【感想・ネタバレ】へんなものみっけ! 3のレビュー

なかなか知ることのない博物館の舞台裏。
自然史博物館に市役所から出向することになった主人公を通じて、博物館の意義や学芸員の仕事や思い、動植物それ自体に触れる感じで、すらすらっと入ってくる、かなりの良作。
好きを突き詰めた学芸員の働き方は、ほっこりさせてくれつつ、自身を見つめ直させる力があり、動植物の話は新たな知識を与えてきつつ、子供心に火をつけてくる。
この作品の良さは何かと聞かれても、一つに絞り切れない様々な良さがある。人と自然と博物館、作品世界の全てがタメになり、ワクワクさせ、感化してくる。読めば人に薦めたくなる一冊。

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Posted by ブクログ

安定の面白さ。ポプラの大森林パンド(私は広がる)の地下茎?っぽいコマとくだりが一番そそった。全体的には、博物学から主人公の話に移りつつある印象。漫画のお話だから当たり前といえば当たり前だが。
個人的に「どんなに良い物があっても、入り口がないと誰もそこへたどりつけません。」というセリフが大変刺さった。実際には入り口を作っても、入り口があるってことに気付いてもらうための努力が必要なわけで。そういう意味で、入り口を作ったうえで引っ張り込んでいる館長は仕事してるなと思った。

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2019年01月18日

Posted by ブクログ

館長のお仕事、「震える巨人」、フルグライト…。
動物や博物館のお話も興味深いものばかりですが、
今回では、身近なところから地球規模まで広がる
「大自然」のすごさと、それに惹かれ続ける人々の姿が
より前面に出てきたように感じます。
それらの物事や人々に刺激され、
自分の将来を真剣に意識し始めた薄井くん
どんな道を選択していくのか…。
女性キャラクター率がぐっと増えてきたことも加えて
これからも目が離せません(笑)。

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2018年12月22日

Posted by ブクログ

差がつく読書術から。博物館好きだから、その裏側を描いた本作を楽しめないはずもなく、キャラ設定の妙も相俟って、かなり好きな作品でした。以降も読みたい。

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2023年12月14日

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