学校で教わらなかった戦後経済・池田勇人のおもしろさ!
本作では、第2次世界対戦後のGHQ占領体制からの独立と復興を、経済という視点から描いたものになります。物語は、後に総理大臣となって「国民の所得を倍増する!」と宣言し、経済大国日本を築いた池田勇人を追う形で進んでいきます。
ここだけだと難しそうですが、そこは『ムダヅモ無き改革』の大和田秀樹!力強い広島弁で一本気ある池田勇人をはじめとして、傑物だらけの政治家達を大胆かつ魅力的に描きます。熱すぎるセリフに、さすがにこのマンガのオリジナルだろうと思っていたら、実際にあった発言と知って驚くこともしばしば。
そんな政治家達が立ち向かう日本の問題もわかりやすく解説してくれます。今まで名前だけは聞いたことがあった数々の事件について、どういうものだったのか、それを踏まえてどのような判断がされたのかが、臨場感たっぷりに伝わってきます。魅力的なキャラクターと戦後の日本のダイナミックさを是非感じてください!
感情タグBEST3
一応
終わるタイミングとしてはおかしいわけではないが、
ここからというところで終わっている感がありありと。
岸の描き方が悪すぎたという意見もあるが、そんなことで終わるかなぁ。
残念だ。いつかまた・・・。
終わった理由は、、、
説1、面白くなかった?いやこれは納得できない。
説2、作者が吉田茂退陣後の構想を持ってなかった?これは分からない。
説3、敢えて陰謀論。安倍総理にとって岸信介を悪く描かれるなど慣れていて意に介さないだろう。しかし、国家主義的な国家改造を目論む自民党右派にとって最大の障害は泡沫野党では無く、自民党リベラル派、即ち宏池会。よりによって岸田氏からこの作品を紹介された自民党清和会の誰かは些細な芽でも潰せるなら潰してしまおうと考えたのでは?ま、邪推です。
打ち切り?
吉田首相退任から池田さんが総理になる所が面白い所なのだけれど…。
所得倍増計画がいかに考え出されたのかが一番見たかったのに。
近代政治をネタにすると最近は『打ち切りなのか?』と思うようなしりきれとんぼの連載が多いように思うのは私だけでしょうか?何かの圧力がかかっているのでしょうかね。