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ケント・ギルバート氏による中国と韓国の批判本。記述が詳しく、根拠まで詳細に記している。よく調べていると思う。説得力ある。以前、サンデーモーニングに出ていた時は、左翼的発言が多かったように思うが、今は全く逆で真っ当な発言をしている。参考になった。
「文化大革命のおかげで、儒教の中心となる「仁義礼智信」などの優れた部分は破壊され、文革後の中国人からは、すっかり抜け落ちてしまいました。その結果、中国人は極端な拝金主義に陥るのです」p19
「(父親の詐欺を訴え出た子供に孔子は)私の村では正直とは、この事例とは違います。父は子のためには罪を隠してかばい、子は父のために罪を隠してかばうものです。この罪を隠すことのなかにこそ、正直の精神があるのです。(文化大革命のなかでも生き残った中国人の考え方)」p24
「中国人が、国際法という公のルールを守ることよりも、「自国だけの利益」を、いや、実際には共産党幹部や軍の将軍が、「自分とその一族の利益だけ」を守ることの方が重要だと考えているからです」p25
「中国人は詐欺やペテンでも「騙すより騙される方が悪い」と考えます。弱肉強食の厳しい世の中を生き残るためなので、嘘をつくことに罪悪感など持っていられないのです」p47
「(CIAが毎年発行する「ザ・ワールド・ファクトブック」)成立時から現在まで一度も滅ぶことなく継続している「世界最古の独立国家」は、実は日本です」p49
「朝鮮戦争で大被害を受けた韓国は、中国に「謝罪と賠償」を求めたことがあったでしょうか。そして中国は韓国に「謝罪と賠償」をしたでしょうか。事大主義のため、強い立場である中国には強気に出られないのです」p88
「日本は韓国併合以来、劣悪だった朝鮮半島の衛生状態を大幅に改善し、一般庶民にまで教育を施し、金銭面その他でも多大な援助を行なってきました。しかし、韓国人は歴史を歪曲し、受けた恩への感謝どころか、日本への批判を続けています」p113
「国家に忠誠を尽くすことは非民主主義的であり、非人間的であり、ファシズムそのものであり、愛国心は悪だなどと思い込んだ国民は、自分の祖国に誇りを持てません。国民の精神が荒廃すれば、その国の衰退は必然です」p146
「安保法案にしても、これが成立すると困る国家が日本の近隣に存在します。その国家の意図を汲んだ「反日勢力」が、放送局をはじめとする日本のメディアを内部からコントロールしている疑いが濃厚なのです」p183
「(沖縄)反基地勢力のなかの急進的左派には、中国人や韓国人と見られる人物も確認されています。彼らは日本国内を混乱させる目的を持った工作員と見て間違いないでしょう。日本にはスパイ防止法がないため、やりたい放題です」p188
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嫌韓嫌中な点は偏り過ぎている気がする。テレビ放送には賛成反対両論を報道しろと作中で主張しているのだから、本書でも両論展開してもらいたいところだ。
ただ日本人の優劣に関してはとても参考になる外国人視点を展開してくれたので、とても勉強になった。
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一見すると悪くなさそうな儒教が悲劇を起こしているという題名に惹かれて読んだ。正直、ネット右翼の人たちが喜びそうな内容だなという感じ。中国・韓国への批判が中心だったが、新しい考え方を知れたので良かった。最終章の陰謀についての話はゾッとした。ほんとかどうかわかんないんだけどね。。。
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儒教思想ってなんぞやってなった時に手にした本。同じ宗教でも国の歴史から受け止め方が変わり、人々の考え方にまで影響が出るっていうのが非常ーに興味深い。そりゃあ、あの一件やこの一件もうまくまとまらないわけだわ(。-_-。)納得。
Posted by ブクログ
入院生活を送るに当たり、
病室に持ち込んだ本のひとつがこの本でした。
数年ぶりに読み返しました。
ここ最近、
日本は中国や韓国とギクシャクしています。
なぜなのか?
どうして我々、
日本の主張が伝わらないのか?
その理由が、この本を読み返してみて
分かりました。
まるで霧がはれるようにスッキリなりました。
この本の著者はアジアの方ではなく、
アメリカの方で、
なんの利害関係もないということ。
それを踏まえると、
きわめて客観的な立場から書かれたと思われます。
とても貴重な情報を得て有難いでした 。。。
さて、
これら隣国とどう付き合っていくか❓
が重要な課題です。
私たちは、主張すべきは明確に主張することが肝要でしょうね。曖昧さは、日本人同士なら通用しますが
国同士のお付き合いとなれば話は別‼️
それは今までの歴史が証明しています。
良識ある国とは連携を強め、そうでない国とは距離をおく。場合によっては「抑止力」も必要‼️
それでなきゃ、わが国の「生命と財産」と「子孫」は
守れませんから 。。。
事実、現に今も領海侵犯、領空侵犯、人さらい、
不法操業、嘘の垂れ流しや偏向報道
してるじゃありませんか! 。。。
野党やサヨク?一部マスコミの反政府の方々は
それでもいい!って容認されますか❓
かなり過激なレビューとなりましたが、
隣国とはいえ、「良識ある方々」はきっと
いらっしゃると信じていますのでそんな方々とは
民間レベルで交流をしていくべきです。
Posted by ブクログ
現在の日本と中国、韓国の現状と、これからの日本の取るべき道をこれでもかとわかりやすく書いている良書。
日本について美化しすぎなところもあるが、これだけ日本という国が食い物にされているにも係わらず日本人が理解せず、安易に彼の国の言い分を是とする人間がいることが不思議。マスコミの功罪を強く感じる。
この本については、日本人ではない筆者が語っているというところが、おかしなことだが逆に日本人に受け入れられやすいかもしれない。
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儒教の思想に沿って解説してあるのではなく、中国や韓国の価値観や行動というものから儒教的要素を見ていくという本である。なので、儒教の知識がないものでも読むことができる。著者は、嫌韓・嫌中といった人なので、かなり中国や韓国への嫌悪感情が本書から見られる。日本人が知らなかった事実を知ることができるという点では評価できるが、著者の感情的な部分と事実的記述とを切り離して本書を読む必要がある。
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中国は沖縄を狙っている。基地反対運動で日米同盟に楔を打ち込み、更には本土と沖縄の分断を図っている。翁長知事は中国福州の名誉市民。政治家の裏にどんな勢力がいるのか知っておくべき。あれ?前に読んだ『沖縄を本当に愛してくれるのなら県民にエサを与えないでください』と同じ事が書いてある?
日本の放送や新聞などメディアはそれぞれにどんな偏りがあるか知った上で見るべき。また、意図的に報道しない事も数多くある点にも注意が必要。
沖縄県の活動家にはいわゆる「プロ市民」と呼ばれる反対運動専門のサクラが多く、暴力的な活動も行われている。
近隣諸国からの目に見えない侵略がある事もチラリと頭に入れておく。平和ボケからの脱却。
「悪魔の証明」例えば世の中に何かが「存在する事」を証明するのは簡単。そのものを実際に見せればいい訳だから。しかし「存在しないもの」を証明するのは困難。ネッシーなど(未確認生物)の存否が明確にならないのもそのせい。本来ないものを「ない」と証明する必要はなく、あると主張する人がその存在を証明する証拠を提示しなければならない。「冤罪事件」も同様。
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ケント・ギルバート氏といえば、私が子どもの頃によく大橋巨泉氏の番組に出ていて、当時もう一人テレビによく出ていたケント・デリカット氏とよく間違えていたことを思い出す。
そんな氏がなぜ右傾思想を唱えているのか、経緯は不明だが、基本的に書いてあることは、百田尚樹氏がよく主張していることとほぼ近い。さらに本著では、中国・韓国の偏った反日思想が「儒教」「中華思想」に由来するものであるという方向で話を進めている。確かに中華思想は、中国人の思想の大きな要素を占める気がするが、本著で展開される儒教とのかかわりはよくわからない。しかし、論説としては論理的に展開されており、わかりやすく、ある一定程度の説得力を持っている。確かに私も知らず知らずのうちに、「憲法第9条があるから日本は平和」、「日本は太平洋戦争で悪いことをした」という思想を何の根拠もなしに信じさせられていたとは思う。必要なことは、いろいろな本を読んで、それぞれが歴史を正しく認識し、自分の考えを持つことであろう。そんなことを考えさせられる一冊。
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嫌韓、嫌中な人にとってはすっきりする。
読むストレス解消のような部分がある。
また、中国の巧みさに改めて考えさせられるところがある。
知らなかったことがいっぱい書かれている。
ただ、それ自体も鵜呑みにしていいものなのか?
世の中、全てを疑いつつ、信じつつ。
ちょうど、衆議院選挙もあったので、
そのためにもいいタイミングで読んだことになりました。
政治家必見
日中間、日韓間の問題が解決しない理由がわかった。政治家、外交官には是非読んでもらいたい。
日本の独立を守る為に、日本人も世界基準の正当な歴史認識を持たなければならないと思った。
儒教に支配された中国人と韓国人
中国人や韓国人の反日感情が何処から来ているのか、儒教を通しての解釈面白く読むことが出来ました。中国、韓国に対する危機管理を誤ると近い将来今の日本が消滅するとの考えに納得させられました。今後の日本を考えるうえで参考となる一冊です。
歴史を良く勉強されている
勧められて読んでみました。筆者は弁護士兼タレントのイメージが強いですが、日本の自虐史観や中国・韓国の対日政策を批判する著書を多く出しているんですね。
一読して全編を通じて感じたのは筆者は米国籍にも関わらず、中国、韓国、日本の歴史を良く勉強されているということです。私は仕事で中国に5年住み、当時、中国人の人生観や行動規範に興味を持ち、様々な方の本を読みましたが、その当時に知った現代中国を規定する様々な歴史的背景については一通り、筆者も触れており、正しく理解されていると感じました。また現代中国および韓国の行動規範を「儒教の呪い」と断じていますが、学術的な正確さはさておき、現代の中国・韓国の行動を説明する論理として説得力のあるものと感じました。
本書後半から終盤は、日本人の独自性、優位性を忘れ、様々なプロパガンダに惑わされ、「平和ボケ」に陥っている日本の現状に対する危機感と現状からの脱却を訴える内容となっています。ハニートラップ、ODA、日本メディアの偏向報道、慰安婦問題等、近年の日中、日韓間の問題にも一定の視点を提供しており、これらの問題に対する理解を深める、わかりやすい内容と考えます。
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中国の歴史も古典文学も、最近の華流ドラマもすきだけど、政府と思想は無理!ジレンマ!
過剰なのは良くないけど、日本も子供たちにきちんと歴史を教えるべき。良いところも。間違ったところも。
国民が知らないから、意識が低いから外交が弱いのでは?ある意味中韓の推しの強さを学ぶべきかも。
この内容を書いたのが日本人じゃないことの注目したいが、ギルバートさんアメリカ人。。直接関与していないヨーロッパの人だったらもっと良かったのに。世の中に、世界にアピールもっとして欲しい。
Posted by ブクログ
ひとつ前に読んだ藤井聡さんの作品で言うところの、嫌韓嫌中本かな。外国人である著者がそこまで日本を評価してくれるのは日本人としては嬉しい限りだけど、そこで終わってはいけない。
これらわかりあえない国民性を前提として、どう彼らと付き合っていくか、が大事かと。
Posted by ブクログ
自分にとっては、復習するように読破できた本であった。
日々力をつけ、虎視眈々と狙っている(いやすでに侵略しつつあるか)大国中国に、自身らのアイデンティティはここにありと言わんばかりに日本批判を繰り返す韓国。それは今日に始まったことではなく、太古の歴史から培われたものであることを説明。
ただ地政学的にどうしてもこれらの国とは関わりがあるために、いかに付き合っていくのかがこれからの大いなる問題である。
日本としても、謝罪体質を治し、先祖がいかに生きてきたかを学び、子孫の見本となるように国を守って行かなければならない。
勤勉さ・誠実さを失わず、強かさをも合わせ持たなければ、まさに中国の属国と化す虞があると、本書はまさに諫言していよう。
Posted by ブクログ
日本と言う国は本当に素晴らしい。
そろそろそういう気持ちを日本人が持ってもよいのではないだろうか?
敗戦後のGHQ「WGIP」によって、日本人は日本人の尊厳をはく奪されてしまった。
中国・韓国・北朝鮮が日本を刺激しているのはよく分かる。
そして「協調」ではなく、あくまで「侵略」を考えていることもきちんと理解した方がいい。
外交はルールの無い喧嘩だ。
相手を信用してお人好しでいてもいけない。
勝負に勝った側の論理が正しくなるのだから、まずは外交戦略で負けないことが重要だろう。
そういう意味では、「戦う」意味について真剣に考える必要性がある。
攻めることと守ること。
守るために相手を攻撃すること。
いくら憲法で戦争放棄をうたっても、国が滅びてしまっては意味がないこと。
もっともっと深く議論を酌み交わしていく必要があるのではないだろうか。
これぐらい過激な意見の本も読みつつ、実際に「自分はどう思うのか?」論理を組み立てることが重要だ。
何も考えないことが一番悪いと思う。まさに平和ボケだ。
色々な意見があっていい。ただし、考えて考えて、その時の結論を出していくことだ。
もちろん、それが正しいとは限らない。
ただし「最適解」であることが大事なのだ。
時代や状況によって、最適解は変わるものなのだ。
その時に「最適」を選べることが、生き残りにはすごく大事なことと思うのだ。
ますますVUCAの時代と言われる中で、本当に今「最適」を選択できているのか?
会社だってまさに同じ。
完全に「平和ボケ」に陥ってないか?
今まで通りでは絶対に続かない。
周辺状況は大きく変わっているのだ。
考えるチカラをつけるためにも、こういう本を読むことも必要と思うのだ。
(2020/2/15)
Posted by ブクログ
中国・韓国の基本的な考え方、野望がよくわかる本。
左翼系の人からはきっとめちゃくちゃたたかれると思われます。
本書では、名指しでTV局や人を批判していますから..
中国・韓国の基本的な考え方、自己中心的な行動の根本には儒教があり、さらに儒教の悪いところだけが残っているとのこと。
「悲劇」とありますが、基本、中国・韓国の批判がメインです。
本書に語られている内容は、おおよそ、ネットなどでも語られている内容だと思います。
それほど新鮮な事実が書かれているとは思いません。
前半は中韓の思想ということで、感謝を知らず、日本は自国よりも下と考え、とりわけ、韓国は日本を蔑むことでしか自国を維持できないといった論理展開。
儒教の影響というより、中華思想の影響では?
後半は中国の野望です。すでに、マスコミに情報工作員が入っていて、マスコミを通じて、中国に都合のよいような考えを持つように扇動されているとのこと。
これは、昨今のマスコミ(TV,新聞)についてはその通りと思います。
日本人ではなく、ケントさんのような米国人が左翼に叩かれながらも、このような本を出して、日本人、保守系に警告を与えているところがすごい。
あとがきにもありますが、日本人自身が自信と誇りを取り戻して、アジア、世界での役割を果たしていく必要があります。
最近では、韓国のレーダ照射事件もありました。
がんばれニッポン!
Posted by ブクログ
"日本人の思考傾向とは別の視点でアジアの国を考える本。中国と韓国の非道な行動を一つ一つ取り上げている。
ケントさんは、中国や韓国に行ったことがあるのだろうか?
そのうえで、本書を記載しているのであればあっぱれ。
時には毅然と隣国と付き合わなければならない。
韓国では新しい大統領が決まった。過去の大統領はいずれも犯罪に手を染めている国家国民で、今度の人ははたして?"
Posted by ブクログ
中国、韓国、日本
の国民性?みたいなのがわかる
内容としては
中国や韓国は中華思想、私を大切にし
周り、公のことは二の次
という傾向があるし
日本を貶めるためなら嘘もつくし
中国の情報操作はもう始まってるんだよ
だからそれを認識してね
日本は儒教のいいところを取り入れながら
仏教や神道と組み合わせアレンジして
誠実で寛大な国民として
誇っていきましょう
みたいな感じ
日本というものを見返すいいきっかけにはなる
読んでもいいとは思うけど
必読、おすすめ
てほどではないなー
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読んでいるうちに何が何やらわからなくなって来たが、確かに日本人は歴史に寛容で過去の史実をしっかり把握していない。何が過去に起こったのかしっかり学ぶ必要がある。存在しない史実について隣国から言われもない事を主張されたらしっかりと反論するべき態度が必要。日本人は態度をはっきりさせない事を美化するが良くない事だ。
本書は自信を失った日本人への応援本のように感じた。
日本を応援してくれるケントさんには感謝します。
Posted by ブクログ
ケントギルバートさんからみたアジアの方々のお話。儒教や歴史に絡めて書いているところは、とても参考になる。
なんでこの本を読みたいと思ったか:
儒教そのものをあまり知らなかったので、その考えがどう中国や韓国の考えに反映されているかを知りたかった。
得られたこと;
なぜアジアの方々があのような振る舞いをするのかが理解しやすくなった。そもそも根本的に考え方が違う。国際社会で対等にやっていくためには、非常に重要なことだと思う。個人レベルではいろんな人がいると思うけれど、不思議だと思う行動の根底には宗教があることを考えると良いのかもしれない。
著者の主張をまとめた本
平易な言葉で分かりやすく書かれているので、最後まで一気に読めた。私を含め、中国と韓国の振る舞いを不快に思っている人達にとっては、溜飲を下げるのに良い読み物ともいえよう。ただ、主張の根拠は不十分だと思う。中国漁船の尖閣沖での体当たり事件や、朴前大統領の「告げ口外交」等、近年報道された事柄については逐一根拠を示す必要も無いと思うが、沖縄県の翁長知事が「沖縄は日本ではない」という趣旨の発言をしたとか、「福建省福州市名誉市民」の称号を貰っているという指摘には、根拠が必要だと思う。
現在、中国や韓国で理解されている儒教は、孔子の頃とは違い、「仁・義・礼・智・信」という優れた要素が無くなり、「公」よりも「私」を重視し、嘘をついてでも身内をかばうものへと変質している、と著者は言う。それ故、国際社会においては身勝手な振る舞いをし、国内においては賄賂が横行しているらしい。人民解放軍に入りたければ採用担当者に賄賂を贈り、出世する為にも賄賂を贈る。出世したら賄賂を受け取る側になる、と言うが、これが本当であれば、このような国は早晩内部崩壊するであろうから、警戒が必要だとしても過度に恐れる必要はないと思う。
一方、日本の道徳規範は武士道であり、「利他」の精神等、中国韓国とは異なると説く。日本では王朝が一度も交代せず、天皇という「絶対的な公」が一貫して存在していることと、「和を以て貴しと為す」という聖徳太子以来の和の精神に要因があるらしい。
と、このように書かれると、日本人としては快く思うのだが、元は同じ儒教でも、大陸側では「呪われた」ものとなり、日本では武士道の要素となった理由については、学術書ではないのであまり掘り下げられてはいない。「中国では、孔子以前から先祖崇拝の精神が強く伝えられ、その家族愛や信義などを孔子が『論語』まとめました」(p24)と、記載されている程度である。
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中国、韓国の振る舞いを儒教を背景に解説する一冊。確かにこれらの国は困った幼稚な振る舞いをするよなと思っていたが、この本を読んでも再認識はするが、広がらないのは残念。何故こういう風になるのかはうん、そうだねと思うが、ではこれからどうしようや、視点を切り替えての、例えば米国・露国・EUからはどう見られているかとかも欲しかった。隣の国はどこでも、悶着有るもんだが、他国はどう見ているのだろう。
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旧日本軍が支配していたアジア地域で、中国と韓国・北朝鮮の三国だけが親日とならずに反日となっている。
それが儒教によるものだと、結果から儒教に結び付けてるように思えてならない。
中韓国をサゲて、日本をアゲる。
それもどちらも徹底的に・・・
昨年に新聞の書評で取り上げられていたので気になってた一冊だけど、日本人ではなく外人のアメリカ人であるケント・ギルバートが著者だから、これだけ版を重ねるほどに売れたんだろうな。
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特亜に人たちの異常な考え方の根源は、儒教にあるという意見。
もともと宗教に造詣が深いから、こういう表現ができるのだろうなと思います。
わたしが本書の内容を評価するには、もっと儒教を学ばねば。
ただ、特亜三国の異常行動については、よくまとまっているのは間違い無いと思います。
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もともとは、モルモン教の宣教師として来日するも、国際法律事務所に就職後、企業コンサルティングや弁護士業と並行して、タレントとしてテレビにも出演。日本人の誠実さを高く評価する一方で、その国民性が海外との交渉や軍事面でデメリットになると警鐘を鳴らす、ケント・ギルバードさんの著書。
もともと中国では、紀元前552年に生まれた孔子が作り上げた「儒教」の考えを重んじ、秦の始皇帝が儒教を禁じた時代以外は、中国人の思想に強い影響を与えているといえる。
しかし、日本人の「儒教」のイメージからすると、「徳」を重んじる思想で、上下の規律があり、人格を育てるのに最適な書物のひとつのようなイメージで、現代でも「四書五経」と呼ばれる儒教の書物をみんなで朗読し、素行不良の少年を更正させたり、社訓とするような企業もあり、現在進行形で良いイメージがもたれている。
本書で「儒教」を呪いとする理由には、中国人の思想にはびこる「中華思想」と密接につながっているから。「中華思想」とは、中国の皇帝こそが世界の中心であり、そこから離れた地域は未開の地、そして、そこに住む人々は禽獣にも等しく、中国から遠ければ遠いほど未開で野蛮だと、何の根拠もなく決めつけている思想のこと。
また、王朝が繰り返し革命にあい、多くの時代を戦乱で過ごしてきた中国では、「儒教」の中心となる「仁・義・礼・智・信」などの優れた部分はすっかり抜け落ち、極端な拝金主義と「公」よりも「私」を重んじ、「私」や「一族」の利益のためなら、法律を犯すこともよしとする風潮へと変化していってしまう。
この大事な部分が抜け落ちた「儒教」と中華思想が密接に絡み合い、おれのものはおれのもの、お前のものもおれのもの。というジャイアン的な思想で世界から批判されてもお構い無しの現在の中国が出来上がっていったのです。
韓国はといえば、もともとの国民性である事大主義(自分の信念をもたず、支配的で強い者や風潮を迎合し自己保身を図ろうとする態度)と、中華思想にあやかっておけば、永遠にNo.2でいられるという思想からか、中国のそれに輪をかけて、中国から遠い日本に対して嫌悪感をもっている。日本が先に行くことを心の底から僻み、妬み、何としてでも蹴落とそうと躍起になり、過去に起きたことは何千年経っても恨み続ける。死んだら神様となる日本的思想にはない、犯罪者や憎むべき者は何代も変わらず憎み続ける執拗さも持ち合わせている。
「特亜三国と呼ばれる」中国、韓国、北朝鮮の非常識ぶりには、ほとほと困り果てている日本ではあるが、日本に生まれてきたことに感謝し、日本の先人たちが中華思想に飲み込まれなかったことにも感謝し、ある程度の距離を保ち、日本人の常識で対応していくしかないと感じた。
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中国、韓国の非常識ぶりの源泉は儒教にある。儒教思想の本質を理解することなく、日本人的な対応を続ければ必ず裏目に出る。儒教国家に対応するための「作法」を明らかにする。
私が抱いていた作者のイメージは人気クイズ番組に出て稼いでいた米国人、という程度。理解不能な隣人である中国人、韓国人の心理や行動原理の分析はそれなりに面白かったが、いわゆるネトウヨの主張と変わらない気もした。作者はネトウヨ寄りの立ち位置に、新たな金脈を見出したのだろうか?
(Ⅽ)