感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2024年01月16日
語りが家で、新しい視点。白川先生の本は、掃除、洗濯、料理をきちんとこなしてる人がたくさん出てきて、自分の生活を反省させられます。私も見習いたいわ。
契約結婚の2人が微笑ましくて、先の展開がとっても気になります。きっと仲良しになるんだと思いますけど。
Posted by ブクログ 2023年07月31日
シリーズ1作目。
全体的にほんわかしてて読んでて癒されます。
2人の落ち着いた人柄もよき。
日常の謎もあってその点も好きでした!
続きを読むのが楽しみです♪
Posted by ブクログ 2020年11月02日
椿の咲き誇る古い家に住む“若隠居”と、彼と利害の一致から契約結婚した香澄。
まあ、それなりに相手を好ましく思っている男女が一つ屋根の下にいればね……という。
『下鴨アンティーク』と同じ作者だから読んでみたけど、あっちは洋だけど、こっちは和。
がしかし!
まさかの一人称が全部家!家目線!
これには...続きを読むビックリ。
プロローグだけかと思いきや、全編家目線!
血の繋がらない子を引き取って、自分の息子と結婚させようとしてたのに、家出されて他の男と結婚……て、赤僕の両親みたいだなー、と。
あのおばさんは、最初から香澄を息子の嫁にしようと育てたわけではなく、親がいないからと恥ずかしい思いをしないように厳しく育てていて、ふとした弾みで息子の気持ちに気付いて一人で先走ってしまったのでは?と思ったけど、どうなんだろう。
Posted by ブクログ 2020年01月25日
とても読みやすく面白かった。
語り手はこの偽夫婦が暮らしている家です。
主人の柊一さんと妻の香澄さんふたりとも利害が一致して
契約結婚をしているのだけど、とても仲のいい偽夫婦で読んでいるとわかるようにふたりとも惹かれあっているのがよくわかるので2巻、3巻ではそこをどんなふうに距離をもっと縮めるのかな...続きを読むぁと思っています。
個人的に香澄さんのような清楚な女性には憧れるので好感をもてます。なんとなくビブリア古書堂の事件手帖の栞子さんに似た感じがいいです。
Posted by ブクログ 2018年07月21日
ずっと気になっていた本です
続けて買うと決めました
出てくる人たちが(家も)
どこかいびつでも自分に正直であろうとするから
それを見守っていたい気分になりました
人の感情は揺さぶられても
そう簡単に方向転換できないから
ゆっくり無理のないように向きを変えていけばいい
Posted by ブクログ 2017年07月01日
家視点なのが斬新です。二人の訳あり男女が偽装結婚しているのですが、想像以上にシビアな理由で驚きました。周囲の人々の非常識な問題行動が気になりましたが、それにも相応の理由があったりなかったり。ただのホンワカなプチミステリーなのかと思ったら、人それぞれに毒や欺瞞があって、思いがけず深い人間味に溢れていま...続きを読むした。偽嫁の香澄さんが若いのに主婦力が高く良い嫁です。兄好きが祟って嫁に冷たい檀(まゆみ)くんが可愛い。ジワジワと面白い作品でした。
Posted by ブクログ 2024年02月04日
契約結婚と言うからどんな生活をしているのかと思えば、掃除も行き届いていてご飯も丁寧に作られて中々に仲睦まじく暮らしている。
そこへご近所さんの困り事やらを押し付けがましくなく、さりげないヒントで解決していく。
ゆったりとした流れのホッコリする温かい作品でした。
Posted by ブクログ 2023年12月16日
椿屋敷と呼ばれる家に住む男女二人のお話。
恐らくですが、集英社オレンジ文庫を読むのは今作が初めてです。
「契約結婚」という言葉が気になって手に取りましたが、思っていたより修羅場は少なく、ずっとハートフルほのぼのストーリーでした。
普段、恋愛に関連するような作品を読まないのですが、こういう作品ならあ...続きを読むりかな? と思えました。
椿にまつわる話が要所要所に登場するのと、趣のある日本家屋での暮らしが描かれていて、それだけでも楽しめる作品です。
シリーズ作品のようなので続きも読みたいと思います。
あんまり頭を使わずに読書をまったりと楽しみたい人にオススメしたい一冊です。
全体的にほんわかしたお話です。築六十余年の家目線、椿の花、美味しそうな料理…契約結婚でも仲が良く、これからどう二人の仲が深まるのか楽しみ。
Posted by ブクログ 2022年03月04日
この作者の他の作品が好きなのでこちらも読んでみた。
最初、語り部が家、っていうのにびっくりしたけど結構しっくりくる。
内容もなんとなく展開は読めるものの楽しめた
2022.3.4
30
Posted by ブクログ 2021年08月11日
読みやすいのですいすいーっと。偽夫婦はほんわかしていて読んでてイヤな気持ちにならないのがよかった。あと美味しそうなものが出てくるのも読んでて楽しい。椿って沢山種類があるんだなーと思い、ネットでどんな花か調べながら読んだ。
Posted by ブクログ 2020年01月26日
白川紺子さんの知的で奥深い文章は大好き。
でも同じオレンジ文庫の「下鴨アンティーク」が
好きすぎて なかなか次の作品に手を伸ばせなかった。
アンティーク着物の描写にうっとりしたあの世界から
ようやく抜け出して 今度は美しい椿。
白川さんがモチーフに選ぶ美しいものたちは
脇役に過ぎないのだけれど 登...続きを読む場人物たちの心情に
とてもぴったりと寄り添って その美しさに深みを増す。
このシリーズを読み進めることに 決めました。
若年寄り?な落ち着きある旦那様と分け合って契約結婚した若奥様のお話。
お互い好意はあるんだけどあまり甘い方向に進まずなんだかムズムズしてしまうんだけど、そのムズムズが甘酸っぱくてクセになります
Posted by ブクログ 2019年11月08日
語り手が家なところが最初は違和感だったけど、慣れると気にならなかった。読みやすくていいかな。これからもなかなか進展しないイライラさせる二人なんだろうなぁ。
Posted by ブクログ 2018年07月12日
訳あって契約結婚した二人が日々起きるちょっとした事件を解決したり、読み進めると結婚した理由がだんだんわかってきます。若いはずなのに老夫婦のような二人でこういう生活に憧れます。
Posted by ブクログ 2017年08月07日
あまり期待してなかったけど、とても良かった。
家視点というのが、斬新だし偏ってなくてよい。
椿にこんなに種類があるのかとびっくり。
ほっこりしするしサクッと読める。
Posted by ブクログ 2017年06月28日
下鴨アンティークの作者さんということで購入。微妙に消化不良というか序章でしょうか?読み切りにしては消化不良な気がします。「家」が語るのが面白い視点でした。
Posted by ブクログ 2022年12月16日
3人称視点かと思いきや、登場人物たちを見つめる家目線の話。この設定自体は面白いからもうちょっと活きても良かったのではと思うところ。
やっぱり家の問題ってめんどくさいねぇ。結婚とか出産とか後継とか遺産とか。
Posted by ブクログ 2022年10月16日
正確に書くと星3.8。
椿にまつわる謎解きの話が主で、ちゃんと意外性もあり読みやすくて面白かった。
白川さんの小説はキャラクターの良さや、ちょっとレトロな感じがあり、続きが読みたくなるものが多いと思う。
Posted by ブクログ 2021年09月28日
通称<椿屋敷>ーーそれが私だ。と、「家」が物語を語っていくのが新鮮だった。ところどころ、「家だって夜になれば寝る」とか読み手に聞かせるのも面白かった。
その家に住む、若隠居と呼ばれる27歳の柊一と、彼に嫁いできた19歳の香澄は、利害の一致で結婚した偽装夫婦(入籍済)。なぜそういう結婚をしたのか、とい...続きを読むうことが語られないまま話が展開していく(家が詳しい事情を知らないから)。とはいえ、2人は仲睦まじいように見えるし、お互いを大切にしているのも伝わってくるしで、によによする。椿屋敷が舞台になっているためか、椿の描写が数多くあるのはもちろん、香澄が作るご飯・お菓子の描写がすごく美味しそうで驚いた。
Posted by ブクログ 2021年08月12日
どこかで購入して積読になっていた作品。
気分的にちょっと甘い系が欲しくなり。
タイトルだけしか知らなかったので、読み始めて、思っていたよりも(いちゃ甘系かと思っていた)いい意味で期待が裏切られて嬉しかった。
20代後半?なのに若隠居と呼ばれる主人公と19歳の奥さん2人が軸になっている。
椿屋敷と...続きを読む呼ばれるだけあって、作品に出てくる椿の種類の豊富さに驚く。椿に絡めたいろいろな事件に2人は巻き込まれるが、どの案件にも穏やかな空気感が心地よい。
続編が5巻まであるようなので読破したいと思っている。
Posted by ブクログ 2020年12月27日
椿屋敷という家が語り部になっているのが面白い。
そこに暮らす書類上は夫婦のふたりと、訪れる人々の、家族にまつわる話。
思い合っている場合でも失望していることでも家族だからこそ言えないことがある。それによって拗れてしまうことも。
柊一と香澄が結婚したのは勢いというには唐突すぎる気がする。せめて香澄...続きを読むが成人していればよかったんだが。
養親にしても高校卒業後進学も就職もせず結婚させようとするのはどうかと思う。
柊一の弟にしても香澄の家族にしてもちょっと独善的すぎる。
夫婦の間も含めて周りとの関係も変わっていくのかな。ある意味ひとめ惚れというのも間違いではないし。
色々な椿が出てくるので検索したくなった。
Posted by ブクログ 2020年02月12日
話も文章もほんわりやわらかく、お茶を飲みながらのんびり読みたいような一冊。「家」が語り手というのは、物語の舞台や視点、語り手が知りえる情報など、かなり制約が多くて書くのが難しいだろうと思うのですが、違和感をさほど覚えさせずにスルスル読めるのは流石ですね。
全話において椿がキーアイテムとして登場し...続きを読むますが、今後の一話一話全てに椿を絡めるのも難儀だと思うので、このスタンスのままシリーズを続けるのは大変だろうなぁ;
日常推理物としての謎や仕掛けはやや弱いものの、偽夫婦のほんわかとしたやりとりで癒されるので、むしろそこを楽しむべきお話なのかも。
そしてまた、この筆者も……飲食物の描写がうまいんだよなぁ……どの話においてもこれでもかとばかり美味しそうな食べ物が存在を主張してくるので、とんだ飯テロだよ……(笑)
Posted by ブクログ 2019年05月03日
後宮の烏にはまって購入。
序盤は訪ねてくる人のお悩み解決って感じで、こんなものかーとなかなか読み進められなかったけど、柊一さんや香澄さんの話が深まるにつれて楽しくなってきた。
少し距離の縮まった二人が、この先どうなるのか気になるから、2巻も買ってみようかなぁ。
香澄さんの作る料理や、ちょこちょこ出て...続きを読むくるどら焼きがすごく美味しそうで、食べたくてしょうがない。
檀くんは感じ悪かったけど、最後のお話で一気に好きになった。
Posted by ブクログ 2019年02月28日
タイトルからどんな話なのかと思っていましたが、姫嫁の日本版って感じでしょうか? ぶっちゃけ、こんな古風な19歳はいないと思うけど、ファンタジーとして面白かった。ただ、オレンジ文庫である理由はイマイチ分からず、コバルトで良かったんじゃないかなと感じた。家の一人称がやや分かりにくくて混乱する。
Posted by ブクログ 2018年08月23日
地主の息子と、その夫婦。
新婚さんだけれど、その実…。
連続短編で進んでいきます。
語り手は何と、彼らの住む家。
これはこれで新しいな、という感じです。
一体何故彼らは結婚を急いだのか
しなければならなかったのか。
互いに干渉不可、という約束をしていましたが
少しずつそれが分かっていくという。
...続きを読むブラコンの弟は、嫁を財産目当てと思ってみたり
そんな彼の失敗が出てきたり。
この勘違い、いつ気が付くのだろうか、という
面白さもあります。
家主たる二人も、何だかほんわりしてますし
これはそのまま進むのか、それとも…な展開。
全ての話に、椿が関係してきます。
一話完結で、それに伴って出てきた二人の背景も
1冊中には解決。
人間関係、複雑そうですけど。
Posted by ブクログ 2018年04月02日
椿屋敷の家が主体で話す物語
そこに住む柊一27歳と訳アリの妻香澄19歳のはなし
隣のアパートの大家すみれさん柊一の叔父にあたる
すみれ荘にすむ
絢
柊一の6歳年下の弟 檀
Posted by ブクログ 2017年08月27日
面白かったです。家が語り手というのは新しいなと思いました。利害の一致から結婚している柊一と香澄ですが、お互いを想っているのが滲み出ていて良い空気でした。持ち込まれる悩みや、柊一と香澄のそれぞれの家族への思いはチリチリしたのですが、優しい読後感です。家族でも言ってはいけない、飲み込まなきゃいけないこと...続きを読むってあります。でもそれに耐えられなくなったら、離れてもいいのかな、と力を貰えました。多分、読み方としては違うと思いますが、救われます。この作品もご飯がとても美味しそうです。香澄さんのような器量よしになろう。シリーズ化したらいいな。