【感想・ネタバレ】ウイルスは生きているのレビュー

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Posted by ブクログ

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めっちゃ面白い。地味な表紙に反して、惹き込まれた。

どこからどこまでが、生命か。

これは結局キメの問題なので、百人居たら百通りの線引きがある。

が、ウィルスが割と移ろいゆくもので、我々も結構自由にいろんな機能を持ってなかったり、他者に依存してたり。

そんな事例がてんこ盛りで、本当に興味深い。
(しかも、知らない事が多かった!ポップサイエンス系の本はかなり読んでるけど)

本棚でたまたま目について、コロナウイルスについての理解を深めようと手にとったけどこんなに面白いとは。

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2020年10月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2016/5/19 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2017/9/27〜10/3

これは面白い。帯に「新たな科学ミステリーの傑作が誕生」とあるが、看板に偽りなし。生物と無生物の間は本当に混沌としてきた。こういうったことに少しは関係ある仕事をしているが、不勉強で知らなかった。いやいや、生物(あるいはその周辺)は本当に思い白いなぁ。

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2017年10月03日

Posted by ブクログ

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恐ろしい病気の元と思っていたが、こおん本を読むと昔から生物はウイルスと共生してきたらしい。人間もウイルスによって進化したという。現在も体内にウイルスは住んでいて生命活動の手助けをしている。もちろん、人を殺すウイルスもいるがそれは絶対数からいうと少ない。
ウイルスという漠然として持っていた概念を崩す一冊だ。

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2016年05月10日

Posted by ブクログ

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ヒトゲノムのうち、タンパク質をコードしている部分は1.5%に過ぎない。一方、ウイルスや転移因子はヒトゲノムで増殖を繰りかえし、45%もの領域を占めている。ヒトのゲノムとは一体誰のものなのか?
また、キャプシドを持たないウイルスというものも最近は報告されており、ウイルスと他の生命との境界もゆらぎつつあ
パンドラウイルスなどは2556個の遺伝子中2370個が他の生物との類似性がなく、全く新たな生物にあたるという見解もある

・一般にウイルスの毒性は徐々に弱まる。スペイン風邪の毒性もパンデミックの発生から数年で大きく低下したことが知られている。弱毒化によって感染した宿主が行動する時間が長くなればそれだけ感染の機会が増えるというウイルス側の適応進化

・ウイルスは細胞構造を持たないが、その核酸はキャプシドで囲まれている。多くのウイルスは細胞の外に出るときにはさらにエンベロープに囲まれる。エンベロープはリン脂質からできているので石鹸に弱い。インフルエンザは石鹸で予防できるがエンベロープを持たないノロウイルスには効果がない。

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2016年06月18日

Posted by ブクログ

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 本書はその名の通り、ウイルスは「生きている」と主張しています。そのため、著者はまず生命の特徴は何かを明確にしています。
 著者は生命の特徴として「ダーウィン進化」をするか否かを挙げています。DNA等の突然変異により、他の個体と少しの変化を持たせて、自然淘汰により、環境に適用する個体のみが残っていくことを指し、ウイルスも当てはまるため、生きているのではと主張しています。
 ただ、DNA等の変化は外的要因等により起こるものだと思うのですが、基本的には元通りに修復されるもので、間違った修復は確率的にしか起こらないので、この定義だと、生命は神にサイコロを振られている存在なのかと考えてしまいました。
 浅学の身ゆえ、これらの主張について他の書籍等で学んでみようと思いました。

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2016年05月05日

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