セーラー服に憧れて中学校を受験した明日(あけび)ちゃんの日常を描くマンガです。
明日ちゃんがセーラー服に憧れ、セーラー服が制服だった中学校に受験してから入学するまでの日常、そして入学してからの日常を、丁寧にみずみずしく描いています。
何がイイって表現が素晴らしい。
明日ちゃんがセーラー服に憧れ、思いを語る時のイキイキ・溌剌とした表情や、初めて袖を通す時の丁寧な着方の描写には作者のこだわりが強く感じられます。
特に1巻で明日ちゃんがポニーテールを結ぶ所作を4ページまるまる使って描写してるのはスゴイ。ポニーテールって可愛いもんね、分かります。
明日ちゃん以外にも魅力的なキャラクターがたくさん詰まっており、読んでるだけで「かわいい!」って悶える事間違いなし!
可愛い女の子が見たいなら間違いなくオススメです!
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Posted by ブクログ
自分にとって本当に大事な作品すぎて、新刊を開く前は毎回「今度こそ嫌いになったらどうしよう」と不安でつらい。結果的に今回もこの作品を好きでい続けられることができた。その大きな理由は、戸鹿野舞衣さんが蛇森生静さん以外の同級生たちと絡む描写が多くあったこと。(蛇森さんが木崎江利花さんらと濃密に関わるのも勿論よかった。)
蛇森-戸鹿野ペアの関係が良いのは前提として、やはりわたしにとって『明日ちゃんのセーラー服』は、特定の「カップリング」(しばしば両者の頭文字をとって短くキャッチーに言い表されるそれ)の魅力に収斂するものであってはならず、常に全方位的に開かれたキャラ関係にあってこの箱庭世界そのものを祝福するものである、という思いを強くした。
戸鹿野舞衣さんの「誕生日」が本巻の主題となったことは、単に彼女の物語にとどまらず、『明日ちゃん』世界そのものにとって地味に重要ではないか。つまり、この作品のキャラはサザエさん時空にはおらず、ふつうに歳を取ったり進級したりするのか? 今のところ先輩キャラは演劇部部長(依然としてわたしの "敵" である)しかちゃんと描かれてないけど、後輩キャラがたくさん登場したらそれはそれで面白そうだ。(まだクラスメイトや同学年の子たちを描き切っていないが……)