【感想・ネタバレ】まもって守護月天! 解封の章 4巻のレビュー

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未来のために出来る事

月天の宿命と向き合う事を決めた三巻目から一転、今回は野村たちの話がメイン

→野村たかし歌います(第19話)
出題編。適当に歌ってるように見えるのだが、MVもあるとか最早一芸だ

→もうちょっとしたら(第20話)
解決編。小璘、小さい頃の太助に会いに行く
共働きならまだ分かる、しかし好き勝手にやってる両親は果たして親といえるのだろうか

幼い頃の太助は孤独そのものだ。それは寄り掛かられる温かさを知らない故か
一家離散という悲劇が前提で今の幸福があるなら、それは育児放棄した親の免罪符になるほど甘くはない

太助の半生は何かに振り回されてる闇すらも感じてしまう

→男子も女子も難しい!(第21話)
恋に恋する愛原回、再び。計算する女子に期待する男子
そのどちらも似たり寄ったりならすれ違うのも無理ないか

→翔子さんと私のお話をしたいのです(第22話)
山野辺の憂鬱。親の描写が出たのは今回が恐らく初めてだろうが、七梨家とは別のベクトルで問題だ
放任主義の七梨家と、親の過干渉の山野辺家。どちらも子供にとっては住みにくい場所だ

けれど幸いなのは、少なくとも山野辺は親のようには決してならない
それは山野辺が小璘と出会えて変われたのだから

→寂しさと悲しさのその先に(第23話)
太助と小璘、夜のデートへ。太助の独白に七梨家の人々は向き合いすらしてないのだろう
月や太陽や大地に祈って孤独や悲しみを癒せるほど、子供は簡単ではない

苦しみを分かってやれないのは絶望だ。独りで諦めてしまうのも虚しいだけだ
けれどそれらを救ってくれる出会いで人間は変われるものはある

闇を抱えてない人間は誰もいない。小璘と山野辺にとっての親友もここから
しかし、この言葉を小璘に送った相手は何者なんだろうか?

【総評】
今回はサブキャラ視点での話がメインだが、掘り下げが出来たという事はそろそろクライマックスが近いか?
それと作者の描く親は何処か歪な存在が多いのだが……何か理由でもあるんだろうか

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2020年03月30日

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