自分自身に存在価値を見出せず、投げやりになっていた昭彦の命を救ってくれた青年・和重。彼は、永遠の命を持つ吸血鬼だった…。
みちのくアタミ先生の新作は、なんと吸血鬼もの!
吸血鬼とはいえ人を襲うことはせず、輸血袋で食欲を満たす和重は「僕にできることがあれば言ってほしい」という昭彦の言葉に、だったら俺を殺してくれと言い放ちます。
昭彦はもちろん断るのですが、望まずして吸血鬼になってしまった和重の苦悩は深く、彼の半生がいかほどのものだったかと、想像しただけで涎……じゃない、涙が出てきます。
愛する人たちに次々と先立たれた吸血鬼の和重と、天涯孤独な昭彦は、同じ孤独を抱えるもの同士、ひそやかにその心の距離を縮めて行くのですが、和重を吸血鬼に変えた男・将門の登場を機に不穏な空気が漂い始めます。
2人に幸せは訪れるのか。そして、冒頭で和重が墓参りをしていた墓標の名前は……と気になることがモリモリの本作。続きが楽しみすぎます。
それにしても、吸血シーンってなんてエロいんでしょうか……将門に血を吸われる和重の表情はまさにエロスそのもの!仄暗い色気にぜひノックアウトされてください。
感情タグBEST3
1巻では、将門むかつくー!と思ってたけど、自分が吸血鬼にした和重を、実験ではあったものの、ずっと見守ってたのかと思うと、情はありそう。でもその提案はなしだ!
好き
将門様が美しすぎます。師夏くんもかわいい。
この2人の生い立ち気になるな〜〜。
受け攻め逆だと思っていたのでまさかのギャップで萌えました。幸せになってほしい。
次回でどう結ばれるのか…すごく楽しみです!
和重がいい。本人が言うように一見受けっぽくないのに受けで、戸惑いながらもそれを受け入れる優しさもかっこいいし、なにより表情がめちゃくちゃエロくて最高。シリアスな物語も続きが気になる。
エロい。
和重さんのHの時の顔がエロいです。お話が少しずつ深刻になっていき、暗く重たくなっちゃうかな〜と心配しますが、昭彦が何というか希望に向かって生きる感じの子なので、破滅に向かいそうな和重さんを繋ぎ止めています。昭彦頑張れ!和重さんをメロメロにして昭彦無しでは生きていくのが、耐えられないということを、自覚させて欲しい。
Posted by ブクログ
献身的な青年×死にたがり吸血鬼の2巻目。孤独な魂と魂が出会い互いがかけがえのない存在となっていくまでが情感細やかに、そして今回はさらに純粋な愛とエロがしっかりと描かれていました…!
和重は吸血鬼だけどとても善良なので、昭彦への愛が深くなればなるほどずっと一緒にいたい気持ちと、彼を人でないものにしてしまう罪悪感とのはざまで大いに揺れ動いて葛藤しています。将門は和重を弱いというけど、人としての心を失っていない証であると思うんですよね。
でも、これ以上誰かを失う怖さ、寂しさには耐えられない気持ちも実はあって。
そんな和重に昭彦が、幸せになることを拒まないでと強く訴えるシーンはぐっときました。
昭彦の想いが深くて誠実でたまりません…
…しかも大型わんこ。命を救われて懐いてるのがどんどんラブに変化していってて、めちゃキュンキュンします。
そして、今回はがっつりとお待ちかねのHシーンが…!昭彦のわんこに見せてのDTらしからぬ攻めっぷりに、目がくぎ付けになりました!
愛の証しが吸血よりまずHだったのには安堵~
ただ、揚げたてコロッケがものすごく気になったのは言うまでもありません(笑)
コロッケもおいしそうだけど、和重の方がもっとおいしそうだったから全て察し。
将門と師夏の関係も危険でエロいのがいいです。師夏は、小悪魔の雰囲気がさらに増量していてとても惹きつけられます。
シュークリームのメモが印象深かったです。昔はこうするしかなかったのよね。細かいレトロみがすごい。
続きがまたまた気になります。幸せになってほしい~!!
昭和レトロ~
二人の部屋が昭和レトロ感満載で懐かしい!
コレに対し将門はなぜリッチなのかしら…
何かヤバイお仕事でもしているのだろうか。
その辺りも知りたいところです。