【感想・ネタバレ】響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 後編のレビュー

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このシリーズは6作目でしたが、これまでで一番感動しました。希美のみぞれに対する感情、優子と夏紀の関係、コンクールの結果等々、これまでの布石が解けて行きました。そして最終楽章に繋がっていくんですね。これからどうなるのか、楽しみ以外ありません。

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2024年02月07日

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ネタバレ

アニメ版と全然内容が違ってた! 正直、原作の方が面白かった><。アニメ版は省略されすぎで、勿体ないなあ……。途中怖いシーンもあったけど、でも、久美子ちゃんが主人公だと基本は安心して読める! 3年生編はもっと心が揺さぶられる感じになるのかなあ……怖いなあ……。わたしは穏やかな話の方が好きだから><。波乱は少しくらいならあってもいいけどね! 音楽の話があんまりなかったのは残念だったかな。基本はこの物語、人間関係の話だよね! でも、3年生編も期待はしてる!

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2023年03月06日

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本巻の主題である希美とみぞれの話が、僕は本シリーズで最も好きだ。
「勝利」だったり「団結」だったり「エンジョイ」だったり。部員のそれぞれが目指すものに対して、その存在意義が変わってくるというものが「部活」なのかなあと感じた。
部員が大勢いれば、その分、人間関係が難しくなるのに決まっている。しかし、それに向き合って、少しでも部の協調を強めようとすることは、部員全員の「部活」に対する揺るぎない共通の存在意義なのではないだろうか。

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2022年03月01日

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今回ばっかりは、曲を聴きたい…!て思った。
リズと青い鳥? は、実際にある曲なの? それともこの本のために作られた曲??

この小説は映画化されたんやっけ? ネットで調べたらちょいちょい音源はヒットしたけど、ちゃんと聴いてみたいなと思った。
映画を観るべきかな。いやもうみぞれちゃんの「本気の演奏」を小説で読んでしまったから、衝撃は薄れちゃうかな。笑

そもそもこの「リズと青い鳥」の話がわたしには「へえ…」て感触で、ここも、もしわたしが高校生ならぐっときたかもしれん、と、前編を読みながら思った。

みぞれちゃんと希美ちゃんの関係をあらわしている、と、いうのも、なるほど…、と、思うものの、そもそもこの二人の関係性がいまいちつかみきれない…。

と、思っていたモヤ感がすべてクリアに!

なるほど!ふたりの関係ってそういうことやったのか。
そうか…。そうかーっ。

今回、希美ちゃんも掘り下げてくれたのがよかった。ほんとうにこのシリーズは、心理描写がすごい。
誰かが誰かに向ける思いについて、こんなに細かく書いたら読むほうはかなり「くらう」んちゃうんかと心配になる(わたしが「くら」わないのは、ひつこいけどもう45才やからです)。

誰かに対する思いを双方から書いてくれる。(筆致の)濃度と重さは必ずしもイコールじゃないけど、それでも充分すぎるほど伝わるものがあって、性別問わず、思いのベクトルが一致することは奇跡的なことなんやなとしみじみ思う。

だからこそ想像するんやね。想像力がいるねん。
いろんなことを想像してわたしもずっと過ごしてた。

45才になったらもうそんなんがしんどくってねー。笑

この人はどう思っているんやろう、だけじゃなくて、この人は何があってこう思うんやろう、まで想像するやん。
そこまで考えるのがもうしんどいから、大人って、あっさりした付き合いしかできひんのかもな。笑

でも、高校生のうちは、時間も体力もあるから、こんなふうに想像力をかきたててぶつかり合ってほしいよ。

でも、何度も言うけど、今の子たちにこれはたぶん、へたなファンタジー小説よりファンタジーなんやろうな。

人と人の付き合い方も変わってくるのを余儀なくされる時代やから、今の子たちにはもっと違う何かがあるんやろうな。わからんけど、幸せになってくれればそれでいい…。


って、また、この本とは違う方向になりつつあるけど…(笑)、終盤はまたちょっと泣いたな。いつもそう。笑

夢ちゃんにちゃんとオチ(?布石?)がついてよかった。
久美子ちゃんたちも新たなスタートをきったけれども、夢ちゃんのそれは「最初の一歩」やったから、より重いよなって。

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2021年08月22日

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誓いのフィナーレではあまり描かれなかった加部ちゃん先輩の活躍が感動的。
全国へ行けなくて傷心していた部員たちに、優子先輩・加部ちゃんが言う終盤の台詞。久美子たち新3年生&2年生に、力強い後押しをしてくれたと思う。
最終楽章で、北宇治は全国大会金賞に輝けるのか?読むのが楽しみだ。

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2020年10月18日

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映画で筋書きはわかっているのに、読んでいるうちに涙が止まらなくなりました。
原作はより人物描写が丁寧で、わかりやすく感じました。
映画を待つか原作を先に読むか悩むところです。

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2019年09月12日

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青春ものっていいなあ。皆が少しずつ成長していくのを追うことができるのって楽しい。2年生編も終わり、ついにかつての1年生が最上級生に。漫画キャプテンを読んでるようだ。

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2019年03月05日

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中学の時に吹奏楽をやっていたせいで、このシリーズを読むと中学のころを思い出す。すっかり忘れていたけれど、休み前の練習後、大掃除でワックスがけとかやってた気がする。去年の水着が入らないかもってのは男性作家では気づきにくい視点かも。友達の、彼氏との予定を気遣いつつ、予定がなければ一緒に行動したいというのは女子らしい。アニメ化すると、小説で後から登場してくる人物の描写がビジュアルとズレたりしないんだろかと心配になった。最後の方のページ数から考えてやっぱり予想通りの結末に。残りのページ数が分からなければ、いろいろな可能性が想像できただろうに。紙の本であるがゆえの宿命かな。

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2019年02月27日

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ユーフォシリーズ本編(『ユーフォ』、②③、第二楽章前後編)を全部読んで。
音大を卒業してプロのオーボエ奏者になった鎧塚みぞれ先輩がアウト×デラックスに出演、
マツコ「中学、高校の吹奏楽部時代には、ずっとひとりのお友だちのために吹いてたらしたってうかがったんですけど」
みぞれ「今でもそうです」
マツコ「え、でもそれって恋愛感情とかじゃ・・・」
ここでモーツァルトの交響曲25番のあの不穏なメロディーが流れはじめ、
みぞれ「じゃなくて。オーボエは希美なんです」
矢部「アウトォォォーッ(-_-;)」
・・・てなことになったら楽しいな、と妄想しました。

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2018年06月09日

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ネタバレ

 まさに波乱の第二楽章。希美とみぞれの関係が想像していた形と全然違っていて、最後も切ない気持ちになった。これで終わりではなく、二人の関係がこれから変化してくれることを願わずにはいられない。「リズと青い鳥」になぞらえて二人の関係性を考えてしまうが、それだとうまく消化できない終わり方だった。
 そして関西大会演奏まえの夏紀の言葉が胸を刺す。小説でうるっときたのは久しぶりだった。一年目以上を目指した二年目が終わったが、いろいろと気になることが残っている。三年生編が待ちきれない!

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2017年10月17日

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ネタバレ

感想
率直な感想は。。。アオハルかよっ!

なんだかんだ言って主人公の久美子も余裕で上手いのでは?人間関係色々悩むが、音楽のことで悩んではなさげ。

プールのシーンは不要。

あらすじ
北宇治高校、久美子が二年生になって初めての京都府大会。北宇治高校は、危なげなく金賞・関西大会への出場を決める。男子校の龍生学園は有名顧問が入ったことにより、去年の銅賞から一気に金賞・関西大会への出場を果たす。

この巻は、オーボエのみぞれとフルートの希美に焦点を当てる。自由曲はオーボエとフルートのソロの掛け合いがメイン。自由曲の気持ちに感情移入できないみぞれは当初、苦戦していたが、合宿で新山先生からのアドバイスにより覚醒し、格段に良くなった自由曲が仕上がる。

北宇治は関西大会でベストを尽くすも、最後の1枠を龍聖に奪われ、ダメ金という結果に終わる。

最後は久美子がなんと新部長に指名され、吹奏楽部に全てを捧げるために、恋人の秀一との別れを切り出す。

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2024年04月05日

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ネタバレ

久美子たちが2年生のストーリー、後編。
優子と夏紀は本当にいい部長・副部長コンビだったな。
奏者からマネージャーに転校した友恵も、重要な役回りで献身的にやっていて感動した。

今回はコンクール、どこまで進むんだろう・どういう結果にするんだろう、と思いながら読んでいたけど、全国大会に進めない関西大会ダメ金かぁ。。
練習の描写では少しずつの妥協が重なって…となっていて今年はダメなのかなと思ったけど、本番の描写では素晴らしいものになった様だったので期待していたけど。そういうこともあるよね。全国に進めるのが関西で三校と、無理矢理数が決められてしまっている中での音楽のコンクール。演奏は素晴らしいのに、実績が伴わない学校なんて、実際に沢山あるんだろうと思う。審査員の僅かな裁量で学生たちの心も生活も振り回されてなんだか切ない。

最後は優子と夏紀が久美子を新部長に指名して終わる。
まさかそれによって秀一に別れを切り出すとは思わなかったけど…真面目というか頑なだなぁ。
そして新副部長はまさかの秀一!!このコンビで新生北宇治がどうなるのか楽しみ。

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2024年03月13日

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優子の部長ぶりがあまりにもかっこ良い。部長やったことあるけど、無理やわ、あれは。何周目だよっていう話ですが、安定に泣きました。

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2023年12月01日

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登場人物それぞれの心情がよく表されている。
悩みや葛藤やマイナスな感情もきちんと描かれていて、現実味を感じたし、登場人物がもっと好きになった。

久美子の良さが存分に発揮されていた。優しい言葉だけではなく、伝えなくてはいけないこともきちんと伝えられる。

希美とみぞれのお互いへの気持ちが強いからこそ、すれ違う関係にとても心が痛くなった。そうなるとはー

加部先輩の最後の言葉には涙が出ました。

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2023年09月11日

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ネタバレ

この作品で浮き上がるのは北宇治高校というノンビリ
吹奏楽部が急遽強豪校になった事で、他校に比べても
部員の心もちに格差が大きくなったため、なあなあで
済ませる事ができず、おかしな空気が顕在化しやすい
傘木希美が鎧塚みぞれに密かに思う妬みが友達のはず
の二人の関係を歪んだ形に変形させるのが見ていられ
ないほど苦しくなる(´・ω・`)

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2023年07月17日

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ネタバレ

久美子2年生の後編。
劇場版の後半部分のお話。
映画で見るより、優子や夏希の良さやみぞれと希美の関係性など細やかに描かれててよかった。 秀一との関係や久美子自身の心意気を感じるこのシリーズでも秀逸な一品です。
あすか先輩の百合的描写は必要だったのかとちょっと疑問・ 。

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2019年11月26日

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ネタバレ

うーん、青春(笑)。これを読んでたから、子供の学校の吹奏楽部は2年で引退って聞いてびっくりしちゃった。2年は全国にも行けない結末だったのかぁ。関西全体で3校って厳しいよね。野球とかと違って判断があいまいだしなぁ。なんか、れいなと久美子がレズっぽいよね。みぞれちゃん音大でがんばれ!

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2019年11月08日

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私は最後まで、久美子のことを好きにはなれなかった。
映画「リズと青い鳥」を見て感動し、この原作を読んだわけだが、あの映画はあくまでスピンオフであり正直に言えばこれでは物足りないと感じた。

傘木希美と鎧塚みぞれの関係がもっと見たかったが、どうにも私には久美子の存在が邪魔に思えて仕方なかった。

そこだけはどうしても、ごまかすことはできなかった。

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2018年05月30日

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 本シリーズは、頼りになり読者が思い入れやすい形の主人公と、完璧な理想を体現するヒロインが物語の中心にとなってストーリーが展開され、ハッピーエンドな王道のストーリーで、爽快か気持ちになりながら感動できるが、反面ストーリー展開が予想通りである。
 予想通りの展開ならば主人公が2年生の本編は、最終楽章に向けたステップとして、シリーズ全体では多分一番花がない場面であると思われる。
 そのため、他編に比べてやや面白くはなかったが、最終楽章への期待が膨らむ内容であった。

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2023年06月26日

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パラパラしていた一年生達も馴染みいざコンクールや合宿へ。皆で行くプール、緊張しいで極度の自虐に走る夢、みぞれに対する希美の進路等に関する明るさの裏の陰り、独り立ち、久美子の決断等。予想を避けたくなる一体感。みぞれの実力の解放が凄まじすぎて演奏に泣きそうになった。あすかと香織の指輪とか変わらないなあ。

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2018年10月14日

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〉切なさに満ちたオーボエの調べが、周囲の演奏をかき消した。音量が大きいわけではない。それなのに、周りの音が聞こえない。かけ合いをしているはずのフルートの音が、いつの間にか途切れていた。

これで終わりかと思ったらもう一冊短編集出たらしい。
本編ももう少し続けたい終わり方かな?
リズと青い鳥の関係性が逆転するのは腑に落ちる感じがして良かった。でもメインテーマのみぞれ希美の関係性が決着しないのはややもやもやが残る。大好きのハグで本音を全て交換は出来なかったよね。そのへんは映画でどう演出するのかも楽しみ。

トランペット1年生の葛藤と成長は、読みながら応援してしまった。頑張ることができて良かった。

YouTubeで実際の演奏を聞きながら読みました。

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2018年04月11日

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