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裸族は外を歩けない
漫画だからいい話だねと思える。
仮に現実で身長が高く凛々しい女性がロリータファッションで街を歩いていたら、何かのプレーか罰ゲームかなんかだと思ってしまうだろう。
物語と現実を履き違えてはいけない。この漫画は漫画だからいい話なのだ。今の社会では奇抜な格好をしている人間は偏見の目で見られる。出る杭は打たれる。コミュ力の低い少年はいじめられる。
そのうち性同一性障害や発達障害などと同じ用に奇抜な格好をしたくなる衝動に駆られる病気として認められて、病気なんだから社会で認めていきましょうという風潮になるかもしれない。そんな社会はクソくらえだ。
自分のイメージって気づいたら勝手に出来上がってて、それに合わせないと周りにとやかく言われる感覚はとても共感できました。自分を出すことほど勇気のいるものはないと思います。葛藤を抱えてきてた小林マミの言葉だからこそ武下くん含め色んな人に響いたんだと思います。勇気が貰える素晴らしい漫画でした。
服とはなにか
背が高く、キリッとした表情の主人公はスカート姿よりかっこいい目のパンツ姿が似合います。
しかし、自分の着たい服は真逆のロリータ。
ロリータに対する世間の目も冷たくなかなか一歩を踏み出せない中、堂々と自分の服を着る人に出逢います。世間の目と闘いながら自分とロリータに向き合っていく主人公。今後どうなっていくのか楽しみです。