【感想・ネタバレ】ヘンな論文のレビュー

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Posted by ブクログ

私自身が専門外の論文を読むことが好きなので、とても面白かった!
特に13本目の湯たんぽは、一見地味なテーマにも関わらず読み応えも面白さも抜群だった

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2023年10月04日

Posted by ブクログ

研究への敬意に満ちあふれていて、「科学的態度とは何か」と副題をつけたくなる。

当初、タイトルだけ見て「笑い物にしてバカにしているんだろう」(p93)と思いなかなか手が伸びませんでした。ごめんなさい。素晴らしいです、この本。

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2023年09月17日

Posted by ブクログ

ニッチな論文に対して、作者のツッコミや心の声が面白い。一風変わった研究があるおかげで、快適に暮らせているものもあるんだなあ。感謝。ニッチな事象を研究されている、コミケの同人誌が無性に読みたくなった。

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2023年05月02日

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論文というものは難しくてとっつきにくいものだと思いこんでいたけど、こんなにも面白い研究を論文にしている人達がいるなんて!この本を読むと自分でも面白い論文を探したくなるもので、パソコンで検索してみたりして。新しい楽しみが増えました。

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2023年04月16日

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ネタバレ

13本の「ヘンな論文」が紹介されている。いや、実際にはちっとも変ではない。むしろ、世の中の「論文」に対するイメージが硬すぎるし、狭すぎるのだろう。

個人的には、あくびの研究が最も興味深かった。まず、昔、あくびの原因は酸素の欠乏だと聞いて信じていたのだが、違うというのに驚き。

そして、あくびのことを考えるだけであくびが出るという。それなら、眠れない人は羊を数えるよりも、あくびのことを考えた方がいいのではないか? それとも、あくびが出たからといって、眠くなるわけではないのだろうか? などと、可能なら自分でも研究したくなってくる。

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2022年11月14日

Posted by ブクログ

面白かった!どの論文も全部。
そしてそれは、サンキュータツオさんの論文に対する愛、執筆した先生へのリスペクトがなせる技でもある。取り上げられた論文それぞれについて、何がすごいのかを的確に提示し、その論文の特徴に合わせて紹介の仕方やツッコミを変幻自在に変えている。だからこちらも肩肘張らずに、でも真剣に論文に向き合える。
とても楽しい時間で、あっという間に読んでしまった。当然、「もっとヘンな論文」も読みます!

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2022年11月08日

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自由研究ってまさにこれですよ!
大人も自由研究するといいですね。
コーヒーカップの音が変わる話が面白かったです。

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2021年07月31日

Posted by ブクログ

どんなことでも突き詰めるとおもしろい!
どの章もサクサク読めました
やっぱり何かを調べるって楽しいんだなぁ…!

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2021年04月10日

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頭の良い人が実利とか関係なしに振り切れてるの見てると元気がでる
こっちまでなんか頑張りたくなっちゃうよな

筆者の懲りてないって突っ込みが大変よかった

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2024年04月30日

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変わった研究内容の論文に所々ツッコミを入れつつ、面白おかしく紹介している本
著者はサンキュータツオという芸人さん


取り上げている13の論文と研究に関するコラム

「世間話」の研究
公園の斜面に座る「カップルの観察」
「浮気男」の頭の中
「あくび」はなぜうつる?
「コーヒーカップ」の音の科学
女子高生と「男子の目」
「猫の癒し」効果
「なぞかけ」の法則
「元近鉄ファン」の生態を探れ
現役「床山」アンケート
「しりとり」はどこまで続く?
「おっぱいの揺れ」とブラのずれ
「湯たんぽ」異聞

Column
論文とはどんなもの?
小林茂雄先生訪問記
研究には4種類ある
塚本浩司先生訪問記
画像がヘンな論文たち
タイトルの味わい 研究者の矜持
あとがき
文庫版あとがき





カップルのパーソナルスペースに関しては、鴨川の等間隔に並ぶカップルで既に有名ですよね
ただ、斜面だと縦と横の距離で違いが出るという視点は面白かった



浮気について
世間の人ってそんなに浮気や不倫をしているものなの?
どこ情報よ、それ

私は創作物でも不倫ものってあまり好きではない(例外はある)んだけど
現実でもそんなに行われているものなのですねぇ
それにしても、浮気男のポジティブさというかマメさというか
円満にいっているのにもちゃんと理由があるのだなぁと思う



コーヒーカップでインスタントコーヒーを溶かす時にスプーンの当たる音が高くなっていく現象について
これぞ研究という感じ
この本の中でも数少ない理系の論文という事もあるけど
観察からの疑問、仮説と検証、考察と新たな仮説というプロセスが正に知的探究心を原動力にした研究だなと思う

私も読みながら、最初は濃度が原因では?と思ったけど、まさかそんな事が原因とはね

あと、先行研究を調べたら既にあったというのもまた面白い
時代と場所が違っても同じ疑問を持ち、また類似の手法で同様の結論に至っているというところにロマンを感じる



共学になった際の女子高生の変化はツッコミが面白かった
笑っているとか、写り方の角度が違うとか、果たして男子の目を意識していると結び付けられるのか?w
あと、男子校が共学になっても有意な差が見られなかったというのも面白いよね



おっぱいの揺れとブラのずれに関する研究もテーマとして面白い
流体力学として、流体の保定という結構役立つテーマな気がするんだけど
その対象物が俗にも思えるものだからこそのギャップが面白い
5つの基準点を設け、CCDカメラで測定して動態をグラフ化するというのは普通に研究では行われる手法だけど、その対象が揺れるおっぱいですからねぇ

それにしても、スポブラは縦揺れだからズレにくいという結果も興味深いんだけど、だとしたらフルカップのブラならよりズレにくいのでは?と思った



まぁ、世の中には色々な面白い研究ってありますよねー

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2023年06月19日

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世の中に存在する変わった論文を著者が分かりやすく、面白く紹介していく。論文に敬意をはらいながらも一般的な感覚でつっこんでいくのが面白い。

私は卒論程度しか書いたことがないけど、それでも作成するのは大変だった。この「ヘンな論文」を作るために沢山の労力や情熱がかかっていると思うと本当に人間って面白い。

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2023年06月07日

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題名の通り、ヘンな論文を芸人3ならではの面白い文体で紹介した本です。
イグノーベル賞が好きな方はもちろん、科学には興味があるけど堅苦しくて苦手だなと感じている人にこそ読んでもらいたい一冊です。
この本を読めば、科学は決して真面目な出来杉君のような堅苦しいだけのものではないと理解してもらえるはずです。

【こんな人におすすめ】
イグノーベル賞が好きな人
面白い科学の研究が知りたい人

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2023年05月30日

Posted by ブクログ

論文ってだけで読むのを拒絶してきた人々よ。
これを読みなさい。

と言わんばかりの筆者の主張。ヘンな論文ばかりで、興味が湧きあっという間に読み切りました。
題材だったり結果も面白いのだが、それに対して真剣に向き合う研究者達の熱量にやられました。
そしてそれを読みやすく、同じ心情を挟みながら紹介してくれる著者も素晴らしい。芸人さんなのでクスッと笑えるポイントが多くて好きです。

この本はヘンな論文があるよってだけでなく、論文に対する姿勢もあとがきで述べてくれている。
学生もあと数ヶ月で終わるので、今一度「学問」というものと真剣に向き合おうと思えた。

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2022年09月29日

Posted by ブクログ

これは面白かったです。
大学の非常勤講師でもある芸人の著者が、珍論文を分かりやすく、かつ真面目におもしろく解説している本。

文庫裏の紹介文のように、「おっぱいの揺れとブラのずれ」や「浮気男の頭の中」など論文内容を一言で言ってしまうともう何を研究しているのだか訳が分からないのですが、著者の言葉で紐解かれると、研究者の熱意や研究内容の凄さをひしひしと感じます。

個人的には、あくびはなぜうつるのかの章と、コーヒーカップの音の章なんかが特に興味深かったです。
元の論文も読んでみたくはありますが……ちょっと難しそうですね。

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2022年06月21日

Posted by ブクログ

期待よりはまぁまぁかなと読み進めみてたけど、最後の湯たんぽ伊藤先生、それに続くあとがきを読んで続編を読もうと思った。
長い人生、ライフワークとして何か興味を持ち続けていられる何かに出会いたい。

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2021年12月05日

Posted by ブクログ

なぜそれに取り組むのか、と思ってしまうような珍論文が面白く紹介する中で学問の面白さや研究者の熱意を感じることができる。
本書の締めくくり、湯たんぽ研究の項からあとがきへの流れは、論文や研究者に対する著者の熱い思いが溢れ出て読ませる。

答えを暗記するのではなくて、問いを立て、問いに学ぶのが学問。

続編も読んでみようと思った。

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2021年09月16日

Posted by ブクログ

笑いながら読んだ。わかるわかる。研究や論文の、ぱっと見ちょっと可笑しいけど、奥が深くて読み進めるうちにどんどん興味深く思えてくる所って惹かれるよね

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2020年08月24日

Posted by ブクログ

日付は適当。
たぶん1月だったはず。
きっとメイビー。


前回の国語辞典と違って、タツオさんと認識したうえで読破。
タイトル通り、ヘンな論文を集めた本。

公園の斜面に座るカップルの考察
女子のブラに関する考察
湯たんぽの考察

パッと書くだけで、もうどうかしていそうな内容である。
これがしっかり真面目な内容なものだから、たまらんのである。

タツオさんの文体が読みやすいので、楽しめながら読めました。

他の本も読んでみるか。

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2020年07月10日

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文句無しに面白い
本当に世の中には色んな人がいるんだなあ
世界は広いなあ… みんな自由だなあ…
と思える本

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2020年03月11日

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ネタバレ

イグノーベル賞もそうだけど、一見ばかばかしいと思える、何の役に立つのかということを真剣にコツコツと研究し、論文を書いて発表している人の姿勢には頭が下がる。

特に感銘を受けたのは、「コーヒーカップにインスタントコーヒーの粉末を入れ、お湯を入れてスプーンでかき混ぜると、スプーンとコップのぶつかる音が、徐々に高くなっていく」と教え子に言われた高校の理科教師の話。
まずそれが事実かどうか、混ぜ始めから時間を追って音の高さを測定し、数値化する。

何を混ぜると高くなり、何を混ぜると高くならないのか。
実験を繰り返し、音を変化させるものの正体を突き止める。
国内で同じ実験をした記録はなかったが、100年前のアメリカで同じ実験の結果同じ結論になった論文があったそうだ。
でも100年前だったので、音の数値化は今回が初めてとのこと。
こんな熱い先生に教わったら理科も楽しいよねえ。

「湯たんぽ」研究は、研究者がすごかった。
ふらっと立ち寄った古道具屋で湯たんぽを見つけたことから湯たんぽに興味を持つのだけど、デザイン、機能、由来等の深堀度がハンパじゃあない。
で、唯一無二のすごい、けれど無名の研究は、いろんな人たちからパクられる。
その不条理も含めて読む価値あり。

「浮気男の頭の中」を読んで。
奥さんを愛しているけど、どきどきしない。
いつもと違う役割と経験を経て、自分が成長できる。(それを奥さんに還元?)
なるほど。
だとしたら、同じ理屈で奥さんが浮気をしても、大らかに許せるということなんだな。

そして、「妻とは別に君のことを愛している」と言われた愛人は、この理屈をどう思うのだろう。
誰か研究して論文を書いてくれたら、読んでみたい。

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2019年08月29日

Posted by ブクログ

題名の「ヘン」とは書いた人の熱量や意識の高さが、その論文の中に現れている・・・しかし、それを一般の人が読もうとしても、それを理解するのに一苦労。そんな間をうまく説明し、興味良くページを進ませる力量に拍手。続編もあるので、是非読んでみたい。

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2019年06月21日

Posted by ブクログ

芸人で学者のサンキュータツオ氏が、変な論文を紹介する。
いたって真面目に書かれているが、真面目になればなるほど込み上げてくる笑い!
特に、次の二つが面白い。

1 公園の斜面に座る「カップルの観察」(傾斜面に着座するカップルに求められる他者との距離 小林、津田2007)
カップルが座るとき、どのくらい他のカップルと離れて座るか、昼間帯、夜間帯で違いはあるのか?
デバガメかこの研究は。
ち、違いますって!
これは、いわゆるパーソナルスペースの研究ということ。
たしかに、すぐ近くに他人がいるのに、あんまりいちゃつくのは、ねえ。
知らないおっさんのすぐ隣でわざわざいちゃつくのは、ないね。
っていうかおっさん近いよ!ってなるでしょ、まず。
非常に面白い研究なのだが、でもやっぱりそこはかとなく漂う、デバガメ感。

2 「おっぱいの揺れ」とブラのずれ(走行中のブラジャー着用時の乳房振動とずれの特性 岡部、黒川2005)
は、なるほど!も、そりゃすごい!もへぇ!もあって、とにかく面白い。
ブラのズレというと、エロちっくな妄想をしだす御仁もいるかもしれないが、結構これは深刻な問題なのである。
伸びをした時にズレた、走ったらズレた、そうすると胸が揺られてクーパー靭帯が伸びてしまい、ハリのあるおっぱいでなくなるのだ。
美容面からも、精神面(またズレた!ムキー!)からも、おっぱいとはかくもデリケートなものである!
そしてこの一見ふざけた論文は、そうした女性たちのストレスの解消、つまり、快適な下着の研究開発につながり、私たち女性はその恩恵を一身に浴びるのである。
いいですか、もう一度言いますよ、これはエロではないのです。
実用なのです!

他にも「不倫男の頭の中」(婚外恋愛時における男性の恋愛関係安定化意味付け作業ーグランデッド・セオリー・アプローチによる理論生成ー 松本2010)も興味があるが、夫に話したら本気で嫌そうな顔をされました。
「妻(私)とは家族でいたいの。裸で歩いてるぐらいなんなの?!」と。
思わぬところで幸せを得たのでありました。

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2019年05月12日

Posted by ブクログ

古今東西のちょっと変わった論文を紹介するエッセイ。
気になる論文の内容は…湯たんぽの研究、公園の斜面に座るカップルの観察、世間話の研究、などなど。
タイトルだけで、んん?と興味を惹かれるものばかり。そんな変わった論文を、研究者へと学問への惜しみない尊敬と愛情込めて面白おかしく紹介しています。
「ヘンな」と名打ちつつも、その「ヘン」には親しみが詰まっていて、呼んでいてて非常に面白く痛快です。

ヘンな論文探し、自分もやってみようかな。
学者とは、究極の趣味人でオタクだよねという総括。

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2019年04月30日

Posted by ブクログ

論文は正しいことを言っているのではない、正しいことを求めた人々の知的好奇心のアウトプットである。

溢れる好奇心を抑えきれなくなった人たちが、時に宇宙の深淵に迫り、時に走行中のブラジャー着用時の乳房振動を調べたり、湯たんぽの来歴を追う。世界を変える論文から本書に収められた珍論文まで、論文ーー人々の研究とその表現はそういう知的エンターテイメントなのだな、ということがよく分かった。

これは芸人である著者の、伝わりやすい言葉で語られている功も大きい。そして、論文には物語の種が仕込まれていることも知れた。面白い。

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2018年07月04日

Posted by ブクログ

1日中カップル観察をし、愛に余力があるから浮気する男を調査し、乳房振動とブラのズレを研究し、湯たんぽを収集し画家であり小説家である人に私はなりたい。

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2023年06月17日

Posted by ブクログ

面白かったです。
本当にいろんなことを研究している方がいるのですね。
浮気男の頭の中はどうなってんのとか、女子校が共学になると女の子は変わるのかとか、あくびがうつるってホントかしらとか、私じゃ思いつかない!
その事実だけでなんか笑っちゃう!

ただ、論文のテーマが変だから面白いわけじゃなくて、ちゃんと論文としても読ませるし、著者の、ポイントを押さえた解説も大変面白かった。良書でした。

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2023年01月21日

Posted by ブクログ

タイトルの通り。
へんな論文が勢揃いで、研究内容がぶっ飛んでておもしろかった。

この本の中の論文を書いた研究者って、ただ自分が感じた疑問を解き明かしたい!というただの自己満足の為にやっているのだろうけれど、それが誰かの、世の中の役に立っているのだなと思うと、偶発性が日々の常であるこの世界も愛おしいなと思ったりします。

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2022年11月19日

Posted by ブクログ

面白かった〜。
さすが芸人さん、目のつけどころが違います!
目次を眺めるだけでも面白い。
猫の癒し効果、しりとりはどこまで続く?などなど。
こういう先生がいてくれたら、楽しく論文かけるのに。あ、でも私がいた大学にも、ナポレオンに会いに恐山まで遠征したという楽しい先生がいましたね。

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2022年05月05日

Posted by ブクログ

相撲観戦を娯楽とする私には、床山さんのアンケートが面白かった。髪の毛を扱う仕事となると、やはり力士の頭髪事情に悩まされるものなのだと、改めて思った。

後は浮気男と女子高生に少し共通点を見つけました。異性の目線というのは、男女問わず意識する事が良い緊張感に繋がるようです。

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2022年01月14日

Posted by ブクログ

珍論文コレクターの著者が集めた論文の数々を紹介した一冊です。万人に共感されるトピックだけが学問ではありません。賢い人が興味を追及するとこんな大作が生まれるのだなと、各章を読んでいてとても愉快でした。こんなの役に立つのかと思ってしまうのですが、収集された資料や論理的に記されたフローチャートがきっと今後の我々の生活を更に豊かにしてくれるのかしら…とポジティブに捉えています。

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2020年02月18日

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