【感想・ネタバレ】盆の国のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

お盆の話。
暑くてぼんやりしていろんな境目が曖昧になる、不思議な話。

線画柔らかくて話に合っていて心地よい。

1
2017年06月24日

Posted by ブクログ

京都を舞台に、お盆の日を繰り返す時間ループに入ってしまう話。著者は長編デビューとあるが、全く知らない作家さんであり、ジャケ買いとなった。高野文子を彷彿とさせるが、きちんとオリジナリティをもった絵柄はよい感じで、画力・構成力も非常に高い。歴史の暗い部分についても、どぎつくならず、しかし筆をつかって日本画のような怖ろしさを出しているところは、杉浦日向子「百物語」を引き継いでいるようでもある。

1
2016年07月30日

Posted by ブクログ

 スケラッコさんの有名な作品を読み終えました。かなりの傑作でした! 

 主人公は「秋」という中学生の女の子、お盆に帰ってくるご先祖さまの姿が見える女の子です。とある出来事から、同じ8月15日を繰り返すことになってしまいます。困った秋の前に現れたのが浴衣姿の謎の青年・夏夫です。二人は協力して繰り返すお盆をどうにかしようとして…。というあらすじになっています。

 見えない世界が見えるという設定は、大きな異世界に広がっていく可能性がありますが、本作は大きな世界のハナシではなく、とある小さな町のハナシということもあり、登場人物も交わされる会話も身近であり庶民的でもあって共感が持てました。

 後半の展開と大団円はかなり見どころです。私は群像劇モノが結構好きなのですが、そのテイストもありましたし、悪役が抱える心の闇に同情もしました。そしてラストの風情ある終わり方を皆さんにも体感してもらいたいなと思いました。

0
2024年01月21日

購入済み

お盆の時期に読めてよかった

見つけたのが丁度お盆真ん中やったので、思わずそのまま読んでしまいました。読みながら我が家にもご先祖さんとか、大好きな愛犬も帰ってきてるんかな〜と思うと思い出してちょっとだけ泣いてしまいました。秋と夏夫の関係性もとても良かったです。送り火、したことないけど、花火でいいならやってみようかな。16日、台風過ぎてたらいいなぁ。

#ハッピー #泣ける #切ない

0
2023年08月15日

Posted by ブクログ

盆のある一日に迷い込んでしまった、幽霊?が見える少女の話。ノスタルジックな気持ちと、少し切ない気持ちと、キュンとする気持ちと。色々な淡い感情が湧き起こってくる不思議な漫画でした。日本人らしい漫画。ずっとこういう作品は大切にされてほしい。

0
2020年08月16日

Posted by ブクログ

めちゃくちゃいいです。めちゃくちゃ面白い。
夏の匂い感じられる。
お盆の時期に帰ってきてるご先祖さまや亡くなった人たちはこんな感じなのかなって、想像させられる。
ひと夏の冒険という雰囲気。
ぜひ夏にアニメ映画化してほしい。
映画館で見てみたい。大好き。

0
2018年08月18日

Posted by ブクログ

こんなに素晴らしい作品を一年もほうっておいたなんてすごくもったいないことをした。
ツイッターで、今連載されてるお好み焼き屋さんのマンガからここにたどり着きました。
ホラーなのに怖くない感じなのに時々すすすっと怖いんですよ。うまく言えないけれど。
過剰に怖くはない。変に驚かせるものでもない。でも、隣にある怪異がスーッと生活に入ってくる怖さ、というか。
野球部で、雷に打たれて亡くなった少年が切なかった。
最後はみーんなみーんな救ってしまった。すごいなあ。じんわりあったかくて、ずっと大切な場所においておきたい作品です。

0
2017年12月13日

Posted by ブクログ

京都のお盆で、あの世の人たちがふらふらそこら辺にいるというのが、普通のこととして描かれていて、いい雰囲気の漫画だなー
と思いました。

0
2022年10月04日

TN

購入済み

盆の国

何かね、最後の方はもう読み進めたくなくなっちゃうのよ、この物語と離れたくなくなっちゃって。でももちろんその物語自体の良さと自分が思っている切ないラストとは何かしら違った感じになったりしてなんて思いながら何ならこの物語をきちんと最後まで読む事が登場人物たちへの鎮魂になるみたいな事まで考え出してきちゃって。この漫画には深い深い愛が描かれている。8月、お盆を前にし、この漫画に出逢えて良かった。

#ハッピー #泣ける #切ない

0
2021年08月09日

Posted by ブクログ

主人公、秋はこの世の物ではないものが見える。ある年のお盆の日を境に1日が繰り返される。永遠に続くかと思っていたが不思議な青年夏夫と出会う。元の世界へ戻ろうとする。唐突に自分のことを好きにならないでくれという夏夫に惹かれてゆく秋。物語の最後に涼しい風が吹く。。。いつの頃からだろうお盆の支度をしなくなったのは。祖母が亡くなっても送り火をしなかった。。。さぞや寂しいことだろう。父や母が死んでもやることはないだろう。私の将来は誰にも看取られずたった一人で死んでゆく。この物語は生者と、死者とまっすぐに向かい合うことの大切さを教えてくれる。いい本に出会った。

0
2018年02月02日

Posted by ブクログ

亡くなった人が帰ってくるお盆。主人公の女の子秋は亡くなった人が見える。猫のしじみも、おじいちゃんも。ずっとこのままお盆だったらいいのに…。そう思っていたら次の日も、また次の日も15日のお盆のままかわらなくて町は亡くなった人(おしょらいさん)であふれてしまった…!不思議で切なく優しく夏の情緒たっぷりの心温まる物語。夏夫さんが妙に色っぽくて素敵☆

0
2017年08月13日

Posted by ブクログ

面白かったー
ちょっと千と千尋の神隠しみたいだったけど、良かった。
ただ絵が味わいがありすぎて、時々、描写がわかりにくかった。、

0
2016年08月03日

Posted by ブクログ

お精霊さんと生きている者との距離感が近い京都の暮らしの雰囲気をうまく表現。絵のタッチがそれほど好みなわけではないが、ナスに乗ったお精霊さん、ペットだった猫のしじみ、辻々にたたずむ儚い姿のご先祖たちが、とても愛おしく描かれていた。

0
2022年08月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一気読み。そのあと、少し舐めるように絵を見直して。いい。2時間ほど置いて、思い出して、……うーん。いい、やっぱり。
何がいいって……お盆だから死者、その死者にも時間がある以上、この漫画の現実に、幾重かの記憶や回想やが重なってくる。
つまり時間が多層的になって、ふわーっと膨らんでいく。
それなのに一巻本で、このコンパクトさと、この奥行きと。

連想……実写化すれば東出昌大くん。しかし実写でこのオバケたちは難しいだろう。
アニメ化するなら宮崎駿。と、いうか、「千と千尋の神隠し」を容易に連想できる。
いや、ここは「若おかみは小学生!」監督の高坂希太郎だ!
とのんべんだらりと考えた次第。
いい漫画。
レビューで高野文子や杉浦日向子に言及されているのを読んで、なるほどー、と深くため息をつく。

0
2020年06月20日

「青年マンガ」ランキング