【感想・ネタバレ】死刑にいたる病のレビュー

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Posted by ブクログ

病、とはこのことか、と思いあたったのは物語の後半。信じられないほど救いのない、それなのにこれはフィクションなのだから、と受け流せないリアリティが本当に怖かった。

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2024年04月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

櫛木作品、初読み。9人の殺人の罪で裁判中の榛村大和。しかし、その1人は殺していないと訴える。榛村は自分の店に通っていた雅也に手紙を出してその冤罪を晴らしてほしいと懇願する。雅也は榛村の生い立ちを調べる。そこで彼自身も変わっていく。何故か榛村への親和性が高くなり、似てきてしまったのだ。雅也の母親の秘密から榛村との関係が明らかになり、榛村の正体が明らかになる。この作品、徐々に榛村と雅也への印象が変わっていく。ラストでレンズの焦点完全に合い、そこで分かるサイコキラーへの恐怖、洗脳による恐怖がピークに達した。⑤

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2024年01月26日

Posted by ブクログ

今年一番をそうそうに記録しました。今まで読むことを迷っていたのがもったいないくらいです。読む手が止められず一気に読んでしまいました。ネタバレのない範囲で言えば綺麗なミスリードに久しぶりにしっかり引っかかりました。ラストもたまらないくらいゾッとしました。今年読んでよかった本の1冊です。

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2024年01月22日

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ネタバレ

最初に、私はこの本を今、精神的に安定していない人に勧めることはないだろう。「生きる意味とは」や、「自分が評価されないのは、運が悪いだけだ」そう思ってる人間には誰かしら寄り添う人間が必要でそれにその人物が依存してしまうと思うからである。たとえそれが連続殺人鬼だとしても。
 主人公である筧井雅也は鬱屈でどこか過去の栄光に縋ってしまう人間であった。そんな彼にある日手紙が届く。差出人は稀代の連続殺人鬼、榛村大和だった。「罪は認めるが、最後の一件だけは冤罪だ。それを証明してくれないか?」パン屋の元店主にして、自分の良き理解者であった大和に頼まれ事件を再調査する雅也は次第に大和に魅せられていく。そんな調子で物語が進むこの物語の雰囲気は一言で表すのならば不気味だろう。殺人鬼であり、ある親切な女性に保護された大和と主人公の母との不気味な関係性。主人公と大和の血縁関係を示唆する不気味さ。全てにおいて不気味なこの雰囲気はこの本を読み終わってもなお感じる事ができる。加えてこの作品には実在した連続殺人鬼の描写も出て来ており、それを読むのはとてもきつく、しんどいのだ。榛村自身の拷問の場面も細かく繊細に描かれており、文章を目で追うごとに私の気が滅入ってしまうほどだった。しかし私は少しずつ大和に魅せられてしまっていることに気づいた。主人公の雅也と同じように。まるで私が榛村の手の上で踊らされ、支配されているかのように。
だが、この作品の特性は決して作者の櫛木理子さんのキャラクター構築能力だけではない。この物語の進行速度こそがこの作品の特性であるのだ。たとえば、この物語の中盤に出てくる金山一輝という或元被害者がいるのだが、彼が出て来てから彼の身の回りの情報が丸裸になるまでの期間がとても短い。それにより、いかにも榛村が冤罪と主張する事件の真犯人が金山であったかのように雅也が、読者が錯覚してしまうほどにこの作者の誘導力はこの本の一ページ目を開いた時から顔を覗かせる。これこそがこの作品の素晴らしいところであると私は考えた。
この物語は榛村からの「支配」を中心に廻る。主人公も、主人公の友人も、そして読者自身も支配を受けるのである。あたかも連続殺人鬼が被害者であったかのように錯覚させるこの支配力は、この作品をもう一度読んでみよう、読者をそんな気持ちに駆り立て、好奇心へと繋がる。だからこそこの作品の不気味さは増大していくのだろうと私は考える。この本は私のおすすめリストに入るだろう。しかし、絶対にこの本は精神状況が不安定な時に読んではいけない。それはきっと榛村に魅せられてしまうからである。彼に魅せられるような事があれば、彼のようになりたいと思ってしまうに違いない、それほどこの本における榛村の支配力は絶大なのである。だからこそ、この作品は自分自身を俯瞰的に見る事ができ、精神状態が安定している状況で読んで欲しいと願う。そう考えさせられるほどにこの作品に私は魅せられた。

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2024年01月21日

Posted by ブクログ

真犯人を想像しながら読んでた
数人に絞り込み、こいつがこっちだなと予想を立て、意表を突くならここか?等と読み勧めたが、全部外れた
環境によるものか、それとも生まれきってのシリアルキラーなのか?
読み応えがあり過ぎた
この作者の読んだのは初めてだったので、他の作品を読みたい

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2023年12月14日

購入済み

次々驚かされる

読みすすめていくなかで、何度もおどろきました。長篇とは思えないほど没頭し、一日で読み終えてしまいました。

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2023年02月03日

購入済み

一気に読みました。

普段あまり小説を読まないのですが、TV欄で見たタイトルが気になり購入しました。とても読みやすく一気に読めちゃいます。終盤の展開の頃にはもうこの物語の虜になっていました。

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2022年05月25日

ネタバレ 購入済み

ホラー

話に引き込まれる
最後のどんでん返しが圧倒的
序盤から中盤は主人公がまともだったのにどんどんと犯人に洗脳されていく過程が怖かった
腑に落ちない終わり方も非常にはがゆい

#深い #怖い

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2022年05月20日

ネタバレ 購入済み

一気読みしました。

雅也が大和に飲まれて行き過ぎて犯罪を犯すのではないか・・と、ヒヤヒヤ。
雅也と大和・・パン屋の客よりも親密な関係性があるのでは?と予想はしていましたが・・・
最後の面会で、やはり殺人犯は殺人犯なんだな・・・と。自分をしっかり持つ事って大事ですね。

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2022年05月06日

S

ネタバレ 購入済み

引きずられる

一気読み。変な吸引力と言うか、読まずにいられなくなってしまいました。雅也がボーダーラインを超えるか否かがとにかく気になって、ぞわっとした怖さと共に私も支配されてしまったのかも......

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2022年05月08日

ネタバレ 購入済み

良い後味の悪さ

バッドエンドやホラー系が好きな私ですが、この本の終わり方には震えました。殺人犯と関わるうちに性格や行動が変わっていく主人公、最終的には素の生活に戻り、平凡ながら幸せな暮らしをしていくのかと思いきや、、
映画を先に観ていたのですが細かな違いがあり、どちらも楽しむことができました。

#怖い #ダーク

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2024年05月16日

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少女葬が衝撃だったから家にあった死刑にいたる病を読んだ。くしきりうさんの作品をもう一冊読んでみたい。

なんかめっちゃ意外とか、どんでん返しとか、では無い。なんとなく展開予想や、サイコパスあるあるみたいな所もあった。
けど、なんか次が気になるし読み進めてしまう。
文章が面白い気がする。
ふわっとした感想になった。

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2024年04月28日

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【この本を選んだ理由】
映画のレビューがよく、サブスクで待っていたがなかなか出てこない為、本にて内容確認することにした。
【内容】
死刑が確定した榛村(はいむら)は、以前交流のあった雅也と面会をし、一つの事件についてのみ自身の冤罪について主張する。無実を証明して欲しいという依頼の為、雅也は行動に移すが様々なことが分かっていく。
【感想】
タイトルの意味が分からないまま進めていたが、後半でそういうことか、と合点がいった。榛村の相手を操る?手玉に取る?言動が読んでるこちらも癖になり、虜になってしまいそうだった。ハッピーエンドとはいいがたいところも良かった。

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2024年04月27日

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ネタバレ

中盤から終盤にかけての主人公の心が犯人と同化されていくのが自然で面白かった。こうやってマインドコントロールされていくのか、、と不気味さを感じながら読み進められました。
灯里も息がかかっているけど、次は榛村の主任弁護士なのか、、続編か長編で読みたい1冊でした。

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2024年04月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

映画を初めに見たがグロ描写が多く見れなかったため、読んだ。


最後加納さんも文通してることが匂わされて、どうなるのか気になった。
ほんとに誰でも良くて、自分の生い立ちを恥じるよりそれを利用して生かそうとする狂気、悪い意味で周りの視線を全く介してない感じ、雅也のことを翻弄して(最後は本人が自我を取り戻したけど)飲み込んでいって、結局無理だったら無理だったで意外とあっさり、というか他が沢山いて、
とにかく狂人で、病と呼んで正しいと感じた。

こわい。

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2024年04月15日

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最初はサイコパスの犯人の生い立ちや人柄を追う中で様々な面が見えてきて犯人像がなんとなく分かってきて、後半で主人公がサイコパスに同化するような寄っていく様にゾッとした。
ただ主人公は母親との会話とかから目が覚めて犯人の隠されてた更なる異常性を発見して更にサイコパスのやばさが浮き彫りになってた。
主人公が犯人から離れられてこれで解決かと思ったらまだまだ巡らせた網は広くてこいつは一体どこまで考えてるんだと恐ろしくなった

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2024年03月18日

Posted by ブクログ

その依頼は、連続殺人鬼の矜持によるものだと感じた時点で嵌っていた罠。冴えないキャラだと思っていた雅也の異変に背筋が寒くなる。タイトルが改題されたものだというのが残念。

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2024年03月02日

Posted by ブクログ

人の異常性。
しかしそれは、「本来の性(さが)」だとも言える。
道理を外れるに要するのは、血か、環境か。それすら超えたところにあるものかもしれない。
思い込むこと、自分の本質を認めること、それは同じで、違っている。

結末以外は、本当に読み応えがあった。
本懐から乖離してしまった最後を好きにはならない。

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2024年02月01日

Posted by ブクログ

映画を見てから、もっと知りたくなってこの小説を買ったけど、やっぱり殺人鬼の彼を嫌いになれなくて、それどころか好きになっていってしまった。彼の仕草、優しさ、温かさ、を感じて、夢中になっていた。洗脳、なのかな、こわい怖い。主人公が"彼"に魅せられていくのと同時に私も惹かれていって、すぐそばにこの物語を感じることができた。残酷だけれど、心に残る、響く、作品でした。難しい描写が多かったけど、私はすごく好きです。
映画を見た後だったから、あまりグロテスクな描写がなくとも頭で再生されて、映画→小説という順番は正しかったと思った。

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2023年12月29日

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1人の大学生に届いた手紙❗️やはり連続殺人は病気ですね。でも彼は一つ一つ選択するうち残酷な真実に辿り着くのでした。連続殺人鬼の掌でゆっくりゆっくり転がされていくのは果たして1人ですむのかエピローグはちょっと怖いものがありました。理宇先生の頭の中を覗いてみたい心境ですね。

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2023年12月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

選民意識が高く、周囲の人を見下しながらも自分を客観視でき、過去の栄光と現状とのギャップに絶望を感じている序盤の雅也も、秦村やその関係者との関わりを通して変わってきた雅也にも好感が持てました(笑)
能はないくせにプライドだけは一丁前、しかもそれに無自覚な大人って、実際結構いますよね。。
その点雅也は高校生の時点で挫折を味わって、大学でも周りのレベルが低いと思いつつも、そこでうまくやれてない自分はそれ以下ではないかと気づいているところが良かった。きっと社会に出てからはもっと味のある人間になりそう。

秦村のサイコパスっぷりと複雑に絡んだ人間関係が気になって、中盤から一気に読み進めました。
結末は、すごく面白い!というわけではありませんでしたが、全体を通して私は好きでした。

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2024年02月24日

匿名

購入済み

終始嫌な予感がする雰囲気はホラー好きにオススメ。
そして、サイコパスの描き方が抜群に怖い。
彼らは独自の行動理念を持っていて、凡人には到底理解できないのだと思い知る。
結末もジワジワと染み込むような感じで◎

#怖い #ダーク

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2023年02月13日

ネタバレ 購入済み

共鳴してしまう怖さ

映画が公開されていたので、気になって読んでみました。
共感できない主人公だったはずなのに、いつしか彼と同じ心情に陥っていたみたいです。
読み進めるスピードが上がり、辿り着いた事実に「えっ?!そうだったの…」大丈夫か自分と思わされました。
この物語は続いてしまうのか?とフィクションなのに心配になりました。
ホント、櫛木理宇さんにやられました。

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2022年07月03日

ネタバレ 購入済み

支配

榛村に取り込まれそうになる自分がいた。金山と雅也のように、取り込まれる前に気付くことができた人がいたのかが気になる

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2021年09月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

終わり方、気持ち悪い、というのが一番の感想。

中盤、連続殺人鬼の昔を知る人からの話しを聞く場面が多過ぎて、誰が誰だかわからなくなるので、メモしながら読んだ。
でもそこはあんまりいらなかったかな。

筆者の人は、このお話を考えて最後のまとめに持っていく時に、気持ちがせいているのが見えた。
中盤、ちんたらとインタビューばかりが続いたのに終盤に差し掛かるとあれよあれよと展開して行ってしまった。そこをもっと詳しくして欲しかった。

犯人が父親なんじゃないかと雅也が思い込んだあとに、幼女児に恐ろしい興味を持ったり、殺人に踏み出そうとしたのに、違うとわかるとあっさりと幼児に興味がなくなったあたりに人間の気持ち悪さが感じられた。また、話し方や、一人称が変わるのも、崇拝や憧れている人の魅力に引っ張られて寄っていくのも、なんかわかる、と思った。

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2024年05月16日

Posted by ブクログ

もう1つか2つフックが欲しかったなと思った作品。

死刑囚の9番目の殺人の調査をしていく上で、その死刑囚とステークホルダーのナラティブを探る物語。

キルケゴールは「死に至る病」は苦悩みたいな感じで捉えてたんだっけ?忘れたけど。それを参照にするよりも単純にタイトルの額面の意味に近いのかな。

淡々と過去が明らかになっては行くし、その探る本人の過去も同時に明かされては行くんだけど、最後のストーリー的な盛り上がりとは別にもっとインパクトのあるのか欲しかった。

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2024年05月06日

Posted by ブクログ

我孫子武丸『殺戮にいたる病』と勘違いして読んだ作品。多分タイトルはオマージュと思うけど。
とはいえ、あらすじは面白そうだったのに読んでみることにした。
主人公が昔優秀だったが今は落ちこぼれFランに通い友達もいない男子大学生。
肥大化した自尊心と選民意識の高さだけは立派で、上手くいかないのを周りのせいにしてなんの努力もしていないような拗らせた奴のように見えて、最初は主人公に腹が立つ。
ただ、猟奇殺人者から届いた手紙をきっかけに、「9件目の事件だけは無実」なのを調査することになった。
途中に挟まる独白(?)が、どう繋がるのかとわくわくした。
どんどん「彼」に影響されていくところはぞわっとしたが、最後は弄ばれていたことに気がついたのでよかった。まあ普通なら殺人者から届いた手紙なんて無視するので、まぁああいう主人公を手玉に取るのは容易かったろうなと思う。

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2024年03月29日

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鬱屈した日々を送っている元神童(他称)雅也。ある日拘置所から手紙をもらう。差出人は猟奇連続殺人犯の死刑囚榛村大和。30人以上の少年少女たちを拷問の上殺し庭に埋めて楽しんでいた男。しばらくして雅也は思い出す。彼は小さなころ懐いていたパン屋の主人だった。

なんていう滑り出しで始まるこのお話。
拷問の部分の描写はかなり柔らかくしてあって気分が悪くなるみたいなことはありません。
どうして榛村大和は連続殺人犯になり得たか 幼少時代の悲惨な生活も描かれますが母親がだらしなかったという 本当に手の打ちようがない理由で、片親でそれがそうだったらもうどうしようもないではないか。
避けようもない悲惨な環境の中知能だけは高かった榛村は歪んだ方向に才能をのばしてゆく。それは相手の支配。
気付いたら横に生えてきたオヤシラズのように、世間が気づいた時にはもう引っこ抜くしかなかった といったカンジかしら。例えがライト過ぎですかね。

雅也が作中で大量殺人の犯人の本を読むんですが、同じように作者も参考として読んでいて、その中に「FBI心理分析官」があり、あーそれ私も読んだーってなりました。
そう、大量殺人犯の伝記とかルポモノって人気ありますよね。怖いもの見たさというよりも恐怖の原因を知りたいというよりも未知への好奇心。人によっては一種の憧れがあると言われても理解はできます。
ただある種の憧れを抱くのとヤっちまうのは雲泥の差なんでね、そこを越えないからこそこういう本をスリルとして楽しめるんだよ、と。
お話の構成が巧みなのか、何かを知ると何か新たに不可解な部分が出てきてずるずると飽きずに読みました。
エグみはちょっと足りないかも。

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2024年03月27日

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嘘をつくときは9割真実で1割嘘を混ぜる。感じなところだけを嘘をすることで人は信じてしまう。今までと今後の人間関係に考えさせられる本だった

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2024年03月22日

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ネタバレ

小説を読んでいると、どうしても阿部サダヲの(他の作品の)コミカルなイメージが邪魔をして、でも映画の宣伝を観てしまっていたので殺人犯=阿部サダヲがチラついてしまい、あんまりのめり込むことが出来ないまま読み終わってしまった。

映画を観てから読むか、映画のCM観る前に読みたかった…

コントロールフリークというか、支配欲が強い人間は、満足するということはあるのだろうか。恐ろしい。

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2024年03月19日

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ネタバレ

魅力的な問いに対峙することで人は変われるみたいな主張かと思ったら全然違う方向に着地してた

終盤コントロール状態に陥ってしまっていたがそこから幼い女の子が気になり始めるのは解せない
憧れから好みも合わせてしまうであればわかるがターゲット層がズレてるのでそうでもない様子
どう解釈するべきか

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2024年03月10日

Posted by ブクログ

幼少期につらい経験がある人ほど
誰かに認められたい、
自分じゃない誰かになりたい
って気持ちが強いんかな?

榛村に目をつけられた人は
言葉巧みにコントロールされてしまって
そのまま支配されていったら
榛村を同化させて罪を犯してしまうっていう
伝染病みたいなものを、
榛村が持っとるってことかな。

自分で選ぶ責任って想像以上に強い効果がある

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2024年03月06日

Posted by ブクログ

映画化されているが、映像で観るにはキツイ描写多し。幾重にも張り巡らされた罠の恐怖があとから響いてくる。

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2024年02月26日

Posted by ブクログ

読みやすく先が気になり一気読み。
連続殺人鬼からきた手紙をもとに1人の大学生が変わっていく話。この殺人鬼がおこした事件は残虐。そしてそれより彼の手中に気づかず入ってしまうところが怖い。

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2024年02月09日

Posted by ブクログ

ただシリアルキラーの人生を紐解きその真実に迫る⁡!
⁡そんなミステリーだと思って読むと痛い目を見ます。⁡
⁡⁡⁡
⁡なんとなく読み始めたけど…なんて後味の悪い…⁡⁡
⁡⁡映画はなかなかの残虐シーンがあったけど⁡
⁡小説はグロいというより、心理描写がよく書かれています。
⁡⁡
⁡エピローグの最後の言葉
この作品の恐ろしさを増幅させます。
⁡単純にサイコパスとはまたなんとなく違う、⁡
⁡まさに「死刑にいたる病」…⁡
⁡こんな人、近くにいませんか?

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2024年02月05日

Posted by ブクログ

嘘か本当か、一見しただけでは決めつけることができないこの人間世界。
だから刺激的で、奥深くて、恐怖や悲しみ、楽しさが尽きることがないのだなと感じた。

さほどグロいシーンはなかった。
どちらかといえば心理的な描写の方が多かった。
読みやすかった。

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2024年01月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

先に映画を観てから読んだので、ストーリーは知っていたが、小説は小説で雅也の心情描写をより楽しめた。
逮捕され、死刑が確実といわれながらも、拘置所の中から外の「獲物」を操り楽しむ榛村。
最後、雅也への洗脳は解け、榛村から解放されたように見えたが……灯里を通じてまだまだからめとられているようだ。最後までゾクゾクする小説だった。

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2024年01月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

映画を先に観ていたのでストーリーを知っている状態で読みました。

雅也が榛村大和に影響されていくところ、みんなをコントロールしているのがとても怖かった。
エピローグはゾッとしました。

最後の灯里の描写は映画の方がわかりやすかった。
きっと雅也は殺されるんだろうな。

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2023年12月03日

Posted by ブクログ

期待が大きかったせいか、、
主人公が犯人にだんだん引き込まれていくのが理解できず。
結局最後もそのオチしかないよね、という感じ。

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2023年12月03日

購入済み

人の心の闇に焦点をあててますが、暴力的な描写に息苦しさを感じました。悪人なのになぜか魅力があり人の心の隙間に入り込んで自分の思うままに操る。シリアルキラーではなくてもそういう人は実在するので気をつけようと思いました。読みごたえはありますが、読み終わると暗い気分になります。

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2022年08月26日

ネタバレ 購入済み

大人になれない病

 読み進むにつれ、榛村の語り口に魅了されます。
たった5分の面会なのに、ハートを鷲掴みにするその感じを、心地よさと判断するのか、違和感と判断するのか。難しい選択を強いられます。
 根底にある児童虐待は、どう解決し、どうフォローすればいいのか。
どうか、子どもたちが愛情に包まれて成長できる世の中になりますようにと、祈らずにはいられません。

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2022年06月21日

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