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と中読んでいる時は、ドリトル先生は帰れないのか?と思ったけれど、海かたつむりのカラの中に入って帰るのがとても面白かったし、帰ることができてよかった。島の人たちに一生懸命色々なことを教えるドリトル先生がとてもやさしいと思った。
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動物語が話せる獣医(もとは医者)のドリトル先生。彼は沼のほとりのパドルビーに1人で住み、庭には動物たち自身が秩序をもって生活する動物園があります。これはドリトル先生シリーズの第2巻で、ドリトル先生の助手になったトミー・スタビンズの語りで物語は進みます。
知ってはいたけれど、読んだことはなかった児童書のひとつ…なぜもっとはやく読まなかったのかと驚きました。なにしろ面白く、パロディがちりばめられていて、人間について深く考えさせられもします。
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これは傑作。センスオブワンダーに溢れてるし、その描写がいちいち美しい。短い1文にもハッとするフレーズがあちこちにあるのだが、水族館に捕まってしまったフィジットの妹クリッパが故郷、憧れの海を思い出す場面が特に素晴らしい。「すてきな、ひろびろとした、なにもかもすがすがしい、わが家のような海!貿易風がおこす波のしぶきなどものともせずに、大西洋の波濤をとびこえて、うずまく青い波の底におりてゆくなんて、なんてすばらしいんでしょう!空が夕焼けで、波のあわがピンク色に映える夏の夕暮れどき、もしも小エビを追いかけてゆくことができるなら!ひっそりとした無風帯の昼さがり、波の上にねころんで、熱帯の太陽に、おなかを暖めることができるなら!インド洋の大きな海草の林の中を、手に手をとって通りながら、おいしいポップポップの卵をさがすことができるなら!真珠やミドリ石の窓が海底にかがやいている南アメリカ北岸の、サンゴの町の竜宮で、もしも、かくれんぼができたなら!南洋の海の、かすかに青い、うすむらさきのイソギンチャクの野原にピクニックにゆけたなら!メキシコ湾の、よくはずむ海綿の寝床の上で、トンボがえりができたなら!沈んだ船の中を歩きまわる、あの冒険ができたならーそれからまた、北東の風に波のあわだつ冬の夜、寒さをのがれて、暖かい暗い海底めがけてもぐってゆけたなら!」
私、水族館は大好きなのだけど、こんな美しい海から遠ざけて狭いアクリルの水槽に魚たちを閉じ込めてると思ったらこれからは申し訳ないって気持ちになってしまうかもしれないな…。
じっくり丁寧に英国ドリトル先生の日常を描いた後の航海のテンポの良さ、そして後半、意図せずに王様になってしまい、なった以上は王としての務めを果たし続けようとするあまり、本当の自分がやりたいことはなんなのかを見失ってしまうドリトル先生の姿に身につまされるものがあった。
ここは白人優位主義というよりも、人間と文明の歴史を寓意的に描いてると感じた。火を持たない地元の民に火を教える所で危うさを感じたが、その後、ドリトル先生は王となり、赤ん坊を救ったり、劇場を建てたり、学校で教えたり、たぶん自分自身が理想とする支配者であるべく昼夜を問わずに統治を行う。良い独裁者であり続けるためには自分を捨てて尽くさねばならず、先生の本当にやりたいことは、個人の趣味や関心は捨てねばならない。ドリトル先生は今回は自分を優先して王座を捨て島から出ていったが、島に残っていたとしてもいずれは死ぬのだから、独裁者に頼らずに住民自らの手で文明を手懐ける仕組みを導入すべきだったかもしれない。優秀すぎる人はなんでも自分でやってしまうんですよね…。
おうむのポリネシアが策略を使ってドリトル先生をドリトル先生自身の心から救い出すところ、説教くさくなくていい。それと準備周到な仲間たち(笑)。ドリトル先生が王を辞められない言い訳に対してポリネシアが言うセリフも良かった。劇場建設なんか遅れたっていいし、赤ん坊の病気も疝気くらい、昔からかかってるって。そりゃそうだ。英国に戻ってのエンディングもシニカルで良くて、これ本当に子供向けなのかなと。
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ドリトル先生みたいな大人になりたいなあ!一つの島の中で争っていた2つの部族を納めるやりかたは今まさに求められていること。ちっとも難しくないやりかた。
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動物の言葉を理解し、動物たちと人々を助ける心優しいドリトル先生の物語を読み、久しぶりにザ・ファンタジーを読んだ!と感じた。犬の証言から裁判で勝利を掴み、牛と会話し闘牛で見事な振る舞いを見せ、かわいそうな牛たちを救いだす。漂流した島では島民同士の戦いを治め王様になり、最後は大カタツムリの殻の中に入り帰国。先生は魔法が使えたり、何か最大の敵を倒す使命があるわけではない。しかし、「動物を会話ができる」こと、そしてドリトル先生が持つ探究心や心優しさにより物語がワクワクするような展開を見せてくれる。挿絵により想像力がかきたてられた。
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肉屋のマシューに紹介されて助手になるトミースタビンズ。
航海してたどり着いたところで王様になるドリトル先生。
世捨て人のような性格でも違う世界では役に立つという話のようにも読めた。
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ドリトル先生シリーズの第2作目。ドリトル先生の助手となったトミー・スタビンズ少年が語り部となって、物語は展開していく。 新たな登場人物も加わり、さらに冒険は始まる。
作者ヒュー・ロフティング自身による挿絵も、非常に精巧で良い味を出している。もちろん、井伏鱒二による日本語訳も素晴らしい!
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例え子供向けであっても、いいお話しは大人なって読んでも十分に楽しめる。もちろん歳をとった分知識が増え、いろんなことを考えるようになって、ドリトル先生の行動すべてを無条件に肯定はできないけれど、それでもやっぱりワクワクと呼んでしまう。
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ポリネシアの皮肉まじりのおしゃべりが好き。
火を使わない人々のことを、暗闇でも目が利くというようにプラス面も描いているところが好き。
続きも楽しみ♪
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トミー少年はドリトル先生と冒険の航海に。海上をさまようクモサル島でロング・アローを救い出す。やがてみんなは大カタツ
ムリに乗ってなつかしい家に帰る。
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昨日の夜読んでいたらおもしろくてしかたなくて夜更かししてしまった。スタビンズ君の視点になってあどけない、おもしろいことに満ちた世界をはらはらしながら旅することができる。彼のドリトル先生への信頼や航海への憧れがわがもののように感じられる。井伏鱒二の、ユーモアに満ちておだやかな素敵な訳にも脱帽。
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オリジナルのドリトル先生は初めて読んだ。
せっかくなら井伏訳をと思い、岩波少年文庫をチョイス。
シリーズがたくさん出ていて困ったけれど、スタビンズ君がちゃんと登場するのと、教科書に紹介されているらしいといういことで『航海記』を読んでみた。
動物たちの、実際の習性とファンタジーがうまく融合していて、面白い。
福岡ハカセの『新ドリトル』を先に読んだけど、それぞれ楽しめた。
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福岡伸一さんのお薦め本だったので、「この歳になって」という気がしますが手に取ってみました。
読む前に私が勝手に想像していた“航海記”というイメージとはかなり違っていましたが、確かに良質の物語だと思います。 読む人によってさまざまな刺激を受けることのできる素晴らしい作品です。
読むとしたら「小学校の中高学年」ぐらいがちょうどいいのではないでしょうか。
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動物好きな靴屋の息子トミー・スタビンズは、けがをしたリスをドリトル先生に診てもらった縁で、ドリトル先生の手伝いをするようになる。
最初は通いで。
そして住込みで手伝いをしながら、勉強も教えてもらう。
彼はいつしか、ドリトル先生が旅に出るときに連れて行ってもらうことを夢見るようになる。
この本は、子どもの時に読んでおくに限ると思った。
ドリトル先生と一緒に後悔すること、嵐にあって漂流しかける事、移動する島、巨大で透明なカタツムリの殻の中に入って、海底を歩いて旅をすること。
ドリトル先生は戦っても強い、スーパーヒーローだったこと!
どれもこれもわくわくドキドキしながら読めたに違いない。
だけど、残念だけど、僕は大人なんだな。
ドリトル先生が頑なに本職の水夫を雇うことを拒否したことに納得できない。
航海術を知っているわけではない。
今まで大丈夫だったんだから。私は大丈夫だから。
水夫のペースで時間に追われるのは嫌だ。自分のペースでやりたい。
いや、それはわがままでは?
少なくともトミーを預かり、アフリカの王子様バンポに航海を手伝ってもらうというのなら、もう少し責任を感じた方がいいのでは?
移動する島で成り行きで王様になってしまったドリトル先生は、王様として、原住民たちの文明化のために奮闘する。
大好きな博物学の研究すらできないくらい、毎日忙しいドリトル先生。
そこはすごいと思うけど、バンポは大学を3ヶ月休んで手伝うと言ってたはずだけど、島について早2年って…。
トミーの親だって心配してるはず。
ああ、つくづく子どもの時に読んでおけばよかった。
そうしたら、余計なことを気にしないですんだのに。
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ドリトル先生は動物とお話ができるからおもしろい。
あまりにもペットが沢山いるのもおもしろい。
どうぶつを研究することもおもしろい。
次の本も読みたい
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The Voyages of Doctor Dolittle (1922)
訳者が井伏鱒二氏であり、言葉が古めかしいところがあるが、それが翻訳版ドリトル先生の面白みを増しているように思える。
だが、原文でなければわからない言葉遊びがあるそうで、できれば英文を読んでみたいと思えた。
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子供に読み聞かせ。
子供ってよく聞いている。
ほぼ字だけの本を聞かされて、話の内容について行くのって相当集中力がいるんじゃないかなと思う。
今の自分にはきっと無理です。
でも、読んであげるのは楽しい。
ドリトル先生は、子供の世界にスッと入っていくらしく、何日かたってから突然あの場面がどーしたこーしたや、あれはこういうことなのか?など話に出ることがあり、子供心にしみこんでいるのがわかる。
続いて動物園を読もうかと思ったが、ちょっと目先を変えてホビットの冒険に入る。
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物語の序盤、トミースタビンズが先生に会って助手になるまでは子供時代の憧れや夢というテーマで統一されていてとても良いのだけれど、航海にでかけるともうめちゃくちゃ(良い意味でも悪い意味でも笑)。裁判あり、闘牛あり、難破あり、戦争ありで、最後は素敵な動物に乗ってご帰宅。先生ゴキゲン!
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子どもの頃に何巻か読んだと思うけれど、今回も古本屋で見つけた順に読もうかなと。ダブダブは一家に一羽?欲しいよ。先生もなかなか色々なことを考えながら勝負に買ったり、動物としゃべったり、、、。闘牛のシーンでは一瞬、先生が動物と話せて勝てそうなの忘れてひやひやしていました、、。
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ドリトル先生物語の2作目。
トミーが語り手となっている。他のシリーズと独立した作品として読めるようになっており、ガブガブやトートーなどがきちんとした形で出てこない。
ロングアローを救うため航海にでるが、さまざまな苦難を動物たちの協力により乗り越えていく。
こども心に、動物語を教えてもらえたトミーがうらやましかった記憶がある。
今回、バンポが活躍するのだが、前作でドリトル先生にだまされた?ことは恨んでないのね。
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1巻はいつ読んだっけ・・今年?
2巻めです
ちょーーおもしろいな
動物はおろか貝のことばまで覚えようとするドリトル先生
貝と話せると大昔のことがわかるそうで
助手の少年(このこもけっこう話せるようになる。スゴイ)
やなんやかんやと航海にでかけて難破して島が動いて
そこの王さまになって
貝にのって航海して帰ってくる話
すごい先がみえなくておもしろい
愛すべきドリトル先生
つづきも読みたい
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こんなお医者様が近くにいたらなぁ! ウチの猫も看てもらうんだが。ガブガブの活躍がなかったのが残念だが、ポリネシアが大活躍したのでいいか。ポリネシアにも傍にいてほしい。時に煩いだろうけどね。で、…雄だっけ、雌だっけ? 原作ならheとかsheとか書いてあるんだろうけど、日本語だとわかんないな。(2008-03-15L)(2013-01-06)
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「ドリトル先生」シリーズ第二弾。
今回も、ドリトル先生は船の旅にでかけます。
夢があってすごくいいお話だから子ども向きだなぁ〜とは思ったけれど、穿った読み方をすれば、かなり白人優位主義の立場で書いてあるねぇ。白人は文明があり、優れた人間として書かれているのに対し、黒人は文明もなく、原始的な生活を営んでいる未開の野蛮人と書かれてる。カニバリズムを行っているとまで言ってるし。
他にも、ドリトル先生が白人文化を黒人に押し付けたりしてるところもあり。いかに白人文化が正しく優れたものであるかを黒人と比較することで露骨に描いている。
・・・って、こんなにバイアスかかった読み方ばかりしてたら、ドリトル先生がめちゃくちゃ傲慢な人間に思えてきちゃうよ(笑)童心にかえって読まないとね。
ちなみに、私はべつに、偏向的に描かれてるからって、この作品が駄目とか言ってるわけでは全然なくて、ただ、この本からは、ファンタジー要素以外のもの、つまり、その当時のイギリスを始めとする顕著な白人優位・黒人蔑視の世界の一端が垣間見えるなぁと思っただけです。ハイ。
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そうそう、こういう感じだったんだっけ、と思い出しながら2冊目を読みました。ちょっとした事件は次々起こるものの、さして興味深い展開になるでもなくサラサラと流れていき、困難も起こるものの「ドリトル先生だから」というだけで特に工夫するようでもなくそれらを乗り越えてゆくのでした。優しい味で歯応えのない柔らかい物を食べているような感じでした。深海に棲む透明の殻を持った巨大カタツムリがでてきますが映像化したらなかなかの見ものになるだろうなと思いました(映画は観ていないのですがそういうシーンがあるのかも)。
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動物語が話せるドリトル先生が友人を探し出すため、動物たちを連れて航海の出て、数々の冒険に出会う。
子供のころ夢中になって読んだ作品を自分の子供の読み聞かせに毎日少しずつ読み進めました。
子供たちも夢中になって毎日楽しみにしていました。
自分も子供の頃に戻って冒険を夢見たころを思い出しました。
井伏鱒二の訳もある意味新鮮でした。