感情タグBEST3
Posted by ブクログ
『ボーダー 二つの世界』というスウェーデン映画を見て、
「トロールの話って他にどんなものがあるんだろう?」と気になり、
検索した結果出てきたのが『小さなトロールと大きな洪水』(トーベ・ヤンソン)。
今更思い出したけど…トロールって、『ハリーポッター』『ロード・オブ・ザ・リング』のイメージ強くて、
まさかムーミン出てくるとは思わなかった!!!!!
「トロール」とは一体何者なのか、本作を読み終えてから調べるか……と思っていたら書いてあったので抜粋。
【「トロール」というのは、北欧の神話や民話に出てくる妖精や小鬼のことで、北欧の人ならだれでも知っています。】
小鬼と妖精が一緒にされている事にもおどろきね。
そしてそこにさらに書いてあったのは、
【ムーミントロールというのは、ひとりのキャラクターにつけられた固有名詞ではなく、グループにつけられた種族名なのです。】
…とのこと。
普段私が「ムーミンかわいい」と言っているのは、
どうやら「ワンちゃんかわいい」と言っているようなものだったらしい。
主人公の名前やと思ってた…。
ムーミン以外にもいろいろ名前ある子が出てくると思ってた……
そして何気なく取ったこの一冊こそが【ムーミンシリーズ第1作目】との事。(第二次世界大戦の終了直後に、かぎられた部数で出版されたきり、長らく絶版になっていたそうです)
4重にビックリしました。
……と今まで幾度となく見てきたキャラクターをちゃんと知る良い機会になったなぁ。
ピカチュウがネズミだという事は間違いなく断言できるけど…
ウルトラマン……あなたは一体何者なのだ……。
Posted by ブクログ
ムーミンシリーズの処女作。一番最初に作ったせいか、設定が色々とちがっているし、ムーミンママの性格もちょっと違う気がする。パパがいなくなって必死に探しているからかもしれないけど。
でも、作者のトーベ・ヤンソンさんの作風は変わらず、読んでいる私を温かい気持ちにさせてくれました。
Posted by ブクログ
ムーミンに最近はまって小説が読みたくなったので読んでみた。
全集では9だけど1作目ということなのではじめにこの作品。
ムーミン、ムーミンママ、スニフと小説版でもそのままの人(?)柄。大人になって読むとより好きになると思う。スナフキン、ミー、フローレンなんかは出てきてないのでシリーズ全部制覇したい!
Posted by ブクログ
ムーミン物語の第1作とのこと。なんでも出てくるママのバッグ、心強いなあ。パパははじめから放浪癖があったんだな。そして巻末の解説。本作が書かれた時代背景を読むと、今とあまりにも通じるところが多くてびっくりする。と同時に、ムーミンシリーズにただよう、楽しいながらもどこかうっすらと影のある感じも納得がいくのだった。
Posted by ブクログ
ムーミンを一度も読んだことがなかったので、作品を書かれた順に読んでみようと思い立った。
全体を通して不安・薄暗い感じのストーリーなのは、書かれた当時が第二次世界大戦の真っ只中であったということから納得できた。
また、パパに放浪癖がある事を知らなかったし、ママも強気な所があるので、創造の生物でも意外と人間に近い感性なんだなと思った。
全ページ通して挿絵がふんだんに使われているので想像もしやすく、新装版とあって装丁が美しかった。
チューリッパが可愛らしいなぁと好みだった。
他の作品はもっとほのぼのしているのか、気になるところ。
Posted by ブクログ
子供の時にテレビアニメで放送されていたムーミン。この本はなんと、1945年に出版された「ムーミン」の記念すべき1作目!ストーリーは、行方不明となったムーミンパパをムーミンとムーミンママが探しに行くという感じ。100頁ちょっとなので1時間も掛からず読めちゃうんですが、「哲学的」というと凄く大袈裟なのですが、「何とも言えない深さ」を感じてしまいました。というのは、埼玉県飯能市にあるムーミンパークに行った際に作者であるトーベ・ヤンソンさんの生立ちを知ったからだったり、久しく童話を読んでいなかったせいかと思うんですが。。。気になる方は読んでみて下さい♪