だと思う。成人男性による未成年との性的な関係だけが主題じゃないのはまともな読解力があればわかるはず。そのセンセーショナルな世界設定と露出で、本来読まないような読者層を取り込んだことによりビジネス的に成功した作品だと思いますが、そうして生まれた批判者によるバッシングを引き受けたまま、最後まで書き切ったことに拍手を送りたい。お疲れ様でした。僕はとても好きな作品です。
同僚の不倫や娘美也と三崎の関係性などおざなりした面も色々とあるが、人が見せている顔が詰まるところ全てではないと捉えると腑に落ちた。古都と母親の和解、晃介との関係性にも結末が提示され最後まで読んで良かったと素直に感じた。テーマが際どいだけに人を選ぶ作品かもしれないが、個人的にはオススメしたい。
まさにファムファタール
湿度高いキャンペーンから読み始めドキドキしながら最終巻まで買ってしまいました。女性が見ても面白いと思います。
ヒロインの背景が解決したらこの関係は終わるのかな?と思ったら最後は運命の女になりましたね。個人的にはもっと関係が進んだ展開も見たかったですが、主人公が現実的だからこそこの漫画が魅力的なのだと思えばこの終わりが最適解なのかなとも思います。
あと自分が主人公だったら…と考えると主人公のような行動はたぶん取れないでしょうが、そういう「普通」に縛られている人間は多分ファムファタールには会えないのだなとも思いました。
人生取捨選択。何を取るか。主人公の選択はとても面白かったです。
素敵な漫画をありがとうございます。
Posted by ブクログ
最終巻だと知らなかった。ネットカフェのシーンは謎。必要なかったような。
結局如月さんとは会わないようにしたのだろうか。
まだまだ物語が続きそうな雰囲気だ。
最後は期待値ゼロの作品
最終回は、どうなることか期待していた私が馬鹿でしたわ。読み終えて最後は期待値ゼロのがっかり作品。同じような気分をされた読者は沢山いることでしょうね。
最初ドキドキ→最後くだらねぇ。つまらん。
Posted by ブクログ
どんどん深くなっていく。
感動もする。泣きそうになる。
二人がどんどん成長している。
自分もなんだか、それぞれに投影できて、共感してしまっている。
不思議な漫画だ。いい、この調子。
Posted by ブクログ
7巻完結だった、素直な感想は「むずい内容だな」。人は追い込まれて余裕がないと判断を間違う、でも当人は追い込まれてることも判断を間違ってることもわかっていない。そして、追い込んでいるのが自分自身だということにも気がつかない。そんなキャラクターたちが引き離れた感覚…作中で言う「普通じゃない」に成ることで自分の感情を取り戻すお話である。
本屋で表紙を見かけていた印象は、ちょっとえっちなお話だろうなぁと想定していたが、読んでみるとそうでもなかった、というか、キスをする、それだけで緊張する高校生と、子持ちのおじさんでは、えっちの感覚がかけ離れてるだろう。
自分はおじさんの立場に近いので、なにもドキドキしなかったが「守る立場の大人なのに間違っている葛藤とそれを押し退けても超えてしまう想い」はよくわかった。
立場も違うし“今後”の中身も違う、これが新卒の女子相手であればあり得る話…?娘の友達でなければ…?弱ってると惹かれてしまう本能の何がいけないのか…?…結構考えさせられるのだ。
でも、私の思想として未成年は護る対象だから内容は絶対にNGだが、自分を保つために必要な過ちが自分にもあったことを思い出させてくれる、漫画は終わっても物語はまだ続いているのだろうなと思えたし、まだ話の途中で感想を言える段階じゃ無い、それがむずかしくて白黒つけられない、でも世の中もそうでしょ、魅力的な物語だった。
ただ、良い恋とは思えないので、少女にとっては人生の1歩を踏み出すために必要だった数ヶ月の忘れゆく恋で、おじさんにとっては視野を広げるために必要なお節介だった、であればいいのにな、と希望を思ってしまう。
それと野暮だが、現実世界では大人が女子高生に好かれている気になるのは男性側の妄想なので、事件にならなくて良かったね…と思ってしまった。
納得のいく終わり方ではなかった
正直、この終わり方は納得しないなぁ。全話を通してお父さんが惨めになっていく様が見ていて辛かった。ノーマルエンドなんだろうけど犠牲が莫大すぎる。令和の時代にこういうテーマの作品を描いたのがすごい。まさかお父さんと古都が結ばれるとは思いもしなかった。最後にはサスペンス路線から恋愛路線に切り替わってしまった印象。