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実は、まだ文庫化されたものを所持していなかったりする。
フランス革命前後?の物語。
作家ジェラールが、借金返済のために娼館に売り飛ばされたジャック(貴族)を買ったところから物語は始まる。
後に、二人は主人と下男の関係となり共に暮らすようになるが、ジャックの気持ちに変化が訪れ…といった内容。
読み始めの段階では、この二人をどうやってまとめるの?と思ってしまうが、読み終わる頃には、テンポよく、そして無駄なくまとめられた作品の完成度に驚いてしまう。
特に後半になるにつれて、コマは小さくなり、背景が描き込まれ、実写に近いイメージ(カメラワーク)でラストを迎える。
読み終えた後、エンドロールが流れるかのような余韻に浸れる作品。
凄かった❗️
とんでもない名作を読んでしまった!😳ジーーン(余韻に浸っています)
「一度目は街娼、二度目は息子、三度目は恋人」というコピーを読後改めて噛み締めています…
もうね、素晴らしすぎて私の陳腐な言葉では表現できません。🤣
よしなが先生…参りましたチーン(←抜け殻)
最高です
昔から何度も読んでいて電子でも買ってしまいましたが、やはり名作です。BL云々というより作品としての完成度がとてつもなく高い。電子だと手元でいつでも読み返せるのがありがたいです。
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フランス革命時代を挟むお話。実際の時代を上手に織り混ぜているのでストーリー展開が愉しい。
衣装も見ていて楽しいし、色々勉強になった本作。BLに出会い好きになったきっかけでもある作者さん。同姓の恋愛って奥が深いなぁと思いました。心情を上手に操る作家さんだと思います。
ラスト近辺は涙ちらほら 笑。只性的な描写もしっかりあるので苦手な方はスルーした方が無難。
時代ものが好きな人、ゆっくり丁寧に時間をかけて読みたい人にいいかも知れない。
恐ろしく良い...!
素敵なセリフがいっぱいで、そのセリフに耐えられる美丈夫もいっぱい。
お互いがお互いの隙間を埋めて、本当に大事にしていて、こちらも胸が詰まる思いになります·····!
はあぁ、このお話が一番好き...ページ数も多くて、なんかお得しかない。
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一度も読んだことのないよしながふみ先生の作品をまとめ買いし、1番最初に読んだ作品です。そして1番好きな作品。最後まで結末がよめず、いい意味での大どんでん返しにドキドキしました。物語も時代背景も登場人物もみんな素敵。この作品がきっかけで先生のファンになりました。
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とにかく面白かったとしか言いようがない。
よしながさんの、抱きすくめる絵がすごく好き。
「どこへも行かせない! 俺が本当の父親よりも母親よりもお前を愛してやる!」のシーンがとても印象的でした。
ハッピーエンドなのも安心したし、少年が成長しても下剋上しないのが、個人的には嬉しかったです。
よしながふみさんは昔から好きだったけど、BLに限ってなぜか10代のころは苦手で読めなかった。何でだろう、ご都合主義じゃないリアルなところが怖かったのかな。今はむしろそういうものを好んで読んでるので、もう大丈夫だろうと手を出しました。
読んでよかった。
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さすがとしか言いようがない圧倒的な漫画力。さすがふみ先生。何度も何度も泣きました。
フランス革命の際の細かな設定がただのBLで終わらせない感じ。歴史モノのバイブルです。
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ジェラールの背負った過去と生き様。
ジャックの成長と存在に癒されつつ、二人の心は深く結びついていく。
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愛しいジャック
お前が死んだら生きていけない程お前を愛してるよ
俺がこの世に生きているのはもうお前のためだけだ
だから生きていてくれ
お前が呼吸をしていると思うだけで
俺は胸がつまる程幸福な気持ちになれる
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想い溢れるフランス歴史ロマン
よしなが先生の「大奥」に感動しファンになりましたが、先生がBLを沢山書いている事を知らず、早速読みました。
「大奥」の和のイメージが強かったのですが、洋風にも全く違和感がなく、独特のクラシックな画風で特に表情の描写が素晴らしいです。フランス革命の時代背景に、裕福な平民と没落貴族の愛を描いたBLの内容の深さに感嘆し、よしなが先生の魅力を新たに見せつけられました!
ジェラールの多情な妻と哀れな子供とジャックの出生の秘密が、立場は違えど偶然重なり二人の愛が深まります。抱擁シーンの描写は眩いほど美しく、言葉になりません!オクテのジャックの性への目覚めも興味深いです。ジャックへの愛で、ジェラールが妻への愛憎、陰鬱で狡猾な愛人、そして自分自身の全てを許すシーンは胸が熱くなります.....建造物や衣装も煌びやかで、貴族の化粧は日本の公家を思わせます。それに貴族の女性って平安時代の女性みたいに節操がないんですね.....
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「執事の分際」とならんで、よしながさんのおフランスBL。
こっちは主人×使用人。
個人的な感覚ですが、こちらの方が伝統的なBLのかたちなのかなと。
ただ、一筋縄ではいかない、ヒネリが効いてるのがさすがよしながさんというか、このひとホントすごい作家さんなんだなぁと思います。
攻が受を支配しているように見えて、実際のところ受が攻を包んでいるような、そんなふたりがとてもよい。
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最後の5ページで静かな感動。
科白一つないにもかかわらず、思わずそこだけ何度も読み返してしまいました。
何度読んでも読後の余韻の心地よさは、変わらない。
夜に読めばうっとりと酔える、名作。
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かなり古い作品なんですよね。何故今まで手に取らなかったのかと激しく後悔。
で、よしながふみと言えば「西洋骨董〜」のイメージが強く、またその「西洋骨董〜」も内容をなんとなく知っている程度で、どちらかと言えば肌に合わない作家さんかと思っていたのですが…ジェラールとジャックにしてやられました。ジェラールかっこいいしジャックは良い男になっていくし…お互いを思いあっているのにくっつかないもどかしさは昨今のBLにはなかなかないもので好印象。大体のっけからなし崩し的にやりまくりの話なんて内容がなくて面白くないよね。男同士・身分の違い・過去…そういった苦悩を乗り越えた末に結ばれるのこそがホモの醍醐味だと思う。今回の作品でちょっと自分の芯となる部分を再確認させられたような気がします。絵もストーリーも安定しているので読みやすくてかなりオススメです。ちょっと他のよしながふみ作品も手に取ってみようかな、と思いました。
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BL注意。
文庫で一気にがっと読むのをお勧めする。
あと、ベルバラを読んでいると理解が深まるよ。
これはコメントしづらい。
話がとてもシンプルでドラマティック。
ジャックが純情。
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大爆笑(笑)
萌ええはないですよね、この人の描く面白さって。
ジェラールの執筆する官能小説のくだりが秀逸。
フランス革命も相まって、大河感も味わえます★
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やっぱり、よしながふみの漫画は面白い。
ジェラールとジャックの心の結びつきがよく分かるし
何よりジェラールがジャックに惚れた時の「これは…恋か?」の描写が自然で良い!!
中盤から急に歴史的な要素が混じって「えぇぇ!?」となるけれど
よしなが氏の力量で見事に描きあげてしまうのが凄い。
ただちょっと唐突過ぎてびっくりしたと言えばびっくりしたけど。
走馬灯のように流れるラストが一番のお気に入り。
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最後のオチがものすごい力技。
まさかあんな形でハッピーエンドに捻じ伏せるとは(笑)。
ラスト5ページくらいは一般的な昔話のめでたしめでたしを彷彿とさせて巧いなーと。
フランス革命の絡みも話の中でちゃんと効いていてすごい。
それにしてもこの方、食べ物が絡むのと歴史モノを描かせると
めちゃめちゃ精彩を放つんだな。
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文句なく名作。ラストにかけての盛り上がりは涙なしでは読めない。
主人であるハズのジェラールが、妙に弱さを見せたりして……その緩急がたまらない。文字でなく、絵の表現がものすごい。
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初めて読んだよしながさんの作品です。
面白かったです!ところどころに笑いも入っていて、ほわっと暖かい空気があるよしながさんの作品にハマり、他の作品も買いに行きました!
死んじゃうの!?というシーンから先が怖くてなかなか読めませんでした(笑)ハッピーエンドでよかった…。
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ええっと、冒頭からBL炸裂だとは知らなかったので。本を前に驚きでのけぞったのは初めてかもしれません。よしながさんにはまっただけのつもりが・・・18世紀パリ。没落貴族の親に売られたジャックは、男娼宿で客のジェラールと出会う。ジャックが貴族の身分をひけらかすことに腹を立て、ジェラールは彼をそこから解放した。男娼以外の道で生きてみろ、と。数日後、偶然ジェラールのもとに下男候補として表れたジャック。当然逃げようとするのだが、ジェラールは彼をそのまま雇い入れた。ジェラールは使用人にショコラや菓子をふるまい書斎での読書を許す風変わりな主人であり、彼の下でジャックは賢くたくましく成長する。だがジェラールにはその眼に受けた傷と共に封印した過去があった。そしてフランス革命勃発。二人はロベスピエール率いる革命政府に追われ亡命を図る。ジェラールは自分が囮になるつもりでいたが、ジャックは二人で捕まる道を選ぶ。追手がすぐそこに迫り絶体絶命の場面でページをめくると…。全編にわたりギャグが挟まり、緩急ついていてうまく読まされます。ハッピーエンドには悲劇の予感が覆された驚きでよけいに安堵して嬉しくなりました。もちろん日付だけ言って流された7月12日の夜と省略された13、14日に万感の思いを込めてしまう私であります。
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終わりが秀逸やな。どうしてすっといかへんねんと、焦らされながら中間より読んだけど、クライマックスのやり過ごし方のしょうもなさも、今までの複線を踏んでていいし。
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最後の最後までどーなることかとハラハラしっぱなしだった。男の人ってあっという間に大人になっちゃうよねージェラールって良くも悪くも超よしながせんせのBLに出てくる攻めってかんじ
Posted by ブクログ
BLと言い切るには惜しい作品だと思います。
人間の真価は追い詰められた時に問われるとよく聞きますが、
クライマックスで、ジェラールの「主よ、お許しください」という祈りが印象的でした。
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よしながふみの、脱力:緊張⇒9:1の手法に振り回された。笑
本当によしながふみは、締めるところを知っているなぁ。
最後の、ジャックが神に祈るシーンは、泣けました。
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読みたくて思わず文庫版も買ってしまった。
純愛はいいなあ…。
貴族の愛のない生活との対比でさらにそれが強調されてる。
フランス革命の背景とも相まって、壮大さが感じられる。
惹き込まれて一気読み
表示の絵柄が素敵だったので試し読み増量版を読み 本作を購入しました。中身の絵は昔の絵柄でしたが(10年くらい前の作品みたいです)強気受け?もあんまり好みじゃ無かったですが BLを超えた人間愛にどんどん惹き込まれ何回も涙が溢れました。もちろん永遠のHappyが続く!終わり方にも満足しています。ベルばらと時代時期か同じ頃なので 歴史を色々思いながら読むのも楽しいです
Posted by ブクログ
「執事の分際」が面白かったので、同じフランス革命をテーマにした作品ということで読んでみました。
「執事の分際」よりも、登場人物が革命期を懸命に生きる姿が生き生きと描かれる分ハラハラドキドキはあるが、糖度が低いので私は「執事の分際」の方が好み。
しかしジェラールの職業とテクニシャンぷりは非常に良いと思います。
Posted by ブクログ
「きのう何食べた」が面白かったので購入したのだが…
なるほど。
言われてみれば所謂ボーイズラブの類なわけか!
とはいえ時代背景的には自然ちゃ自然で。
物語りもしっかり。
なによりワタシの好きなフランス革命前後。
でもユーモアもあり…
いい作品でした。