感情タグBEST3
独特の雰囲気がいい
魚舟獣舟から続く世界観に基づく独特の雰囲気がある作家。
この作品もその雰囲気を濃厚に持つ作品であるんが、終盤意外な展開もあって面白かった。
この作者の作品の中では最も面白い。
我々が「何物にも侵されない自分の心」「自由意志」と思い込んでいるものが、実はより上位の存在の道具に過ぎないのでは、
と考えさせらる作品であった。
Posted by ブクログ
〈人とは何か〉
『華竜の宮』で「海に生きる」ために魚と融合した人類をテーマとした作者が、今度は「森で暮らす」人類の姿を描いた。
林冠生物の暮らし、そのために高めたことと捨てたこと。
そしてその背後には作為的な操作が見え隠れする。
「生物とは何か」
「自然とは何か」
解説で「風の谷のナウシカ」を持ち出していたが、映画ではなく原作漫画のナウシカの世界観とよく似ている。
〈華竜の宮〉シリーズのようにここから先の広がりはあるのか……。