感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2019年04月30日
口入れ屋は ただ紹介するだけではなく
人と人をつなぐ仕事だとして
懸命にそれぞれの行く先を思案するうちに
おこうにも 思わぬ縁が芽生えることになります
江戸の庶民の生活が
しっかり描かれて読みごたえがあり
これぞ 時代小説だな と満足のいく作品です
Posted by ブクログ 2017年12月26日
杉本先生の本を読んだのがこれが初めてでとても面白かった。夫が浮気で子を生したことで婚家を出たおこうが元乳母の後を継いで口入れ屋の女主人になるお話。江戸市井のお話は大好きなのでこれから杉本先生の小説を沢山読みたい。江戸市井の話と言えば宇江佐真理先生がお書きになる小説も大好きだったが、お二人とも同時期に...続きを読む乳がんでお亡くなりになられていたと知って驚いた。ご冥福を祈ると共に、これからも残された小説で江戸情緒や人情を大いに楽しみたいと思う。
Posted by ブクログ 2018年09月07日
夫の浮気相手に子どもが出来、婚家を離れたおこう。
元乳母が営んでいた、口入れ屋・三春屋を引き継ぐことになります。
人と人を結ぶ稼業である、口入れ屋が舞台という事で、そこに関わる人々の悲喜こもごもが、心情細やかに描かれています。
おこうが自分が傷つかない為に、前の婚家で変に辛抱したり、友二郎との関係を...続きを読む、“かりそめ”と、割り切ろうとしてしまうところは結構共感できるので、終盤でおこうが自分の気持ちに正直になる事を決意したときは、しみじみ嬉しかったです。
因みに、「起き姫」とは、起き上がり小法師の事でした。
Posted by ブクログ 2018年02月05日
浮気相手に子供まで出来た夫に嫌気がさし離縁。実家でも心休まることなく行き着くところはかつての乳母の元 口入れ屋。
人と人とを結ぶ口入れ屋。
人が生き生きと描かれていてたくましくも微笑ましく暖かく読めた。
面白かったなぁ。シリーズ化されないのが哀しい。
Posted by ブクログ 2022年09月09日
江戸情緒あふれる小説
しっとりと読みました
ちょっとむかつく登場人物も含めて
小さな起き上がりこぼし 起き姫
それに守られて
前へ前へ
しあわせをつかんでいくおこう
病をおして不屈の精神で書かれていたという
作品たち、これからも読み継がれていきます
ありがとうございました
≪ 口入れ屋 弱音...続きを読むをはかず 人つなぐ ≫