感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2024年04月22日
両親と妹が営んでいた定食屋。両親が急逝した後、妹のためにと仕事を休職して一緒に店を切り盛りするが、もともと料理なんてできない主人公が、この世に未練を残した魂に憑依されて、料理の技術や料理人としての心や、お客様との繋がり、家族の愛情に気づいていく一つ一つの物語が、とても心温まる、優しい気持ちにしてくれ...続きを読むました。
私も20数年前、姉との突然の別れがあり、もう言葉を伝えることのできない寂しさを経験したこともあり、物語の中で亡くなった人の想いが、主人公を介して、残された人に伝わり、癒やされていくシーンに涙が溢れました。
また、違う業態であれ、商売をしている立場としても、お客様への想いや悩みに共感できることもあり、お客様との繋がりの素晴らしさに、自身の商売への姿勢への励みにもなりました。
人と人との繋がりには、温かい想いがあり、きっと見えない糸で繋がっていて、時には神様?が意図的に繋げてくれているのかもしれません。
繋がりの起点は『自分の想い』であり、想いを共有する色々な人と、偶然を装った必然によって、結ばれていくのかもしれない。そう思うと、一つ一つの繋がりって、奇跡的でもあるけど、どこかでそれぞれが手繰り寄せているのかもしれないですね。
Posted by ブクログ 2024年04月04日
大切なひとに想いを届ける料理たち。
設定こそファンタジーだけれど、息子のためのチキン南蛮、弟子のための天たまかけご飯、嫁の為の豚汁、愛する人へのオムライス…そのどれもが美味しそうで、あたたかくて。
こんなん、泣くわー!って電車内で涙を堪えながら読みました。
神様が俗っぽくて好き。
Posted by ブクログ 2024年02月06日
中村颯希の神様の定食屋を読みました。
主人公は両親を事故で亡くしたふたりの兄弟。
両親のやっていた定食屋を妹の志穂が継ぐことになり兄の哲史も勤めていた会社を辞めて手伝うことに。
しかし、兄は料理は全くダメ。
妹と喧嘩をして神社にお参りに行ったら神さまが降りてきて、成仏出来ないでいた料理の名人の魂を哲...続きを読む史に乗り移らせます。
出てくる料理はどれも美味しそうで食べたくなりました。
ドラマになって欲しい一冊です
Posted by ブクログ 2023年09月18日
23/9/15〜9/18
audible
ほっこり優しい物語
『タイムマシン〜』が合わなかったので、こちらをチョイスしたけど、今の気分に合っててよかった
登場人物もみんな優しいし、料理も美味しそうでお腹がすくなぁ
だんだん常連になっていくのも、ご都合主義かもしれないけど、疲れているときには沁...続きを読むみるなぁ
最後の妹視点もよかった
Posted by ブクログ 2023年07月21日
私的に「久しぶりに良い本に出会えたなぁ」と思えた本でした。話の設定がファンタジーだけどしっかり感動できたり、ほっこりあたたかい気持ちになれたりしました。本当に良いお話でした。
Posted by ブクログ 2023年07月12日
定食屋、というタイトルに惹かれて読んだけど、大当たりだった。
死んだ人と生きる人を、食がつなぐというのも面白いテーマ。飯テロもしっかりあって、ストーリーも笑いあり涙あり。キャラクターもそれぞれ個性的で、ご飯系小説としては完璧な一冊だった。
読みやすいのにきちんと深いことも書かれていて、学びも多かった...続きを読む。
特に、お客さんへの奉仕が辛いと感じる接客業の方には是非読んでいただきたい作品。
読むと自炊したくなる、あたたかい物語だった。近くの定食屋さん、探してみようかな。
Posted by ブクログ 2023年06月19日
面白かった
死んだ両親の定食屋を続けたい妹を助けるため、休職して手伝いをするが料理初心者の兄の話。
古びた神社の紙が死んだ人間を一人とり憑かせて、未練を解消する代わりに主人公の悩みも解決するって流れ。
それぞれの死者と残された人の関係にとても心温まる話
最終話は、自身と妹の悩みに対してでとても良い話...続きを読むだった
続きが気になる
Posted by ブクログ 2022年09月29日
心にくるものがあり、涙がでました。
人が人を想うあたたかさ。
人との繋がりが薄くなっている現代だからよけいに、人との繋がりの大切さを感じました。
Posted by ブクログ 2024年04月19日
両親の不運な事故により、急遽お店を任された主人公は妹と共に、お店を継ぐために一生懸命頑張っていた。主人公は社会人を辞めて、料理人の道を選んだ為、料理のスキルは皆無であった。ある時、神様に願掛けをして、自分の望みと現実世界に未練を残した者を成仏する為に、一心同体となって、主人公は料理のスキルやマナーを...続きを読む学んでいく。
父親と息子(主人公)、母親と娘が一心同体となり
自分のお店で料理を振る舞えたことに、家族の絆を改めて感じることができた。
Posted by ブクログ 2024年03月30日
中村颯希さんの作品を読んだのは、本書が初めてです。
ここ最近、山口恵以子さんの『ゆうれい居酒屋』、『婚活食堂』シリーズが面白くて読み進めていますが、違う作家さんの同系統(美味しい食べ物and心温まるストーリーandファンタジーな設定)の作品を読んでみようと思い、本屋さんで見つけたのが本書『神様の定...続きを読む食屋』です。
山口さんの上記シリーズと同じように1冊に5話収録されており、これまた同じように1日1話のペースで読みました。
(酒好きで人間臭い?)神様の力によって(現世にやり残したことがある)亡くなった方の魂が乗り移った(料理はからっきしな)主人公が、(しっかり者の)妹と二人で営む定食屋で展開される人情味あふれるストーリーは、この本を買って読もうとした気持ちを十分に満足させてくれる内容でした。
1話~5話と続くにつれて、主人公の料理の腕が上がるのに比例するかのごとく面白みが増していったように感じましたし、とりわけ、亡くなった両親が、父が兄、母が妹に乗り移る5話では、本書最高のストーリーが展開されていきます。
読み進めるのに少しパワーを要する本の合間に、ライトな感覚で読め、ほっこりとさせてくれるこれらのシリーズは、お薦めですね。
Posted by ブクログ 2024年02月29日
亡くなった親の定食屋を妹と継ぐことになった哲史。
料理が全くできない彼が神社で愚痴をこぼすと料理が得意な魂を憑依させられた。
哲史と憑依した魂とその魂が気持ちを伝えたい相手とのひとときのお話。
読んでいてお腹が空くくらいの表現力と描写力。どれも美味しそう。
どのお話も愛が溢れていた。みんな優しい...続きを読む。あたたかい世界。
Posted by ブクログ 2024年02月07日
#神様の定食屋
#中村颯希
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とにかく泣けた。全章泣けた。
哲史に乗り移った魂たちの、最後の最後にしたいことが、「大切な人にごはんを食べさせること」って、最高にいい
その人のためだけの、特別で、でも普通のごはん。
自分を想って誰かがつくってくれるご飯、誰かを想ってつくるご飯っていいなと...続きを読む改めて思った一冊
母のご飯を思い出す。
わたしもそんな家族の味をつくる母でありたい
Posted by ブクログ 2023年07月07日
美味しそうな料理の話ばかりなので、空腹時に読むのは避けた方が良いかも。
神様が威厳がなくて良いです。
その道のプロに憑依されて料理を作り上げる。動画を見ながら作るより確かに確実。
こんなことが叶うなら私もしてみたい...と思いました。
続編もあるので近いうちに読んでみたいと思います。
Posted by ブクログ 2023年06月24日
すごく読みやすく、一気に読んでしまうと共に
優しくて、懐かしくて、実家の母の料理が食べたくなった。それに優しい涙も。
美味しい食事の大切さを、改めて思い出した作品でした。
Posted by ブクログ 2023年04月15日
軽く読める温かいお話だった。
軽いノリの兄には漫画的なキャラクターを感じるが、それぞれの憑依エピソードは泣けます。
想いを残して逝った人の想いを、料理で伝えるという、ありそうでなかった話に引き込まれました。
Posted by ブクログ 2023年03月26日
残された人、残して逝ってしまった人。未練を抱える人達が料理を通してそれぞれの想いを伝え合う。「てしをや」で繰り広げられる温かいやり取りやそこから紡がれていく新たな繋がりにほろっとさせられながら、やはり"食"は幸せの源だな〜としみじみ。とても良かった!
Posted by ブクログ 2023年03月05日
登場人物が誰も優しく、互いに思い合う人たち。だからこそ、突然の死に未練が残る。街の食堂を舞台に、魂の未練を解決して行く優しい話。
目に浮かぶような料理の表現で、急にチキン南蛮が食べたくなること間違いなし。
Posted by ブクログ 2023年02月08日
スラスラとやっぱり読んでいった
亡くなった方残された方のお互いの後悔がもう一度神様によって料理という繋がりで合わせてもらえる
時折涙したりしましたが最後はスッキリほっこりしました
前向きになれる本でした
Posted by ブクログ 2023年01月26日
ご両親を突然亡くした兄妹の定食屋さんのお話。
この世に未練がある人の気持ちを、お兄ちゃんが料理を通して成仏させていく。一生懸命っていいな、と思いました。
Posted by ブクログ 2023年01月24日
なんとなく目に留まり購入。
読み始めてすぐに涙がこぼれて、文字がかすんで困った。
私も友人を亡くした。
みるみるやせ細る友人に尋ねることも出来ず、友人から病名を明かされることも無かった。
本当に友達だったのか?友達だと思っていたのは私だけだったのか?と、悲しんだ時期もあったけど、大事な話だからこ...続きを読むそ言えなかったのかな?と思うようになり……。
どのお料理も心に沁みました。
泣けてしょうがないです。
味覚と記憶は繋がっているのだなあと思ったり。
お姑さんとお嫁さんのストーリーが個人的には好きでした。
凛とした人になりたいです。
神様が集う定食屋、神様が営む定食屋、神様の国での定食屋….….題名から、想像していた、どの設定でもない、想像の斜め上を行く、神様が助ける(それも、願いに叶いそうな、成仏していない魂を、憑依させる事で、手助けをする)定食屋の話だった。初めは、面食らったけれど、読み進めるうちに、だんだんと面白くなってき...続きを読むた。
Posted by ブクログ 2022年10月04日
軽い感じで読み進められる。天ぷら屋のおじさんとイタリアンのシェフ、作法に厳しい姑と若いギャルの嫁の話が好き。あと、妹ちゃんに感情移入して応援したくなった。
Posted by ブクログ 2023年01月18日
定食大好き!チキン南蛮とか唐揚げとか、食べ物の描写や調理シーンの描写が瑞々しくて素晴らしい。ストーリーはベタベタだけど、イタリアンシェフと天ぷら職人の話が感動した。師弟関係好き。
今まで出てきた人が最後にみんな出てきて協力するとか、神様が簡単に力を貸しすぎなところとか、予定調和すぎるところが若干気に...続きを読むなった。でもすごく読みやすい。
Posted by ブクログ 2022年11月13日
両親が残した店を兄妹で受け継いだものの、うまくいかず近くの神社に神頼みしたところ、料理を教えてもらう代わりに心残りのある霊たちに身体を貸すことに…という話。それぞれのエピソードがどれも本当にありそうな感じなのがよかった。ほっこりする。