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匿名
ヤノハの表情に変化が
トンカラリンを経て、ヤノハの表情が野性的なものから人を惹き付けるリーダー的なキリリとしたものに変わる。
二番目に偉い巫女もヤノハをヒミコと考え、イクメ・アカメもヤノハを慕う様に。
そして「トンカラリンを出た者がいる」と言う噂が各国に届いた後の、各国の対応の違いが面白い。
伊都の国の禰宜の暗喩の様に「モモソが真のヒミコ」だったとしても、ヤノハの様に様々な策を練って色々とできただろうか? あんな簡単にヤノハの罠に引っかかってた人物が。
モモソがヒミコだったら、単にひたすら祈ってる感じ。
Posted by ブクログ
重要人物・鞠智彦とクマ国最高権力者・タケル王が登場。それなりにまとまっている様子。種智院のヒルメに謀反の兆し?日の巫女の育成機関も警戒対象のようだ。
…と思いきや口伝8で鞠智彦とタケル王の意識の溝が描かれた。東征による積極策で乱を鎮めようとする鞠智彦と神託による平和到来を期待するタケル王。更にはタケル王を「偽の日見彦」だとウガヤに語る鞠智彦。
ヒルメは「真の日見子の到来」を願っており、その為にトンカラリンを実施した訳か。
で、よりによってヤノハが知恵と運で生還。このニュースは各陣営に衝撃を与える。ちなみにこの時ヤノハは夢の中でモモソより「本物を演じつづける」と言い渡される予言?予知?勘違い?を得ている。
ヒルメはタケル王の刺客に始末を任せようとするが、イクメ(彼女がいまひとつわからん)はヤノハを知識も含め本物の日見子だと主張。
鞠智彦はヤノハとの接触を考える。
ちなみにこの時、イクメの父は聖地山社の将軍・ミマトと明かされ、これを知ったヤノハは何か思いつく。
倭国大乱の真相は那と伊都の正統継承戦争が発端。
ヤノハの計とは旧日向領にある山社に日見子として入り庇護を求める事。そもそも山社とは天照大御神を迎える社がある場所、日見彦・日見子が神と対話する場所。
クマ・那国境を守るオシクマ将軍のもとに現れたのは戦柱になったヌカデ。
山社の巫女、イスズをも取り込もうとするヤノハ。そこに現れ協力を申し出るのは鞠智彦の刺客・アカメ。
最後に各勢力の紹介。
穂波のヲカ王は親タケル派。
都萬のタケツヌ王は静観。平和な場所らしい。
伊都のイトデ王はヤノハに興味を持つ。ミクモ曰く「天照さまが降りた何者かの霊がついて」との事。末盧のミルカシ女王は親ヤノハ。
那のウツヒオ王は反タケル、ヤノハの可能性を探る。
そして山社はヤノハが倭の平和を大義名分にミマトにクマからの離反を促す。つまり国として山社を興すと明かし次巻へ。
物語のスケールが大きくなってきた。3巻は重要分岐点になるだろう。
1刷
2021.3.20
古代史ものとして
当然、想像で構成したストーリーでしょうが、登場人物が有機的に噛み合っています。トンカラリン自体はそんなに昔からあるものでもないようで、とある小説家のアイディアを流用した設定だったようです。
ヤノハさんの知識は広範にわたるので、シノビの彼女も有効活用できそうです。
諸国の思惑は錯綜する中、卑弥呼らしい動きをするヤノハさん、悪知恵?は働きます。
Posted by ブクログ
ヤノハのおっかぁって一体何者!?教えてくれた知恵、知識がハンパない。黄鉄鉱の火打石とか、都合が良すぎるくらい。それでなければトンカラリン生き残れないか。
ただ、せっかく真っ暗闇、地下迷宮と言う舞台を揃えたのに、暗闇の中でのや ヤノハの心情変化、もしかしてモモソの亡霊との対面(すなわち、ヤノハの内心との葛藤)などといった描写が全くなく、程なくアカメと会ってしまい、灯火を手に入れてしまうのが、肩透かしのような気がした。
ともあれ、ヤノハの底なしのバイタリティには圧倒されるばかり、自分を殺そうとした輩までを味方につけて、どこまでいくのやら。
日本最古のミステリー
日本という国の歴史と、日本列島の歴史この二つの歴史の繋がりを、解き明かすストーリーが、この漫画にあるような気がします。日本国の古名がなぜ、ヤマトなのか?そして、日の本日本になったのか?そういった歴史のロマンを感じさせる漫画なのかな。九州から、畿内へ、国の中心が移る過程を描いていただきたい。