18世紀のチベットで山間の村を舞台に、薬草が大好きな医者見習いであるカン・シバの一家とそこへ婚約者として別の村からやってきたモシ・ラティの日常生活が小さな出来事を挟みながら綴られていく、とっても穏やかでふんわりかわいらしいお話です。そして、巻末についているチベット文化のミニ情報がまたおもしろくて、1冊で二度楽しいのもイイ! 少しずつ距離が近づいていく若い2人の恋愛模様も気になりますが、チベットの生活や服装が本当に素敵で、今よりずっと昔の遠い国のお話なのに、読んでいるとすっかり行った気になってワクワクします。表紙の色使いもとても優しくてなんだか癒されてしまう、不思議なマンガです。
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風習や料理、衣装や装飾品など生活の細かい部分が綺麗に描かれていて、読んでいて楽しかった。
登場人物も悪い人が出てこないので、安心してほのぼの読めます。
カン・シバとラティの2人の今後の物語も読みたくなりました。
これが最終巻ですが、もし、続編がでるようなことがあれば、また読みたいなぁと思う作品でした。
5巻(最終巻)。
1冊全て結婚式の話。出逢った人達が続々とお祝いにやって来て、家から出ていた親族も帰ってきました。最終巻で明らかになるカンシバの祖父と出家した弟の存在。式後に祖父達の旅に同行する…みたいな話になっていましたが、旅の話とか後日譚等も読んでみたかったな。ラティの兄と街へ行く話も素敵でした。あまりにほのぼのしている2人に兄は心配していましたが、ラティがカンシバの行動を正確に理解しているのは既に夫婦の絆かなと感動しました。18世紀のチベット文化と善良な人達の優しい生活の全5巻、とても面白かったです^^❤