感情タグBEST3
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いろんな人生が交錯して、最後には希望。からりと晴れる。その読後感が爽やかで好きだ。
たぶん実際たいがいのひとの人生はそんなうまく晴れない。だからこそ、物語の中だけは明るく晴れていて欲しい。
ニューカレドニアに行ってみたくなりました。
「アリゼの涙」感じてみたいです。
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この本は何なんだ~~
読者の心の奥底に爆弾を置いておいて、尚且つ、手榴弾を投げ込んでくる。
その瞬間をスローモーションで見せながら、幸せの噛みしめ方を教えてくれる。 そんな1冊である。
建日子のケッサクである。
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あのアンフェアの作者が人間模様を描いた連作短編。一生懸命生きているけど、ちょっと不器用な人たちに起こる、小さな奇跡が連鎖して‥‥面白かった。でもすべての伏線が回収されたわけではないのが少し不満。もう少しスッキリ感が欲しい。
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連作の短編集。
それぞれの話のつながりがとっても素敵。
うまい具合に連作という形を使うなぁ。
何があるか分からないからこそ、
明るく行きたいものです。
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人生は一度しかない。
分かっているつもりなのに、日々の事柄に追われて、終わってしまう。変え方も分かっている。どうしたら、それが実行出来るのだろう。何が、背中を押してくれるのだろう。
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初めは登場人物にあまり共感もできないし、うーんと思ったけど、後半は短編のそれぞれの登場人物が繋がって盛り上がって最後も希望を持てる終わり方でよかった。
ニューカレドニアええな。
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上手く生きていけない女性の気持ちがすごくよく書かれていたと思う。自分にそっくり、というか30近くの女性が考えることは同じなのかなぁ。
失敗することは怖くなくて、がむしゃらに頑張ってるといつか自分が見えてくるのかも。
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今が思い通りにいかなくても、何年、何十年後かに思わぬ再開を果たすことがあったり、新しく何かを始めることができる。
かといって、何時だってなにか不幸が降りかかる可能性だってある。
「今まで、自分を曲げずに生きてきて良かった。」
「何が起きるか、それは最後までわからない」
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「秦建日子」の連作小説『ザーッと降って、からりと晴れて(『明日、アリゼの浜辺で』を改題)』を読みました。
「秦建日子」作品は、一昨年の7月に読んだ『お父さんは二度死ぬ』以来なので、約1年半振りですね。
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「人生は、間違えられるからこそ、素晴らしい」
リストラ間近の中年男、駆け出し脚本家、離婚目前の主婦、本命になれないOL――不器用な人たちが起こす小さな奇跡が連鎖する、感動の連作小説。
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連作小説… と紹介されていましたが、それぞれの話にオチがあるわけじゃないので、5章構成になっているひとつの物語… って、感じでしたね、、、
それぞれの物語が関連しているんだけど、時系列に並んでいないのがポイントかな… 最後になって、登場人物の相関が理解できて、あー っ、そういうことかぁ と、納得できる展開でした。
■エレベーター
■「犯人は、ニューカレドニア」
■ニュー彼は、トニー
■「きょう」は「ひきょう」の「きょう」
■「ハッピーエンド」
早期退職を迫られている55歳の男性会社員、なかなか芽が出ないドラマ脚本家、離婚目前のキャリアウーマン、いつまでも彼氏の本命になれない30歳のOL… 一生懸命生きているけど、ちょっと不器用な人たちに起こる、小さな奇跡が、ニューカレドニアをキーワードに連鎖していきます、、、
最終話の『「ハッピーエンド」』に向けて、うまーく物語が収斂していく感じ… 軽く、さらっと読めて、ちょっと感動できる作品でしたね。
家族の在り方や、恋愛について、そして、生き方について、ちょっと考えさせられました、、、
ザーッと降って、からりと晴れる、という南太平洋のスコール… 時たま、わっと泣く。あとは笑顔で過ごす。 そんな、メリハリのある人生も良いかもね。
『天国に一番近い島』で知られるニューカレドニア… 行ってみたいなぁ。
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キーワードは「ニューカレドニア」です。
何気ない日常の中に起こるちょっとした変化が、何かを変えたいともがく主人公たちを後押ししている感じ。
生き方も幸せも人それぞれ。
決めるというのは難しいけれど、行動しないと何も変わらない。
ありえないほどの偶然と奇跡。
だけど不自然過ぎるということはなく。
社会っていうのは、こうやってたくさんの関わらない人たちとの繋がりでできているんだろな。
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ニューカレドニア…このワードを元に様々な人々が絡みあって。と、よくある話ではある。よくある話でしはあるんだが、変に凝ってなく個人的には纏まっていたと思う。ただ、あまりにもありふれた話と展開で、記憶には残り難い作品ではあるかと。