【感想・ネタバレ】コトラーが教えてくれたこと 女子大生バンドが実践したマーケティングのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

もしドラは,学校のクラブのマネージャの努力ののよさをもっと評価した方がいいのにと不満だった。
コトラーが教えてくれたのは,女子大生バンドがうまくできてこなかったマーケティングで成功するための鍵の1つなので,
とても大切で,とても解り易かった。

実際の女子大生バンドの成功事例を期待したい。

0
2012年12月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

正直マーケティングを軽視していた。しかしなかなか面白いなと思った。4Pは知っていたがヘタするとだめな4P戦略を立てかねなかった。なぜなら「なりたい自分」がすでに決まっていて、それを実現するためのマーケティングと思っていたから。マーケティングとはバランスというコトラーの言葉があったが、ある意味独りよがりの拘りは潔く捨てる覚悟が必要であろう。真っ新から考えた方が優れた戦略が描けるのでは。「競合相手と同じレースでベストを尽くすこと」と「競合相手と異なるレースを走ること」は違い後者が重要。しばしば「競合相手の様々な戦略の中間をとる」→道の真ん中を歩く中間戦略をとった企業がどうなったのか・・・轢かれてしまったのである」とのコトラーの言葉。そしてドラッガーの言葉を引用し「理想的なマーケティングは放っておいても物が売れる仕組みを作る」こと。そしてソーシャルマーケティング(社会的なマーケティング)=マーケティング3.0、つまり顧客や企業や投資家の「欲」を満たすのではなく、企業も公共機関もみんながみんなにとっての「良いこと」を追求する。それこそがもっとも「お得」な選択なのだとコトラーは我々に教えてくれている。一方古典的なマーケティングとは「良い物を安く作って広く販売し大規模に宣伝すれば売れるだろう」というもの。大量生産によって値段を下げ、技術革新によって製品の質を向上させたうえで製品を流通させたり宣伝すること」がマーケティングの仕事だった。現在も多くの企業がこの考えに留まってはいないか。ブランディングの3i、アイデンティティ、インテグリティ(言ってることとやってることが一致)、イメージ。Zest For Living、情熱に満ちた状態とは、生きていることを心から喜び、楽しみ、人生に熱中している状態。「人々が製品やサービスを通してより幸せな人生を送るためには何をすべきか」を追求する楽しさに満ち溢れた活動がマーケティングなのであり、それを心から楽しめる人こそが優秀なマーケターなのである。

0
2018年02月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

[読んだ理由]==================
マーケティングに関する本が読みたくて検索してて、割と評価が高かった1冊だったので。あと著者が「統計学が最強の学問である」と同じ西内啓氏だったので。「高校野球のマネージャーが~」以来、ラノベ形式の解説本は意外とバカにできないと思ってることもあり読んでみた。


[読んだ後の感想]==============
事前にコトラーがどんな人でどんな主張を持つ人かを少しでも良いから知ってると読みやすいかも。そういう予備知識なく読むと、素人が思う「マーケティング」とは少し話の内容が違ってて面食らうかも。顧客第一とかビジョンとミッションが何より大事、とか。

ストーリーは特に奇をてらった感じもなくて読みやすくて、本題のマーケティングの内容に集中できてよかったと思う。もう少しオドロキの展開、とかあっても面白いのでは、とは思うけど、まぁそれは本題ではないからなぁ…。


[備忘録]======================

■第一章:ビジョンとミッション
ミッションとは「その企業の存在理由」、ビジョンとは「どのような企業になり何を達成したいのかを説明するもの」。
「成功している企業は金銭てき利益から出発して計画をたてるようなことはしない」
まずすべきことはミッションの実行であり、金銭てき利益はあとからついてくるのもなのです。ヴァージン・アトランティック航空が自らを運輸業者ではなくエンターテイメント業者と位置づけたことにせよ、マクドナルドが並外れた品質・サービス・清潔感・勝ちのレストランの提供を目指したことにせよ、セイオクした企業はいつも同業他社と一線を画すビジョンやミッションを持っていました。

最近では多くの企業がこのようなビジョンやミッションについてウェブサイト等で言及していますが、その多くが空虚なものになっている。「社員は重要な財産」「われわれの領域についてベストを尽くす」「地域社会に貢献する」そういったお決まりの「例文集」から抵当に抜き出された言葉をランダムに組み合わせたような、馬鹿馬鹿しい戯言を並べるくらいなら意味は無い。


■第二章:現状分析
「人のためにならないこと」をビジネスにするほうがどうかしてるの。ゴミみたいなもの作って、大量のセールスマンをこき使って、なんとか利益をたたき出してるような会社が長続きするはず無いじゃない。


■第三章:ターゲットオーディエンス
SWOT:Strength(強み)、Weakness(弱み)、Iooirtunity(機会)、Threat(脅威)の頭文字。内外のポジティブな要因とネガティブな要因を考えること。

「全ての問題というのは、上手く姿を変えた機会である」
問題や不安は裏を返せば大きなチャンスなのです。この世に存在する多くの問題は解決可能で、解決するアイディアにたどり着きさえすれば、その問題は大きなチャンスということになります。


■第四章:ポジショニング
戦略:誰のどんなニーズをターゲットとするのかを明確にし、そこに向けた明確な特徴を持つ魅力的な価値を提案し、その価値を届けるために必要なプロセスを整備する。この3つの要素が全て満たされた時初めて「独自の戦略」を持つことができますが、多くの人や組織はこのように「独自の戦略」を持つことが出来ていません。
われわれも、もし日々の仕事で誰かと競い合うことに疲れることがあれば、自分の戦略自体を見なおす良い機会なのかもしれません。


■第五章:4つのPのマーケティングミックス
人生を喜び、人生に熱中し、人を幸せにすることに喜びを感じられることが、マーケターの一番重要な才能なの。

人が人を喜ばせるのに、お客さんかどうかなんて関係ないんじゃないかな?友達であろうと、家族だろうと、相手を理解して、相手が何を必要としてるのかを思いやって、自分の可能な限り、相手が喜ぶことをしてあげられる人の周りには、自然と人が集まってくるもんだ。

コトラーが強調するリーダーの仕事は「ビジョンを持つこと」、言い換えれるならば「人には見えていないものを見ること」なのです。まだされも気がついていない素晴らしい景色を見据え、「これが達成できたら凄いじゃないか」というビジョンに情熱をたぎらせなければ、仲間の情熱に火をつけることなど出来ません。

リーダーはフォロワーから「自分たちに尽くしてくれている」と思われなければいけない、ということです。このようなリーダー像を「人に使えるリーダー(サーバントリーダー)」と読んでおり、真のリーダーシップはリーダー自身の利益のためではなく、フォロワーのために発揮されるべきとしています。そしてそのようなリーダーの資質によって、献身的なフォロワーを得た時に始めて、リーダーシップは最大の力を発揮するのです。


■第六章:実施計画とマネジメント
ビジネスだろうとなんだろうと、その中心にはあくまで一人ひとりの人間の心があるの。その心を中心にして、組織構造や、有形無形を問わない様々な報酬や、意思決定プロセスなんかのマネジメントも適切に考えなおして、そこで初めて戦略は機能する。

「これからの時代は社員やパートナーに対してもきちんとマーケティングの原理に基づいて理解し合い、協働して社会に良いことを広げていくべきだ」


■第七章:実行と評価
非営利な組織がちゃんとした戦略性を持たない場合についても、営利企業が社会に良い価値をもたらせない場合についても、どちらも持続可能性は低いでしょ?きっと本来なら、社会的なミッションと、ビジネス的な戦略性は、高い次元で融合すべきものなのよ。

0
2013年07月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

すごく読みやすく即日読めてしまうくらいな内容でした。
これをきっかけに興味を持つにはちょうどいいのかも。
出来すぎな話ではあるけれど、ドラマとかにしたら面白そう。

0
2012年02月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

導入としてはいいですね。
さっくり読めるところもよし。


P46
古典的なマーケティングの考え方
「良いものを安く作って広く販売し、大規模に宣伝すれば売れるだろう」

現代的なマーケティングの考え方
「顧客を中心として相手を深く理解した上で、相手が欲する価値を届けるというプロセス」

「社会に良いことを届ける」
Societal Marketing(社会的なマーケティング)あるいは、マーケティング3.0という未来のマーケティングのあるべき姿
人々にどうすれ『良い行動』をとってもらえるか

P72
「全ての問題というものは、上手く姿を変えた機会である」
「機会が機会でなくなるより前に、それが機会だと見抜くことは難しい」

0
2011年10月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「もしドラ」同様の小説仕立てのビジネス入門書。
読みやすくて、マーケティングについてよく理解できます。

しかし、小説としては、都合が良すぎるパターンがあり、展開が読めるところもあるので、ちょっといまいち。ほろりとするシーンもなく残念。

ただ、本書で語られている「失敗した4P」についてはとても参考になりました。4PはマーケティングミックスでProduct, Price, Place, Promotionの頭文字をとったもの。

失敗例では、Price,Promotionあたりで、友達からの信頼を失いそうになってしまいます。確かに、その組織が真に顧客に提供したいもの、届けたいものをしっかり考えないと、陳腐なPrice,Place,Promotionになってしまうなぁと理解しました。

とはいうものの、最終的なライブのイメージは、この失敗した4Pがなくても、そこまでの話の流れを考えると、なんとなく想像できてしまいます。そこが小説としては、ちょっと残念なところ。逆に考えると、そこにいたるまでの活動がいかに重要かがわかります。顧客を見ることってとても重要ですよね。

あと、本書で初めて「ソーシャルマーケティング」なる言葉を知りました。
良い行動を売るためのマーケティング、社会に良い価値を生むマーケティング。こういったことを推し進めているコトラーさんってすごいですね。

最後に、コトラーのMarketing Insights from A to Zで、マーケティングに関する重要なキーワードに収められているキーワードの最後のZがZest(情熱)。
情熱が重要って語るコトラー。

マーケティングだけでなく、リーダシップそのものに必要な言葉ですよね。

0
2011年07月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「もしドラ」みたいな感じでマーケティングの説明。
「もしドラ」よりは、もう少し理論が多い。
分かりやすい本。(に)

0
2011年07月03日

「ビジネス・経済」ランキング