自分の身体のなかに存在する、たくさんの細胞。そんな細胞たちがもし意思を持って働いていたら……。そんな世界を再現した「細胞たちのお仕事マンガ」。
「赤血球」は体内で酸素を運ぶ配達屋さん、「白血球」は侵入してきた細菌やウイルスを排除する掃除屋さん……と、聞いたことのある細胞も、初めて知る細胞も、すべて擬人化され、それぞれの働きっぷりが面白おかしく描かれているので、
「インフルエンザってこうやって治すんだ!?」
「花粉症でくしゃみが出る理由ってそうだったんだ!」
と、自分の身体のなかで何が起きているのかを楽しく知ることができます。
個人的にツボなのは、1巻の表紙(左)にも登場している白血球さん。細菌を見つけ次第、片っ端から殺戮していく姿は、もはや掃除屋というより殺し屋。目がイっちゃってるもん……。
でも、「自分が今日も元気で居られるのは、私のなかの白血球さんが血まみれ(笑)になりながら頑張ってくれているからなんだなぁ、私も頑張らないとなぁ」と、何だかやる気をもらえるのです。
あなたの細胞さんたち、元気に働いてますか?
感情タグBEST3
素晴らしい
ガン細胞再び。
ガン細胞の存在、白血球の矛盾が核心的でいいよね。
腸内フローラもちゃんと出てくる。
私の中で、ダントツ!マクロファージさんだけど、白血球さんも大好き。
でも…
白血病になった時に、哀しいお話になりそうで、怖くて見れない…
使えないって思ってる細胞くんも、環境によって良くなるから、そこらへんもやってほしいなぁ
乳酸菌がかわいい
乳酸菌は積極的に摂取することが多いです。
働きについて、ストーリーの端々に解説が載っていて勉強になると思います。
匿名
細胞さん達のそれぞれのキャラクターがピッタリしっくりで、自分の体の中でも頑張ってくれているんだなぁと感謝。
お子様にもオススメの作品です。
がん細胞
・免疫系は侵入者である病原菌は排除するが、共生している腸内細菌は非自己成分であっても、
体にとって安全なもの、有益なものであれば攻撃しないと言われている。
・がん細胞:細胞の遺伝子に異常が起きて、無軌道に増殖するようになった細胞。
周囲の正常な細胞との境界を侵し、どんどん増殖していく。
この性質を浸潤という。浸潤が進むと、血管やリンパ管の流れに乗って、体の様々な場所に転移していく。
このサイクルが進めば、やがて重要な臓器が侵され、生命の危機となる。
・炎症性サイトカイン:がん細胞は炎症性サイトカインを大量に放出する。
そうすることで優先的に体中から栄養豊富な血液が引き寄せられ、結果的にがん細胞の増殖を促進する。
この状態が続くと、体の様々なバランスが狂ってくる。
・がん細胞は、正常な細胞が細胞分裂する際のコピーミスによって、
健康な人でも1日に数千個、作られていると言われている。
・制御性T細胞:T細胞の暴走を抑え、免疫異常を起こさないように調整する。
細胞(自己成分)や有益な細菌を攻撃しないように、免疫細胞の働きを抑える機能を持っている。
がん細胞の場合、もともと自己から生じた細胞なので、異物(非自己成分)とはみなさず、
免疫細胞の攻撃を抑制してしまう。
・悪玉菌の有害性:腸内腐敗、細菌の毒素産生、発がん物質の産生など、
免疫力が下がったり、便やガスの臭いがきつくなったり、下痢や便秘を引き起こすなど、
人体の健康に様々な悪影響を及ぼす。
・免疫力の向上:乳酸菌の多糖体→樹状細胞活性化→
サイトカイン産生→NK活性の上昇や、特定のウイルス抗体の産生が高まる
・NK細胞の活性化:「笑い」による刺激→間脳→神経ペプチド(情報伝達物質)が活発に産生→
神経ペプチドがNK細胞の表面に付着→NK細胞の活性化
・免疫力とストレス:ストレス→リンパ球の働きが低下→免疫力低下
・サイトカイン:特定の細胞に働きかける蛋白質の総称。
・パーフォリン:キラーT細胞が感染細胞を攻撃する際に放出する物質。
・腸内環境が変化し、善玉菌が優勢になると、がん細胞に力を与える要素が減る。
Posted by ブクログ
今回はかわいい♡乳酸菌ちゃんが大活躍。
菌だからといってはじめは免疫細胞に殺されかけたけれど、あのピロリ菌に乳酸発射で傷を負わすことができたよ。乳酸菌ちゃんは菌は菌でも良い子のほうで、善玉菌っていうんだって。ほかに、ガセリ菌やビフィズス菌も良い子ちゃんのほうで、病原性大腸菌やブドウ球菌は悪玉、それから善玉菌か悪玉菌の優勢なほうの味方につく、日和見菌っていうのもいるんだって。日和見菌はバクテロイデスや非病原性の大腸菌とかなんだって。
新型インフルエンザ菌との戦いでNK細胞が疲れてピンチの時にも乳酸菌ちゃんが出した多糖体のおかげでNK姉さんが復活したし、がん細胞が復活して勢力を振るっていた大腸でも悪玉菌との戦いで乳酸菌が仲間をいっぱい呼んできて、日和見菌まで味方につけて、数の利で勝っちゃったよ。
それに、乳酸菌ちゃんはプリンが大好きでプリン体を食べてくれるんだって。普段は腸内フローラというお花畑みたいなところに住んでるんだって。
乳酸菌がメイン
かわいい乳酸菌が出てきたり、NK細胞の恥ずかしい過去があったり楽しい。NKは実はフリフリの服が好きで中2病だったとは
親しみが持てます!
大学からだのしくみを勉強しているのですが、どうも苦手で、わかりやすく解説してくれる本とか無いかな〜と思っていた時に出会った漫画です。キャラクターになると細胞や菌の名前も覚えやすいものですね。とっても大好きな漫画になりました。これで勉強も頑張りたいと思います!
Posted by ブクログ
癌細胞とか、ウイルス感染細胞とか、細菌とか。そんな敵たちの書き分けも素晴らしく、特徴も上手く表現できていて、ただ面白いだけじゃない素敵作品に仕上がってる。おもろ。
Posted by ブクログ
間違って
はたらく細胞のほうを購入してしまいました(笑)
でも面白かった!
はたらく細菌を買い直さなければいけない
乳酸菌さん ニュ~ が超かわゆい
ヨーグルトが食べたくなりました
Posted by ブクログ
1巻目は娘から、読みたい! とのリクエスト。
人の細胞を擬人化したお話で、赤血球のお姉さんと、白血球のお兄さん達は中心的なキャラ。
毎度新刊が出る都、娘と共に楽しみにしてます。
面白く生物のお勉強もできます。
…といっても、今までのお話しを忘れていました。
最新刊の5巻を手元に
まずは既読のはずの1-4巻を読み直してから、本作を。
今回は赤血球のお姉さんは出ず。
乳酸菌がとても可愛いです。
また、以前出てきた、癌細胞が再び!再発ということか。
安定した面白さ・お役立ち、です。
Posted by ブクログ
シリーズ、第5弾。
体の中の細胞を擬人化して、一生懸命働く姿を描く本作品、大変人気ですね。
第5弾では、
・ピロリ菌
・抗原変異
・サイトカイン
・悪玉菌
・がん細胞Ⅱ
本作では、あのがん細胞が、再び登場。
迎えるは、NK細胞、メモリーT細胞、そして白血球の3人。
その時、制御性T細胞は、どちらの味方をするのか?
それにしても、乳酸菌って凄いですね。
体内でとても重要な働きをすることが出来ました。
Posted by ブクログ
一回安定した腸内細菌のバランスってそうそう変わらないと聞いた気がする。
あと、パーフォリンはそんな秘奥義的なものではないのではと思った。
毎日いくつも癌細胞が生まれては死んでいるってのはちょっと怖いな。
Posted by ブクログ
乳酸菌から始まりガン細胞(再発?)までの話。
乳酸菌を摂取しようとする気持ちにさせる。
ガン細胞が人類にとって脅威にならない時代になってほしい。
Posted by ブクログ
がんとの戦いが結構山場。体内細胞が間違ってがんの味方をすることもある。体のことを漫画で面白く覚えて行くのみ良いのかな。と言うことでまあ3.5ぐらいだから今回は切り上げて4。
Posted by ブクログ
解説読まないと技がわかりません。何がなんだかわからない展開の数々ですが、とりあえず乳酸菌の凄さはしっかりわかりました。ほんとににゅーにゅー言ってそうでかわいい!ヨーグルト好きだけど、さらに多めに食べ自分の腸内をフローラパラダイスにします!