【感想・ネタバレ】もっとヘンな論文のレビュー

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Posted by ブクログ

最終章の漱石関連研究が圧巻。
おもしろく、かつ研究のあり方に誠実で、科学コミュニケーションの上質な見本だと思う。

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2023年09月18日

Posted by ブクログ

前編『ヘンな論文』も庶民的で楽しめましたが、こちらは『もっと‥』ヘンなと言うよりスゴい論文ばかり。研究者の執念が伝わってきます。論文ってこうあるべき!論文を検証してるサンキュータツオさんのコメントもすばらしい。
特に『坊ちゃんと瀬戸内航路』。①調べる②形にする③発信する 文化の継承とはこうあるべきなんだろうな。

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2022年08月10日

Posted by ブクログ

世の中の一見「ヘンな」論文を紹介するエッセイ、第二弾。
カブトムシの起き上がり方、競艇場の人々の観察、漱石の旅の経路考察など、そこに目をつけたかというニッチなものがリスペクトと共に紹介されています。
何か抱いた疑問を一身に、時に執念深く突き詰めた先人たちの結晶を垣間見られてとても面白かったです。

あとがきの「どれだけ孤独な人たちなのだろう。」という一文にふふっとなりました。
論文を読んで見出してもらえるというのは、研究者たちにとってはとても嬉しいことだっただろうなあ。

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2023年10月20日

Posted by ブクログ

「ヘンな論文」の続編
変わった研究内容の論文に所々ツッコミを入れつつ、面白おかしく紹介している


・プロ野球選手と結婚する方法
・「追いかけてくるもの」研究
・徹底調査!縄文時代の栗サイズ
・かぐや姫のおじいさんは何歳か
・お色気論文大集合
・大人が本気でカブトムシ観察
・競艇場のユルさについて
・前世の記憶をもつ子ども
・偉大な街の研究者
・鍼灸はマンガにどれだけ出てくるか
・花札の図像学的考察
・『坊っちゃん』と瀬戸内航路
・後日譚


今回は理系的アプローチの論文が前作よりももっと少ない
理系で一見してヘンな研究も結構あるんですけどねぇ
わさびの刺激で人を起こす研究とか
ただ、これはイグノーベル賞を獲ったやつなので、このシリーズで取り上げるのは不適

でも、走れメロスの速度とかは既にネットでバズったし
プロ野球選手と結婚する方法も、そこそこ知名度はある気がする

今作は論文の紹介の方に力が入れられていて、ツッコミのキレが前作程ではないような……


今回は文系の研究の意義について、何となく理解した

どれだけニッチな研究であっても、論文がなければ歴史の中で消えてしまう
資料を残すためにも、研究の記録は後世のために必要という事ですね

ただまぁ、かぐや姫のおじいさんが発言が盛っていたというのはともかく
その前提として一次資料の文章の正確性の検証が必要だと思うんですがね
素人の意見ですが……

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2023年07月10日

Posted by ブクログ

ヘンといえばヘンだけど、着眼点が秀逸!
カブトムシ研究なんて、深くて、妙に感心してしまった。
ひとつのことをこれほどの熱量をもって突き詰められる情熱に、アッパレ!
うらやましくさえ思う。

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2022年11月12日

Posted by ブクログ

本当は1から読みたかったけど、借りられなかったからこちらの方から読んでみた。
取り扱ってる論文のテーマもまとめかたも面白い。でもところどころ筆者の考えが古いのか単純に私と考えが合わないだけかもしれないけど、少し読んでて違和感というか不快に感じる部分もあった。
論文って自分の研究分野以外触れることないから他分野でこんなことも研究されてるんだっていう発見にもなったから、1の方も読んでみたい。
最初に取り扱った野球選手と結婚する方法の論文面白すぎた。夢があるようなないような。

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2023年02月01日

Posted by ブクログ

タイトル通り著者が選ぶ“ヘンな論文”の紹介。好きなものをどう学問にしていくかのヒントがつまっています。
以下、一部抜粋

*プロ野球選手と結婚する方法
恋愛ではなく結婚。なかなか興味深い分析。情報収集能力がすごい…

*「追いかけてくるもの」研究
高速などであり得ない速さで追いかけてくる老婆。そんな話聞いたことありませんか?

*鍼灸はマンガにどれだけ出てくるか
7人がかりで実に10421冊のマンガを読んで検証。

*方手袋研究
片方だけ落ちている手袋の研究…そんな研究があること自体驚きでした!
「雪どけこんにちは系」「雨に唄えば系」「ガードレール系」「三角コーン系」など分類のネーミングも面白い。

論文の内容もインパクトがあり面白く興味深いが、著者の絶妙な突っ込みと解説も面白い。
所々自分の突っ込みと重なってて笑えた。
世の中には色々なことに興味を持って研究してる人がいるんですねぇ。
研究の世界は奥深く面白かった♪

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2021年01月11日

xfh

あらすじ詐欺…(泣)

あらすじ読んでこれは絶対面白い!と期待が爆発。
何故か2巻目だけ無料試し読み版があるので(1項目だけ読める)早速読む。

……は?
って感じ。

おそらく面白い本なのだと思う。レビューの星が高評価だし、続巻が出るくらいだし。
多分、知的レベルが高いとか教養があるとか、そういう方々が読者層の本かと。自分みたいなの(割引率高いクーポンが出たから新規開拓すべく普段読まないジャンルを漁ってた)はお呼びじゃなかった。

しかしあらすじを読むとこの本を読みたくなる。
ちなみに↓この部分(以下、一部引用)。
____________________________
 人生の貴重な時間の多くを
 一見無駄な研究に費やしている研究者たちの
 大まじめな珍論文を、
 芸人の嗅覚で突っ込みながら解説する、
 知的エンターテインメント本      (引用ここまで)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
てっきり「大まじめな珍論文」とやらが丸ごと掲載されていて、これがこの本の核をなし、その隅っこに芸人がツッコミをたくさん書き込んでいる、といった構成の本かと思ったらまるで違った。


無料試し読み版だったので全体の1割未満(予想)しか多分読んでないけど、その範囲内でレビュー。
この本って、芸人のブログ?エッセー?日記メモ?

まず情報源が大量にある。芸人の脳ミソ(芸人自身の知識教養)も情報源の1つ。それらが文中でゴチャゴチャに混ざり合っている。
どこまでがどの情報源からの引用で、どこからが芸人の根拠なき推理(時刻表ミステリっぽく書こうとボケ?てみたりしていて読みにくさ倍増)で、どの情報が現代(令和)の裏付け有りの確定事項でどの情報が当時(明治)の日本社会を想像した不確定事項で、等、何もかもがゴッチャゴチャ。ひたすらに読みにくい。

こっちはシンプルに「大まじめな珍論文」とそれに対するツッコミを読むつもりで本を開いたのに、なんというか、執筆のために集めた大量の参考文献から情報転記を繰り返して文字数を稼ぎ、あとはインスタのネタみたいなほんっとどうでも良い自分語りで白紙を埋めて…という印象を受けた本。

最後に。ツッコミ全然面白くない。
いつか誰かに、このあらすじを具現化した本を書いて欲しい。

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2023年02月26日

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