感情タグBEST3
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初めて読んだ作家さんだったんですが、とっても癒やされて暖かくて、お腹も心も満たされた気持ちになりました。
4章仕立て、どれもシャールさんの作るお料理と、主人公たちの何かを抱えながら毎日誠実にしっかり歩もうとする姿に、じんとくる物語ばかりでした。
3話目のラストのこの言葉がとっても好きだったし、4話目は本当にじんわり来た、誰かのためを思って作るお料理っていいなあ、素敵だなあって実感しました。
「たとえ勝ち組になれなくたって、サラダにはサラダの意地がある。自分の舞台から降りないために、少しずつ、ひとつずつ、足りないものを埋めていこう。そしていつか、きっと供そう。私だけの、世界で一番女王なサラダ」
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楽して生きるよりも、
悩んだり苦しんだりして、
喜び、郷愁や、悔しさ、おいしいって感じる
喜怒哀楽すべての感情で忙しい人生を送りたいと思った
そして自分の気持ちが安まる方法を見つけて毎日を楽しむ!
クリスマスローズのバレッタをつけて頬を染める老婦人のように、何十年後か私もなりたい。
アドベントスープのお話の後半の爽快感!
✴︎心に留めたい言葉
「この世の理不尽を作っているのは楽して生きていきたい俺たち自身」
「苦しかったり、つらかったりするのは、あなたがちゃんと自分の心と頭で考えて、前へ進もうとしている証拠よ」
「空っぽなら、埋めていけばいいんじゃないかしら」
「ひとつひとつは軽いサラダみたいなものでも、こうして集めれば、ちょっとした一品になるでしょう?」
→作り置きの料理に希望が持てる 笑
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閉ざされた心を解きほぐす、優しさのつまったメニューたち。店とスタッフの魅力に、今日もまた新たなお客が引き寄せられる。自分の居場所にしたい、こんなカフェあったらいいなー!
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癒された…っ!
この、4月の年度初めの慌ただしさで疲れた心にぴったりの本(笑)でした。
マカンマランのような、止まり木のような居場所を必要にしている人ってたくさんいると思う。
色んな思いをまるごと受け止めてくれる、大きなシャールさんの愛は本当に素敵。
私も辿り着けるかなあ…!
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読んでいく内に身体の内側から温もっていきました。
愛情、思いやりのある料理が持つパワーは計り知れないと感じました。そっと背中を押してくれるような
一冊でした。
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美味しそうな料理が出てくるほのぼの系の小説が大好物な私にはドンピシャでした。
「縁」ってやっぱりいいなと思えたし、美味しいご飯も大切だと再確認できました。
短編集みたいな感じでサクサク読めました。
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ドラァグクイーンのシャールが不定期に開く夜食カフェ。疲れたり傷ついたりした人たちを滋養のある料理で包み込んで癒してくれる温かい空間が舞台になっている。
春のキャセロールと大晦日のアドベントスープが好き。
「新しい鍋で作っても、使い込んだ鍋で作っても、味なんて変わらない、それこと錯覚だと言う人は大勢いるでしょうよ。でもね…あたしはそういうのって、とっても大事なことだと思ってる。」春のキャセロールでの一説。じんわり来ました。
これはシリーズ読破しなくては。
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ドラァグクィーンのシェールさんが営む「マカン・マラン」という夜カフェを中心にしたストーリー。
シェールさんの心優しい性格と優しいお料理とお茶。
じんわりと温かい気持ちになりました。
やっぱり、お料理とお茶は、体調を整えるだけでなく、人をほっこりさせてくれる力を持っていますね。
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ドラァグクイーンシャールさんの優しくて心癒される料理と人間性が魅力的すぎ(*´ω`*)
トゲトゲしている人々の心が癒されていくのと同時に、読んでいる自分の心もスッとさせてくれたとっても素敵な本でした。
近くにあんな止まり木のような店がほしい。
マクロビオティックにも興味が湧いた。
この本を読んで、冷蔵庫に期限切れのもちあわが眠っていたことを思い出し、さっそくご飯を炊く時に入れてみた(笑)
ちょっと勉強してみようかな
サラダはメインにはなれないっていうけど、わたしはそうは思わないわ。最初からなにもかも揃ってる人生なんて面白くないじゃない。わたしはどう足掻いたって本当の女性にはなれないけど、だからって、自分の人生を降りたいとは思わないわ。
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夜に営業するカフェのお話。
そこで出てくるシャールの作る体に良いご飯と、普段かかえてる悩みを少し軽くしてくれるシャールの言葉は読んでいて心地がよかった!
近くにこんな店があると、入り浸ってしまいそうだと思った。読み終わったときにホッコリ温かい気持ちになれた本。
今何かに満たされてないと思っても、少しずつ何かを増やしていけばいい。はじめから満たされてる人生は面白くない!沁みる言葉でしたー!
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心まで癒す優しくて美味しいご飯に、シャールさんの素敵な人間性が魅力的すぎた!
こんなドラァグクィーンの友だち欲しくなる。。
ストーリーも全部好きだったし、これは是非続きを読みたい!!
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よかった〜
料理がみんな美味しそう
ご飯食べなくなっちゃった子の話とジャダさんが好き
店主さんの安否がわからないまま終わっちゃってドキドキしたけどシリーズになってるから大丈夫だよね
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優しい人の周りには優しい人が集まってくる
人に優しくされたら他の人にも優しくできる、そんな気持ちになる作品
夜食はとっても美味しそうで、近くにお店があったら絶対通ってしまうなあ
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本当に美味しい料理を食べた時に、ふわ〜とする心地良さを、この本も与えてくれる本でした。1話読む度に心地良い余韻が残り、どうしてなんだろうって考えさせられました。ささくれた心にはとても心温まる本でした。読めて良かったなぁと思うし、続きが楽しみです。
良かった言葉
「自分自身の眼差しで、不確かな未来と付き合っていこう。二十年物の自分なりの味わいを出せるよう、根気強く次のステージを探っていこう。他人の目線で己を値踏みされ続けることからは、ひとまず卒業だ」
「足りなければ、満たせばいい。空っぽならば、埋めればいい」「自分の舞台から降りないために、少しずつ、ひとつずつ、足りないものを埋めていこう」
「苦しかったり、つらかったりするのは、あなたがちゃんと自分の心と頭で考えて、前へ進もうとしている証拠よ」
「どんなに色々なものが足りなくたって、誰もが自分の人生の女王様よ」
こんな事を言ってくれる止まり木みたいなお店が欲しい。
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心に栄養が行き渡って、じんわりする。
人にはそれぞれ背景がある。もちろん自分にも。
良いとか悪いとかではなくて、全ては経験。
知らず知らずのうちに溜まっていく心の中の澱みがすーっと流れていくお話。
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ほっこり。寄り添ってくれる本。
じわじわ暖かさが広がって、体のことを考えた丁寧な食事をしようと、野菜をたくさん買い込みました。
こんな止まり木のようなお店が近所にあったらいいな。
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すごく癒された。
シャールさんの作る料理と言葉で心が温かくなる。
春野菜のキャセロール、金のお米パン、もちあわと南瓜のスフレ、世界で一番女王なサラダ、大晦日のアドベントスープ。どれも本当に美味しそう。
食べてみたい。
「大丈夫。どんなに色々なものが足りなくたって、誰もが自分の人生の女王様よ。あたしもそう。もちろんあなただってそうよ。」
シャールさんは自分が苦労してる分、他の人にも優しく出来るのかな。
押し付けることなく、他人に優しさをお裾分け出来る人って素敵。
だからこそ、みんなに愛されてるんだろうな。
あと、ジャダや他のお針子さんも素敵。
私はお裁縫が苦手だから、自分の手で何でも作れて、自分の作った物に誇りを持ってる人って憧れる。
老婦人がクリスマスローズのバレッタを求めて、クリスタが一気に頬を紅潮させるくだり、読んでて心が温かくなった。
常連客から愛されているマカン・マラン。
早くシャールさんが元気になってこのお店に戻ってこられますように。
Posted by ブクログ
とても面白くかつ美味しそうでした。
最初の『春のキャセロール』なんかもう食べたくて食べたくて仕方ないです。
葛入りのとろりとしたスープ、春野菜たっぷり、上にはチーズ…かと思いきや動物性のものを使わないとのことで玄米餅と豆乳、白みそと酢を混ぜたもの。それをオーブンで焼き上げる。ごくり。
自分は気づかず③から読んでしまったのですが
“いつも仏頂面の中年男性”や“白髪の優雅に微笑む老婦人”のお話が読めてさらに好きになりました。
ホッとしたいときにおすすめの本です。
Posted by ブクログ
おかまとドラァグクイーンは違うのよ!
というわけで、みんみん激推しのシャールさんです
いいわ〜
いいわよ〜
シャール姉さんいいわ〜
あれだよね
こっち系の人たちってさ、ほんと気持ちがいいよね〜
それにしても最近ほんとにこういう人たちが市民権を得てるというか、だいぶ普通になって来たよね
非常に喜ばしいことです
ず〜っと日陰の存在というか、なんとなく蔑まれてきた中で、もちろん今現在も色々あるんでしょうが、それを跳ね返して強く生きてる人たちの言葉ってやっぱ違うよね
なんていうか覚悟が違うのよそこは
そしてやっぱりやさしいのよ
慈しみの心よ
滋養強壮シャールさん
もちろん最後まで読みますわよ❤
※ちなみにあとみんみん激推し本で読もうと思ってるのは『火車』『赤い靴』『ひこばえ』『ジョーカーゲーム』です
あれ?そんなに残ってないぞ!w
Posted by ブクログ
短編なようで繋がっている一冊。
そして わからない言葉「ドラッククィーン」
調べてみると
女装した男性。
派手な衣装や化粧などのショー的な要素を含む扮装をしたホモセクシュアルの男性
昭和の私はおかまと思ってしまうのですが
ちょっと違っていたようですね。
そして 最後に気づく「シャール」さんが主人公だということを。
最後に気づくことが多かったので もう一度読み直した方がいいのかなと感じています。
PS
もう一度じっくり読むと 胸が熱くなりました。
シャールさんの料理の奥深さ 体のための料理
そのまま再現したくなりました。。
最初にもっと丁寧に読むべきでした
Posted by ブクログ
最後の話良かったなー。
もうちょっと胃に気を使った食生活にしようと思ったのと、アドベントスープ作ってみたいな。
マクロビオティック?始めて聞いたけどちょっと勉強してみたいかも
Posted by ブクログ
2015年出版
すらすら読める。短編。
第一話、40代会社員 女性
第二話、学年主任のお父さん
第三話、ニキビができたライター ニキビには南瓜
第四話、昼は配達員
各話に月の描写が一文さらり。ときどき猫がふらり。
「己のしてきた苦労を次の世代が免れることを、元より女は潔しとしない。」
ぐぬ、気をつけよう。
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マカン・マラン。不定期的に夜のみ営業するカフェだ。路地裏にあることもあって知る人ぞ知る店である。
そして、店を1人で切り盛りするのは、ドラァグクイーンのシャール。立派な体格とハンサムな顔立ちのトランスジェンダーの男性だ。
シャールが提供するのは野菜と穀物で作る薬膳。その優しい料理は今夜も疲れた人の心身を癒やしてくれる。
全4話からなる連作短編集。
* * * * *
東洋医学に基づく食薬同源の思想。
五行、陰陽、気の流れ。
その知識をシャールがどうやって身につけたのかは不明ですが、料理の腕とともにシャールの魅力になっています。
実際、作品中で提供される夜食のなんとも美味しそうなこと。そして料理に添えられるシャールのことばの温かで説得力に満ちたこと。読んでいるだけで健康になりそうに思えます。
特に第3話でさくらに振る舞われた野菜の八寸めいたひと皿。あまりに美味しそうなので何品か作って見たほどです。
人気作になったため、続編が3作出ているのがうれしい。シャールと地主の老婦人の健康状態が気がかりだけど、読むのが楽しみです。
Posted by ブクログ
何かに疲れ、癒しを求めて訪れる夜食カフェ。
主人公自身も傷付き生きているのに、それを感じさせない芯のしっかりした素敵な人だ。
心温まる癒しの一冊。
自分をもう少し大切にしてあげよう、慈しんであげようと思える本だった。
Posted by ブクログ
寝る前に1話さくっと読めるし、ほっこり話が多くて癒された。
本当に食事って大切だと思った。忙しいほど1番に適当になりがちだから尚更。
シャールさんのお料理食べてみたいな。夜食でも胃が凭れない健康レシピ。
すごく続きが気になる感じで終わったから次巻を早くよまないと!
Posted by ブクログ
マカンマランはドラァグクイーンのシャールがお店のお針子さんの為に作った夜食から始まった深夜カフェ。マクロビのメニューは想像するだけでホッと心が休まる。仕事の格差や、生活レベル、生まれた環境の違い、様々なやり切れない事はあるけれど食べる事で何かが少しずつ変わっていく。続き本が何冊が出ているので読むのが楽しみ。