【感想・ネタバレ】警察官白書(新潮新書)のレビュー

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なるほど

警察官は、「勉強の連続」と聞いていたが、他の公務員と異なり、その分野の「実務」が相当に伴う事がわかった。各部署の特徴がわかり、接してきた・接している警察官の方々の特徴が、改めて感じられる。ぜひとも、続編を読んでみたい。

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2018年10月11日

Posted by ブクログ

警察キャリア出身の作家が、交番、生安、刑事、交通、警備などの専門分野別に徹底プロファイル。全国26万警察官の生身の姿をリアルに描き出す。(2018年刊)
・まえがき
・Ⅰ 警察太郎ー26万警察官の「むりやり平均値」
・Ⅱ 刑事太郎たちー誇りを懸け、鎬を削る専門家集団
 ・第1章 生安太郎
 ・第2章 刑事太郎
 ・第3章 交通太郎
 ・第4章 警備太郎
・あとがき

本書では、交番のおまわりさん(地域警察官)である警察太郎と4つの専務をわかりやすく解説している。中の人だったので、記述に重みがある。(交通の経験は無く、わからないことはわからないと言っているのも好印象)公安については、意外であった。内幕物として楽しめる。

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2021年04月11日

Posted by ブクログ

警察組織の話。各現業部門の平均的な考え方や思考パターンがわかって面白い。なんとなく感じてはいたものが、言語化されている、といった印象。

肩肘張らずに読める。「ハコヅメ」「警察24時」などが好きな方にはお勧め。

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2020年10月17日

Posted by ブクログ

母集に属するものが作るステレオタイプと、母集団の外にいるステレオタイプは異なることに注目して、警察官自身が描く典型的な警察官象を部門・専門ごとに書き出していくのが本書。

警察官の無形資産としての豊富な信用、社会人になってからでも階級を上げるために度重なるテスト、刑法の事件を扱う警備から事件扱い何でも屋の生安(生活安全部)に時代が経つにつれて犯罪の主流がズレてきたことなども興味深い。ただし本書の一番の見どころは、部門によるあまりにも大きなステレオタイプの違いだと思う。

地域・専務(生安・刑事・警備・交通)と大きく別れるこれらの組織は、何かいろいろ警察はやってるのだろう、で部門の名前さえ公安以外初耳の私にとっては非常に意外で面白かった。公安の秘密主義的な側面・刑事の我を貼る側面などが、部門に由来すること、それぞれの警察官が一社会人として様々な事務や業務をルーチンとしてこなしてるのは共感すら覚える。

警察というものに一元化されたステレオタイプ程度の知識しかないかたは、自分がそういった村意識の強いギルドに馴染みたいかは別として、本書を読んでみると面白そう。

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2019年03月19日

Posted by ブクログ


交番、生安、刑事、交通、警備 全国26万人警察官を平均化。著者は元東大卒のキャリア官僚後、作家になったらしいですが、小説の評判はあまり高くないようなので、今後もこの路線がいいかも。

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2018年10月08日

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