【感想・ネタバレ】上流階級 富久丸百貨店外商部 IIのレビュー

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Posted by ブクログ

1巻がとても面白かったので続きも買いました。
こちらも面白かったです。バリバリ働く静緒さん素敵です。

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2024年04月17日

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シリーズ2作目。
顧客との信頼関係もできあがってきた中で、食器好きの院長夫人、鶴さんのお孫さんと南フランスへ旅行へ行く話が特に好きです。ここだけ何回も読み返してしまう。

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2024年02月12日

Posted by ブクログ

今回もお客様の無理難題に振り回されたり、上司や同僚を振り回したり。
パワフルな主人公がとっても格好よかった!
一つ一つの注文事も大変なのに、同時進行でそれをこなしてるとか凄すぎる。
人との縁を大事にして、努力を惜しまず、さっぱりとした性格。憧れずにおれないよね。
次巻はどんな難題が待ち受けているのか、それを乗り越える静緒の活躍が楽しみ!

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2023年04月15日

Posted by ブクログ

「上流階級」シリーズ、やっぱりおもしろい!⁡

其の一から少しずつ、静緒と桝家の関係が変化している。静緒も桝家も、ぶつかりながらもお互いを認めていて、将来の孤独への不安を抱えている。⁡
日頃考えないようにしているけれど、将来の孤独への不安は私自身も感じていて、共感できた。⁡

外商なんて全くの異世界の話のような気がしていたけれど、静緒の仕事への姿勢や考え方は、どんな仕事にも参考になることがあるように思う。⁡
外商はお客さんのプライベートに深く入り込む仕事だけに、静緒が珠里との関係に悩んだように、バランスが難しいんだろうと思う。⁡
外商でなくても、長く付き合いのある取引先に情がわいたり、「これって仕事としてはやり過ぎだよな」って思うこともあるような気がする。でも、そういう中から信頼が生まれたりもするわけで、互いがバランスをうまくとれる関係が大事なような。⁡

ジェンダーフリーの時代だけど、男性と女性の考え方の違いとかも、静緒の仕事を通して「なるほど」と思わされることも多かった。やはりまだまだ、男性社会の中で女性がやっていくのは大変なんだな…。⁡

静緒と勇菜ちゃんのやりとりも興味深かった。⁡
最後の桝家のお母さんとの結末も、予想外にジーンときた。⁡

静緒は、どんな問題や課題が襲いかかってきても、いろんなことをちゃんと受け止めて進んでいくところがすごい。⁡

うっすらと、ドラマを観た記憶があるので、静緒は私の脳内で竹内結子さんに変換されてる。大好きな女優さん。寂しい…。⁡

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2023年01月24日

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忙しくて、いろんなお金持ちに振り回されるデパートの外商さん。本当にこんなことがあるのかわからないけど、小説としてとてもおもしろい!
静緒と桝家の関係も好き。恋人や夫婦とは全く違う男女関係は羨ましい。
いろんな事が次々と起こって、ページを捲る手が止まらなくなった。

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2023年01月04日

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こんな世界があるのか!と思わせられる小説。百貨店も上流階級の生活ぶりも大好きな者としてこれ以上ない組み合わせ。静緒の外商員としての働き方や発想、顧客が真に必要としているものをあらゆる形で提供しようとするその姿がカッコいい。大好きなシリーズ。

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2022年12月10日

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桝家と静緒のやりとりやまた前回とは異なるバラエティに富んだストーリーなど、前作に続いてとても面白かった。
百貨店が人と人とのご縁を結ぶ、この時代だからこその百貨店の在り方が示されているのではないかと思う。
個人的に、御子柴とのやりとりがとても好き。

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2021年06月18日

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次々に持ち込まれるお客様の問題。お客様との距離感に戸惑い、迷いながら、自分に出来ることは何かを常に考え、お客様の信頼を得ていく過程がとても面白い。
左遷や馘覚悟で臨んだ、お客様を救う対応はスカッとした。
社会で「まとも」ではない人の生き辛さと、家族の対応には胸を打たれた。
男社会の職場の中で、彼女を理解してくれる上司がいて、彼女を「素晴らしい原石だった」と賛辞する場面では思わず涙した。
盛沢山の2巻、とても読みごたえがあった。

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2020年03月07日

Posted by ブクログ

其の二。お客様のニーズを読み取り応える、そして喜んでもらえる。そういう事ができるようにいつも思う。
静雄の仕事ぶりが真っ直ぐで共感しかない。

仕事の基本を心に刻む。
そういう本に久しぶりに出会えた。

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2020年01月19日

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前作に続き、とてもおもしろかった!
外商の仕事をベースに、物語は静緒や桝家の生き様にフォーカスする。

何が大事かは人それぞれのはずなのに、「普通」とか「まとも」が良いことで、そこから外れると非難される。
そういう生きづらい世の中だと、何度も認識する。
私は「まとも」から外れることが、非難の的になることが、怖い。

でも静緒は、そこに立ち向かっていく。非難されても否定されても熱意と努力で向かっていく。
その姿が、多くの人の心を動かして渦をつくる。外商そのものを呑み込む渦を。
ああ、なんてかっこいいんだろう。眩しくて、涙が浮かんだ。

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2019年12月10日

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シリーズ2作目も一気読み。よりメッセージ性が強くなって、人間模様も彩り豊かになっている。古くて新しい価値観の提唱があると思った。けどそんな小難しいことは置いといて…面白かった!最後は落涙必至。

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2019年11月22日

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1巻目は登場人物とお仕事紹介のような感じだったけど、今回は展開がより面白くなってきました。しばらくしたら、ふと続きがまた読みたくなるだろうな。

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2024年05月19日

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1巻で出て来たお客様との関係が上手く行って展開が進む様子がサクサク読めました。主人公の成長を感じられたし相変わらず格好良かった。3巻も楽しみ。

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2024年05月13日

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上流階級に住む人にはその人達なりの悩みがある。
桝屋の実母から義母への怒り、強烈な人で自分の過ちもちゃんと認められる人。自分の息子のために怒りをきちんと出してくれた。
ヤクザの愛人珠理は束縛から逃れて新しい人生を歩む。
ゲイも独女も誰かに迷惑かけてるわけじゃないのになぜ人からとやかく言われなきゃいけないんだろうか。
3巻も楽しみ。

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2024年04月18日

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オーディブルにて。1から気に入っているシリーズ。
2作目も様々な社会問題に切り込んでいて面白かった。
枡家の元カレの柔軟性ある考え方がとても好き。

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2024年03月31日

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『上流階級 富久丸百貨店外商部 其の2』―静緒と枡家、深まる絆と外商部の挑戦

『上流階級 富久丸百貨店外商部 其の2』は、外商部の立て直しプロジェクトを背景に、主人公・鮫島静緒が直面する様々な試練を描いた物語です。静緒の働く外商部では、日本一の高級住宅街・芦屋のセレブたちへの販売が日常であり、その中で起こる顧客とのトラブルやドラマが、読み手を引き込みます。

特にこの巻では、静緒と同居人である枡家の関係性が徐々に深まる様子が描かれ、読者に安心感を与えます。しかし、その一方で、枡家の母親からの再婚を勧められるなど、プライベートな面での波乱も予感させます。

外商部に訪れる顧客たちの個性や、時に厄介な要求は、静緒のプロフェッショナリズムを試すもの。彼女がそれらの問題をどう解決していくのか、その過程は読者にとっても学びが多いものです。販売の仕事に対する情熱、顧客の真のニーズを理解しようとする姿勢は、この物語の核となっています。

『上流階級 富久丸百貨店外商部 其の2』を読むことで、まるで自分もその一員になったかのような感覚を味わえます。静緒や枡家といったキャラクターたちと共に、販売の真髄と人間ドラマを深く体験することができるでしょう。このシリーズは、ただのビジネス小説を超え、読者に様々な感情を呼び覚ます一冊です。次巻への期待が高まるばかりです。

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2024年03月29日

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ネタバレ

超お金持ち社会のみなさまのお買い物、参考にはならなかったけれどたまたま
ゲイの見目麗しい男性が〜という本を連続して読んでしまった。
こちらの方がずっとお上品で賢くて深みがある。

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2024年03月26日

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シリーズ2作目。富裕層に向けて商品やサービスを販売する、百貨店の外商員として働くアラフォー独女・鮫島のお仕事ストーリー。今作では、同僚兼ルームシェア仲間の桝家のお家事情も明らかになる。

普段の生活で馴染みない外商の仕事について詳しく描かれていて興味深かった。
CHANELのスーツやヴァンクリのアクセサリーなどハイブランドを取り扱ったり、フランス旅行に同行したり、豪華なマンションでルームメイトと晩酌したり、煌びやかな日常で読んでいてワクワクさせられる。
また、一筋縄ではいかない顧客を相手に、難解なミッションをひとつずつクリアしていく様が読んでいて爽快だった。

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2023年05月24日

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シリーズ第二弾。今回は外商部での商売の話は少なく、桝家の家庭問題とヤクザの愛人・珠理の逃亡が印象的だった。今後、桝家とはどうなるんだろう?葉鳥さん、カッコ良すぎ。

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2023年05月20日

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Ⅰを読んだのが丁度1年前。続きはその内に読もうと思っていたが、思いのほか間が空いてしまったな。

前作の感想に「書きたいことはたくさんあったように読めるが、中途半端に語られて終わった感が否めず」と書いたが、作者の書きたい話題は今作でもそのまま引き継がれる。
静緒の恋愛と桝家のジェンダーの話は、世の中の結婚観と老後に対する考え方という話題に進み、“まとも”とは何かとか家庭を持たずに老いることに対する逡巡などについて多くの頁が割かれて描かれており、その辺りは結構考えさせられるところあり。
百貨店の外商のこれからという話題では、催事で“恩を売る”という静緒のアイデアが生まれるが、アイデアは面白いと思いつつも、個人情報ダダ漏れの企画はかなり引く。

前作のような屋上遊園地に象徴される古き良き時代の百貨店の姿とこれからの百貨店のあり様みたいなところがなく、百貨店に対する愛をあまり感じないところは百貨店もの好きとしてはやや残念。
Ⅰを読んでいないと背景や人間関係が分かりにくい作りになっているのも減点。

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2022年05月21日

Posted by ブクログ

一巻よりもさらに面白くなってる…!
お仕事小説のフリして、人生における愛とか孤独の取り扱い方を考えさせられる良作でした。

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2021年12月30日

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壱に続きわくわくと面白かった。
外商の話の中にも、様々な複雑な社会の問題なんかが組み込まれてて奥深い。

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2021年12月16日

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シリーズの第二弾ですね。
面白かったです。
何だかんだあっても最後は全てが上手く行くんですね。
読んで楽しい気分になります。

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2021年03月04日

Posted by ブクログ

百貨店の外商で働く鮫島静緒の物語。シリーズ2作目。
相変わらず全力で仕事に励む静緒がとても眩しく思える。前作で出てきたお客様も健在で周りも生き生きとしている。
普段縁がない世界を垣間見られるようで面白い。
同居人、桝家の過去や親との話も深掘りされていて良かった。一作目ではあまり馴染めなかった桝家との奇妙な同居関係がキラリと光っている。
是非シリーズとして続いてほしい作品です。

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2021年01月01日

Posted by ブクログ

面白かった!
何よりやっぱり人間関係の描写がいい。
「普通」に生きることの難しさみたいなもの。桝谷みたいになんでも持ってる子でもそうなんだなーとおもうと。
しかし、お母さんがすごいな。

読んですっきりしました!

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2020年08月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

生活感のなさ。

隅から隅まで掃き清められ
磨き抜かれたように洗練された
メインストリーム。

社会性に富むサイドストリームは
高潔なメッセージに心から共感でき
登場人物それぞれの人間像も豊かで嫌味なく
生き方そのものにきちんとした意味を
見出しながら前を向いて歩いている方ばかり。

けなすところがどこもない。

「上質」という言葉が
この作品にはふさわしいと思います。

閑話休題。

「まとも」「ふつう」という日本語を発する人の
無意識の差別意識に触れていただいたことが
私の中では拍手喝采でした。

その難しいテーマに正面から向き合い
きちんと自分の意志と良心を語る人たちの姿に
とても清々しさを覚えました。

社会派…とはこのような作品のことなのでしょうか。

無意識の悪意に囚われた言葉を
他人に吐いてしまう方々には
気づきのために読んでほしいと思います。

学ばせていただき、共感させていただいたことに
とっても感謝しています。

ありがとうございました。

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2019年10月12日

Posted by ブクログ

前作に登場していた上流階級の人たちの要望に応えるため奮闘する。ルームシェアする桝屋をめぐる話もあったが、まだまだ知らない世界があるなと思う。

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2024年04月20日

Posted by ブクログ

富久丸百貨店シリーズ
1作目より読みやすかった。登場人物を好きになれたからかな。
静緒、男前だね。
枡家がらみの話はほろりとさせられた。

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2022年08月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「ゲイ寄りのバイとかストレート寄りのバイとかいろいろいるんですよ」

主人公(女性)と同居する桝家(ゲイ)の言葉です。

私は今まで、バイセクシャルは単純に男女等しく恋愛対象にすると思っていましたが、その中でも細分化があるのだと初めて知りました。

よくよく考えると、ここからはこっちとパキッと線引きができないのが当たり前だと今更ながら感じました。

主人公と桝家の同居についても、今までの常識を覆されました。

恋愛対象でも友達でもない2人が互いに心地よいと思って一緒に暮らせるという考えが私には全くなかったのですが、お話の中のこととはいえ、そういうことも実際あり得るのかもしれません。先入観を取っ払い、頭を柔軟にしなければと思いました。

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2021年05月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 第一巻と同じく合わせて表紙買い。
 前回はヒロインの静緒の視点のみだったが、今回は彼女と同業者であり同居人である桝家の過去の話から話が始まる。
 私は第一巻でのレビューで「桝家がゲイである必要性が感じられない」との旨を書いたが、この本の中では彼のセクシャリティが大いに関わっていた。最近ではこういった個々のセクシャリティに名前がついて、人間の要素の一つとして尊重されるべきという考えが広がっている。そんな中で保守的で偏見の中で生きる話はなかなかに大胆でそれでいてリアリティがある。
 個人的には、静緒が会社の会議に参加した際の話でも似たものを感じた。静緒以外全員男性。そんな中で女性下着について発案をすると、上司が恥ずかしげもなくセクハラ発言をして周囲もそれに追従笑い。地獄絵図極まりないが、今でも実際の社会でまかり通っているのだろう。静緒にこれには激昂することもなく会議は終わってしまう。彼女が場を壊さなかったのは大人の対応だという人もいるかもしれない。また話の中でも「セクハラをうまくかわせる人が出世する」という言葉があった。しかし価値観のアップデートの遅れた人間を放っておいた風通しの悪い環境自体を変えない限り、新しく入ってきた貴重な人材が次の犠牲となるだけだと私は考える。上流階級に興味があるというより、頭の凝り固まった人にこそ読んでほしい本となった。

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2020年12月09日

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